健康と青汁タイトル小
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高血圧(1)

  1. 高血圧                        001号
  2. 高血圧                        003号
  3. 薬より食物                      006号
  4. 療病講座 高血圧の食養生               007号
  5. 高血圧・胃腸弱・不眠…… 藁布団にサヨーナラ     008号
  6. 高血圧185                     008号
  7. 高血圧との苦闘                    012号
  8. 血圧下る                       019号
  9. 高血圧                        027号
  10. 高血圧                        029号
  11. 血壓下り不整脉治る                  031号
  12. 青汁と高血圧                     032号
  13. 柿の葉汁の神効                    033号
  14. 高血圧                        038号
  15. 事業場に伸びる青汁 協和カーボン岡山工場の成績    050号
  16. うれしいこと                     052号
  17. 野菜の不足                      057号
  18. 青汁と成人病                     058号

高血圧(2)
高血圧(3)
高血圧(4)
高血圧(5)
高血圧(6)



1-1. 高血圧

    玉島市 M.O. 

     私は高血圧に気がついて15〜6年になります。高血圧による倦怠頭重痛等により、困っていました。血圧は最高、昨年9月頃は230もありました。医家の薬剤並に市販の売薬等を服用致していました。経過は悪くはならずとも一進一退にて、医家にも精神の不安を去掃し、安心感を持つ様に奨められていました。
     約2ヶ月前青汁のあることを聞き、1日約1合程を連用致していますが、以前あった様な頭重痛等の苦痛も無く、最近では心身爽快、大いに恢復致しました。冬季には寒さにより高血圧には赤信号の時期と見聞致して居りましたが、その心配もなく、元気な毎日を送る事は実に有難いと思います。
     なお、二男は、毎年数回扁桃腺に閉口いたしていましたが、これもそれぞれ青汁の服用に及び、冬期に多いと思われるその症状もなく現在にいたり、今後の調子に期待いたして居ります。  尚、私と同病の西町亀山氏も青汁を運用いたしていますが、最近では、調子が富みに好調の由を聞き同慶に存じています。


    高梁市 A.O. 

     私は早くから青汁党で手製でクローバーや柿の葉や何かとやりましたが、手数がかかって困りました所へ、桑内さんの御製造に遇いまして全く便利に飲用して居ります。私の高血圧もこれによって余程緩和されました。
     孫の顔色が悪いので飲ませましたら、間もなく紅色をさして来ました。好き嫌いはありますが牛乳にまぜて飲めば至極楽な様です。(音楽家)


    岡山市 T.K. 

     或る人が青汁の飲用法を話された。私は毎に高血圧で身体は頗る健康ですが、未だ70何年間病気という病気を知らないです。時々医師の健康診断を乞うて居るのです。青汁主人の説明では、毎日一瓶宛てを常用されたらとすすめられた。其の時に私は其の青汁の真価を疑って、「然らば毎日二瓶宛飲用するから配達してください」と頼み、昨年末から今日まで一回も休まず飲用してきました。
     第一、高血圧の心配は毎日一回の便通の事です。この問題を忘れたごとく快便して気持ち良くなったのです。従って胃腸の働き具合や気分が、何となく晴々として快味を覚え、凡ての活躍に倦怠さが無くなったように思われます。これも全く青汁飲用の結果だと喜んで毎日感謝して居ります。(市会議員)


    船穂町 M.N. 

     血圧が高いために服用いたして居ります。1月4日より青汁を服用致しました。青汁を服用致しだして気持ちが非常に良くなり耳なりも少しかるくなり、便通も良くなりました。毎日青汁を服用致します事を楽しみに致して居ります。



1-2. 高血圧

    御津町 K.I. 

     常に怠りなく青汁を飲用致しております。お陰様にてこの頃は血圧に対する自信を持ちまして、本年に入りましては一度も血圧では先生の診察をお願い致しませず、そして、青汁と無理のない心身の生活を致しております。先ず々々私としましては、これ位で結構だと喜んでおります。これもただ青汁によります身体への好影響と、そして(精神)安心感と両々相俟ってよい結果をもたらしたものと深く感謝申上げます。(30年7月10日 通信より)



1-3. 薬より食物

     西川 慶治 

     青汁のよさというものは服用1ヶ月より2ヶ月半年より1年という工合に、日を経るほど、その素晴しい効果が、認識され小生が過去3年間におすすめした方々から、次々と喜びの御報告を受け今更ながら、その著効に驚いて居ります。
     新聞紙上で御承知の通り目下阪神地方の学童間に感冒が流行し、御多分に洩れず当須磨区内の小中学校も続々閉鎖学級を出し、その対策に困り果てた有様でありますが、小生の知る限り平素青汁を愛用している家庭の子女で、まだ1名の感冒患者も出していない事実を何として見逃す訳にはまいりません。
     現代の医学が細菌のまんえんにのみ、気を奪われ市民の体質の改善、食生活の改革を無視している愚劣さは、丁度防犯にやっきとなって、その根原をつく思想の頽廃、生治不安の除去を等閑に付している今日の政治の貧困さと同様のものであります。
     須磨区稲葉町在住のO氏(M鉄工所技師63才)は、5年前より高血圧(210−220)に悩まされあらめる治療を試みましたが効果なく、半ば本人もあきらめている状態でしたが小生のすすめで去る10月初旬より、青汁を服用今日まで僅々2ヶ月で175まで低下、先月末より1日も休むことなく通勤しています。今もその奥さんが来られて、本当に食べものから注意しなくては、いくら薬を飲んでも病気は治りませんね、といわれましたので、その通りです。極道息子の罪の一端は、蔭から小遣銭を貢ぐ母親にあることを考えねばなりません、と大笑いいたしましたことです。(12、10日通信より)



1-4. 療病講座 高血圧の食養生

     医学博士 遠藤 仁郎 

     高血圧とは心臓から血管におし出される血液の圧力(血圧)の高まった状態です。この関係は、ポンプとホースにたとえればわかりやすいかと思います。ホースの管内の圧力がたかまるのは

    1. ポンプが強くおされるときと、
    2. ホースの筒口がせばめられるときとです。

     血液をおくるポンプである心臓の働きが強くなるときは、ホースである血管の内圧=血圧が上ります。心臓の働きをたかめるような、はげしい興奮や運動がいましめられているのはそのためです。
     また食餌の量が多いことも同じ結果となり、血圧をたかめます。そして、食量が少くなると、下ります。高血圧が、大食肥満家に多いこと、戦時中から戦後にかけての食糧不足の当時は、至って少くなっていたのが、食糧の豊富になるにつれて、次第に増して来たこと等も、この病気が「食べすぎ」から来ていることを雄弁に物語っています。

     ですから、高血圧の食養生の第一は、何といっても、まず、食べる量を少なすることです(減食)。
     次に、ホースの筒口がつまったり、せばめられたりする時と同じく、全身の血管が細くなると、血圧はたかくなります。血管が硬くなり細くなる動脈硬化でも来るわけですが、実際には、これによる高血圧は割と少く、多くのものは、血管が痙攣して細くなるために起ります。
     この血管痙攣の原因にも精神興奮、喫煙、腎臓病その他いろいろありますが、食べ物も少からず関係しているようです。大概の高血圧の人は美食家で、真白い米飯に、肉魚卵をそえ、塩からいもの、刺戟物、酒、菓子などを好み、野菜や果物はきらうというものが多い。
     こういう食餌では、熱量や蛋白質ばかりが多くて、それらに釣合うべきミネラル、ビタミンは甚だ少い、といった不完全食になっています。そのため、蛋白質、脂肪、糖質などの体内処理が完全に行かず、有害なものが出来るのですが血管を痙攣さすようなものも出来るのではないかと想像されます。

     また、食塩が多すぎることだけでも血圧の上ることは、よく知られています。そこで、塩分を少くすることとともに、蛋白質、脂肪、糖質などは必要な最小限に止めて、ミネラル、ビタミンはなるべく豊富に供給すべきですから、つとめて、ミネラル、ビタミンの少ない食品をへらし、それらの多い食品をふやすよう心懸けねばなりません。
     主食には、ミネラル、ビタミンの少い白米よりは、それらの多い玄米か、搗の悪い米とし、なるべく麦、豆、芋を併用する。ことに芋は腹ごたえがよいので減食するのに都合がよろしい。
     蛋白食品にも、ミネラルビタミンの多い乳や大豆を用い、肉ばかり食べる獣鳥魚はやめるか、精々全体食べられる小魚、内臓、卵などの少量(週1〜2度位)にする。

     そして、青菜葉を主とした野菜海藻類を多くしかもなるべく生で食べ青汁にもする。塩からいもの、刺戟物、酒、煙草はやめ、菓子もやめて、欲しければ果物にする。
     茶、コーヒー類は、動悸がしたり眠りを妨げぬ程度。大雑把にいって食べ物の総量をへらし、米よりは雑穀、豆、芋を主食とし、乳や大豆を食べ、菜葉はうんと多く、生食する。そして味はうすくというので、昔から健康長寿食としていわれている食べ方(粗食、少食、淡白食、菜食、生菜食、乳菜食など)と全く一致します。

     この通りには仲々行きますまいが、なるべくそうするように努め、せめて青汁だけでもしっかり飲むことです。青汁には、食餌を完全にする栄養分だけでなく、その他にも色々の有効成分があって、耳鳴、めまいなどは早くおさまり、睡眠も便通も良くなって、からだ中がいかにも、爽やかになります。
     もとよりすべての高血圧に効くわけではありませんが、ともかく熱心にやってみて下さい。多くの場合、馬鹿にならぬ効果があることは、本紙上にもたびたび報じられている通りです。
     なお、はじめに2〜3日絶食するか、青汁だけにし(青汁絶食)、次でだんだん増す(ことに芋食から)ようにすると、一層効果的です。
     また、調子のよい時でも、一週に一度位は野菜と果物だけを無塩でなるべく生食し(野菜果物日)、あるいは青汁だけ飲む日にすると、さらによろしい。(完全食についての詳細は拙著「青汁読本」または「緑葉食青汁の話」をごらんねがいます)

    高血圧(総量を減らす)
    青汁野菜果物牛乳芋類麦・雑穀卵(肝)肉類食塩
    1〜3
    3食適宜1〜3


    1食

    1食
    1食1食減塩
    1回
    100

    200
    1食
    200

    300

    有色
    ことに
    緑葉菜
    有色果実
    季節の
    新鮮なる
    もの
     1食
    300

    400
    1食
    100

    150
    1食
    100

    150
    1食
    40

    50

    (ことに肝臓)
    及び
    肉類は
    さける
     
    芋類の多いがよい



1-5. 高血圧・胃腸弱・不眠…… 藁布団にサヨーナラ

    井原市 S.U. 

     胃腸衰弱、十二指腸虫に、怪我と思いも掛けぬ事許り重り、遂いに2年もの間、床につく日が多い身となった。
     そして、あれこれと治らぬ末、新聞記事に漸く青汁読本を見付け出し、早速送って頂いた。
     然し之では納得がいかない。歩くことの困難を認めて先生に御指導をお願いした。
     養生方法を教えて頂いた嬉しさ、それから一意専心、ひたむきな養生へと、家族の者も共に協力してくれる。
     青汁に加え、完全食の実行により、2ヶ月後の正月血圧も130ミリ〜80ミリとなった。
     然し神経衰弱を伴い、夜分睡眠が充分取れない所から市内の医師に診て頂いている。
     考えて見ると、色目も少しよくなった。体の痒いのも治った。洗濯そうじは平気で出来る様になった。便通の時にも不快感を一度も感じなくなった。色々の事が少しづつ良くなって行く。夫のいたわりの心によって、漸く命を支え、再起不能かと思った体も、ぼつぼつ乍らるす番も出来る様になった。
     歯のない私は、ミンチの助けにより、凡ての物を頂ける有難さ、野菜ジュースも、忘れられない物となった。ゴリゴリと音を立てるスリ鉢の楽しいリズム、いつか小さな唄声となって心は軽い。
     やかましい耳鳴り、睡眠不足もいつか退散させずにはおかぬ心意気である。
     悲しみ喜び様々の心織り交ぜた病床の生活も、優しい先生の御指導により、12月の末藁の布団にサヨナラをした。
     御病気でお困りの方は1日も早く青汁並びに先生の御指導を頂かれ、健康への前進せられる様心ひそかにお祈りする。
     最後に遠藤先生の御健闘を心からお祈りして拙いペンをおく。



1-6. 高血圧185

    笠岡市 T.K. 

     目に青葉、山時鳥、初鰹。世は今や青葉に掩われ、すがすがしき時候です。青、青、青。何と云う魅力的で精力に満ちた色でしょう。
     遠藤博士が青汁を人間体力の根本と申されるのも諾なるかなと思います。
     私は58才になりますが、4、5年前より僅かの事に動悸がしてしんどく、又頭がフラフラして、度々物をつかまぬと倒れそうになったりするので、血圧を計って頂きますと185位もあり、高血圧症との事。
     早速注射をして頂き、それから色々と人に聞いたりしてお薬も飲みました。
     然し一進一退でした。その内遠藤博士の青汁の事拝聴致しましたので、宅にて青野菜を2時間位カルキの溶液に浸して置いて、ミキサーにかけて飲んでいましたが、カルキではバイキンは死んでも、蛔虫の卵は死なぬ由にて、飲む気がしませず困って居ましたところ、笠岡で、しかも宅に近いお宅に青汁普及会の支部が出来て居ります事を知り、早速頂いて飲み初めました。
     それが30年8月3日でした。その後血圧を2度程計って頂きましたが、150、又60近い位にて折合って居ります。
     頭のフラフラする事もなくなり元気で居ります。お薬は青汁愛飲以来全然用いて居りません。
     全く青汁のおかげと喜んで居ります。尤もこじれた方や重症の方はやはりお薬も併用せらるる方がよろしき事と存じます。
     飲みにくいと云われますが、からだの為めと思えば何でもなく、又馴れると、厭だと思った匂いも却って親しいものとなります。
     何でも辛棒して馴れる事だと思います。

    目覚むれば心もすがし青汁は朝日と共に我を得ち居り
    青汁に清められたる吾が血しお老いの身巡りて今日もはつらつ
    神給う恵みの露と今朝も亦おろがみて飲む緑のジュース



1-7. 高血圧との苦闘

    佐賀県 K.S. 

     永年の高血圧は養生の至らざる不徹底とでも申しまするか、遂に心臓の結滞までも生じ、下肢の腫れと、毎夜1時か2時頃よりの激しい盗汗に、夜明けまでを悩まされねばならない状態とはなりましたが、ただひたすらに信ずる道、先生の御説を守ることに万難を排して努力専心致しました。
     メチャメチャにこわし切ってしまった体。一朝一夕にして期するが如き目的を達することは甚だ容易でないことは申すまでもございません。
     人が何と言おうと、兎も角必死に、耳を蔽い、見る事も言う事もせず、三猿主義を以て、ただ信じて実行致しました。

     御恵送賜りました青紫蘇も先生の温き御心を身近かに感じつつ、重い足を引ずりながら早速にまきました。その頃既に他の場所からはチシャ、かき葉大根、チキンケール(所謂羽衣甘藍という奴)が芽をふき、だいぶ延びて居りました。頃はよし、野菜は無尽蔵に近い絶好のチャンスを迎えつつありました。
     青汁、青汁、青汁。明けても暮れても青汁。病棟の療友たちも鷲の眼を瞠るのみであります。
     然しながら残念にも心臓の関係か疲労激しく、続けるのが甚だ苦痛でありました。
     看護婦や療友たちの奇人、変人視するのを耐えながら極力、ただ実行あるのみの信念のもとに、自分でミンチを廻すほかありませんでした。かくして血圧は105、60という状態を保ち、チシャ、かき葉大根、ケールが出来て参りましたので、青汁を1回として、量を少くし、毎食毎食3、4百グラム位のこれ等野菜の生食を始めました。
     バリバリと食う。全く野蛮人としか人々の眼にはうつらないのも当然であります。しかしこの頃、初めお薬だと思って努力して食べていた生野菜が、おかしな事に、美味しくなって来たのは実に有難いではありませんか。野菜と共に食事をしなければ淋しい、物足りない。もう生野菜を食べるのにちっとも苦労しない。ただ歯が悪いのには困りました。歯がよかったら、もっと生野菜食の真味がわかりそうで残念な気持でありました。
     かくて私の生野菜食もいよいよ佳境に入り、とでも申しますか、血圧は140以下で落着いて居ります。

     ただ病院の高血圧食がやはり先生御提唱のものと甚だ縁遠いものであるのが、何となく物足らないのであります。
     これまでの体験よりすれば、頑固な病なればなる程、青汁を飲用する事のみを以て能事了れりとしてはならないことです。
     高血圧の如き病に於ては如何に青汁を飲用しても、療養所からの給食の如く結核本位の(高血圧には全く逆の)食餌では、プラス、マイナスで、全く高血圧を治すということは出来ない。青汁の効果をブチ壊してしまうからです。
     先生説の如くミネラル、ビタミンを充分に考慮せられた、緑葉菜を充分に配されたものでありますなれば、これほどの苦い失敗はなかったかも知れませんが、残念ながら穀肉偏食の給食ですから、チットやソットの青汁飲用では高血圧を克服するなど到底無理であったと思われます。
     然しながら先生説に近づけるという事、これを熱心に続けるだけでも、私如き頑固な高血圧を略正常に近いまでに落ちつけ得ると、はっきり体験いたしましことを確信を以って申上げるのであります。

     いろいろな悪症状は大体去りました。ただ耳鳴りがどうしてもぬけきらない。これが抜けるまで油断がならぬ様な気が致します。逆戻りする怖れがあります。数年前、薬で一応140まで下ったのでありますが、この時、耳鳴りだけが取れなかったのであります。しかし当時として何もわかりませんから、もう治ったものと早合点して薬を中止されたのですが、日ならずして早速逆戻りしてしまったのであります。その後再び薬を使用されましたが、食事の注意とて何等されるではなく、薬を飲んでも飲んでも一向に下らなくなってしまい、主治医先生も匙を投げられた格好でした。
     今度は青汁と生野菜で下ったのですから一寸趣がことなりますが、この耳鳴りを克服する程度まで治すには、やはり食餌を緑葉菜、あるいは乳菜食として、主食も玄米や玄雑穀、芋類として、「健康と青汁」第7号療病講座に於ける先生のお話の如く青汁絶食や果物、野菜の無塩生食等も実行する程度に、「青汁緑葉食」の極致を極める位いやる必要があると思います。

     そうしますなれば絶対に根治すると確信を持つに至りました。
     先生説、極意の摂食法をやるならば、如何なる頑固な高血圧も絶対根治すると信じて疑いません。
     然しながら多くの人々の模様からして、仲々熱心に続け得る人は少なそうに思われるのです。
     否、仲々信じないから困ったものです。医師、看護婦にしてすら信じないのですから、まして一般人の信じないのも止むを得ないと思います。
     現在私としてこの程度まで、先生のお蔭様をもちまして血圧も落ちついて参りました。
     私は玄米も好き、芋も大好物。牛乳も好き、緑葉職の極意に徹底すれば血圧の根治はおろか、根本的な体質改造も完全に可能であると思い実行いたしたいものと思わない日は一日とてありませんが、残念ながら事情が許されず如何ともなりません。
     しかしともかく血圧は下り、体の調子もだんだん好調となり、心臓の工合も徐々によくなってまいりました。足の腫れも殆んどとれ、午後から夕刻になるとボトボトする様な重い下肢がだんだん軽くなり、盗汗もグンと減って参ったのであります。
     生野菜の味、自然の神が与えられた真味。緑葉食三昧境というも過言ではありませぬ。

    (31・7・7・通信より)



1-8. 血圧下る

    三重県 A.N. 

     日外は文書で御厄介かけまして済みませんでした。
     御指導通り青汁継続していただいておりました。
     200以上ありました血圧も、昨日病院でしらべてもらいました。
     160に下り、何を食べても今までのような耳なりもせず、助けていただきました。(70の老人)

    (32、6、13通信より)


    岡山市 U.I. 

     私は当年72才の女性です。
     2年余り前から血圧が高く腎臓も悪かったりして、野菜食をとるのに毎日苦心していました所、此の青汁を人より勧められて、3ヶ月余り飲んでいますが大変に良くて、血圧も180あったのが、150に下り体の調子がとっても、よろしいので、今後も続けて飲もうと思って居ります。

    (9月10日)



1-9. 高血圧

    倉敷市 S.H. 

     昭和32年9月中旬より貝原先生より承りまして飲みはじめましたが、当時主人の血圧は230もあり足がはれてだるく困っておりまして、家の者も大変心配をしておりましたが、青汁をいただくようになりまして、わずか100日程の間に180に下り足のはれるのもなおり、からだの具合が大変よくなりまして、本人はもとより皆な喜んでおります。

    (33、1、14)



1-10. 高血圧

    布施市 Y.T. 

     ちか頃ねむられず、指先がシビレますので、診察してもらいましたところ、72才ですが、2百あります。
     高血圧には青汁がよろしいとのことで、つくりましたが中々とれません。
     どのようにしたらよいのですか。

    (33、4、20)
     過日は早速おはがき下さいまして有難うございました。
     仰せの通り青汁もうんとのみ、注意も致しましてお蔭さまにて、この頃では血圧も160位に下りまして夜もよくねむれるようになりよろこんでいます。
    (33、6、16)



1-11. 血壓下り不整脉治る

    須磨 H.U. 

     青汁をはじめて2年になります。はじめは忙しいといっては止め、下痢をしたといっては休み、材料が切れては絶えしていましたが昨年種子をいただきましてより、二百本余りケールを植え、材料は充分になり、忙しければ、少々寝る時間をおくらせても飲む、下痢をすれば尚更バターと共に飲む、という風に、平時は朝夕2合、夏中病人あり忙しい折は疲れて動けなくなると、つとめてつくって1日に3合から4合飲みました。
     お蔭で、2、3年前までは暑い間はごろごろ暮しました者が、老人の看病しつつ夏を終え、いつ疲れが出て寝込むかと覚悟いたしておりましたが、少しも寝ることも無く、2年前180であった血圧が、薬をのむと下り、止めれば上っていましたのに、薬は一切止め青汁だけで150に下りました。その上、いろいろの薬を試みましたが効果なく、絶対性不整脉と名のつきました脉が、大変よくなってまいりました。なお私は蛔虫、十二指腸虫などの本家と申すほどでございましたので、実のところ、青汁で定めし増加いたしおることと観念いたしていましたが、先頃の検便では卵一つも発見せぬ由にて、これには我ながら驚きかつよろこびましたようなことでございました。(33、11、13附通信より)


1-12. 青汁と高血圧

    吉備町 Y.H. 

     最近高血圧が「クローズアップ」され、一般の人々の関心を高めて参り、本病患者が各病院に犇き合っている状態は御承知の事と存じます。私も高血圧のため4ヶ月間苦しき病床生活をつづけました。其の状況を述べ、本病にお悩みの方々に多少にても御参考にならば幸せです。

    1.経過
     6月の下旬から体の変調を来し、遠藤先生に診察して頂き、高血圧230絶対安静を命ぜられ、2ヶ月間200以下に降りません。毎日青汁2合呑んで居りました処、先生から、呑方が不足だ、一日5合程度にせよとのお話。
     9月から、朝2合、夕方3合にして、2ヶ月続け、一週間毎に岡山の病院にて診て貰って居りました。青汁一日5合にしてから青汁の効果が出初め、一週間毎に10内外下降する様になりました。遠藤先生から、160になれば先づ先づ安心だとのお話でしたが、10月下旬に待望の160に達し内心「ホット」いたしました。現在も続けて居りますが、おかげで体の調子は上々です。4ヶ月で血圧70下降した事は珍らしい事だと友人達は驚いて居ります。

    2.食養生
     如何なる病気でも食養生の大切な事は申す迄もありませんが、兎角ルーズになり易いものです。
     私も協同組合の会合の都度、先生から食生活について詳細なるお話を承って居り乍ら、出鱈目なる食生活の結果今回の不始末、先生に申訳なき次第と悔んで居ります。

     食生活注意の大要

    1. 菜食重点主義にすること
    2. 青汁を多飲すること
    3. 塩分を極力少量にすること
    4. 禁酒禁煙すること
    5. 主食は出来る丈け少量にし麺類パン食にすること
    6. 菓子類砂糖は節約すること
    7. 肉類魚類は出来る丈け少量にすること

      食事(実行例)
      7月(朝)食パン2片、青汁2合、牛乳3合、紅茶は番茶に変更す。
      (昼)食パン3片
      (夕)米飯3杯
      8月(朝)麺類少量、牛乳2合、青汁2合
      (昼)麺類少量
      (夕)米飯3杯
      9月(朝)牛乳2合、青汁2合
      (昼)米飯1杯
      (夕)米飯2杯、青汁3合
      10月(朝)青汁2合
      (昼)米飯1杯
      (夕)米飯1杯、青汁3合

     副食物は菜食重点とし、肉類、魚類は少量にし、野菜は生野菜を主とす。
     従って野菜サラダを充分採り入れる。醤油は少量になし、出得れば酢醤油を使用。
     前記の食生活変更の結果19貫前後の体重が、16貫500前後に落付きました。従って重苦るしき気分も去り、サワヤカなる日々を過し得らるる事を感謝して居ります。
     何卒、健康のため、青汁を軽視せず試して下さい。必ずや青汁の真の価値を認められる事を信じます。尚本病につきまして遠藤博士著高血圧に関する小冊子が発行されて居りますので、御希望の方は遠藤青汁の会又は各地方遠藤青汁協同組合支所にお申込み下さい。


1-13. 柿の葉汁の神効

    福岡県 N.T. 

     ケールはやっと5寸ばかりになりました。
     私の患者は柿の葉汁をたくさん飲んでいます。
     主に高血圧で眼底出血を起した人々ですが、先日百日咳で眼瞼や球結膜下に出血した女児にすすめました所、咳がずっと少くなったと喜んでいました。
     それからもう一つの柿の葉で面白かったのは、友人が喀血しました。「ビタミンKやアドナを繰返すが痰の血が減らぬ。何かいいことはないか」、と相談されたので、「薬ならマネトールをやってご覧。その前に柿の葉をミキサーにかけ、ガーゼでしぼって飲んでごらん」とすすめました。
     柿の葉汁をのんで2時間ばかりしたら、それだけですっかり血が止まったそうです。柿の葉汁の神効かどうか。どうも眉唾だとお笑い下さい。

    (33・5・20通信)


1-14. 高血圧

    倉敷市 H.H. 

     私は54才ですが、2、3年前、高血圧で後頭部が非常に痛み、眼がかすんで困り、好きな酒も禁じ、人生を悲観して居りました処、友人より、青汁を進められ、其効果の説明を聞き、最初は非常に飲みにくく、それでも半年程続けました処、現在では、頭の具合がすっきりして、血圧も下り、酒も少々行ける様になり皆に進めて居る次第。
     全く青汁のお蔭で、胃腸もよくなり喜んで居ります。辛抱に飲続ける事が大事と思います。甘い青汁は絶対に飲まぬ事。みんな青汁を飲んで元気になりましょう。

    あの世行き青汁飲んで道遠し   
    林章


1-15. 事業場に伸びる青汁 協和カーボン岡山工場の成績

    倉敷 N.S. 

    一、飲用を始めた動機

     1.高熱作業者の高血圧対策に苦慮していた(2名死亡高血圧患者1名長欠熱射病)とき、たまたま1昨年10月、山陽技術振興会主備の講演会にて聴講


    二、開始後の概要

     1.搾汁開始 昭和34年6月1日 最初は高熱作業者を優先的に無料配付す
     2.飲用人員の推移
            開始当時  飲用者  53名
            3ヶ月後   〃   95名
            6ヶ月後   〃  135名
           10ヶ月後   〃  167名
        現在(13ヶ月)   〃  160名

      A 内1合以上飲用者………………………………………18名
      B 6ヶ月以上1合以上を飲用している者………………13名
      C 社外の者で特に希望があり25本程度提供している。


    三、効  果

     発育期の幼児と異り数的に効果が現れないきらいがある
     1.アンケートの集計(別表1)
     2.高血圧問題(別表2)
     3.炉出作業者にビタミンB1の無料支給をしていたが現在は希望者が殆んどない
     4.胃酸過多に特に効果があったと思う
     5.便通(45才を過ぎた婦人が日雇労働者に多い)



    <別表1 6ヶ月以上飲用者65名>
     
     5勺
    飲用者
    1合
    飲用者
    合計
     
    体力・精力大変体の調子が良くなった。……1010
    少し体の調子が良くなった。……1720
    全く変わらない……………………3535
     
    肩の凝り全く肩の凝りが治った……………1010
    少し肩の凝りが治った……………1013
    全く変わらない……………………4242
     
    胃腸障害大変胃腸の調子が良くなった……1313
    少し胃腸の調子が良くなった……1717
    全く変わらない……………………3535
     
    疲労・倦怠全く疲れないようになった。……
    少し胃腸の調子が良くなった……1319
    全く変わらない……………………3939
     
    食欲大変食欲がでてきた。……………
    少し食欲がでてきた。……………
    全く変わらない……………………4144
    少し食欲がなくなった。…………






     <別表2 血圧調査票 26名中1年以上の飲用者(13名)>

    概要:
                 飲用前    4ヶ月    12ヶ月
     従業員数   
         233名    252名    287名
     血圧150以上      26名     12名      4名
                
      (以下、血圧150以上で引続き飲用した者 13名について詳査)

                 飲用前    4ヶ月     12ヶ月
     高熱作業従事者  A 180〜100 170〜100 150〜90
              B 166〜92  150〜90  130〜90
              C 170〜80  140〜70  132〜80
              D 188〜80  158〜80  138〜88
              E 176〜90  150〜80  140〜84
              F 180〜100 160〜90  148〜86

     騒音作業     G 164〜92  156〜80  160〜90
              H 164〜100 156〜90  155〜88
              I 170〜100 155〜90  162〜92

     肥満体質     J 174〜90  150〜80  140〜100
              K 220〜130 164〜90  146〜110
              L 170〜100 160〜80  146〜100

     特殊       M 180〜100 180〜100 200〜100



1-16. うれしいこと

    金光町 I.T. 

     小生只今は玉島支所より配達してもらってのんでいます。
     弟も愛飲していますが、よく留守をする事があり、そういう時は小生の方へまわって来ますし、金光教本部に奉職している友人も、九州へ帰省中や出張のため留守中は、緑乳宣伝者たる小生の徳(?)を多として必ず私の方へ廻してくれます。
     この人は九大での診察によれば先天的高血圧症とも言うべきものを持っている人でありまして、数年前青汁の飲用をすすめたのを、少しも疑う事なく、真正直に信じて緑乳党になってくれたのであります。
     体によいと聞いて、すぐそれを実行する。その決断力がうれしいのです。
     青汁党にとって、すすめた人がすぐそれを実行してくれることほどうれしい事はありません。
     この人はお酒の方も相当イケル方ですが、近頃は余程つつしんでいるようです。

    (35・5・20通信より)



1-17. 野菜の不足

    釜石市 J.T. 

     釜石就任と同時に、痛切に感じたのは、東京と比べて、如何にも野菜の少いこと、一般市民の肌艶が悪く青少年の体位が貧弱であるということです。
     小生も、来釜2ヶ月頃から艶が悪くなり、歯肉炎にかかり、病院通いすること4ヶ月、今だに治らない有様です。この間、患者が最も多いのは歯科、ついで内科であることを実感致しました。
     また配属された製銑科の作業員は、溶鉱炉、炉前作業等高熱、粉塵の中での重作業に従事しているせいか高血圧者が高年者層に非常に多く見られます。
     胃腸病、高血圧症、歯痛等、見てまいりますと、何か共通の大きな原因があるように思われ、小生、直感的結論として、野菜の欠乏が最大の原因であり、釜石の市民は、多かれ少かれ、ビタミン不足の栄養失調であるにちがいないと、常に考えて居りました。
     釜石というところは、陸の孤島とも別称される如く川沿いの両側を山でせばめられた、細長い狭い地であり、そこに巨大な製鉄所及びその社宅が発展しつつあるため、近郊の耕地が宅地に転化しつつあります。従って野菜も、山を越えて運ばなければならず、必然的に量も少く、値段も高いのです。
     また、東北地方特有の気候上、余り野菜の栽培に適さないこと(冬ともなればホウレンソウ、ニンジン、ゴボウのみ)。また農家自体、単作経営であり、多角経営に、諸々の条件から、踏みきり難い、市民自体、食生活向上に対する意識がうすい点等の障害に災いされているかとも存じます。

    (35・11・7、通信より)



1-18. 青汁と成人病

    遠野市 E.O. 

     青汁の普及も段々実行者が増えて来ましたが市内にて4人の医者が実行されて居ります。
     その一例、昭和35年3月11日、市教育委員長医師、滝田光雄氏58才、従来は低血圧の方で最高115位であったのが、最近160になって頭が重く具合が悪く時には昼寝もしている。
     夫人55才はお菓子好きにて、糖尿病となり体がヤセテ首の廻りに吹出物が出ておる。
     医者からは糖分の多い食事を禁じられて居りました。
     私より玄米食と生野菜の青汁をおすすめして居りましたが、現代医学を修めた方とて初めは信用されませんでした。
     いくら医者にかかっても治療は進まず、市内の医者や県立病院、汽車で花巻市の医者に迄かかりましても効果がなく困って居りました。そこで秋田県に居られる息子さんとも相談の結果(息子さんは医者で昨年博士となった)食餌療法、玄米と生野菜のよいことが判り実行されることになりました。
     私より玄米を届け炊き方を教えてあげましたら火鉢で玄米を炊き、嫁さんと二人で青汁をつくり、皆で飲むようになりました。
     実施されてより5ヶ月後の結果は夫人は

      「医者の薬や注射より大変よく私等には効いたようです。あれ程ヤセテ居ったのがこれ程に肉付もよくなり娘からも、たいへん変った、といわれ早く実行すればよかった」

     と喜ばれ、御主人は血圧が160もあったのが130に下って頭の悪かったのもよくなりこれから休むことなく仕事が出来ると感謝されて居ります。





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