健康と青汁タイトル小
クリック 胃腸病インデックス:掲載紙面選択

クリック 胃腸病(1)
胃腸病(2)


クリック 胃腸病(3)
クリック 胃腸病(4)
クリック 胃腸病(5)
クリック 胃腸病(6)
クリック 胃腸病(7)
クリック 胃腸病(8)



2-1.消化性潰瘍

    掛川市 H. 

     御指導賜りましてより青汁を始め3ヶ月余。私もお蔭様で目に見えて健康をとり戻して、青汁の効用を自分自身の体で体験させて頂きました。
     まず1年や2年続けるうちには、と気長に考えておりましたが、こんなにも早く健康への扉が開かれたことは、全く神秘的な緑の秘力。感謝の念一杯で、今はすがすがしい味いをたのしみながら、一日とて欠かさず青汁の飲用を続けております。まず6年来苦しんだ腹痛が殆どなくなりました。そして、市立病院で消化性潰瘍で潜血反応(+)が、飲用1ヶ月で、マイナスとなり今は医師もびっくりした程以前とは血色がよくなり、疲れ易かった体、頭の疲れがなくなり、さっぱり致しました。体重は3キロ程増加しました。かさかさだった皮膚がつやを増していきいきとしてまいりまして、足の冷えもなく、胃腸の調子はとても良好で、食欲がぐんと出てまいりました。この体験に確信を得て、会った人毎にすすめており2、3の人はケールの種子のお願いをして一生懸命始めようと準備しております。(34、10、20通信より)




2-2.胃潰瘍治る

    松江市 S.H. 

     私は昭和13年頃より強度の胃酸過多症を患いまして、同卅一年春まで苦しみ続けました。
     ところが遂に日赤病院で悪性胃潰瘍と診断せられ、日赤で5回、市民病院でも2回レントゲンを写し(日赤では胃カメラも1回)、また元日赤内科部長たりし名医にも診断をうけ、これまたレントゲンを1、2回づつ写しましたが、潰瘍は明かに見出されました。
     そこで各院共手術をすすめられましたが、私は断然お断りをし、青汁療法と精神療法でついに手術をせずして、全く衰弱もせず、今日に至りまして、昨年10月胃カメラを写し、その結果潰瘍は治りました。
     しかし私は、体質が非常に酸の多い方で、油断すると胃酸過多の徴候がありますので、野菜食を主とし、量にも注意して居ります。
     青汁は30年頃より実施して居りますが、只1日1回程度、あるいは3日に1回位の事もありました。
     31年に胃潰瘍と診定されてから毎日2、3回飲みましたが、昨年10月より朝空腹の時1回として居ります。
     そのような経験から、松江市内および附近郡部等の病人(胃腸、高血圧、癌類、頭痛、目まい、心臓、肝臓、その他)にすすめ、いずれも効果を現わしております。
     その人数は40人位です。




2-3.病気の問屋だったが

    長野県 Y.K. 

     青菜、大根葉、木ささげの葉、桃の葉(すいみつ)、オバコ、ハコベ、桑等々いただきましたが、一番何ともないのが桑の葉、割に飲みようございます。
     モモの葉、キササゲはエゴイです。
     大根はカラク、でも後がサッパリします。
     私は長年胃カイヨウ、その上、昨年より体中にビタミン不足とか(家中同じものを食べて飲んでますのに)、おでき、リウマチ、じんぞう、血圧はまことにひくくお話の外です。
     全く病気の問屋でした。
     食べると、すぐその場で胃が痛む。それが、青汁を飲みはじめて4日位で、食べてすぐ痛むのは止まりました。
     食欲が出すぎて、つい食べすぎて、今までは、年がら年中「つわり」のようでしたのに、おいしいと思っていただくようになったのは、何年ぶりかですので、お調子に乗って食べすぎましたが、とにかくそんなでうれしく思って居ります。

    (36・7・25)




2-4. 青汁をはじめて一週間 それでも私はこんなにかわりました

    石川県 S.K. 

     16才の時胃下垂、十二指腸潰瘍。三年程で働けるようになりました。
     30才の時事故で右下肢切断。漁夫から籠屋になりました。
     漁夫に比べると体力もいらず、ガムシャラに働いているうち、三年目から調子がくるって来て、どうすることも出来ず、レントゲンの検査で胃下垂と胃のただれ。その後ずっと苦しんで居り、心臓も悪くなって(狭心症)、収入の大半が薬になるといった有様でした。
     青汁がよいときいても、どうして造ればよいのか、本屋に行っても本はなし、青汁は青汁でも砂糖をどっさり入れてのんで、大したことないな、と思っておりました。

     「青汁の効用」をよみ、砂糖、酒の害(酒は一日1合を三食に、血の循環がよくなるというのでやっていました)を知り、酒をやめ食事も米飯を一日5杯にし(今まで6−7杯)、後穴埋めに青汁をのんでおります。
     漁村の関係で、朝から魚を食べられるのですが、今まで、口が悪いので、朝は一口も食べられませんでしたが、今は、朝から平気で食べられます。とくに、鰯は、食べるとすぐ口あげをしたのですが青汁と一緒に食べると、何ともありません。ためしてみました。口上げも不快感もありません。
     一日のうち、腹のふくれていると感じる時間は食後一時間位。それでいて、とてもスタミナがあり不思議です。それから、胃の悪い人特有の「いやしさ」がぬけて助かります。「父ちゃんのリンゴ棚にある」と子供が言っても不思議に欲がなくなり、「父ちゃん青汁のんでいるから、皆でわけて食べなさい」とわけてやり(今までは子供の倍ほど食べていたのに)、それでいて、不満感がなくなりました。

     また今まで睡眠時間を8時間以上もとっており、それでいて、朝起きて、まだねむたい感じや疲労感があって困っておりました。正式の青汁をのんですぐ感じたのは、朝はキッパリ眼があく。夜中に夢をみなくなった。
     10時にねて、朝4時半か5時に眼があくのですが、妻に悪いので妻の起きるまで床に居る。私は座った仕事ばかり。それに片足の関係で、非常に足がだるく、歩くことが大儀でした。

     医者は歩けというのですが、すぐ自転車で用足しをして居りました。
     今、青汁のんで一週間ですが、坂道を歩いても息切れもせず、足も何でもありません。最近かかりつけの医者に行ったら、何だかこえたのではないかといわれました。一週間位ではふとらないでしょうが、何か変って感じることでもあったのでしょう。いつも見る医者にこういわれることで満足です。
     わずか一週間ですがスッカリ青汁の愛好者になりきれました。今、一日にニンジン葉、大根葉、サツマイモの葉、ナッパなど混ぜ合せて、4合から5合位とっています。

    (36・11・4)




2-5. 胃癌かと案じていたが

    豊岡市 S.Y. 

     春から胃が悪く、いろいろやっても治らず、癌の不安がおきておりましたが、「青汁の効用」を読んで、さっそく、庭園の柿の葉や、茗荷、三ツ葉、セリ、紫蘇などで、青汁をつくって飲みましたところ、一週間で胃も平癒し、老人病と思った足のだるさ、肩のこりも忘れ、毎日はればれとした気持ではたらいています。
     職業が、病人の沢山来る仕事ですから、青汁をすすめて、その卓効に、みなおどろいています。

    (36・7・14)




2-6. 胃弱の夫

    福岡市 S.Y. 

     はじめは、「そんなものよう飲まん」と申して居りましたが、近年、胃の調子が少しおかしくなり、タバコものみ、お酒の方は、胃の調子がおかしいと中止したりして、毎晩肝臓の薬と胃の薬は欠かしたことなく服薬して居ましたので、青汁をボツボツ飲みはじめました。
     青汁を飲んでも、タバコお酒をやめないと駄目、と申しましても、仲々、それはやめられなくて、お酒もタバコも飲みながら、青汁の服用をつづけてまいりました。ところが、2ヶ月頃より肝臓の薬を中止し、4ヶ月目頃より胃の薬も中止し、いつの間にか薬を忘れてしまいまして、昨今では、タバコもお酒もやめないままに、胃の調子がよいようで本当によろこんでおります。
     今頃では、何かの都合で青汁が出来ない日は、何だか物足らないようです。

    (36・10・17)




2-7. 飲用 三週間の体験

    大阪市 R.S. 

     青汁飲用をはじめて3週間になります。体の調子はよいように思いますが、次の点が、最近目立つようになりました。

    1. 飲用3日目位から10日余り、下痢に近い便通(毎日1回)でしたが、2週間目から正常便になりました。
    2. 血色が非常によくなったと、他の人が不思議がります。食欲も増大してまいり、体重も2キロ程増しました。
    3. 入院して(十二指腸潰瘍で)1ヶ月余経過するまで、みぞ落ちの鈍痛が、毎日のように意識されましたが、青汁を飲みだして、3、4日前から一度も感じなくなりました。

     以上は目立ってよい点ですが、悪い点(かわった点)は、

    1. 入院する前も、入院後も、一度も感じなかったような(かなり強い胃の痛みや腸の痛みが、3−4日に一度位の割で、時に1−2度、グーッとさし込むような痛み)があるようになりました。それも2−3分か、または極く僅かの時間ですが・・・・・・ちょうど冷え腹の時に痛むような感じの痛みです・・・・・・ヘソのまわりの時もあるし、左腹、胃部全体の場合もあります。はじめの頃より痛み方の度合はうすらいで来ましたが・・・?
    2. 小便の量が増大し、夜中にも1回起きるようになりました。

    (36・11・15)

     ◎この痛みはおそらく便通が、も一つよくないためです。やがてなくなると思います。かまわずつづけて下さい。
    (遠藤)




2-8. 一番の強み

    岸和田市 E.A. 

     昨年の10月ごろより青汁を飲んでいますが、近頃では、大分血色がよくなってまいりました。
     主にキャベツの外葉と大根葉を自宅でつくったものを飲んでいます。
     はじめは飲みづらく、リンゴの汁を混入していましたが、いまではストレートでも結構おいしく飲めるようになりました。
     私は1日中日のあたらない部屋にて立ち仕事をする郵便局の事務員ですが、2、3年前より胃アトニーとなり、生来の腺病体質で、血色悪く、冬には風邪に2、3回かかり、夏は夏やせして、仕事に精をだそうにも、どうも元気がありませんでした。
     昨年、どうにかして丈夫な体になりたいと、いろいろの健康に関する書物を読みましたが、落ちつくところ、生の野菜をたくさん食べて、適度の運動をし、精神の安定を図ること、この3項目以外にないことに到着しました。
     いろいろと私らのような生来よわい人達を健康にみちびいて下さる結構な書物がありますが、先生のご指導の青汁は一番簡単で、一番安上りで、すぐ実行できることは、一番強みです。
     自分でつくって自分で洗い、自分でしぼって飲むことは、一番安心して続けられることと思います。今後も元気になり、健康な毎日をすごしたいために、毎日青汁をつづけ、日々修養にはげみたい心であります。

    (37・2・14)




2-9. 胃潰瘍と青汁

    秋田市 T.S. 

     42才の主婦でございます。
     永年胃下垂に悩まされていましたが、9月初頃つよい胸やけがつづき、市立病院で胃潰瘍といわれ、痛みもなく出来た潰瘍は治りもおそく、入院するようといわれました。
     家業の人手不足のため、それも出来ませんので幾日かすごしておりました。
     主人が市場で青汁の話を聞きまして、牛乳瓶1本拾円で買って来てくれました。
     私には初耳のこととて、どのように効力があるのか、いくら飲んだらいいのか何にもわかりませんが、まず飲んでみました。
     あの青臭さと、後々まで残る変な甘味には、とてもついてゆけませんで、とうとう5日位でやめてしまいました。
     これまでも、胃によいと聞いた薬や器具の果まで、書きつくすことの出来ない程に試してみた私でしたので、最後の青汁にも見はなされたものかと、よくよく自分の業病に負けて捨鉢になる日もありました。
     10月に、ふと、新しい主婦の友を手にして、先生の青汁のことを知りました。
     早速本をとりよせて、何度も何度も読みかえしていますうちに、何か目の先が明るくなるような気持でした。
     まずキャベツの青汁をはじめました。
     胃下垂のある私は、一度に沢山の水分をとりますと苦しくなりますので、1日に4回にわけて、約2合をのむことにしました。
     朝5時、朝食2時間前に5勺。10時に5勺、3時に5勺、夕食後5勺。
     青臭さには仲々なれることができませんですが、変な甘味のないのが、飲みやすいような気もいたします。  私どもの栽培法では、どうしても下肥をつかいますので、1枚1枚ブラシで洗い、水洗には特に気をつけております。
     はじめてから1週間位してから、いつの間にかあの苦しい胸やけがなくなっているのに気がつきました。
     それに自信がついて、私の病気をかけて一生懸命飲んで、ちょうど40日目の一昨日、結果を知るために胃のカメラをとってもらいました。
     そして、潰瘍は、少しあとが残っている位ですっかり治っているとのことで、先生の前で踊り出したくなる程のうれしさでした。
     先生も余り早くよくなったので驚いたらしく、青汁の話をしましたら、とてもよいことだから続けなさいと励まして下さいました。
     飲みはじめは下痢を心配しましたが、先生の本を読んで、かまわずにつづけました。
     もっと早く知っていたら、長い間こんなにも苦しまなくてもと残念に思いました。
     痩せすぎの体も、潰瘍のために、またまたやせてしまいましたが、これからは先生のおっしゃるように、命のあるかぎり続けたいと思っております。(36・11・23)




2-10. さしもの胃病も

    久米郡 K.Y. 

     私は遠藤先生の川向うの今は久米郡柵原町飯岡で柵原鉱山従業員。
     家は五反百姓の一家、父母を入れて7人家内。一家の主人としてこの物価高の世の中に、働けど働けどわが生活はらくにならずという時代に、去る大東亜戦争に海軍整備兵として戦争にかり出され、ニューギニアで終戦を迎え、1年間のジャングル生活中に胃を痛めて、それ以来12、3年ものながい間、毎日毎日胃が悪い、胃が悪いといってもどうにもならないことではありますが、口ぐせになってしまって、私の胃病は慢性胃炎で、胸やけに悩まされ、34年まで、ちかくの病院という病院は行っておらない病院はほとんどないといっていい位。医大へも行って、色々と調べてもらって、薬も20ヶ月くらいは服用。それでも良くならないので、なかばあきらめておりましたところ、人の話に津山に胃の専門の病院があるから行って見ないかといってくれた人があり、十中八九あきらめておりましたが何が幸せになるか判らないもので、行って胃液検査をしてもらったところが、今まで胃酸過多症といわれ、その手当ばかりして、酸をとめる薬ばかりのんで居りましたが、ここで調べたら無酸で胃の中が大変ただれて、ガン発生一歩手前だといわれ、病名は無酸性萎縮性胃炎と診断されました。

     兄が39才で、医大で胃を全部取って死んだので私も大変心配して、3ヶ月入院しました。入院生活中のつれづれに色々の胃の治療法とか、色々と本を買って読みました。こと胃のことに関しては下手な田舎医者よりくわしいといわれる位、一時は本を読みましたが、そのうちに遠藤先生の青汁をみつけ出し、これなら自分でも金もかからず出来ると思い、34年7月より現在まで、も少しで2年が来ます。
     入院治療もよかったのでしようが、現在はさしもの難病もほとんど全快しました。ケールもわけてもらい、甘藍も百本ほど作って、毎日青汁2−3合は必ずのんでおります。家の横に青汁材料専用畑無下肥区を30坪ほど作って、小松菜、広島菜、ケール30本、早生甘藍百本その他水菜など作って、一寸のひまもおしんで手入れ、この青いものをみているだけで病気が治るように思われ、毎日がたのしくて人々に話をしていても、何の話をしていても最後は青汁の話におちつくので、青汁気ちがいと、一時は人に笑われましたが、笑われてもそしられても自分の病気を治してもらった青汁は、今私は40才ですが、死ぬるまでやるつもりでおります。今ごろになって、やっと皆元気になった、といって感心しております

    (36・5・6)




2-11. (研究発表)病後の青汁について(1963年4月)

    桑名高等学校 T.M. 

     私の母は2年前の春胃潰瘍で手術をしました。
     しかしその後順調に過していました処、それから1年経った5月、今度は腸炎の為激しい腹痛で苦しみました。その結果は注射やお灸でやっと治りましたが、その苦しみの為病後の衰弱がひどく、身体が大変やつれてしまいました。こうして母が病床につく様になってからは、次第に家の中は火が消えたように淋しくなって行きました。
     そんな或日、たまたまお見舞に来て下さった叔母さんから青汁を勧められました。最近はインスタント食品、加工食品と言う物が家庭生活に殺到し、その為に生活も次第に軽便になって来ました。しかしそういった物にない自然食品の持つ栄養を摂る事が出来、しかも安価であるという青汁によって母の病気が治るならば、と私はすぐにでもそれを作ってあげたいと思いました。
     始めて作る私には大きな不安が有りました。そこで医師や家庭クラブの人達に相談の上、先ず実態調査をしてみる事にしました。その結果利用者はあまり多くないが、結果的には非常に良いと言う事が明確になりました。私は自信を持つと共に母の為に青汁を作る事にしたのでした。
     以上の様な動機から私は「病後の青汁について」と言う此の研究題目に取り組む事にしました。次にその実施状況を説明致したいと思います。

    1、母の体の状態
     34年5月胃潰瘍の手術をする前47.5Kgあった母の体重は、それから2年経った36年6月には、39.5Kgと減少してしまいました。丁度青汁を始めたのは此の時でした。母は食欲もなく、自分の用を足すのが精一杯で、起き上っても眩暈する様な状態でした。従って家事労働はもっぱら私達が引き受け、日曜日には父が手伝ってくれるという有様でした。こんな日が続くにつれて、いつの間にか私は、自分の体にも自信が持てなくなって行く様な精神的な苦痛を感じる様にさえなってしまいました。

    2. 青汁利用者の実態調査
     現在青汁を利用している人について、家庭クラブ員全員が各地区に分れて実態調査をしました結果、解答者は48名で次に示す様な内容でした。
     年令については老年期が多く、効果については、圧倒的に効果有りで、胃腸病の人が多く利用している事がわかりました。

    3. 食品の調査と材料の選択
     母の切望している青汁について、先ず医師に相談しました処、私達が日常食としている青い野菜であれば何でも良いと言われました。そこで学校で使っている分析表を見ましたが、あまり沢山有るのでその選択には困難を感じました。そこで青汁についての参考書をも参照して、ともかくもその中から十種類を選び出し、成分表について検討しました。その中で私は次の8項目の条件で食品の選択をしました。

     1 カルシウムとかビタミン類等を多く含んでいること
     2 新鮮なこと
     3 量が十分に有り年中あること
     4 お金のかからないこと
     5 毒性のないこと
     6 清浄であること
     7 質の良いこと
     8 味の良いこと

     この選択条件に適した材料をあげますとキャベツ・ケール・大根葉・人参葉・柿の葉・小松菜・京菜・かぶらの葉・青ジソ・パセリ・よもぎ等がありその中から作ることに定め、先ず最初キャベツを与えることにしました。

    4、青汁の作り方と与え方
     キャベツを水洗いしただけでは寄生虫・放射能灰・農薬等の心配が有ります。なるべく材料をきれいにする為に柔らかいブラシを使って万遍なく擦りながら十分に洗うことにしました。
     1 キャベツの青葉の部分を水洗いしてよく水を切る
     2 適当にきざんですり鉢でする
     3 消毒した白布でしぼり青汁を作る
     4 カルピス又は果汁を少量入れる
     5 与え方と分量

     最初毎朝盃1杯の分量を与えることを2日間続け、次に量を増して、朝夕2回にする。次第に量を増してコップ1杯90ccとする。次に朝夕食後に90cc2回与えることにしました。
     なるべく新鮮な野菜を少量ずつ与えて、嘔吐・下痢・ジンマシン・腹痛等の副作用が起らないかどうかを検討して徐々に量を増し、又材料として、単調な生活をしている病人はすぐ飽きてしまうので、その外にケール・大根葉・人参葉・パセリ・青ジソの葉等少量ずつ混合して与えました。ケールの葉はキャベツとやや似た処があります。青い部分が多く成分も特にカルシウム・ビタミンC等の含有量が多いので良いことがわかりました。これについては「青汁の効用」についての著書遠藤仁郎先生の本を参考にしました。
     唯青汁を飲んでいると青葉についていた寄生虫の為にその寄生で母の体が弱くなってはいけないので毎月1回保健所で検便をして貰うことにしました。その結果最初は陰性で別に異状はありませんでしたが次に陽性となりましたので駆虫剤で退治しました。こうした寄生虫問題は特に注意しなければなりません。

    5、経過
     36・5 実態調査・選択
        6 青汁を使用する
        7 床の上で起きられる様になる
        8 少し歩ける様になった
        9 顔色が良くなり元気づいて来た
       10 体重が0.5Kg増加(40Kgとなる)
       11 室内散歩
       12 体重が0.5Kg増加(40.5Kg)
     37・2 体重が0.5Kg増加(41Kg)
        3 室外散歩
        4 風呂炊き等家事作業の手伝いをする
        5 体重が1Kg増加(42Kg)
        6 家事作業を全部する様になった
        7 すべての作業をする様になった

    6、結果と反省
     以上の様に母の病気と言うさしせまった動機から、私は「病後の青汁について」という問題と取り組んで来ました。青汁は決して美味しい物では有りません。しかし以上の実例からも明らかな様に病弱の者には大変良いと言うことを経験しました。植物の生きたままの葉緑素や各種ビタミン・カルシウム・カリウム等の無機成分や、今日の科学ではまだわかっていない未知成分が有効成分であって、人間の失いつつある自然に適応する能力を取りもどす働きがあり、調理による成分の損失を防ぐとか、咀しゃくの不完全さを防ぐ為にも大変良い事だということがわかりました。
     しかしこうしたことを根気良く続けることはなかなかむずかしいことでした。事実面倒臭くなって何度中止しようと思ったかわかりません。本当に苦しい経験でした。しかしその経験が無駄でなかったことに私は大きな喜びを感じて居ります。新鮮な野菜を毎日得る為にも相当困りましたので、現在庭の一部を利用してケールを栽培して居ります。こうした、たった一杯の青汁が、今迄火の消えていた様な私達の家に明るい灯をともしました。私は始めて日々私達家族の為に服している母の偉大さをしみじみ感じました。心配のあまりしょげていた父も今ではとても朗らかになり元気に勤めて居ります。
     これからも青汁を毎日続け私達の家にともっている幸の小さな灯をいつまでも絶やすことのない様にしたい。私はそんなことを願っているのです。




2-12. 死にたいとも思ったが

    茨城県 E.N. 

     昨年夏ごろより腹痛を感じ、医者に診てもらったところ胃炎ということでした。それからは、すべてのものをよく煮て、やわらかくしてから食べておりましたが痛みはやわらいだもののまだあり、それに、何となく体が不調なのです。更にレントゲン検査をしてもらったところ十二指腸潰瘍。それに胆のう機能失調症ということでした。
     それからはゴム管のんでの治療、それに服薬。それを続けること数ヶ月。でも相変らず痛みがとれません。我慢のできぬ痛さではないので主治医にいいにくいのですが、正直に話し、治療をうけておりました。(医者にしても)私にしても、私の体に、いささかもてあましていました。時には、「死んでしまいたい」というような気持にもなりましたが、これも、今に思うと体の調子が悪かった時のようです。
     こういうはっきりしない日々のある日「青汁の効用」が目についたのです。そして考えさせられました。私は独身です。それに、若い時蛔虫に悩まされました。それ故、すべてのものを煮て食べておりました。もともと野菜が好きなので十分食べているのですがそれはすべて熱殺菌してありました。ビタミン剤なども飲んでおりますので、栄養に心配ないと思っておった訳です。
     しかし先述の病気になり治療しても一向にはっきりいたしません。確かに本の通りであると読後は生食にきりかえました。初め2〜3日には痛みが増しましたが、「痛くなる場合もあるが、その後云々」と本にあるのを思い、これはよくなる前兆であると、却って喜んで生食を続けました。(もし、このことが書いてなかったら、痛みの増したことで、たちまち生食をやめたでしょう)そして、それが本当になりました。生食をはじめて僅か1週間で、殆んど痛はとれ、半月の今では、死んでしまいたいと思ったなんて嘘みたいです。すべてを煮てやわらかくして、却って体を悪くしていたとは!薬で直らず、ビタミン剤で予防できなかった病気をかくも見事に征服できたとは!




2-13. 胃カイヨウ

    高知市 T.H. 

     私こと胃カイヨウのため目下当市内病院に入院加療中の者でありますが、先日ある婦人から「青汁の効用」をすすめられ、一読、ただちに飲用を始めました。
     ある農家からキャベツの下葉を毎日いただく契約をして、それで、青汁を自家でつくり、毎日3合ぐらいは飲用しておりますが、約一ヶ月ちかくにしかならないのに、便通はよくなり、胸やけ、ゲップもなく、胃の痛みも一日一日と、うす皮をはぐようによくなりました。
     先日レントゲン検査の結果、傷は小さくなっているが、まだ残っている、と医師にいわれましたが、ほとんど痛みを感じません。このまま内科治療と青汁飲用を続けてゆけば、間もなく全治するものと自信をふかめました。




2-14. 馬鹿にしていた青汁で

    佐賀市 H.M. 

     青汁の効果については、かねてより知人や友人より聞いておりましたが、以前2―3回飲用してみて、とても口にあわず、「青汁なんて、実際に飲めたもんじゃない。また効果も大したものじゃなかろう」とたかをくくっておりました。
     私は7―8年前より、胃及び十二指腸潰瘍で入院生活4ヶ月。食餌療法(手術はしていません)と注意深くあらゆる治療をほどこしたが、胃のもたれ、不快感、満腹感、みぞおちの痛みは相変らず続き、不愉快で仕事も手につかぬ有様で現在にいたっておりました。
     ところが、最近、熱心な友人のすすめで180ccづつ朝夕飲用しました所、4―5日もたたぬうちに食欲が旺盛になり、何を食べてもうまく(といっても潰瘍食に準じたものを食べておりますが)、食量もうんと増加し、胃酸過多、不快感、右背のこりなどがウソのように軽減し、ひょっとしたら、これは青汁の効果ではなかろうかと、今さらながら認識を新たにした次第です。
     まだ半年余りで、確かなことは申せませんが、私が熱心な青汁ファンになったことはいうに及ばず、今後も続けて飲用してみるつもりです。
     今までこれ程までに悩まされ続けた胃病が、青汁のために軽減されつつあるという喜びは、何物にもかえがたいものです。(37・9・25)




クリック 引き続き、胃腸病(3)へ






ご意見・ご要望はこちらへクリック
階層リンク 田辺食品 青汁 健康と青汁 上の階層へ
サービスリンク 更新記録 全体構成 商品紹介 注文方法

Copyright 2009 11 田辺食品株式会社