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肝臓インデックス:掲載紙面選択
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肝臓(1)
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肝臓(2)
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肝臓(3)
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肝臓(4)
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肝臓(5)
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肝臓(6)
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4-1. 肝臓よくなる
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大阪市 H.M.
「青汁はよく効く」で、効果の大きいことを知り、さっそく、大根、キャベツ、レタスなどの青汁を1日2合くらいと、田辺食品の乾燥青汁ピロサン緑を1日1袋の服用をはじめました。
のみ始めてから1ケ月ほどで、それまで、なかなか下がらなかった肝臓のGOT、GPT、がさがりはじめ、4ケ月たった今では、正常値にもう少しというところまでになり、すっかり青汁ファンになり、兄弟にもすすめております。
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4-2. 左党はご注意!!
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高脂肪のツマミ禁物
肝障害の引き金に
【金沢】酒を飲む時に高脂肪食品を採り過ぎると肝障害を引き起こしやすいことを証明した研究が石川県の金沢医科大学消化器内科学教室(高田昭教授)でまとめられ2日、東京の日本アルコール医学会総会で発表された。
この種の研究は同教室で4年前から進められ、成果も発表されたが今回そのメカニズムがより明確になったとして発表されることになった。
それによると、体内に入ったアルコールのほとんどは肝臓で代謝され、アセトアルデヒドという物質になる。
アセトアルデヒドは最終的には炭水化物と水とに分解され、体外に排せつされるが、この物質が体内に蓄積されると肝細胞を侵し、アルコール性肝炎、肝硬変などの障害を引き起こすとされている。
同教室では実験用ラットに与える飼料をアルコールと脂肪食品の組み合わせによって4グループに分け、4−8週間飼育した。
その結果アルコールと高脂肪食品(36%)とを与えたグループのアルコール代謝量は、高脂肪食品のみを与えたグループの2倍近くになったが、低脂肪食品(15%)のグループでは、アルコールを摂取してもしなくても代謝量に大差ないことがわかった。
これはアルコールと高脂肪食品を同時に摂取するとアセトアルデヒドが急激に増えることを示している。
平均的日本人の食事には約20%の脂肪食品が含まれているといわれる。
この割合は欧米より少なく、日本人のアルコール性肝障害の発生が今のところ欧米より少ないという説とも一致する。
日本人の食生活に占める脂肪食品の割合と飲酒量の増加で、肝障害も欧米並みに近づきつつあり、左党は注意した方が良さそうだ。
(56・10・3 産経)
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4-3. 質問箱 肝硬変です
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4-4. 青汁は多い程良い
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4-5. 慢性肝炎1年でよくなる
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盛岡市 Y.K.
昨年4月ドック入りした。自覚症はなかったが、検査数値が悪く(60〜100)、肝炎といわれ入院をすすめられた。3ヶ月入院しても、全然よくならない。慢性肝炎で肝硬変になるかも知れぬと聞き、人生は真っくらやみになった。そのうち、退院して通院せよとのことだったが、検査データは依然60〜100ですこしも変っていなかった。
1年まえ、「女性セブン」で青汁のことを知り、また、「青汁は効く」をよんで、「顆粒」をのんでみた。塩釜の金田氏から、同じのむなら生の青汁をすすめられ、昨年の10月半ばごろから、週1回、一升ビン7本をもって塩釜に通い、毎日1升づつのみ、同時にイモ・マメ・ナッパ食にした。
ところがめきめきよくなり、12月の検査では40以下に下り、今年の4月には30。1年たったこの9月の検査では15くらいになり、すっかり正常の状態だといわれている。
(56年9月の支部会での報告)
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4-6. 肝炎よくなる
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秋田市 M.S.
N氏(57才)は、56年9月遠藤先生の講演から、毎日、顆粒を1袋〜3袋ずつ飲み、アルコール性肝炎(120)が現在はほぼ正常(40)になった。
顆粒を1ヵ月も飲まなかった時は肝炎値が下がらなかった。
また飲んで1ヵ月もすると5〜10ずつ毎月下り、ほぼ正常値になったそうです。
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4-7. 遠藤先生は私の救命神
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倉敷市 H.N.
20年前の昭和36年5月、私は胆嚢が大きく腫れた、これはゾンデ療法(胆汁交換)で縮小、治して貰ったが、そのあと肝炎・黄疸の重患に犯され苦しんだ。
当時逝去した父の死に目に会えぬばかりか、葬儀にも参列できないほど私は重症だった。
当時の主治医は遠藤先生ではなく、肝臓専門で三百ベット病院私立経営の著名医師であった。
「入院せよ」と言われても当時の医療制度では経済的に金が不安で入院できなかった。
タクシーで通院したが、注射も服薬も効かなかった。
食欲はなく痩せ衰えガスで腹だけが固く膨張して苦しく自他共に再起不能を覚悟し、ただ死を待つばかりの哀れさであった。
でも48歳ではまだ死にたくはなかった。
ある日、妻が「青汁常用」の知人から「青汁を飲んでみては?」と、ケールの葉を数枚貰って来た。
私は以前から青汁の効果は聴いてはいたが「今更呑んでも、もう手遅れだ」と思い乍らも手に取った。
心身共に弱っていたので少しずつゆっくりゴシゴシと噛んで汁だけを飲んだ。
約1時間で全葉を咀嚼嚥下した。
するとやがて腹がグウグウ鳴りだした。
そして6時間後に急に便意を催し用便に行くと下痢状の液便が大量に流出した。
そのあとはああ不思議腹はペチャンコになり気分が壮快になってきた。
そして食欲がおこり日、一日と快方に向い僅か1週間後には通院は止め医薬と決別するという急速な快復ぶりであった。
勿論其の間、青汁・緑葉の飲食は継続増量しつづけたのである。
そして半年後には倉敷徒歩の会に初参加七粁を歩き、全快を確認肉親一同喜び私もとても嬉しかった。
この喜びは申上げるまでもなく、「青汁療法」を開発なさいました遠藤仁郎博士の御高恩のお蔭でございます。
遠藤先生には何んの御報恩もできませんが、健康な毎日に感謝しながら68歳の現在に至っております。
付記 このように青汁に救われ再起できた私が10年後に、前にも増して大病を患い長期入院大手術という大失敗を自ら徴発して、青汁の看板を汚した体験談も、後日投稿さしていただきたいと思います。
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4-8. 肝硬変だったが
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4-9. 十数年来最良
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山田 守之亮
近頃は、自家製の青汁をのんでおりますので、手間もかかりますが、毎日、4合前後と、多くなり勝で、飲むのに苦労する状況でございます。
そのためか、肝臓機能検査の結果は、十数年来の最良、GOT36(正常8〜40)、GPT23(正常5〜35)になりました。
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4-10. 鉄分が多いから
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医学博士 遠藤 仁郎
51才の男性。慢性肝炎。数年まえ、検査データが悪く、入院せよといわれたが、折から転勤になったのでそのままにしていた。
その後もデータは香ばしくなく、その都度入院をすすめられたが、別に特別の自覚症がなかったので、毎日ずいぶん無理な仕事をし、酒をのむ、という不摂生を重ねていた。
3年まえ、ついに入院治療をうけ、一時、検査成績はよくなった。しかし、退院後にはすぐに元通りになってしまった。
昨年夏また入院したが、薬の副作用で全身にひどく発疹したり、食欲が悪くなったりして、1ヶ月で退院した。
その11月(4ヶ月まえ)から青汁をのみはじめたが(毎日3〜4合)、体調はしだいに好転、血色がよくなり、黒ずんでいた肌も今ではきれいになり、検査数値もやや下り気味になるなど、ようやく回復のきざしが見えかけたとよろこんでいた矢先、血液の鉄分がふえている――まえに2だったアルファフェトプロティンが50以上にもなっている――これがふえると肝硬変になるおそれがあるから、鉄分の多い青汁はよくない、やめろ、といわれ、大変ショックをうけた。どうすべきか、との相談。
小柄な男性だが、栄養状態も血色もよい。肝臓は少し腫れており、ややかたい。脾臓(肝硬変のとき腫れるものだが)もいくらか大きくなっているようだが、手にはふれない。
長い経過とあわせ考えて、どうやら、もう肝硬変になりかかっているらしい。
青汁がなぜ悪い?
なるほど青汁には鉄分は多い。ほかの野菜にくらべ、青汁の材料にする濃緑菜の鉄分はたしかに多い(表)。
けれども、肝炎食に重要とされている動物蛋白源の肉や魚にも鉄分の多いものは少なくない。
昔から黄疸(肝炎)に賞用されているシジミその他の貝類はいずれもとくに鉄分にとんでいる(表)。これでみると、鉄分が問題だとすれば、むしろ、これらこそ制限されてしかるべきであろうが、それは不問に付しておいて、それらに比べはるかに少ないか、あまりちがわないナッパ(青汁)だけが、なぜむつかしくいわれるのだろうか。
食の完全化
肝疾の食事に大切なことは、栄養のバランスがよくとれていなければならないということだ(食の完全化)。しかし、現在の習慣食や肝疾食のように、肉食に傾き野菜の少ない、したがってカロリー、蛋白質ばかりが多くて、それに釣合うべきミネラル・ビタミンの不足しているばあいは、酸性食品の多いことや、不完全な代謝のために生ずる有害産物などによって血がにごってくる。
それが、肝臓のはたらきに不利であるだけでなく、その処理にあたらなければならない肝臓にとっては、それだけ大きな負担になるわけだ。
ところで、ナッパ・青汁をすすめるのは、このあやまりをなおし食の完全化をはかるのがネライであり、そのために必要なミネラル・ビタミンの十分な補給には良質ナッパ以外に適当なものがないし、かなり大量を要するので、その摂取を容易にするためしぼって飲もう(青汁)というのだ。
それなのに、鉄分が多いというだけの理由によってこれを禁じ、食全体としてのバランスをそこなうことが、はたして当をえているだろうか。
また、現に、ナッパ・青汁を中心とする食で慢性肝炎はもとより、腹水がたまり腹腔鏡その他の検査で確められた肝硬変でさえも、著効がみられているという事実からも、断じて中止すべきではないと私は思う。
肝臓の負担をへらす
次に注意すべきことは、できるだけ肝臓の負担をへらすこと。それには、食の完全化(不完全代謝による有害物をへらす)をはかり、便通をよくする(腸内で生ずる有害物をへらす)こと、および食の安全化と薬にたいする注意が大切。
食の安全化
有害食品、農・畜・水産用薬剤や、各種添加物などに汚染されたり、そのおそれのあるもの、インスタントものや出来あい食品など加工・保存食品はつとめてさけ、なるべく安全な自然食品をえらぶべきだ。
合理的肝臓食
つまり、合理的な肝臓食としては、栄養的にバランスがよくとれた完全食であると同時に安全な食でなければならない。しかし、安心して食べられるものの殆んどない現在、この条件をみたすものとして可能なものはイモ・マメ・ナッパ食しかないのではないか。
主食には白米飯・白パンよりは比較的安全度のたかいイモ類を、蛋白食には肉・魚の切身よりは大豆ものを主とし、それに、安全な良質ナッパを主とする野菜・山菜・海藻類を十分にそえ、調理は簡単に、調味はうすく、なるべく自然にちかい形で食べること。なお、ナッパは少なくとも1キロ(青汁にして4合)以上が望ましい。また嗜好品にも、酒・タバコをさけることはもちろん、菓子・ジュース・コーラー類にも十分注意。
コーヒーよりは茶がよいが、これにも今では農薬汚染の心配がある。自家製の草茶などの方がずっと安全だろう。
ともあれ、肝疾の食事については、できるだけ安全なものをえらぶことと、鉄分だけにとらわれず食全体としてのバランスのとれたものにすべきだから、青汁は絶対必要だし、青汁は多いほどよいという経験からも、いままで通りつづけ、またイモ・マメ・ナッパ食に徹するよう努力すべきだ、と敢ていいたい。
薬についてひとこと
薬はなるべく無難なものにすること。薬も肝臓を負担することの多いもの。
ことにさいきんの薬には余程慎重でなければならない。
まして、よいという新しい薬ができたからとタメされるのはごめん蒙りたい
検査データ
そして、つねに検査をくりかえし、そのデータを参考にすべきことはいうまでもない。
しかし、あまりとらわれすぎ、それに振り回わされるのも賢明とはいえない。
むしろ、それとともに体調をこまかくチェックすることだ。というのは、自分の体をいちばんよく知っているのは自分だからだ。
食養のみならずすべて治療法が正しいかどうかは、からだの反応がいちばんよくしめしている。
だるい、しんどい、何となく調子がよくない、というのであれば、それがいかによい方法だとされているものでも、そのからだにはよくない、適していないのだし、しだいに元気づき調子がよくなるようならば、検査データとは必ずしも一致しなくても、それをつづけてゆくべきだ、と私は思う。
(57・3)
鉄含有量 mg/100
コマツナ 3.3
ミズナ 2.7
ケール 2.7
カボチャ 0.5
ピーマン 0.5
ニンジン 0.5
トマト 0.2
タマネギ 0.5
キャベツ 0.4
キウリ 0.3
ダイコン 0.3
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ワカサギ 5.0
イワシ 3.0
サンマ 3.0
マグロ 1.0〜2.0
サバ 1.5
タイ 0.4
イカ 0.4
タコ 0.3
シジミ 12.0
ハマグリ 8.0
カキ 8.0
アサリ 7.0
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コムギ粉 二等分 0.9〜1.2
(平均1.06)
一等分 0.8〜1.0
(平均0.93)
ハクマイ 0.4
ダイヅ 7.0
ソラマメ 5.7
エンドウ 5.0
アズキ 4.8
サツマイモ 0.7
ジャガイモ 0.5
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4-11. 慢性肝炎よくなる
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三重県 K.O.
3年まえ(55年1月)カゼをこじらせ、急性肝炎で入院。
その後経過がかんばしくなく、腹腔鏡検査で慢性肝炎と宣告されました。
肝機能も、入院時900が100に、なんとか下り、4月退院しましたが、あまりよくなく、去年(57年1月)再入院。
肝機能600。
その3月肝機能40で退院。
その後も機能安定せず、慢性だからと半ば諦めていた時、青汁を飲用されている知人に紹介され、1日1回夕食時2合ずつ続けています。
いらい、肝機能20〜16と健康そのもの。
仕事もできるようになり、月に2回血液検査をつづけていますが、成績は今も安定しています。
ほかに、慢性湿疹、カゼひきやすく、足のだるさ、背中の痛みなどありましたが、青汁1年でこれらの持病もなおり、家族全員よろこんでくれております。
青汁は医薬とちがい副作用がなく、安心して飲用できるので、今後もつづけていきたいと思っています。
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4-12. 青汁で長生き
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神戸市 R.N.
赤ん坊の時、肺炎を患って奇蹟的に命を取りとめた私は、ひ弱な子供で育ちました。結婚してからも、乳腺炎、子宮筋腫の手術、腎臓結石、リューマチ、肝炎、甲状腺腫瘍の摘出、五十肩の神経痛、便秘に肩こり、頭痛と体のあちこち手術の傷だらけで、病気の問屋さんみたいです。主人の大らかな愛情の支えが無かったら今まで生きて来られたかどうか分りません。親戚の女医、村田松枝先生が青汁をすすめて下さって主人が飲むようになり、私も夫唱婦随で半信半疑で飲んで見ました。
お医者様の薬ばかり頼らずに、公害や薬害の無い自然の青汁は長く続けるほど良い。と主人は言っています。飲み始めてもう5年位になります。六甲山の山の水をリュックに背負って時々主人が持って帰ります。その水で青汁の粉末を食後欠かさず飲みます。初めは蜂蜜を入れていましたけど、馴れると青汁だけの方がさっぱり致します。おかげ様で肝炎も落着き、リューマチも軽くなりました。便秘も苦にならなくなって、ここ2、3年海外旅行も楽しめるほど元気になりました。
旅行には錠剤を持って行きます。中国、東南アジヤ方面の水の不自由な所でも、口にポイと入れるだけで便利です。青汁のおかげで三度の食事がとても美味しく食べられます。現在では青汁無しでは心細くて生きて行けない気がします。主人は神戸六甲から大阪まで通勤し、献血検診医として元気に社会奉仕の仕事に精を出し、疲れを知りません。私も元気を取り戻して孫の守りが手伝える幸せの暮しを致しております。青汁と六甲山の水、これが主人73才、私63才の長生きの秘訣だと思っています。これからも青汁と共に元気で過したいと願っています。
(58年3月)
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4-13. 急性肝炎
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大阪市 K.M.
大学の卒論のため大変無理して疲れてたが、昭和50年12月29日、先輩より黄疸があると注意され、以後、治療をうけた。嘔吐も正月2日にあった。食欲なく、悪心があった。1月6日入院。いろいろと治療をうけた。点滴注射は毎日。ほかの患者さんと異なる点は青汁を服用してたこと(一週間に、錠化青汁2ビン、グリーンマグマ1ビン)。入院時GOT700。1週間後1200と上昇。その後は1週間で少しづつ下り、2月に入ってどんどん下降。2月末には100となり、3月中旬でだいたい正常値となり、4月下旬退院。その後もGOT、GPTとも正常。毎日青汁服用している。
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4-14. 1日も忘れられない必需品
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三重県 T.S.
52年3月に肝炎を患ってから青汁健康法をとり入れ、いまはカゼひとつひかない全くの健康体を保持することができました。
サラリーマンですが、休日にはケールの手入れや、とり入れて搾る作業に専念しています。
自給自足には程遠いのでケールは亀山の朝倉氏より不足分を購入しています。
青汁は1日も忘れることのできない必需品となっています。
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4-15. 肝炎の検査データ
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医学博士 遠藤 仁郎
「肝炎で3〜4ヶ月まえから青汁をやっている。大変調子がよくなりよろこんでいました。それが1月になって狂って来、検査データがすこし悪くなった。青汁をつづけているのに、なぜだろうか?」
「材料は?」
「自家産のケール。」
「農薬は?」
「つかっていません。」
「分量は?」
「3〜4合。」
「何か薬でも?」
「なにものみません。」
「ほかの食べものは?」
「みな手づくりで、安全性はとくに気をつけています。」
「なにか変ったことは?たとえばお正月?」
「いそがしかった。」
「そのためかも知れませんよ。何分鋭敏な反応で、わずかなことも影響します。
それに、年末から年始にかけてはどうも、あれこれ故障のおこりやすいものです。
私自身も1月中ほどに神経痛やシビレが出て、しばらくつづいたことがあります。平素あまり食べない餅や菓子や酒など、ついすごしたためと思っています。」
「自覚的にはなにか変調が感じられました?」
「いや、体調は少しも変りません。食事はおいしいし、疲れやすいともだるいとも思いません。ねむりも便通もよろしい。」
「それじゃあ、あまり神経質にならずに様子をみられてはどうですか。検査上のミスということがないでもありません。肝炎のデータについては、いつも、むかし、肺結核のおそれられた当時のことを思い出します。私もやった覚えがありますが、おかしいと思って毎日検温し、一分二分の熱にひどく神経をとがらせたものです。そして、少々の熱はあっても、体調さえ悪くなければ、気にしないことだ。
少しも心配はいらない、といわれて安心すると、熱は自然下がってしまう、といったことがよくありました。
肝炎のデータはまったくそれと同じ、気にするだけでも高くなります。
多少の凸凹はあっても病勢はそうそうむやみに動くものではありません。
いつもビクビクしており、そのたび毎に一喜一憂するのは、少しもプラスしないばかりか、むしろマイナスの条件を加えることになります。」
(59・1)
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4-16. 肝臓によい青汁
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医学博士 遠藤 仁郎
先生の「青汁と健康」、「青汁は効く」を懸命に勉強しております。昭和57年初診(宮崎県立病院)。すでに慢性肝炎となっておりました。肝硬変とスレスレのところとのことでした。その後入退院のくりかえし。年二回の検査、CTおよびアンギオもいたしました。入院中はGOTはずっと下ります。最初は200位ありましたが、現在80です。週二回の点滴をつづけておりますが、この80は絶対動きません。身長151センチ、体重54キロ、血圧160/90。青汁の作り方は本の通りやっており、全然吐いたりはいたしませんが、一日に2合くらい、命がけで飲んでおります。いま1ヶ月くらいです。そのうちきっと効くものと思っております。さて、肝臓に効く青汁は何がいちばんよいのか教えてください。とにかく一生懸命です。
安全・良質のナッパからつくった青汁でさえあればなんでもよいので、とくに肝臓によいものはない、というのが私のすすめている青汁です。それは、青汁に特別の薬効をもとめているのでなくて、青汁によって食べものをなおし、食べもののまちがいから来ている、病気のもとの“血のにごり”をとりのぞくのが目的だからです。
食べもののまちがいには、大きくわけて二つあります。一つは、食べもの全体として栄養的に釣り合いがとれていない(カロリー・蛋白質ばかり多くて、その処理に必要なミネラル・ビタミンの不足)という、完全性の問題。いま一つは、現在手にはいる食べもの自体が、殆んど有害なものばかり、という安全性の問題とです。そのため血がにごり、からだ中のはたらきを害し、からだ(したがって肝臓も)の抵抗力・治癒力をよわめています。そのうえ肝臓は、これらの有害有毒物を処理し、無害化する毒消し役をしている大事なところですから、それだけ仕事がかさみ、疲労しやすくもなります。つまり、二重にいためつけられているわけです。ですから、肝臓の病気をなおすためには、まず、栄養のバランスをよくすることと、できるだけ安全な食べものをとって、血をきれいにするよう心がけなければなりません。
といって、安全な食品の殆んどない現在では、せめて、バランスだけでも、より完全にするようつとめなければ、ということになります。栄養のバランスをよくするには、とりすぎているカロリー・蛋白質は控え目、必要の範囲にとどめ、不足しているミネラル・ビタミンは十分に、むしろ余裕のあるくらいにすべきですが、その大切なミネラル・ビタミンのもっともすぐれた給源は良質ナッパだけで、これ以外にはありません。
そこで、大量のナッパを食べよう。その方便として青汁にして飲もう、というのです。分量は少なくとも一日1キロ以上。多いほどよろしい。なお、ほかの食べものもなるべく安全でミネラル・ビタミンにとんだものとし、調理は簡単に、味つけはうすくすること。また、嗜好品にも十分注意し、酒・タバコはもとより、菓子・ジュースなど甘味のつよいものもできるだけへらすか、やめること。栄養のバランスをくずし、添加物の害もさけられないからです。こうして、食の安全化、完全化=合理化をはかり、血をきれいにすれば、からだ中のはたらきがよくなり、肝臓のはたらきもしだいに回復して来ます。したがって青汁には、ともかく安全で良質のナッパからつくったものでさえあればよろしいので、特別肝臓にきく薬効成分のあるものでなければならないのではありません。ほかのどんな病気のばあいでも同じです。
(60・8)
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4-17. 肝腫瘍からの生還
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渡嘉敷 M.T.
発病
昨年8月末、肝腫瘍と診断され入院、手術ということになりました。血液検査のわずかな疑点にも思いきった精密検査で対応したことが、早期発見となり手術後の体調の整ったころからのケール飲用がはた目からも、自覚的にも回復の効果を高めたと信じております。私の入院したK病院はガン病院で有名。外科病棟には多くのガン患者が入院しておられ、ガン克服のため必死で闘っておられましたが、手術後他症の併発とか退院の大巾延長とか、退院再入院のくり返しとか、気力喪失で無力人間になるとか、本人の希望とは逆になかなか社会復帰に繋ながらない人たちが多く、家族の方々を悔しがらせておりました。
毎日4合
そんな中で毎日、青汁4合。私は確実に回復していきました。気力が充実し、落ち込み集団の中でピカピカ光って目立ったのでしょうか“驚異”“奇跡”“キリストの復活”など、お世辞とやっかみをたくさんいただきました。ケールの本が沢山売れました。遠藤先生の『青汁は効く』その他です。しかしそれはあまり嬉しい事ではありません。ということでは、それらの本を購入された方々は重症者が多く、必死のせっぱ詰ったお気持ちだったはずです。残念ながら購入された半数の方が亡くなられました。元気な方々に、ガン予防のために、青汁関係の本がよく売れてケールの愛飲が広く普及する。このことがケール運動の本筋ではないでしょうか。
青汁を飲みたい
隣りベッドのYさんは、腸ガンの末期、手術とか処置のとりようがなく、食べるだけ下痢になり、点滴注射などで体力を保持されるだけでしたが、そのYさんは「ケールを飲める体になりたい、なりたい」と最後まで言っておられました。私の退院後亡くなられましたが、なぜもっと早くYさんはケールにめぐり逢えなかったのかと、無念のお気持を思い、残念でなりません。
私が死んだら
手術前後の3週間ほどは絶望と苦痛と不安と慚愧とかで暗黒の時期でした。訪ずれる家族や子供たちがいとおしく、もし私が死んだらと、あとのことが心配です。また、暫く逢っていない友人たちが無性に懐かしく、逢いたい、逢いたいと望みました。
青春時代にすれ違った多くの人々や、かかわりのあった出来事や風景が無数に想い出されたり、ガン進行で末期の姿の想像図を描いて不安にさいなまれたりしていました。死を直面した人間の心理状態で、陰うつな、はげしい落込みの中にいたわけです。このような状態から救ってくれたのがケール健人の会であり、ケールだったのです。ケール療法を採用した経過ははぶきますが、『これで治すのだ、これで治るのだ!!』とケールを信じてふみきりました。
病気を忘れて
事実、ケールを毎日4合以上飲み続けるうちに驚くような変化が起きて来たのです。一口にいって調子が良いというか、体調が上るにつれ思考の内容が病気から離れていくのです。時々病気を忘れている自分に気付いてハットすることがありました。そうなって来ると、看護婦や医師団のもっている患者の基準をはるかに超えており、ガン患者という概念からは考えられない行動に走ります。
ケールは効く
同室にKさんという人がおられました。脊髄ガンの末期で神経系統も侵かされており、感覚がほぼ麻痺していました。そのKさんがベットから落ちました。夜中の2時ごろ“ドスン”という音に跳起きると、反射的に看護詰所へ『Kさんが落ちた!!』と知らせに飛んでいたのです。それは肝臓ガンの切除手術後15日目の人間とはとても考えられないスピードと迫力のある動きだったそうです。担当医からは大変なお叱りを受けましたが、私の退院の時期が現実の問題として医師団の側で検討され始めたのは、その事件がきっかけになったようです。その翌日から積極的に体を動かすよう指示され、毎日2、3時間の外出が許されて試験外泊も出来るようになって行ったのです。“ケールは効く”その頃から私は確信をもつようになりました。
手術不可能
肝臓という臓器は、つい4、5年前までは医術のメスの介入を拒んでいました。投薬その他の処置で治癒または延命をはかれる症状の肝臓病は別として、肝臓ガンは手術不可能といわれてきました。知人のU氏は10年ほど前重い症状ではなかったのですが、手術が出来ないまま亡くなられました。俳優の大川橋蔵さん、作家の藤原審爾氏が亡くなられたのはつい最近です。進んだといわれる医学の中でも、まだまだ困難を伴なった恐ろしい病いであることには変りないでしょう。私はこの病いと戦いを開始して約10ヵ月。数々のショックを通過し、明るい見通しが立って来ましたが、転移、再発の可能性もあるわけで、恐ろしい不安な日々を送らなければなりませんが、ケールと共にならこの困難を乗り越えることができると信じています。“ケールは効く”私にはケール飲用後、確信をもっていえる効果があがっているのです。
(ケール健人の会会報より)
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4-18. 脂肪肝
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「脂肪肝で入院しています。肝臓には青汁がよいそうですが、どうでしょうか?」
「よいと思います。脂肪肝にもいろいろ原因があるようですが、何か特別な病気でも?」
「いや、なにも。」
「じゃあ、お酒ですか?」
「あまり飲みません。」
「甘いもので?」
「かも知れません。好物で、よく食べます。」
「肥っていますか?」
「175センチで85キロ。」
「相当なもんですナア。」
「……」
「ふとっているだけでも脂肪はたまりますが、それだけだと“脂肪化”といって“脂肪肝”とはいいません。つまり、脂肪肝となると、やはり肝臓になにがしか“コト”があるとかんがえなければなりません。そして、ながくつづいていると肝硬変になる可能性もないではありませんから、この際、十分に治されることですよ。それには、すべての食品をできるだけ安全なものにすることと、青汁をしっかり飲むことですが、それだけではダメ。
まず、だいいちは痩せること。理想的には、標準体重からもう1割方少ないくらい、50〜60キロの境い目まで。食全体をへらすこと。とくに糖分。菓子やジュース類には、添加物の害も加わります。そして、つとめて運動すること。」
「青汁はどれくらい?」
「少なくとも一日4〜5合、もとのナッパ1キロ以上。多いほどよろしい。
目的は、不足がちなミネラル・ビタミンを十分に補うことですから、ほかの食べものもなるべくミネラル・ビタミンの多いものにする。
たとえば、主食には白米よりは玄米、麦、雑穀(玄穀の粉食)、イモ類。
蛋白食品では、切り身の肉や魚より小魚、大豆を多くし、それに、ナッパを主とする野・山菜・海藻などを十分そえること。
調理は簡単に、味はうすく。それをよくかんで食べることですが、最初に青汁、次に野菜類を食べ、主食や蛋白食品はその後で箸をつけるようにすること。そうすると、相当満腹しても、比較的減食になっているので、痩せるのに都合がよろしい。
肝腎なことは、これを熱心につづけることです。しかし、なんしろ食べもののこと。しかも、あまりうまくないものばかりなので、その実行にはかなりの抵抗がありましょうし、それをつづけるには努力を要します。
けれども、時期を失してはなりません。大したことのまだおこっていない今こそ適期。さきで後悔しないよう、真剣にとり組んでほしいものです。」
(60・12)
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4-19. 青汁は私の生活に不可欠
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大阪市 M.H.
今から考えると若い時の私の不規則が、たたったものと考えざるを得ませんが慢性気管支炎、肝臓病、自律神経失調……と多くの病気を持つ体となってしまい病院通いを続け、漢方などで治療をしてきましたが、思わしくなく過してきていました。
昨年の5月、私の勤める市役所の職員組合が主催して、健康学習会が催され、組合の指導者の方からぜひ参加してみるようにとすすめられ“ケール健人の会”の講義を聴講しました。
この中で渡嘉敷さんの話は印象的でした。肝臓病が肝ガンになり、ケールの青汁を飲みつつ手術を受け、術後が医者も驚くほど急速に回復し、ついに肝ガンの再発をおさえきった経験を聞いて私もぜひやってみようという気になり、以来一年間毎日3合の青汁を飲みつづけてみました。その結果、先づ気がついたのは、冬になるとカゼをひきやすかったのがひかなくなってしまったことです。それまでは毎冬、気管支が弱いため、1ヶ月のうち20日間はカゼで苦しむ状況でした。それが一回ひいただけで、それもすぐ治ってしまいました。
家族4人揃って飲むうちに、みなカゼをひかなくなっているのに気がつきました。私の肝臓のほうも平常値より10〜15位の上り下りはあるものの、医師から「平常値に戻った」と云われ、気を強くし、いつしか週に1〜2回位好きな酒が飲めるようになりました。
しかし酒を飲むとやはり数値が上りますので、飲まないように慎しんでいます。
今日では教えられた通り空地を利用してケールを50株ほどつくり補強してゆくようにしています。今やケールの青汁は、私の生活にとって欠くことのできないものになっています。
もうあと低血圧症と自律神経失調症を克服すれば、健康をとりもどすことができますので、なんとしても完治したいとガンバッテいます。
(ケール健人の会会報より)
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