|
海外での利用インデックス
|
|
|
海外での利用(1)
|
|
|
海外での利用(2)
|
|
海外での利用(3)
|
|
海外での利用(4)
|
|
海外での利用(5)
|
5-01 |
152号 |
久しぶり日本に帰って |
|
5-02 |
161号 |
体験記を書きたい |
|
5-03 |
161号 |
ケール |
|
5-04 |
163号 |
ベトナム便り |
|
5-05 |
166号 |
こちらでも安全食の会 |
|
5-06 |
167号 |
ベトナム高原のケール |
|
5-07 |
167号 |
韓国だより |
|
5-08 |
168号 |
アメリカ便り |
|
5-09 |
171号 |
ベトナムだより 急務の難民救済 |
|
5-10 |
171号 |
アメリカだより 二世週祭で表彰 |
|
海外での利用(6)
|
|
海外での利用(7)
|
|
海外での利用(8)
|
|
海外での利用(9)
|
|
|
|
5-01. 久しぶり日本に帰って
|
ロス Y.I.
有益無二の「青汁の会報」を、海路5千哩のロスアンゼルスまで、遙々と、毎月送っていただきまして、誠にありがたく拝見いたしております。
先生のみ教えにそえますだけのグリーンジュースの材料としての、新鮮度・純度からは、日本内地よりずっと恵まれておりますうえに、豊富なるがために安価だということは、在来「青キチ」連には、ひそやかな誇りと安心感をもたらしている次第でございます。
久方ぶり、なつかしの「日本の正月」を味わうために、旧臘から在日しておりますが、これも、先生のご指示の通り、「旅行用緑葉パウダー」を毎日欠がさず飲用いたしております。
母国を悪く云う気は更々ありませんが、農薬、着色剤、防腐剤、その他の薬剤で汚染された日本内地の野菜をつかってのグリーンジュースは、ノーサンキュ(=もう結構)と知人友人の家に泊った日も、人前で、大威張り説明つきで、ジャンジャン、パウダーを飲んでみせております。
お蔭様で、64才の私が、ロスアンゼルスのような、世界一気候のよいところから、厳冬の日本の積雪の中を、寒風の中を、北は岩手県から、南は熊本県まで、“冬の観光”としゃれておりますが、「オバーチャン若いね」と褒められて、
「あたり前。日本内地にいながら『遠藤青汁の会』を知らない人には話せないね」と、もう一つ威張ってみせます。明朝、羽田を発ちましてロスに帰ります。
|
|
5-02. 体験記を書きたい
|
ロス D.I.
前にも申し上げたかも知れませんが、在留の同胞にだんだん病人が多くなりますから、私の、この年で、いまだこの元気を見ていただいて、そして、どうしたらば、いつまでも元気でいられるかをお知らせいたしたいと思っているのですが、それには、私の体験を印刷にして、その時に「青汁読本」や「健康と青汁」とともに、皆さんに配りたいと思っているのですが、私があまりヒョロヒョロになってからでは見世物になりませんから、なるたけ早くいたそうと思っております。
しかし近来は週2回魚釣りに行くので、初めは、魚を釣りながら原稿を考えるつもりでおりましたが、魚を釣るにも、どうしたらばもっと魚が釣れるか。今、かかるかと、竿の先ばかり見なければならぬので、他のことを考えるひまがありません。
が、万難を掛して、さっそくとりかかりましょう。釣りにまいりますと、船の中でも、桟橋ででも、たいてい2〜3人位の日本人に会い、並んで釣ります故、私のことですから、四方山の話の内から、話を健康の方にむけては青汁や野菜食のよいことを聞かせております。
そうしますと、必ず先方から私の年をたずねますから、90才と答えますと、「ほんとうですか、とても信じられない。それで遠方からバスに乗って、その重い荷物を持って来るのですか」と、感心して、私の面を見直します。そして、「帰りは私の車で送って上げましょう」と、遠まわりをして、宅まで送ってくれる人が、たくさんあります。
私は、翌日、早速礼の手紙とともに「青汁読本」を送って上げております。ですから、魚釣りのほかに、また一つ新しい友人が出来ることを楽しみにしております。先日は、ハワイ生れだという40代の夫人が、「おじさん90ですって、まあお目出度う」と私の頬にキスをしてくれました。初めて知らぬ婦人からキスをもらいました。白人は、私が90才だと申しますと、必ず、「コングラチュレーション、ガット、ブレス、ユー」といいながら、セキハンド(握手)をもとめます。そんな工合ですから、私が健康の体験談をいたしたら、相当のききめがあると思います。
|
|
5-03. ケール
|
ベトナム T.T.
私の畑には、ケールもコンフリーも植えています。鶏、豚・牛がケールの生葉は好んで食べていますが、コンフリーの生葉はよく食べないようです。それで、コンフリーの葉を乾燥粉砕して、他の濃厚飼料に混ぜて食べさしたらよかろうというので、その方面の業者らが、さかんに宣伝していますが、その結果については未だ確認しておりません。
私のケール畑の近隣の農家等は、鶏・兎・豚・牛が下痢する時には、ケールの葉を食べさしたら治った、といってもらいに来る農家が、よくあります。なお近隣の農家で、今年の春、育雛鶏中、病死率がかなり多かったのですが、ケールの葉を毎日食べさした雛の中には、病死が一羽もなかったそうです。また、乳牛にケールを食べさしたところ、乳が12瓩づつも、平素より増産したが、これが食切れたら、以前のように、また12瓩づつ減産した実例もあります。
会員中、養鶏を千羽程している人の話によると、ケールを食べさしたら、産卵率が増加するのみならず、1個平均55グラムの卵が80グラムまでの卵を産み、卵殻が丈夫になり、黄味がミカンの皮色のように橙色ちかくなり、その味がふつう市販の卵よりずっとおいしくなった実例もあります。
コンフリーについてのご注意
|
|
5-04. ベトナム便り
|
サイゴン T.T.
ケールの種子ほんとうに有難うございます。
前のただ1本のケールから、芽をとって植付けたのが目下80本にふえて、盛んに育成しつつあります。
下葉の少し古くなったのを切りとって苦力どもに与えていますが、いや、喜ぶこと限りなし。
わしにも下さい下さいと、一握りづつのケールを喜んで持ちかえります。
久しぶりにバスロー試験場に行ってみれば、そのケール畑は雑草もぶれ。それでも、以前に施肥しておいたのでなかなか盛んです。
さっそく除草し中耕。蚕糞をたらふく与えておきましたから、こんどは本格的に勢を出すと思います。
何しろ蚕糞で出来た葉はおいしいです。ご恵送の種子は整地でき次第、苗のある限り植付けます。
苗の約半分は、親友松崎氏(目下カムラン湾地区で開拓中。うちニ町歩が仕上ったから、その一部にケールを作ると申すから、彼)に与えました。カムラン湾は、昔、バルチック艦隊が半年も待機した良港です。
近い将来、大都市建設の予定で、サイゴンより大きくなるかも知れません。この地区は昔から貧民密集部落でしたが、今度のベトナム戦ではドルの流れによって大変な市、町、村が出来て繁昌しています。
野菜などの高価なこと、1ヘクタールもみっちり作ると、年間収入が100万P(ピアストル=邦貨約5円)もあげているのがいるそうです。
砂質壌土。平坦地肥沃なり。友人はこのカムラン地区を中心に活躍するつもりです。
ケールの葉束1つが市場で20Pに売れる由です。私どもは近い将来、このケールとコンフリーを混ぜて青汁飲用をPRして、健康と金儲けをやるつもりであります。
ケールは糞(牛、水牛、豚、鶏)+油粕を施すと甚だよく出来ますし味も可です。
コンフリーについてのご注意
|
|
5-05. こちらでも安全食の会
|
ロ J.I.
「食の危機と青汁」一気に拝読いたしました。月々おくっていただく「健康と青汁」の会報の自称優等生のつもりも、時に、それがお蔭であることをつい忘れて、怠り勝ちになることもありますが、このご本通読後、机上に常時おいて、毎日毎刻の先生の「お叱声」といたします。
先生のご警告「栄養のバランスの乱れ」、「有害食品氾濫」は、日本に比べて、この地は、総合的に、まあ10年は早く調整、改善されてると、その道の専門家が、ちょっと威張って見せてくれますが、まだ万全でないことは、ズブの素人の私達にも、ほんの一例、先達ってインスペクターが、日本人農家の作なる大レタス畑に踏みこんで行って、直接しらべたら、許容量以上の農薬を使用していたことを指摘され、廃棄を命じて収穫ゼロになった新聞記事を読んで、これは氷山の一角の例とさとらされて、今更の愕然でもない次第。されば当地でも、「心ある人達」、「その道の話しの通じる人たち」相寄って、「安全食の会」を組織いたしております。
私も驥尾に付してバックヤードに咲き誇っておりましたバラをはじめ、南加の色様々の観賞用の植木全部ひっこ抜いて、ケール・クコ・コンフリーなど青汁によいという総てのナッパ類似の植物のジャングル(?)にしてしまって、電気ジューサーによる一日3合の青汁用には事欠かないということは、これ、先生のみ教えにピッタリだゾ、と密かに嬉しがっております。
コンフリーについてのご注意
|
|
5-06. ベトナム高原のケール
|
ベトナム T.T.
ケールとコンフリーの写真をごらん下さい。
ケールは、以前、残存の1本から、芽とりして植付けたのが、盛んに成長をつづけています。
ご恵送にあずかりました種子をまいたのが出来たので、300本ばかり植付けることができます。
他に整地して、一反歩ばかり植付けるつもりであります。50本のケールから、次々と葉をとって、働きに来た労働者にあたえます。
ベトナム人は魚が好物ですが、野菜の食べ方が非常に少ない。
ケールの葉細切りにして油にいためて食べたり、汁の実にしたり、たいへんおいしいので、非常に喜んで食べます。
また私は、ケールとコンフリーの葉で青汁をつくり、毎日コップ1杯いただいています。
それに加えて、桑葉、大根葉、タンポポなども少し混ぜますと、おいしい青汁になります。
おかげ様で、ケールがベトナム人の呼物になるのも、遠い将来ではないと思います。
高原のみならず、低地の一般農家にも、またサイゴンのような都市でも、空地に作らせて、青汁の材料にさすべく考えております。
新芽で汁の実にすれば上等です。手軽に青葉を食べられるのはケールとコンフリーだと思います。
どうやら夢の実現の第一歩が望めることになりました。誠にありがとうございました。
|
|
5-07. 韓国だより
|
|
|
5-08. アメリカ便り
|
ロス J.I.
知人の大農場主の下で働くインド人の労務者を存じておりますが、口にするものは厳選したナマの野菜とナマの果物。他は水を飲みますだけ。それでいて、他の労働者と同じ、あるいは、それ以上に働きつづけてケロリどころではなく、いとも朗らかでございます。
もっともこの人はヨギで呼吸法も独特なことはわかりますが、“食餌法”が先行する、とはっきり申しました。私どもの「安全食品の店」に連れて来て、並んだ食品を見せると、莞爾として「一歩は踏み出したね」てなこと申します。
「フーンまだ第一歩かいナ。遠藤先生のみおしえには第三歩位は近づいている筈だが」と会員一同苦笑いたします。
先日は、林檎園に就働者がスプレイの農薬にあてられて全員ダウン。
ここまでは日本と同じですが、それを罰する規制が当局により小気味よく行われます。
チクロ入り製品の回収を業者に泣きつかれて政府が延期したなどいう、故国ニッポンからのニュースで聞いて呆れるより、私どもはゲラゲラ笑い出しました。
当地の遠藤宗による「青キチ」の話題も色々ございます。
一度は必ず参上して、11年前、週刊文春「我は青汁教祖」という先生と令夫人の記事以来崇敬の先生のご声咳に接したく、老の楽しみの一つに致しております
ロス D.I.
お送り下さいました沢山の「健康と青汁」も、「食の危機と青汁」もまいりました。
昨日、8日の午後、第2回目の私の話を、パイオニヤセンターでいたしますのに、ちょうど間に合いましたので、皆さんに1枚づつ差し上げ、「食の危機と青汁」もすすめました。
私の、この運動に、大変に興味を持った人がありまして、このよき運動に会をつくり、月1回とか、2回とか、座談会を持ち、大いに盛んにしようではないかと、力を入れてくれる方も出来、私はほんとうに嬉しく存じます。
私は、とても元気で、昨日なぞ、午後1時に家を出て、1時半にはじまる会に出席し、2時半から話をはじめ、40分程はなし、それから3、40分デモンストレートをやり、宅へ帰りましたらば5時半でしたが、少しも疲れをおぼえませんで、朝は5時に目ざめ、いつもと少しも変りはありません。
|
|
5-09. ベトナムだより 急務の難民救済
|
サイゴン T.T.
今年は、珍らしくよく雨が降ります。夕立式の雨が当地方の気象なのですが、今頃はあたかも日本の梅雨の空模様であります。
でも、さっと雲切れの時は、強烈なる陽光で、濡れた地面は忽ち乾きます。ケールは水と陽光で、すくすくと育ちつづけます。ケールとコンフリーに没頭して、研究に専念するつもりでしたが、例のカンボジヤ事変で、多数の難民が流入したので。彼の地に永住していた良民です。総数60万。その中の15万人が、今や、国境を越えては入り、渦巻いています。突発のこととて、受入れ態勢などある筈なく、折柄の降雨にぬれつつ、右往左往して、実に気の毒なんです。一日の給与白米若干だけ。それも6ヶ月でポッキリ。あとは皆無。なんの罪科もない良民だのに、なにが故に総てを放棄して、裸一つで苦しみを受けねばならんのか。戦争が忙しい。誰れも、みてくれる者はない。何が何でも、この多数の人達が、まず食える方法を計画し、援助の手をさしのべねばなりません。
小生は総てをなげうって、まず、この仕事に乗り出すつもりです。白米のみ。それも食べたり不食だったり。他に飲食物はない。当然、病人の続出を予想いたします。十数万人の病人の洪水。少々の薬などで、とても追いつく筈はありません。応急の処置として、この状態を救う道はないでしょうか。どんな手をうち出すべきか。このことについて、よい案がございましたら、ご教示下さい。
目下の難民に対処する施策は、まだ何もありません。戦争が忙しいので、それにかまっておれない。国境を越えて入った地区はVC(ベトコン)の巣どころです。うっかりこの難民に手出ししようものなら、たちまちだしこわしです。さりとてVCが彼等に救いの手を出す力はなし。この救助は民衆の仏心に呼びかけて、民衆の善意を集中して、難民自らも死力をつくして、飢と困難に耐え忍ばねばならぬ。そして自給自足の生活の道をつくり出すことです。
(70・7・6)
コンフリーについてのご注意
|
|
5-10. アメリカだより 二世週祭で表彰
|
ロ D.I.
ロスアンジルスでは、毎年8月に、二世週という名のもとに祭をいたして居まして、今年が30年目であります。
初めは一寸したことでしたが、だんだん大きくなりまして、今年なぞ、毎年パサデナでやる花祭にちかいくらいのたいしたものでした。
この祭の時に、いつも、一世の内から、永年の間に功労のありし者5人をえらび、表彰することになっております。私はそのうちの一人で、最年長者として選ばれ、ご褒美をいただき、パレードの時、立派な自動車に夫婦がのせられ日本人町を引きまわされました。これはその時の写真です。
|
|
引き続き、海外での利用(6)へ
|
|
ご意見・ご要望はこちらへ
|
|
|
|