健康と青汁タイトル小
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材料の菜っ葉について(1)
 
1-1 私はこうして青汁を飲む 3号 ヨモギ・オクラ クリック
1-2 私の青汁つくりの失敗 3号 ゴマの葉 クリック
1-3 せんじ汁を用いる 5号 オオバコ、ドクダミ クリック
1-4 激賞したい青汁 6号 キャベツ クリック
1-5 ケールの紹介 7号 ケール クリック
1-6 松葉ジュース 8号 松葉 クリック
1-7 ヤツデはいけない 13号 ヤツデ クリック
1-8 老人斑がとれた 23号 雌木青松葉、ヒユーシの葉(方言)、ヨモギの葉、隼人瓜の葉、松葉、重薬、オオバコ、ヨモギ、ギシギシ、イヌアカシヤ、柿の葉、大根葉
1-9 質問箱:ホウレンソウ 30号 ホウレンソウ クリック
1-10 しのぎよかった冬 32号 ハコベ クリック
材料の菜っ葉について (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8)


1. 私はこうして青汁を飲む

    京都府 S.O. 

     青汁の効能については、もう充分に理解されているので、ここでは「作り方」について2、3の体験を申上ましょう。

    1. 青汁を作るのに時間はかからないこと。

    2.  青汁を毎日飲みたいが、作るのに暇がかゝる、面倒だ、というが、実際やっている人は、そう苦にならない。今朝、時間を計ったら、材料を採集に行く前から、飲み終わってドンブリを下に置くまでに13分だった。しかも家族の手は少しも借りてはいない。道具を自分で洗って始末する時間を加えても15分だ。

    3. 青汁を作るのは摺鉢に限ること。

    4.  ミキサーを用いるとやたらと水分が増して腹がはる。材料を細断して区分しておき、摺りにくい野草(せんいの多いもの)から順に摺りつぶし、もうこれでよいと思ってから、もうひといき摺るとよい。ドロドロになるまで摺って、ガーゼで絞ると殆ど繊維だけ残る。そして濃いのがとれる。

    5. 青汁には必ずよもぎを入れること。

    6.   青汁を敬遠する人は蛔虫卵をこわがる。これは尤もなことだ。ところがよもぎを一握り入れると、その駆虫作用によって虫などいっぴきもわかない。青汁を飲む私だけが、何度検便をしても陰性なのはそのせいだ。

    7. すてきにうまい青汁

    8.   オクラという植物がある。6月上旬播種、下旬から採取、10月中旬まで利用できる。実は生食に好適、子供達も大好物。青汁にするのはその葉である。八つ手ぐらいの大きさになるから3枚でドンブリ1杯になる。摺って絞り、醤油2〜3滴おとすと、とろろと全く変わらぬ味になり、私は飯の菜にして食う。青臭さがなくうまいこと此上なし。しかも、その効能たるや、野草の比でない。よもぎを入れると苦味が出るが、オクラの青汁があるため、私の体のコンディションは夏が一番よい。

       【注】岡村さんのいわれるようにヨモギ(だけではなくすべての青葉にもらしいが)には確かに駆虫作用があります。しかし虫のわくのはは体質にもよるようですから油断できません。事実蛔虫や十二指腸虫がわいて困った方も少なくありません。


       材料は必ず安心な清浄野菜その他にするよう充分ご注意下さい。


2. 私の青汁つくりの失敗

    福岡市 M.N. 

    青汁飲用の失敗

     ゴマの青葉を大量棄てるに惜しく、これ一味を立臼で搗き、家族一同に強制的に飲ませました、1合〜3合。
     飲用後12〜3分もしたら家内が吐気をもようしたといって、青汁は勿論、胃の中に残っていたものを、吐き出してしまいました。つづいて長男(27)、その次に次女(19)と吐いてしまうので、「お前達がいやがって飲むから出るのだ」などとコゴトいううちに、私も胸がムカムカしてきて耐え切れなくなり4合あまりも慾ばって飲んだのを全部戻してしまいました。
     後で気付いたことですが宅の山羊も兎もゴマの葉を食べませんでした。
    (拙著 「緑葉食青汁の話」の青汁材料の条「ゴマの葉」の所で、「食用にもされる、味平」としています。これはヒタシモノにして食べることがあり、生葉をかんでみて格別悪い味もないので、こう記したので、まだ青汁にして飲んでみたわけではありませんでした。中辻さんの御体験によれば毒ではないが、胃を刺激するとみえます。少量を混用するのは差支ないと思いますがこれだけの汁を大量のむのは避けた方がよいようですから御注意下さい。貴い御経験をおしらせいただきありがとう存じました。厚く御礼申上げます。 遠藤記)


3. せんじ汁  オオバコ、ドクダミ

    金光町 I.T. 

     私はミキサーを使って青汁を作っているが、その際湯茶や水がわりに、薬草類のせんじ汁を用いることにしている。今用いているのは、オオバコやドクダミ等であるが、これを用いると青汁特有の臭味を消す作用もしてくれるし、薬草としての働きもしてくれて工合がよいようである。知人で鼻のよくつまる人に、毎日この青汁を差上げているが近頃は鼻もつまらず大変調子がよいといって感謝してくれている。これは青汁としての効果も勿論あるわけであろうが、せんじ汁も協力していると思っている。オオバコやドクダミは鼻の病気によいとかねてから聞いており、私自身もドクダミで蓄膿症をよくした経験がある。またやったことはないが、たとえば腎臓の悪い人ならキササゲのせんじ汁などを用いたら恐らくよいのではないかと思っている。
     大変おもしろい方法と思います(遠藤記)


4. 激賞したい青汁  キャベツ

    京都市 S.A. 

     私は遠藤青汁会の存在を知ったのは金光教徒誌で、高橋一郎さんの一文からであるが、青汁読本や新聞を拝読して心強く思っています。
     然しそれ以前に胃潰瘍を患った同友から、最近アメリカでは手術は時代おくれで今はキャベツ療法が流行していると聞き、急に奮発してミキサーを買入れ、キャベツの青汁を試みました。別に、飲い悪いわけでもなく、初め塩か砂糖で味付けしましたが、今は生のまま苦もなく飲めます。未だ熱心な常用者ではありませんが、胃の変調の時などてきめんによろしい。次第に常用したいと思っています。

     私に教えてくれた同友は長年の便秘症で常に頭が重かったり、神経が焦立って困っていたのが最近はキャベツ汁で便通がよく、非常に気分が快く、青汁の功績を激賞しています。私も大いに、宣伝している次第です。


5. ケールの紹介

     医学博士 遠藤 仁郎 

     ケールという名前は、多くの方にはまだ耳新しいかと思いますが、まあキャベツの原種といったものです。随分いろいろの品種がありますが(種苗店にあるチキンケール、羽衣甘藍、カギハ甘藍などいうのも、それです)、青汁用におすすめしたいのは木立の大葉種TreeKaleです。
     大きいのになるとヤシケールPalmKaleといって、2〜3米にもなるのがあるそうです。私どもがつくっているものは1米内外の中型種です。それでも「とう」が立つと2米位にはなります。葉は、上手につくるとタバコの葉よりも、もっと大きくなります。
     葉質はいたってやわらかく、味もよく成分はすばらしくすぐれています。青汁用はもとより、サラダや漬物にしてよいし、煮ても仲々おいしい。もともと飼料菜ですから養鶏用などにももって来いです。
     そして、春から梅雨、また秋と、いつでも播種できるのでとても重宝です。その上、花が咲いて種子がとれたあとまでも、まだ枯れず、次々に新しい葉を出すという愉快なやつです。難といえば土地によって出来不出来のあることと、ベト病(軟腐病)におかされやすいことだけです。
     つくり方は大体キャベツと同じです。苗床に描き、4〜5寸にのびた所で、株間1.5〜2尺に定植し、肥料(緑肥鶏糞など)は充分に施します。


6. 松葉ジュース

    玉野市 H.I. 

     私は毎朝食前に松葉ジュースを愛飲しています。
     毎日松葉2、30本程と水約1合をミキサーにかけるだけの簡単なものです。
     初めのうちは青臭い味と、松葉独特の渋味が気になりますが、馴れれば何ともありません。
     約3ヶ月続けていますが睡眠、便通、食慾等全く快調で、疲れ一つ知りません。
     おまけに松葉は蛔虫の心配もなく、不老不死の仙薬とはこの様なものを云うのではないかとただただ感嘆しています。
     人生の目的には色々ありましょうが、少しでも健康の向上に留意されている方々は一度お試しになることをおすすめします。
     ビールのホップのほろにがさにも似通った松葉の独特の香りには、人間の郷愁が秘められているのではないかとさえ感じられます。


7. ヤツデはいけない

    広島県 K.M. 


     目下青葉材料蒐集に大童になっていますが、拙宅にヤツデの大木があり、りりしい葉を逞しく日に輝しています。
     一説にヤツデの葉には毒を含むとのことですが、いかがでしょうか。


     いけません。民間療法で痰咳(たん・せき)の薬になっており、新薬の咳薬にもこれからつくったのがありますが、有毒です。
     これで一つ失敗談があります。私の近くに胆石(たんせき)症の一婦人があります。度々つよい発作がありました。
     青汁をつづけて好調だったのですが、あるとき知人から、「たんせき」にはヤツデがよいそうなからとすすめられ、青汁にして丼一杯飲んだ。そしたら、大変! にわかに苦しみ出し、吐く、下げる、目はくらむ、冷汗をべっとりかいて顔色も変ってしまい、脉も悪くなるといったことになった。
     幸い生命には別状はなかったが一時は大騒ぎであったと聞いて、私は全く唖然としました。
     これは胆石と痰咳の勘ちがいからおこったことですが、何でもかでもを無暗につかってはならぬというよい教訓であると思います。


8. 老人斑がとれた

    徳島県 K.M. 

     1、2ヶ月前、定量の半分位、雌木青松葉、ヒユーシの葉(方言)、ヨモギの葉、隼人瓜の葉にて青汁を1ヶ月位服用せし結果、従来老人型として両手首附近のはんてん多数ありしもの、現在注目すれば1個もなく、短期間の服用にして皮膚若返り居り候こと驚く程に之有り候。
     田舎生活の事とて、松葉、重薬、オオバコ、ヨモギ、ギシギシ、現在は枯死せるもヒユージの葉等の材料は沢山あり、大自然の恵み深く候。
     アカシヤの葉小生宅のはトゲの有るイヌアカシヤにて候。
     この葉も使用出来候や。戦時中支那人(支那において)食用とせし文献あり。
     柿の葉は輸出している位なれば良ろしくと思い候。
     これから年末にかけ大根葉もかぎ葉として作り人は放棄致し候。
     先生の御説の如く気をつければ田舎には材料豊富無尽蔵にて候。

    (32、11、18通信より)
     ◎イヌアカシヤもよいと思います。一度鶏にやってお試し下さい。柿の葉大いによろしいものです。


9. 質問箱  ホウレンソウ

    西宮市 Y.S. 

     わたくしは生まれながら胃腸がよわくて、少し食べすぎるとよく御腹をこわすことがありましたが、青汁をのみはじめてからは胃腸も丈夫になり、体重も増えメキメキ健康体となり、野菜も大好きとなりました。毎日爽快で暮らせるのも青汁の御蔭だと貴会に対し感謝しています。

    (質問)ホウレン草は青汁に適しますが蓚酸のために若干害があることを耳にしたのですが、遠藤先生の御説を拝聴させて戴き度く思います。煮れば蓚酸がなくなるのでしょうか。それとも生で青汁でのめばよいのでしょうか。

     答 ホウレンソウは次の二つの理由から、青汁の材料とすることをさけています。

    1. ビタミン類は多いのですが、カルシウムがだめなこと。ホウレンソウのカルシウムは蓚酸カルシウムの形であるため殆んど吸収されません。
    2. 僅かには吸収されますが、腎臓に結石をつくる恐れがあること。青汁にしますと随分沢山とり入れますから、この危険が大いにあるわけです。煮ても変わりません。尤も普通に食べるくらいの少量では余り問題にする必要はありません。(遠藤)


10. しのぎよかった冬

    新潟県 M.Y. 

     雪がふりますと気が大きくなり、正気のつもりなんですのに、途方もないことをやります。とことんまでやらなければ気がすみません。ですから青汁の方はようございました。
     秋に又ハコベが出ましたので、12月末まで、一日1合飲みました。
     1月2月は雪で休み、いままたハコベですの。毎年冬は50日以上も病臥しましたのに、今年は少し気分がわるく2日しか休みませんでした。
     (中略)健康にまさる宝はありませんからよろこんでおります

    (33・3・20通信より)




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