健康と青汁タイトル小 <1984年4月15日発行 第332号>
 目次




1. 運動貧血

     医学博士 遠藤 仁郎 

     16才の高校生とその母親とが、つれ立ってやってみえた。

     「息子はサッカー部の選手だが、さいきん体調をくずし、練習は休んでいる。病院で、鉄欠乏性貧血、血色素(ヘモグロビン)が正常13〜15のところが9しかなく、血の鉄も少なくなっている、といわれ薬をのんでいる。」
     「鉄欠乏性貧血というのは、血のもとになる鉄分の不足のためで、運動選手にもよくみられるものだ(運動貧血)。原因ははげしい運動のため、とされているが、どうも食べもののまちがいが大いに関係しているように感じられる。食べものはどうか。」
    「飯はよく食う。もちろん白米飯。おかずは肉や魚、ハム、ソーセージといったものばかり。野菜はほとんど食べない。それじゃいかんとつけてやっても、はねのけてしまう。味は濃いのが好き。私の料理は水くさいと、醤油や砂糖をかけないと食べない。運動して腹がへるとラーメン。口が乾けばジュース。菓子もよくたべる。」
    「わがままなんだから、食べなきゃ食べささんとけばよいではないか。」
    「そうすると、ご飯に卵をぶっかけて食べる。菓子をやらずにおけば勝手に買って来る。という有様で、どうにも手におえない。私がいってもきかないから、今日はいっしょにつれてきた」
     とのこと。

     運動すれば大飯を食うのも、甘いものを好くのもあたりまえ、やむをえまい。
     また、からだ(筋肉や血)の消耗を補うためには、肉や魚や卵をうんと食べなければなるまい。
     しかし、君のような食べ方では、カロリーや蛋白質はいかにも十分だろうが、それらがうまくからだで利用されるために必要なミネラル(アルカリ、カルシウム、鉄など)やビタミンが不足している。

     そうすると、折角食べたものがうまく利用できないだけでなく、血がにごって来て、からだ中のはたらきが悪くなる。体調がくるってきたのはそのためだ。
     そして、血のもとになる蛋白質の利用が不完全であり、血色素の原料である鉄分が不足しているため、また、その利用が不完全であるため、貧血もおころうというものだ。
     薬として鉄分を補うのももちろん必要だが、それとともに、食べもののあやまりをなおして、栄養分の利用をよくすることはいっそう必要だ。そのためには、何としても栄養のバランスをよくすること。すなわち、不足しているミネラル、ビタミンが十分に補われなければならない。

     この大切なミネラル、ビタミンの給源は野菜・果物といわれているが、その全部がそろって多いのは良質ナッパしかない。それも少々の分量ではダメで、全国平均食についてみても、少なくとも400〜500gは要るのだが、君のばあいのように、白米飯、肉、魚、卵、糖分がすぎていれば、もっと多く、700〜800、いや少なくとも1キロくらい添えなければバランスはとれない。
     インスタントものなど出来あいの加工・保存食品が多ければなおさらだ。
     しかし、そうでなくても嫌いな野菜、ことにナッパを、それだけ食べろといっても、それは無理だろうから、すりつぶして汁(青汁)にして飲もう。そうすれば4〜500gのナッパも僅コップ2杯だから、らくにのめるだろう。そうして、にごっていた血がきれいになれば、体調はよくなり、貧血もなおるというわけだ。

     ここで一つ、まえにあったよい例を話そう。君も知っているかも知れないが、いぜん、倉紡に全国でも有名な女子のバレーチームがあった。かの女たちは、毎日、重労働の男子にひとしい3000カロリーもの食事をとり、しかも、肉類は食べ放題というのであった。
     それだのに、全員が貧血をおこしたので大騒ぎになった。ところが、それが、何のことはない、コーチがすすめた青汁でいとも簡単に解決してしまった。
     ということは、いかに大飯を食い、肉や魚や卵をうんとたべても、それだけではダメであること。そして、そこへ十分の、食全体としてバランスをとるに足るだけのナッパをもって来て、はじめてその食事は生きて来、貧血もなおるのだ、ということを教える愉快なエピソードだ。

    安全食品であること
     いまひとつ大切なことは、ナッパはもとより、すべての食品が安全なものでなければならないこと。それは、食品を汚染している農薬その他の生産用薬剤や産業廃棄物、あるいは添加物の中にも貧血を原因するものがないとはいえないからだ。
     だから、主食品、蛋白食品、調味料、嗜好品などすべてについて、できるだけ安全な自然食品をえらぶよう心がけ、便利ではあるが、危険がないといえないできあい食品など加工・保存食品はつとめてさけることだ。
    (57・12)



2. ブツブツが出る

     医学博士 遠藤 仁郎 

    「53才の主婦です。今年の3月頃から、すすめられてケールを毎日1合よりやや多くのみつづけています。前々から胃がわるく(ポリープがあります)、胃こりや疲れがひどくて困っていましたが、いまでは大分元気になり、大変よろこんでおります。
     しかし、ケールをのみ始めてから3〜4ヶ月は顔にブツブツが出ましたが、自然に治っていました。ところが、最近になってまた、毎日顔のどこかに赤いブツブツができだして、なかなか治りにくい状態ですが、これはケールをのんでいるからでしょうか
    (57・12)
     かぶれやすい(アレルギー性)体質のばあい、のみはじめに一時でることがあります。しかし、これは、つづけているうちやがて治ります――はじめの3〜4月に出たのは、おそらくこれでしょう。
     しかし、その後は、材料やつくり方に問題のないかぎり、まず、そういうことはかんがえられません。(何年も十何年もの吹出物でさえ治っているくらいです)
     材料ケールは安全・良質でしょうか。つまり、農薬がかかっていたり、化学肥料はつかわれていないでしょうか。次に、洗剤はどうでしょうか。いずれも、ないとすれば、同時に農薬のかかっている果物や野菜、あるいは、菓子類をはじめインスタントものや出来あい食品は?
     なかでも時節がら果物が気になりますが、どうでしょうか。私は果物が好きで、つい食べすぎがちなのですが、毎年桃の時期には必ずブツブツが出ます。
    (57・12)


3. 健康相談室 肺エソ

     医学博士 遠藤 仁郎 

    「肺エソで入院します。家から遠いので青汁をのますわけにゆきません。どうしたらよいでしょうか」との電話。
     遠さにもよろうが、車でゆけるくらいのところなら、魔法瓶に入れてはこんでみてはどうか。あるいは、ケールの葉をもってゆき、冷蔵庫に入れておいて、青汁にすることはできないか。
     ケールは、キャベツのように分厚いつよい葉だから、夏分でも2〜3日、冬分だと一週間は大丈夫もつ。
     それもできなければ乾燥青汁を利用する他ないだろう。
     これでも十分の量をとれば、生の青汁とちがわない効果がある。青汁の分量は多いほどよい。現在の日常習慣食では、平均的にいって2合(もとの葉400〜500グラム)が理想量だが、病気のばあいはそれ以上。とくに難治の病気では、少なくとも4合(もとの葉1キロ)以上。5合でも6合でも、多いほどよい。

     肺エソは肺に腐敗菌が巣喰っておこるもので、今ではよい薬もいろいろできているので、昔ほどの難病ではなくなってはいる。しかし、そういうバイ菌が感染すること自体、からだの抵抗力(健康力・生命力)のおとろえている証拠だから、ただ薬だけにたよっていては、必ずしもうまく治るとはいえない。
     どうしても、体力、からだの防衛能・治癒能、つまり健康力・生命力をたかめなければならないが、それには食べもののまちがいをなおすことがいちばんだ。
     体力・抵抗力は、からだのすべての組織・臓器のはたらきの総和であり、それらのはたらきは、それらを養っている血の性質のいかんにより、その血の性質は食べもののよしあしによって左右されるところが最も大きいからだ。
     バイ菌の感染、ことに肺エソでは、体力の消耗が大きいので十分の栄養が必要だと、いわゆる滋養になるもの、白米飯、肉、魚、卵といったものがすすめられる。
     そして、食欲をそそるために調理・調味にこった、おいしいご馳走になりがちだ。ところが、こういう食事は、なるほどカロリーや蛋白質は十分、いや十二分だが、酸性の食品が多いため血が酸性にかたむく(血のにごり)。また、ビタミンやミネラル不足のため、体内代謝がうまくゆかず、いろいろ有害なものができ、血のにごりをおこしやすい。
     そのうえ、加工食品・貯蔵食品、インスタントものなどの出来あい食品では、いろいろな添加物による害も加わる。その結果、かえって体力・抵抗力・治癒力をよわめることにもなりかねない。
     そこで、十分のアルカリやビタミン、ミネラルを補給しなければならない。ここにナッパ・青汁の必要性・重要性があるわけだ。いまのような有力な薬のなかった30年まえでさえ、ナッパ・青汁食を熱心にやって難症の肺エソを克服した実例もある。
     いかによい薬があろうとも、けつして油断せず、必ず同時に、何とか工夫して、青汁を中心とする食養生をつづけるよう心がけてほしい。
    (56・8)


4. 健康相談室 更年期の体調不良

     医学博士 遠藤 仁郎 

     40才の女性。さいきんからだの方々に発疹しがちになっていたが、一月まえ全身に大きな(手掌大)のジンマシンがいっぱい出た。
     そのうえ、ちかごろ、なんとなくしんどい。とくに疲れるというのではないのに元気がない。ちょっとケガしても、なかなか治らない。視力がおとろえ、じっと見つめないとハッキリものが見えないようになった。
     また、妊娠の機会がないのに前月の生理がまだない。食事はおいしい。ねむりも悪くはない。しかし、通じは20年来の便秘で、下剤をつかわなければ、一週間もない。体格は小さいが、ややふとり気味。血色はよい。尿にわずかに蛋白の反応がある(いぜん妊娠腎をやったことがある)。 かぶれやすく(アレルギー性)なっており、体調がくずれかけているわけで、まずは更年期のはしりといったところであろう。
     食事は、朝は米飯、ヒルはパン、夜はオカズだけ。オカズには魚が多く、野菜はレタス、キャベツなど食べるようにつとめてはいる。味はふつう、甘いものは食べない。運動はあまりしない。とのことだが、便通の悪いことや、ふとり気味というところからわかるように、消化のよいものが主であり、カロリーは十分。いや多すぎるほどだが、ミネラル、ビタミンが不足という偏食(不完全食)になっているし、出来あい食品が多いようだ。
     こういう食事だと、酸性食品が勝っていることや、不完全食による有害代謝産物、あるいは出来あい食品に多い添加物などのため、血がにごりやすいこと。また、便の量が少なく、腸管の運動がおこりにくいし、運動不足もてつだい、便秘がちとなり、そのためにも血はにごってくる。
     このようにして、体調がくずれ、しんどかったり、視力のおとろえ、生理不調、更年期症状がおこりやすくなり、アレルギー性になって発疹(カブレ)したり、抵抗力がよわって傷の治りがわるくなる、といったことになっているのであろう。
     つまり、ながい間のあやまった食事や運動不足など、不自然な日常生活に根本の原因があるように思われる。
     そこで、すすめたいことは、便通を目安に、毎日気もちよく通じるように、日常生活ことに食のまちがいをなおし、その安全化・完全化をはかることだ。

    食の安全化・完全化
     食品は、便利な出来あいもの、インスタントものはできるだけさけ、安全な自然食品をえらぶこと。そして、繊維にとみ、カロリー、蛋白質、ミネラル、ビタミンのうまく調和した完全食にすること。それには、白米飯、白パンよりは、繊維の多いイモ類、マメ、雑穀類を主食にし、蛋白食には魚の切り身はよして大豆ものを多くし、それに、良質ナッパを主とする野・山菜・海藻類をそえ、調理は簡単に調味はうすく、自然のままか、なるべく自然にちかいかたちで食べ、間食はくだものにすること。
     ナッパは少なくとも400〜500グラム、できれば1キロ、大部分は青汁にしてのみ、あとはサラダ、ミキサー粥、その他適宜調理して食べる。
     もちろん農薬のかかっていないものでなければならないし、化学肥料もつかわず、昔流の自然健康農法によったものであってほしいから、一般の市販物はダメ。畑があれば、ケールその他季節季節のものをつくり(運動にもなる)、それを毎日しっかり食べることだ。
     このようにして、毎日快通するようつとめていれば、しだいに体調も傷の治りもよくなり、カブれなくなり、生理も順調、更年期の厄介な症状などふっとんでしまうだろう。

    (57・3)


5. 健康相談室 膵炎でなく便秘

     医学博士 遠藤 仁郎 

     32才の主婦。みぞおちから左へかけてかなり強い痛みがつづいている。昨年は、正月のいそがしい、気をつかうことの多いときに強かった。膵炎をうたがわれ、いろいろ詳しい検査をうけたが、特別なことは見つからず、精神的のものかも知れないと、安定剤をもらった。
     4月ごろから軽くなり、病院へも来なかったが、今年も、また、正月前後から痛みがつよくなっている。よくふとっており、血色もよい。なるほど、みぞおちから左へかけて、ちょうど膵臓の部分に圧通がある。しかし、右側にも、下腹にも、いや、ほとんどいたる所が圧えると痛む。どころか、腹の皮だけをつまんでもひどく痛む。これは、皮下脂肪の痛みで神経が感じやすい証拠だ。

     そこで、痛みの性質や食事との関係をきいてみると、食後すぐ、食べ終るか終らぬかにキュウっと痛む。夜のは夜半から明け方にかけてのことが多い。俳便は朝のことが多いが、夜間ガスがよくたまり、くるしいこともある、とのこと。
     そうだと、おそらく、この痛みは膵臓のものではなくて、大腸から、つまり、便秘のためだ。食事して胃がふくれてくると、大腸に、大便をおし出そうとする運動がおきるが、便秘して便がたまっていると、それが強いので、感じやすい人では、食後すぐの痛みになる。ガスがたまるのも便秘のためで、夜半や明けがたにかけて腹がはったり、痛む。こういう大腸からの痛みはふつう、みぞおちあたり。または、少し左よりに感じられる。膵臓の痛みも、同じようにみぞおちから左へかけて感じられるので、チョットまぎらわしいわけだ。
     そこで、初め、膵炎がうたがわれたのだろう。もっとも、大腸からの痛みは、膵炎のものほど強くはないので、膵炎を思わせるほど強かったのは、もともと感じやすいたちだからだろう。そして、詳しい検査をしても特別の変化がなかったというのも、この痛みが膵炎のためでないことを示している。

    対策
     そこで、とりあえず、痛みにたいし、懐炉であたためるのもよかろうが、根本的には、毎日便通があるよう、また、朝だけでは十分出きらないようだから、もういちど寝るまえに出す習慣をつけること。(しかも、薬によってではなく、食べものと運動とで。)

    食べもの
     なるべく繊維の多い完全食にすること。――野菜、山菜、海藻類ことに良質ナッパを十分そえ、青汁は少なくとも3〜4合(もとのナッパ750〜1キロ)以上のむこと。糖分をできるだけへらす。菓子や甘いジュースがすぎ、味つけの砂糖がすぎると便秘しやすくなるから、間食はくだものにし、おかずの味はうすく。コーヒー、紅茶などは砂糖なしにする。

    運動
     つとめて運動する。とくに腹の皮の運動やマッサージ(排便時にやるのがもっとも効果的)。通じ薬のように、すぐには効果はあらわれないが、熱心につづけているうち、やがて、毎日快通するようになり、ながい間の苦痛も氷解するだろう。

    (55・2)


6. 学童の約半数に健康上の問題を発見

    (ロサンゼルス)
     当地の小学校18校で4年生と5年生の学童1503人を検査したところ、その約半数に成人期の慢性疾患につながる異常が認められた。コレステロール値の高いもの23%、年齢に比較して血圧が正常値以上のものが24%、肥満と判定されたもの32%、運動のあと正常心拍数に戻るのが遅いなど、健康状態の不良なもの37%だった。
     成人後の慢性疾患に関係する生活習慣は、幼少年期に身につくという証拠が増しているため、医師たちは小児に現れるリスク・ファクターに注目し始めている

    (Medical Tribune1983.7.28)


7. 日本食品成分表 三訂(3)四訂(4)比較その三
前回参照

    三訂四訂比較表3

次回参照

8. 繊維は必要品 不消化が大きな役割 大腸ガンや動脈硬化防ぐ

    排出の大きい人がよい
     今までの栄養学では、不消化の成分は、栄養として役立たないというのが常識でした。ところが、ここ5、6年、この不消化物が、たいへん重要な栄養上の働きをしているのがということがわかってきました。
     不消化の成分は、普通に考えても、体内に吸収されないのですから、だれしも不用のものと思うでしょう。まして、大量の便が排出されると、何てもったいないのだろう、吸収されないでこんなに出てしまったと思ったのも、無理からぬところです。
     しかし、この不消化のままで排出されることが非常に大きな意味をもつことが発見されました。それは、大腸ガンや心筋コウソクといった病気が、この便の排出の大きい人ほど少ないことがわかってきたのです。

     不消化性成分が一体どのように働いているのかが研究されました。
     わかったことは、植物性の不消化の部分が大きな役割をもっていることだったのです。そこで、この植物性の不消化の成分を総称して、ダイエタリー・ファイバーとよばれるようになりました。ダイエタリーとは、ダイエット、つまり食事ということで、ファイバーは繊維です。そこで日本では、一般用語として、食物繊維ということばが使われています。
     ただ、ここで気をつけないといけないのは、繊維ということばです。
     繊維というと、何か堅い、野菜などのスジを連想します。ところが、ダイエタリー・ファイバーに含まれているものは、こういった堅い繊維だけではないのです。それどころか、この堅い繊維、一般にはセルロースとよばれるものは一部で、もっと他の不消化性成分が含まれています。

    コンニャクの成分や根菜類
     その成分というのはペクチン、リグニン、グルコマンナン、ヘミセルロースといったものや、海草などの炭水化物です。ペクチンやグルコマンナンの一部、海草の炭水化物などは、消化吸収しないが、水にとける物質です。一見、繊維とは思えないのですが、こういった水にとける形のものが、たいへん重要なものであることもわかってきました。
     ペクチンというのは、果物をジャムなどにしたとき、どろりとした状態になる成分です。グルコマンナンはコンニャクの成分です。ただし、ダイエタリー・ファイバーとして役立つのは、コンニャクにする前の、水にとけやすい状態ときのようです。
     リグニンは根菜類や材木の中に多い成分で、ヘミセルロースは堅い繊維よりはやわらかい繊維です。そして海草の炭水化物は、寒天などを思い浮かべるとだいたい感じがわかるでしょう。

    コレステロールを排出
     さて、これらの不消化物は、堅いセルロースなどの繊維と、水にとけるペクチンといったものがお互いに組み合わさって、水分の多い不消化物の形となります。まず、これが腸を刺戟し、血中に、もし過剰のコレステロールがあると、腸内へ排出するように働きかけます。もちろんコレステロールそのままの形でなく、肝臓で胆汁酸に変えられ、これが胆汁とともにでてくるのです。
     また、動物性脂肪の吸収や、排出された胆汁酸の体内への再吸収を、不消化物がとらえて起こりにくいようにします。つまり動脈硬化の防止に役立つのです。それと腸内で有用な乳酸菌類を多量に増殖させます。これが各種のビタミン類を合成させ、体に利用させるとともに、大腸ガンを防ぐことがわかってきました。
     不消化物は、間接的に栄養上大きな働きをするのです。繊維は他の栄養素のように摂取量は決まっていませんが、成人が一日にとりたい量が7gです。

    (56・11・2サンケイ)


9. 雨にぬれる

     医学博士 遠藤 仁郎 

     雨にうたれたり、水にぬれることは、ひどく恐れられる。体温を奪われて、からだが冷え、胃腸をこわしたり、カゼをひいたり、ともすると肺炎やリウマチになったりするからで、からだ中がぐっしょり濡れるのはもとより、靴下がぬれるだけでも、やられるものもある。
     しかし、熱があるとき冷たい湿布をしたり、湿被包といって、全身を冷水に浸した布でくるんだり、水漬といって、水につけたり、衣類をぬらすという療法もある。
     平の清盛が熱病にかかった時、石清水の水をはこんで水風呂にはいった。清盛の医者ははだかで脈をとり(川柳)おそらく、漢方の水漬だったろう。
     蘭軒医談に、

     年60余。温疫(流行性熱病)、舌胎(苔)黒、絶食数日。十死不治の証なり。余(予)一診の上、薬三貼を投じて去る。此夕は、実に文化3年丙寅の祝融(火事)なりければ、病人を伴ひ遁れんとするうち、早くも近隣まで延焼に及びたれば、是非なく病人を、夜着のまま戸板に載せ、あたりの川の上りへ、雑具を持出したる間へ置く。そのうち、ここも亦、火煙の中となりければ、已むことをえず、所詮死ぬ物として、挙家みな遁去りたり。さて病人は、始終夢中なりしが、夜半に至り、潮来って衣服を沾すに漸く心つき、段々と正気になり、そのうち潮も大分飲みたるよし。遂に、服薬せずして全快に及べり。
     とあり、小川顕道の養生嚢には、
     医説に、陽症の傷寒(熱のたかいチフス)を煩ふもの、夜、池水の辺に伏し、水草に身をまとうて治せしむ、
     とあり。また、
     熱症の解くべからざるもの、新に汲める水に衣裳を浸し伏せるを妙とする、と霖夢弼もいへり。
     などとある。
     湿被包法は、西欧では古くから行われていたらしい。
     近代における復活は、グレーフェンベルグの農夫、ビンセンツ・プリースニッツが応用して、種々の卓効をあげたことから。
     それは、ビスマークの医シュウエンゲルが、
     「非凡な医家は、湿れた手拭で、凡医が全薬局を以てするよりも多くの病人を健康にすることが出来よう」
     といっている通りだ。
     これら湿布や水漬では、はじめ体温がうばわれるが、ついで代謝がたかまり、体温を発生し、反応的に皮膚は充血、機能をたかめ(発汗)抵抗力をますこととなる。
     したがって、これらが効くか否かは、それにたいする反応のいかんによるのであって、十分な反応力がなければ、効力はないだけでなく、場合によっては、却って有害、体力・抵抗力をよわめる結果ともなる。

     雨にうたれ、水にぬれてカゼをひき、肺炎になり、リウマチをおこすのは、つまり、それらの刺戟と反応力とのバランスの不調和のため。だから、体力さえ十分ならば、ミゾレや氷の流れといった冷たい水にぬれ、からだ中が冷えきってしまうのはともかく、ただの雨にぬれ、水につかるだけくらいのことは、少しもさわるものではない、どころか、むしろよい鍛錬法にもなる。
     昔の人が、ながい間水につかっていて熱病が治ったというのは、熱病にはかかっていたが、もともと体質的にはすぐれていたことを示すものだし、今時の人が、僅かの雨にたたかれるだけでカゼをひいたり、リウマチになったりするのは、昔の人に比べ、体質的に劣弱で、反応性、抵抗力が十分でないことを物語るといっても、まず、まちがいはあるまい。
    (48・5)


10. カフェインの嗜癖性と害に両論 コーヒー消費量は減る

     (ワシントン)Wさんは中毒だった。小さな袋に入った白い粉にではなく、16オンスのびんに入ったコーラに・・・・・・。
     ひどい時には、一日に15〜20本をからにした。
     「体はカフェインを要求していたのですが、私はコーヒーがきらいでした。何回もトイレに行くため、もう少しでクビになるところでした」と彼女はいう。腎臓がおかしくなって病院に行きだしてから、きっぱりコーラをやめた。
     初めはとても苦しかったが、いまでは全くほしくないという。

    “作用”をいやがる人が増える
     Wさんのように、カフェインの摂取をやめようとする人たちが次第に増えている。彼女のようにカフェイン含有のソフト・ドリンクではなく、世界で最も普及している飲み物、コーヒーの中毒がほとんどだ。

     「健康に気を使うようになった今日、神経質な気分にし、興奮しやすく、怒りっぽくするなどカフェインの作用をいやがる人が増えた」
     と、Kicking the Coffee Habitの著者、Charles F.Wetherall氏はいう。実際にコーヒーの消費量は過去20年間、着実に減っている。
     National Coffee Associationの調査によると、1962年に30〜59歳の人たちの90%はいつもコーヒーを飲んでいたが、1980年にはそれが75%に減った。20〜29歳のグループでは、同じ期間に常飲者の比率が81%から45%に低下した。こうした傾向はあるが、約9,000万の米国人が毎日コーヒーを飲んでいる。
     一日3杯以上飲むものが2,500万人、6〜7杯以上も飲むものが1,500万人もいると推定されている。
     「何千万人もコーヒーに支配されている。アルコール、ニコチン、その他の薬物に中毒しているかのように振る舞い、コーヒーなしに生きられないと思っている」
     とWetherall氏は手厳しい。
     かつては一日15杯も飲んでいた同氏によると、コーヒーをやめた場合の利点はやっと認識され始めたばかりだ。大のコーヒー愛飲家200人の調査結果をみると、やめてから初めて以前の気分と違うのに驚くものが多い。
     「自分では冷静で、落ち着いている、夜もよく眠れると思っていたが、自分でじぶんのことがわからなかったのだと気づく。コーヒーが人格を支配していたのだ。私自身、コーヒーをやめるまで自分がどんなに気難しく、夜もよく眠れないか自覚しなかった」
     とWetherall氏はいう。
     カフェインが健康な眠りを妨げることは、十分に立証されている。フロリダ大学の薬理学者Allen Neims博士は、コーヒーを飲むと寝つきが悪いし、熟睡できないと断言する。夕食後に2杯飲んだが、すぐ眠れたなどという人を信じてはならない。
     そうした人たちは、寝つくまで時間がかかるのに慣れているだけのこと。
     コーヒーをたくさん飲むと、仕事の能率も下がる。気分が変動し、集中力がなくなって成績の落ちる人が多いとNeims博士はいう。業界組織のAmerican Coffee Associationが、そうしたコーヒーの評価に同意しないのは当然だろう。
     「なんでも同じだが、カフェインもとりすぎれば害があろう。しかし、適量のカフェインが悪いという証拠はない」
     と広報担当理事のDavid Kuhnert氏は述べている。カフェインの作用は、人によって違う。
     「人々は、自分が望む程度に気分が高揚し、過剰な刺戟にならないように摂取量を調節している」
     と同氏は主張する。

    排泄される速さに個人差
     研究による裏づけもある。Neims博士らは、人によってカフェインを代謝する速度が違うことを認めている。カフェインが胃で吸収され、脳に達する速さはだれでもほぼ同じだが、体外に排泄される速さに大きな差がある。
     「短時間作用するだけで、すぐ代謝される人もいる。そういう人は、たくさん飲む傾向が強い。また別の人では、体内に長く残っているようだ」
     とNeims博士は説明している。他の因子も、カフェインの代謝に影響する。喫煙者は、非喫煙者の2倍も早くカフェインを代謝する。平均すると喫煙者は、非喫煙者の2倍コーヒーを飲むことを示した研究結果も、偶然ではないかもしれない。
     経口避妊薬を服用している婦人では代謝が遅い。カフェインに嗜癖性はあるのだろうか。ほとんどの医学専門家は、嗜癖性という言葉を避け、Neims博士も「軽度の依存性といいたい」としている。Wetherall氏は「危険な薬物だ」とし、Kuhnert氏は「弱い刺激物質。それ以上の何物でもない」という。最近の脳に関する研究で、嗜癖説の比重が増した。中枢神経系に作用し、嗜癖を生じる多くの薬物と同様、カフェインは脳のアデノシン受容体と結合することが証明された。

    ジョンズ・ホプキンス大学のSolomon
     Snyder氏とマサチューセッツ工科大学のRichard Wurtman氏は、それぞれ独自の研究で、アデノシンが神経間のインパルス伝達を阻害することを証明している。カフェインは、この阻害作用を打ち消し、刺戟効果を生じると思われる。どうやってコーヒーをやめるか
    • 日を選ぶ。週末いっぱいをかけて、カフェインを断つことのできる金曜日が最もよい。気だるく感じ、24〜72時間は頭が重いことを覚悟する。ごく少数では、もっと反応の強いことがある。吐き気、目まい、ひどく気分が悪いなどのときは医師に相談する。
    • やめる前の一週間、飲むコーヒーの量を次第に減らす。
    • コーヒーが出る場を避ける。休憩時間はコーヒーを飲まず、散歩する。
    • 茶、フルーツ・ジュースなど、カフェインを含まない飲み物を手元におく。代わりに好きなものを見つける。
    • カフェイン抜きのコーヒーも飲まない。本来のものとほとんど味に変わりはない。
    • 体の自然の日内リズムに従う。疲れたが居眠りもできない午後、むりに急いで働こうとしない。
    • コーヒーをやめた次の週、特に疲れたり強いプレッシャーがあると、時どきコーヒーがほしくなる。そうしたときは、運動をしたり休憩をとることだ。
    (Medical Tribune 1983.6.23)



11. 乱れた食生活 子供の精神を不安定に

     清涼飲料水など加糖飲料をガブ飲みし、甘い菓子を好む。朝食を抜く。間食が多く菓子パンや即席ラーメンを多食する。副食では肉や肉加工品を好み、野菜を嫌う――。子供たちにこうした食生活の傾向が進行しているという。バランスのとれた食事を、とことあるごとに強調されながら、どうしたことか。親の与える食事内容で、子供の食習慣は決まっていく。親が乱れた食生活の本質を見極め、正すことが先決のようだ。日本人は主として魚肉と野菜の取り合わせで生きてきた。
     これを急に変化させては、精神安定にも影響する。とくにカルシウムの欠乏と糖分の取り過ぎは、精神を不安定にするというし、「乱れた食生活が非行の一因」という調査結果を発表した大学教授もいる。この指摘を真剣に受け止めることだろう。

    義務教育で栄養教育を
     米国ミネソタ大学の実験結果や、岩手大・大沢博教授の研究結果によると、非行と栄養は密接な関係があると指摘している。最近、親や先生に対する子供の暴力が大きな社会問題になっているだけにもっと重視すべきだと思う。
     戦時中、日本陸軍の栄養学の最高指導者だった川島四郎博士は「兵食の内容しだいで兵隊を強くすることも、弱くすることも可能だ」と言明していた。正しい食生活が肉体と精神の健康確保に欠かせない重要課題であることは、もはや議論の余地はない。
     教育、保健、食糧、治安の諸問題を解決するため、栄養のバランスのとれた食生活を実践するよう、栄養教育を普及し、徹底すべきだ。大学の教授クラスの栄養学者を動員して、義務教育で栄養教育を必修科目に採用してはどうだろうか。

    (58・11・16 中日)



12. ガソリンスタンドに発癌性の警告表示

     (ワシントン)ガソリンの蒸気による発癌のリスクについての警告が、まもなく給油所に表示されるとAmerican Petroleum InstituteのC.DiBona代表が下院政府活動委員会の環境・エネルギー・天然資源小委員会で述べた。
     これは、無鉛ガソリンのヒュームを長期間吸入したマウスとラットが、腎や肝に癌を生じたという研究結果によるもの。
     しかし、DiBona氏はこれを重視せず、人間が吸入すると思われる濃度以上のヒュームを動物に吸入させたと述べた。警告表示は、火災と爆発についての通常の注意に続き「健康上の注意:蒸気の長期間吸入で、実験動物に癌が生じました」と示すことになるだろうという。

    (Medical Tribune83.8.25)



13. ニューヨークの大気中に発癌物質

     (ワシントン)呼吸することが発癌原因になる、といえる時代になるかもしれない。ニューヨーク大学環境衛生研究所の研究者たちによると、癌の原因になるN−ニトロソアミンがニューヨーク市の大気中に存在するという。
     彼らが同市で採取した標本は、大気中のN−ニトロソアミンが「有意な環境上の害となる」濃度であることを示している、とScience誌での報告は述べている。
     このニトロソアミンは、主としてヒーティング・システムから生じたものと思われるが、ヒトの呼吸器系の癌で大気汚染が原因になるのは全体の1%以下だろうという。

    (Medical Tribune 83.10.13)



14. 輪をひろげたい

    島根県 H.Y. 

     結婚55年(来年、数え年80才)にして、ますます元気でいられるのも、全く、遠藤先生のおかげさまで、先生への報恩の未知かともかんがえ、みなさまの人助け運動の聖学に参加さしていただき、余生を力の限り、一人でも多くの人々を救うべく、家内とともに努力をつづけ、多くの老若男女を抜苦与楽。僭越ながら、知る範囲内の悩める人々、多くの体験者と手をつなぎ、連絡しあい、しだいにその輪をひろげてゆきたいと存じます。

    経験例
     肝硬変の80ちかい老人。永年の便秘がなおり、痔の苦痛を忘れ、症状もややよくなりつつある由。77才の老婆は、高血圧、メマイ、不眠、不安、脳血栓の前兆の危険状態から脱し、また、10年このかたの腰痛がよくなり、コルセット不要となり、神経痛もなくなり、農作業につとめております。



15. 術後の後遺症もなく

    鳥取県 T.E. 

     サンフランシスコにいる息子の嫁が、甲状腺の癌が淋巴腺と筋肉に転移している、とのことで急に渡米いたしました。1月17日でした。
     渡米すると、すぐ、ストアで、グリンスというナッパで青汁をつくり、毎日5合くらいのませました。1ヶ月後、バークレの病院で、放射線のくすりを6回のみました。後遺症として、頭髪は全部ぬけ、患部(手術して片方の甲状腺をとりました)はケロイド状になる、との医師の宣告でした。
     私は、5ヶ月看病して6月4日に帰国しました。嫁は、髪一本もぬけず、患部のケロイドもなく、食欲もあり、現在では普通の体になりました。5回ほど検査がありましたが、悪い所はない、全快している、と診断されました。今でもずっと青汁は続けております。いまさら青汁の威力におどろき入りました。

    (6・11)



16. 歯がゆい気持

     和仁 政子 

     野菜の成分を、ニンジン、トマト、ピーマン、カボチャなどを緑菜と同じか、それ以上に思っていられます方が殆んどなのにおどろきます。
     「健康と青汁」の新聞とケールの種子を一緒にさし上げています。
     鉢植えにでもして生食されますこともおすすめし、畑のない方にはピロサンをおすすめしています。こんな優れた健康法をおしえていただいておりますのに、実行されるお方が少ないのをいつも残念に思い、一人でも多くの方が理解し実行され、そして、救っていただかれますよう願いながら、普及に微力ながら努めています。
     「高血圧で寝たり起きたりしている」などお聞きしますと、すぐに健康になれるのに!とはがゆい気持になります。

    (58・10)



17. どこかが悪い

    香港 K.K. 

     いままでは毎日肉食で、すでに健康が損われ、先生との出会が私の幸運であったとうれしく、ナッパ食にはげんでおります。先生の教えを、まず身近かの人に伝えましたところ、案外健康を損われておる人が多いのにびっくりしました。
     とくに中年の人には、手足の痛とか胃痛が多いようです。一見、健康に見えてもどこか病気がありますね。



18. 少しでも多くの方々に

    東大阪 Y.K. 

     昨年、勝原先生の養正会の一夜研修会に参加。山口博士のご講演でケールを知りました。
     会から朱子をいただき、3階の屋上の畑でつくり、毎日青汁を3合づつのんでいます。頑固な便秘がよくなり、たいへん快調です。
     青汁読本、イモ・マメ・ナッパ・青汁の本も読ませていただき、玄米菜食で74才の今日も元気で、寸暇を惜んで働いています。
     8月18日と9月4日に東京TBSテレビから取材に来て、24日と8日に放送されました(姑の自然食と題して)ので、あちこちから電話でいろいろたずねられ、種苗等もさしあげて、ご恩がえしのつもりで、させていただいています。よいことを少しでも多くの方々にお教えして、喜んでともに幸福になっていただきたいと余生を送っています。

    (58・9)



19. 歯痛に効力抜群

    千葉県 H.M. 

     歯槽膿漏で治療中の奥歯が痛み、からだを動かすたびにコメカミから耳までひびいて、どうしようかと不安でしたが、ちょうど着いたピロサン2袋を一度にのみましたら、夕方にはだいぶおさまりました。
     毎日2袋のみ今日で5日目ですが、上下かみ合せても痛みませんし、信じられないくらいです。効力まさに抜群。ほんとうに助かりました。



20. 腎臓結石が消えた

    武雄市 S.S. 

     ピロサンを一日も欠かさずいただいております。長男が腎臓結石というので、しっかり飲ませましたら、手術もせずレントゲンにうつらなくなったとのこと。ほんとうに嬉しうございました。私もつづけます。



21. お蔭げさまで

    豊橋市 N.K. 

     おかげ様で胃腸の調子がよく助かって居ります。今後も出来るだけ沢山服用してゆき度いと思って居ります。



22. 救いの神

    豊田市 H.H. 

     長女、長男の百日咳、おかげさまで、二人とも軽くすんだようです。
     また長男は百日咳のなおりがけに中耳炎になりましたが、これも日一日と回復しました。いつも乾燥青汁をのませているためかと感謝しております。乾燥青汁は我家の神様だと思っております。救いの神と・・・・・・。



23. 質問箱


     ケールが大きくなりました。青汁しぼりにはどんなものがよろしいか。


     いちばんよい汁がとれるのはスリバチです。次がミンチ(田辺式)。ミキサーでもよろしいが、ながくかけるとビタミンCがなくなるので、2分間以内にできるよう加減すること。電気ジューサーは便利ですがメーカーにより一長一短があり、どれもいまひとつといったものばかりです。



 コラム紹介

    学者になる学門は容易なれども
    無学になる学門は困難なり

    勝海舟



    いまだ飽かざるに先づ休む
    蘇内翰

    食は過飽すべからず
    抱朴子

    多く食はず
    論語

    食を少くし、
    飲みものを少くし、
    五味の偏を少くす。
    養生訓



    小敵と見て侮るべからず
    大敵と見て恐るべからず



    青汁一口メモ
    青汁をのんで下痢するようなら、
    分量をへらして馴らしてゆくこと。
    また、バターを親指の頭くらい一緒に食べてみるのもよい。



    胆を大きくして心を小さくもて



    諸の行は無常なり。
    是れ生滅の法なり。
    生滅滅し已りて寂滅を楽となす
    涅槃経



    徳の主要なる賜は死の蔑視であって、
    これこそわれらの人生に物柔かな静穏を与へ、
    われらの人生の清らかな快き味はひを教へるもので、
    実にこれなくては他の諸々の快楽もその影を消すのである。
    モンテーニュ



    人間は快楽にふければふけるほど
    ますます貪欲になる








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