健康と青汁タイトル小
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3-1. 検血の結果よくなる

    兵庫県 K.T. 

     毎日、青汁をいただくごとに、先生の、青年のごときご健体をしのんで、あやかりたいと思っています。おかげで、だいぶ健康も回復し、検血の結果(慢性肝炎)、グングンよくなっているので、主治医の先生も安心していられるようです。何かと仕事が忙しくて、旅行せねばならぬときもあり、いささか疲労を感じますが、できるだけ過労をさけ、社会のこんとんたる渦中にまきこまれないよう配慮しています。



3-2. がんこな肝炎

    滋賀県 Y.M. 

     毎日、食後に2合、1日計5〜6合のんでおります。
     材料は、ケール、キャベツ、コンフリー、人参葉、大根葉、などです。
     おかげさまで、だいぶ健康も回復し、がんこな慢性肝炎が徐々によくなりつつあります。
     黄疸指数が15から、さいきん8にまで下りました。
     これに勢を得て、ますます青汁をのみ、病気を克服したいと思います。

    コンフリーについてのご注意



3-3. 根本的にやり直す

    栃木県 M.S. 

     昨年4月に、十二指腸潰瘍兼肝炎と診断され、45日間入院。
     その後も、5ヶ月間毎日通院し、現在も週1回ぐらいの通院をしています。
     昨年来の風邪がやっとなおり、肝機能ももとに戻ったとのことで、これからは、仕事をやめ、健康回復につとめようと思い、参考書でもと、書店をのぞき、「青汁と健康」という本を何となく手にしたところ、あまりにも、いまの私にぴったりの本で、おどろき、かつ夢中で読み出し、家に着くまで待ちきれず、途中の公園のベンチで読み終し、家につくや、すぐ、ペンをとりました。
     先生の本によって、私の食生活の誤りもさることながら、注射や服薬にのみたよった、私の考えの無さがしみじみ反省させられました。
     しかも、家が農家にもかかわらず、豊富な野菜をあまり食べないありさまでした。この機会に、皆様の仲間に入れていただき、健康回復を根本的にやり直すつもりです。



3-4. 青汁に感謝

    高崎市 S.K. 

     私は、昭和48年3月頃より体が悪く、気分がすぐれず、食欲がなくなり、吐気があるようになり、右上腹部に圧迫感がありましたので、医師の診断を受けましたところ、肝臓が悪く、又コレステロールもあると言われ、毎日注射と薬を飲んでおりました。
     たまたま、もと勤めていた会社の先輩より、私の病気を心配し、電話を戴きました。
     其の時青汁を飲んだらと言われ、最初は半信半疑で飲んでいるうちに、何んとなく気分もよくなり、食欲も出て来て、吐気もなくなってまいりました。
     これはと思い、毎日、朝夕続けて飲んでおりました。
     其の為、医師の診断の結果、ほとんど異状なしと言われました。
     その時の喜びは大変のものでした。
     これも青汁のお蔭と今でも続けて愛飲しております。
     好きな酒も止して、青汁に切り替え、61才の今でも毎日元気で働いております。



3-5. 肝炎によかった

    神戸市 T.Y. 

     昭和36年に種子をいただき、ながい間つくって、青汁にしていました。
     中学教師の主人が、流行性肝炎になりましたが、休みもとらず、だるいのを無理しておりました。医師からは、ひどく肝臓が腫れていて、もう元にならないのでは、といわれていましたのに、毎朝夕、必死に飲みましたところ、3ヶ月で、先生もおどろくほど腫れがひき、入院することも、長期欠勤することもなく、症状回復し、以後4〜5年は、何か思い感じだったらしい様子でした。が、ずっと飲みつづけ、7年後の人間ドック検診の時は、肝臓はすっかりよくなっており、よろこんだことでした。
     毎年、種をとっては植えつぎしていたのですが、そばに大根を植えていたためか、葉がへんに大根のようになり、背が低くなったりで、ここ2〜3年は植えておりません。朝日新聞の「複合汚染」という小説で、せめて青汁でもずっとのむと、この農薬公害の被害からまぬかれる、ように書いてあるのをみて、あの立派なケール、あのたくましい、あの青々とした葉を、是非、私の畑で、もう一度作ってみたく、急にお手紙させていただく次第です。
     一ぱいの青汁の味はとてもさわやかでした。あの種がございましたらお願いいたします。



3-6. 毎日4〜5合

    静岡県 M.N. 

     いただいた赤地利ソバ、美しいピンクの花がさきました。ご指導いただいて、畑も、台所のゴミをうめ、今年で3年目。
     ケールもバイアムも青シソも、大変よくでき、青汁毎日4〜5合のんでいます。
     おかげさまで、血圧はいつも正常。髪の毛はますます黒く、朝のめざめもよく、慢性肝炎もよくなり、ありがとうございます。



3-7. 急性肝炎に卓効

     岡大の学生F君が急性肝炎になり、大学で受診、即刻入院を要する、といわれたんだが、と、その友人のT君から相談をうけた。
     岡大といえば、肝炎の研究で名の知れたところ。
     そこでの診断だから、うっかりしたことはいえない。
     しかし、T君の話のもようでは、どうやら、ごくふつうのものらしい。
     そこで、肝炎治療の原則は、

      1. 有害有毒物(食物でも薬でも)を極力のぞくことと、
      2. 安全かつ完全な食をとること

     に尽きる。
     本人が本気でやる気なら、イモ・マメ・ナッパ・青汁食に徹すること。
     もし、それで蛋白質の不足(肝炎には十分な供給が必要とされている)が気になるなら、安全な動物蛋白源として、伊部の青木氏(本会東備支部)の有精地卵(昔ながらの安全飼料による放し飼い)がよかろう、と話しておいた。
     また、心配された郷里の親ごさんからも電話があったので、家庭でできるなら、下宿にいるよりはよいでしょう、とも答えておいた。
     が、F君は、岡山の下宿の方が青汁をのむのに都合がよいというので、そのままやり出し、イモ・マメはもとより、青汁も毎日5〜6合以上ものんだ。
     それを知った大学では、どんでもない、そんな無茶なことをやっていては死んでしまうぞと、再三入院を促がすというよりは、強制して来たそうだが、F君は頑として耳をかさず、徹底した青汁食をつづけた。
     そして、薬ものまず、1本の注射もせずに、症状は日に日に好転。
     1ヶ月ばかりで登校できるまでによくなったので、すっかり大学の鼻をあかした恰好になってしまった。
    (51・1)



3-8. 肝臓が青汁2合で

    岡山県 T.S. 

     8月に肝臓機能検査をうけ、少々悪いとのことで、毎日注射に行き、薬ものんでいたんですが、
     月1回の検査は全く変りません。検査のたびに80、90という数字でした。約1年ほど前から青汁ものんでいました。
     11月の中頃、電話しましたら、「分量が少ない。もっと飲まなければ」との注意をうけ、それから毎日2合くらいづつ飲みましたところ、約1ヶ月後の検査では、GOT31、GPT57に下ったではありませんか。
     これまで、注射と薬を毎日つづけて変らなかったのが、青汁2合で下ったのです。いまは、毎朝青汁つくりを楽しみに、主婦として私の仕事だと思い、家中のものが飲んでいます。肝臓のわるい主人が2合。私と子供は5勺。この寒さ、青葉も少なく、はやく春の来るのを待ち遠しく思っています。ケールの種、ありましたらお願いします。

    (青汁は、少なくとも2〜3合のまなければ本当の効果はあらわれません)



3-9. 質問箱 肝硬変で腹に水

    高知県 M. 


     肝硬変で腹に水がたまっています。青汁のんでもよいでしょうか?


     肝臓の病気には青汁は絶対必要です(栄養を完全にするため)。
     また青汁には利尿作用があるので腹水にもよい筈です。
     少量からはじめ、しだいに増し、いつも尿量の範囲内にしておけば無難でしょう。



3-10. 肝硬変が10年も

    群馬県 Y.O. 

     青汁を飲用してはや10年。難病の肝硬変症も悪化せず、職場で働いています。
     医学的には3年の生命といわれましたが、ケールの効用により、1日、1日が働けることの素晴らしさ。
     喜びはすべてにまさる生き甲斐です。
     群馬支部の皆さまの親身にまさる心づくしに感謝いたしています。
     今後もケールにより、家中、健康を保ち、充実した毎日を送りたいと思っております。



3-11. 受験間際の急性肝炎

     中学3年のM君は、高校受験を目前にひかえた3月初め、急性肝炎にかかった。
     血液の成績がひどく悪いので、受験などとんでもない。絶対安静をまもって、十分の手当をしなければ、と宣告された。
     おどろいて、すぐ入院。青汁を毎日2〜3合のんだところ、体調は急速に好転。
     食欲が出、便通もよくなり、血液検査の成績も、入院時のGOT1662、GPT1396だったのが、2週間後には、それぞれ58、107、1ヶ月には31、25(正常値)となり、受験はもちろん、めでたく入学もでき、4月の学期はじめから、元気で通学している。



3-12. 退院できた

    上田市 K.O. 

     慢性肝炎で、1年半も入院生活をしていましたが、昨年の8月1日から、特別に許可をお願いして、ジュースをつくらせていただき、毎日のんでいます。
     そのせいか、12月ごろから、検査成績がよくなり、おちついてきましたので、3月7日に退院することができました。
     ジュースのおかげと思います。家では自由がきくので、主人にたのんで、畑にケールをつくってもらうことになっています。
     種子をお願いいたします。



3-13. 肝臓が乾燥青汁で治った

    兵庫県 T.T. 

     私の住んでいる所はみかんを栽培しています。
     そのみかんに、年2、3回の消毒をしていますが、昨年5月の消毒の時、定められた分量より2倍も濃い消毒液をあやまってつくり、その液を、ホースの不完全から体にあびてしまいました。
     すぐに石ケンで洗ったり、着更えたらよかったのですが、その日は、そのままで消毒をつづけました。それから2ヶ月過ぎた頃から(7月)体がだるくなって、立っていられなくなってきました。
     早速病院へ行き診察を受けました。結果は、肝臓が悪いと聞かされ、つづけて2ヶ月治療を受けましたが思わしくなく、毎日ゆううつな日を過ごしていました。
     ちょうどその頃、近くに住んでおられる奥さんが青汁の会に入っておられ、ケールを作って毎日青汁を飲んで、元気になったから貴女も飲んでみては、と親切におっしゃっていただき、それから、毎日ケールのジュースを飲みました。
     乾燥青汁もお世話して下さって、初めの1ヶ月は沢山飲みました。
     その頃から、体の調子がよくなって、病院へゆく度、検査結果がどんどんよくなって、先生が、貴女は何を食べてそんなに早やくよくなったか、とくり返しくり返し聞かれました。
     私はとてもうれしくて、病院から帰ると奥さんに話しよろこんでいただきました。
     それからずっと、主人も、子供とともに家族4人、ケール・グリンジュースを飲んでいます。
     よく風邪をひいていましたが、昨年秋からは、風ひきもなく、みんな元気で楽しい日々を暮しています。グリンジュースのお蔭と感謝しています。



3-14. どうしてもやめられんなら

     医学博士 遠藤 仁郎 

     近ごろ、足が腫れ、からだがだるい。
     酒が好きで、毎日、4〜5合のむ(朝、ひる各1合、夕2〜3合)。
     タバコは25〜30本。家内からやかましくいわれているが、のまずにはいられない、という、いかにも飲んべいらしい、70すぎの、赤ら顔をした元気のよいご老人。
     血圧は150/80で、心臓にも腎臓にも異常はないが、肝臓が指1本がたはれており、少しかたくもなっている。
     アルコールのためにそういない。
     足の腫れも、からだがしんどいのも、このためだろう。
     酒は絶対ダメだし、タバコもやめるべきだ。といったら、どうしてもやめられぬ、2合くらいではいけないか、とのこと。
     そこで私は、じゃあ2合にまけとこう。
     ただし、へらした分(2〜3合)だけ青汁をのむ、という条件つきでだ。
     青汁は多いほどよいから、これをつくって、せいぜいしっかり飲んでほしい。
     そうすれば、酒の毒も、タバコの毒も、いくらかはへるだろうから、今のままよりはマシだろう、と、ケールの種子をさし出した。
     この妥協案が気に入ったとみえ、このご老人、すこぶるご機嫌の様子だった。

    (54・4)



3-15. 健康相談室 青年の肝硬変

     医学博士 遠藤 仁郎 

     27才の息子が、さきほど、病院で腹腔鏡の検査をうけ、肝硬変で、あと6〜7年の寿命だろうといわれ、大変なショックをうけた。食欲はよいし、わりと元気にしているが、本当に、もう、どうにもならないのだろうか。
     先生のいわれる通りを実行して、よくなった方があると聞き、わらをもつかむ気持でまいった、
     と母堂がみえた。肝硬変は肝疾の末期で、医学の常識では、まず不治の状態ということになっている。
     けれども、肝臓は回復力のつよいところだから、必ずそうなるとばかりはいえまい。
     あと数年の寿命というのは、いまのままではということで、養生しだいでは、もっとのびることもあろうし、回復して来ないものでもなかろう。
     もっとも、私のやり方は食養生が中心になっており、しかも、うまくないものしかないので、食欲のよいことと、あくまでやりぬくかたい決意と覚悟が必要だ。

     さて、その養生法のかなめは、
       (一)肝臓の負担になることをできるだけへらすことと、
       (二)肝臓のためになることをできるだけふやすこと

     の二つだ。しかし、この二つのことは、結局、同じことを裏表からいったまでで、要は、そうして肝臓の回復力をもり上げるのがねらいだ。

    負担をかるくする
     肝臓にはいろいろのはたらきがあるが、中でも重要なのは解毒作用。
     対外からはいってくるものであろうが、体内で出来るものであろうが、およそ有害有毒なものは、すべて肝臓で処理されるので、それが多ければ多いほど肝臓の仕事がふえ、それだけ疲労し、回復がおくれる。
     だから、そういう負担を軽くすれば、回復がすすめられるわけだ。

      体外からくるもの

        有害有毒食品
         危険な農・畜・水産用薬に汚染されたり、有害有毒物の添加されているもの。貯蔵食品・加工食品、既成食品、インスタントものなど。また、酒、香辛刺戟物、タバコ、薬品(医薬、洗剤その他家庭用薬剤類)。環境の汚れなど。

      体内でできるもの

        不完全食
         栄養のバランスのとれてない、カロリー、蛋白質ばかりが多くて、ビタミン・ミネラルの不足した不完全な欠陥食では、体内での代謝がうまくゆかず、いろいろ有害なものができる。

        便秘
         便秘すると、腸内での分解が異常にすすみ、有害なものがいろいろできる。

         また、睡眠不足、運動の過不足、心労などでも、有害なもの(疲労物質)ができる。

     ところで、現在の日常生活では、食のはなはだしいみだれ(有害有毒食品の氾濫、精製穀、肉・卵・乳製品、糖・脂にかたより各種調味料で濃厚に味つけされた不完全もはなはだしい欠陥食)、運動の不足、精神的ストレスの過剰と、肝臓の負担になることばかり。つまり、あまりにも不自然不合理化された現在の文明生活そのものが肝疾の原因といえるわけだから、まずこれら、ことに食べものがあらためられなければならない。

    食の安全完全化
     その必須要件は安全であることと、完全であることだから、有害有毒食品はもとより、そのおそれのあるものは一切さけ、つとめて安全良質の食品をえらぶこと(安全化)。
     そして、安全良質のナッパを十分そえ、栄養のバランスをとり、しかも、ビタミン・ミネラルには、むしろ、余裕をもたすくらいにすること(完全化)。
     そのためには、主食にはイモ類、蛋白食品には大豆がよい。それは、白米飯は栄養的に劣っているし、白パンは原料小麦粉が漂白されていたり、添加物が気になるが、イモは安全性でも栄養的にもこれらよりよいと考えられるからだ。
     また、蛋白食品では、質的には動物食品がすぐれているが、安全性に問題がある(加工品はとくに)。これに反し大豆は安全性でもバランスの点でもまさっており、もっとも無難だと思われる。ただし、加工品には注意が肝要。たとえば豆腐(原料や凝固剤に疑問がある)。

    イモ・マメ・ナッパ・青汁食
     そこで、主食にはイモ、蛋白食には大豆、それに良質ナッパを十分そえたイモ・マメ・ナッパ・青汁食が今のところ、もっとも実行しやすい安全完全食ではないかと私は考えている。しかし、もちろんこれは大筋のことであって、それ以外には何も食べてはいけないというのではない。
     だいいち、それだけではあまりに単調すぎて長つづきしにくいだろう。また、肝疾では高蛋白食に必要がいわれているので、イモ・マメ・ナッパだけにすることは精神的の不安材料にもなりかねない。

    蛋白は不足しない
     しかし、蛋白質不足の心配はない。それは、大豆のほかに、ナッパの中に、量こそ少ないが、動物蛋白にまさるとも劣らぬ優秀蛋白があること、ビタミンやミネラルが豊富で体内での利用効率がよいことから、ナッパの少ないばあいにくらべ、ずっと少量でも足ることなど、有利な条件があるからだ。
     しかし、植物蛋白質は動物蛋白質にくらべ、消化・吸収がよくない。ことに、胃のはたらきが悪いときは蛋白不足に陥るおそれがないといえないので、そういうばあいは、てきぎ、動物食品を用うべきだ。
     ただし、つねに安全性を考慮すべきで、安全良質のものでさえあれば大いに利用してよい。その意味で、安全飼料による昔ながらの飼育法の鶏卵や鶏肉、乳汁(山羊乳・牛乳)、安全水域の魚介類などが適当であろう。

    肝臓食
     なお、いぜんから、肝疾には肝臓といわれ、賞用されていた。それは、肝臓が優良蛋白質およびビタミン・ミネラルの宝庫で、おそらく最高の完全食品といってよく、したがって肝疾にとっても最適食品だからだ。
     しかし、飼料にも水にも空気にも公害いっぱいの現在では、肝臓にはそれらが蓄積し、かえって有害有毒物になっているかも知れないので、その安全性には十分気をつけなければならない。

    野菜・くだもの
     野菜・山菜・海草、くだもの類は、主食・蛋白食品に不足しているアルカリ・カルシウム(その他のミネラル)、ビタミン、繊維などの良供給源といわれているが、アルカリや繊維の供給にはそのどれでもよい。けれども、カルシウムやビタミン類の補給には良質ナッパ(ホウレンソウ、フダンソウ以外で、緑色の濃いものほどよい)にたよるほかない。
     それを、少なくとも一日1キロ。1.5キロでも、それ以上でも、多いほどよい。いずれにしても、栄養のバランスという点からは理解できない(ふつう400〜500グラムのナッパでバランスはとれる)ほどのナッパをとることになるわけだが、このようにして、はじめて、思いもかけない、奇蹟ともいいたいほどの効果をみることがある。
     おそらく、何かまだ解明されていない微量有効成分があるのであろう。そうした大量をとるには青汁にするほかない(イモ・マメ・ナッパ・青汁)。が,それにしてもかなりの量になる――1キロで4合――ので、腹水の傾向があったり、食欲にさしつかえるようなときは、生の青汁をへらして乾燥粉末を併用するなどの工夫も必要だ。

    調理
     なるべく簡単に。自然のままか、自然にちかいかたちで食べる。調理に手をかけるだけ栄養分(ビタミン・ミネラル・繊維)が失われるからだ。
     なお、繊維は、これまで無用の邪魔物あつかいされていたが、便通をよくするほか、有害有毒物を吸着することが知られている。

    調味
     なるべくうすく。調味料の安全性にも十分注意。糖分がすぎると栄養のバランスがみだれる。

      ミソ、醤油
       無添加の安全なものにすること。

       農薬汚染のない果物汁が最上。
      脂肪
       酸敗したものも、それを防ぐための添加物にもよくないものがある。控え目にし、揚げものよりはアエモノ(ゴマ、キナコ、落花生、クルミなど)の方がよかろう。
       
    嗜好品
      菓子
       栄養のバランスをみだすほか、添加物の害がある。また、油菓子(ポテトチップス、カリン糖、アゲ豆、バターピーナツ、ラーメンなど)には脂肪の過酸化物の害がいわれている。
      くだもの
       市販ものには殆んど安全なものはない(農薬汚染、乾果では添加物)

       いまでは、ほとんど農薬がかかっている。むしろ、安全な草茶がよかろう(カワラケツメイ、アルファルファ、カワラヨモギなど)。
      コーヒー
       うすいものの少量。砂糖なし。
      コーラ
       さける。
      ジュース類
       糖分のほか添加物が問題。

       直接肝臓に害をあたえる。厳禁。
      タバコ
       百害あって一利なし。やめる。

    便通
     毎日快通。むしろ下痢気味くらいがよい。青汁だけでもたいてい通じるものだが、出にくければ、繊維の多い野菜・山菜・海草・くだものを食べて加減し、薬にたよらないこと(通じ薬のうちには肝臓によくないものもある。)

    精神的の安定
     不安、心労など精神的ストレスをさける。検査データなどに一喜一憂しているのをよく見かけるが有害無益。こうしていれば必ず治ると、かたい信念をもち、いらぬとりこし苦労をしないこと。細心・大胆の心がまえが大切。また、家族、近親、見舞客などの無責任な批判や雑音にまどわされないこと。

     これをねばり強くつづけていれば、少なくとも病気の進行はゆるめられ、あるいは、しだいに回復してくるだろう。しかし、すべての治療みなそうだが、やってみてどうもよくならなければ、検査データとか、少なくとも自覚的に(もっとも、これには精神的のものがかなりあるが)よくならなければ、ことに食欲がなくなったり、だるさ、しんどさがつのるようであれば、あるいは、不適当なのかも知れないし、どこかまちがいがあるのかも知れないから、そういう場合は、無理に強行せず、よく相談してほしい。

     といっておいたのは昨年の夏のことだったが、約半年たった年末のしらせでは、だいぶ調子がよいということだったし、今年の4月からは勤めに出られだしたそうだ。
    (55・5)



3-16. 肝炎と砂糖

     医学博士 遠藤 仁郎 

     まだ若い肝炎の婦人。便通は2〜3日に1回。それも、薬をのんで、とのこと。「まだ若いのに、今から薬にたよっていてはダメだ。肝炎には、とくに便通のよいことが大切なのだから、うんとナッパを食べなさい」というと、「家のものがびっくりするほど食べている」との返事。
     だが、甘いものが大好き、ということがわかった。
     糖分がすぎると、腸の運動がにぶるので、少々野菜を食べてもおっつかないし、栄養のバランスがみだれることや、便通の悪くなることで、血のにごりを増す。
     菓子では、添加物の害もさけられないなど、肝臓のために不利の影響をあたえることが少なくない。
     また、通じ薬の中には、肝臓のためによくないものもないではないから、なるべく食べもので加減すべきだ。
     まず、菓子をやめてクダモノにする。味つけの砂糖も、できるだけへらす。
     そして、良質ナッパを十分(少なくとも一日1キロくらい)食べたり、青汁にして飲む。
     そうすれば、便通がよくなるだけでなく、栄養のバランスが完全にとれるから、いっそう肝炎のなおりもよくなるというものだ。

    (53・12)



3-17. 肝炎快癒

    島根県 H.Y. 

     20代の婦人、肝炎で半年医療の効なく、ますます悪化。2ヶ月の入院をすすめられていました。
     親類に見舞に出かけ(心筋梗塞軽快退院の男)、青汁をすすめたとき、同席していた彼女の祖父からきいて、ぜひ試み助かりたいと、翌日より開始。朝2合、昼2合、夜2合をのみつづけ、1ヶ月で、入院不要。通院月1回。薬不要(精密検査の結果)。主治医は頭をかしげられたが検査の結果は上々。


 
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