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青汁の飲み方インデックス
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青汁の飲み方(1)
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青汁の飲み方(2)
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青汁の飲み方(3)
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- ジューサーへの不満 187号
- 多いほどよい 200号
- 質問箱:早く飲むべき 208号
- 5合でも6合でも飲みたい 213号
- 思い切って飲む 227号
- シソの葉の青汁 244号
- 質問箱 汁がねばってくる 244号
- 質問箱:2〜3才児の適量は? 258号
- 質問箱 ぬくめても… 268号
- 質問箱:店で買ったナッパ 292号
- 真冬の朝の悩み 293号
- 質問箱:ミキサーでつくっていますが…… 312号
- こんどは悪い 316号
- 質問箱:冷たい青汁をのむと 318号
- 質問箱:のむと下痢 322号
- 効果がないのは 344号
- リカバーミルに感謝 354号
- 粉末をとかす水がこたえる 365号
- 稚魚の餌に 367号
- もっと飲み方の指導を 375号
- 肝臓に異常 382号
- うっかりミス 401号
- 青汁の量と質 402号
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3-1. ジューサーへの不満
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山形市 小林 啓蔵
青汁は摺鉢でつぶしたもの、又はミンチでつぶしたものを、絞ったものが一番良質だと云われているが、今頃そんな事をやっている人は滅多になく、個人としては大部分の人は電気ジューサーでやっているものと思います。
ところで、10年近くもこれを使いながら、最近気がついた事は、その使用のジューサーの種類によって、量と質と時間が恐ろしく違うと云うことです。
もっと、ハッキリ云うなら、最近のものは、見た眼では、大いに進歩した様に見えるが、それは形と色彩だけのもので、どこの会社のものも殆ど同じ様になり(但し全部ではない要注意)、実際我々の様に毎日使う者にとっては退歩としか思われず、困った事になったのです。
当支部では、会員に毎週ケールを配給して居りますが、或新会員から、宅ではどうしても1キロのケールから3合しか出来ない。うちに配給のケールの目方が足りないのでないか、と云う様な電話なのです。
同じ配給のケールで、私のところでは4合5勺位出来るのです。それで、行って研究した訳ですが、同じF社のジューサーが新型で、私のは旧型で、その相違だった事がわかったのです。
私は過日上京の折、F社の本社に相談室のA氏を訪ねました。
臆面もなく、世は進歩の世の中と云うに、ジューサーだけは、進歩どころか退歩でないかと、悪口をきいたのです。
A氏はうなづく如く、一言も抵抗せられず、うなづかれました。
各社とも競争が激しく、技術的に改善しても、半年でまねられるし、自然売らんかな第一主義となり、外見のためには、能率の低下も止むを得ない様になっていると云うのであった。
ジューサーの生命線とも云えるカッターの凸起条列の数の点、カッターだけを取替えるには、現在の磁石的式のものでは、高価について不便な点、現在のカッターから出て来る粕では、歩留が悪い点など、具体的に意見を述べたのであった。
最后に、私は、現に7年も使っている旧型の写真を示し、在庫調査を依頼して辞去したのであった。
(山形支部長)
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3-2. 多いほどよい
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兵庫県 M.W.
29年信者になりまして以来、すでに18年になりました。
その間、青汁の作れない状態もございましたが、緑葉食にはいつも心がけてまいりました。
当地に移りまして満3年余りになります。
1坪程の花壇がありますが、山土でなかなか出来ませんでしたが、野菜くずや落葉、ケールの幹や根も常に埋めまして(鶏糞、油かす、糠、灰等も)、やっと3年を経過して畑らしくなり、今春ごろより、大変成績がよく、ほとんど毎日、1合〜2合、時にはそれ以上いただきました。
44年夏から、アオシソ、ケール、CO等をつくり、つんでいただいております。
ながく不眠症で困りましたが、勤めをやめまして7年、このたび青汁をのみ出しまして2年余で、すっかり健康になれました。
他に胆石がありまして、1昨年9月、昨年9月と膵臓も悪くし困りましたが、本年は、十分とは申せませんが、体を動かすことと、出来るだけ過食しないことを心がけまして、今は、近年にないいい状態でいられることを、大変有難いと思っております。
私の場合、いつも緑葉食に努めておりましたので、青汁の効果がなかなかはっきりわかりませんでしたが、多量に持続すれば非常に有効だと、感じ入りました。1合〜2合〜多いほどよいとのことを、身をもって経験いたしました。
畑の片隅みに、菊のみ捨て難く植えておりますが、あとはケールのみです。
いろいろな方にも努めておすすめしております。種や苗や緑葉もずいぶん大勢の方にさしあげています。
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3-3. 質問箱:早く飲むべき
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岡山県 T.
問
青汁はなるべく早く飲むべきで、時間がたつと効力が無くなるといいますが、そうでしょうか。
答
時間がたつと、多少こわれる成分もありますが大部分のものは残っているので、たとえ2〜3日〜1週間もたったものでも、それなりの効果はあります。
但し、時間の経過とともに味や臭が悪くなり、しだいに飲みづらくなります。そこで、なるべく早く飲むべきだ、といっているだけです。
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3-4. 5合でも6合でも飲みたい
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中共営口県 M.T.
この手紙が冬至前後につくと思います。
冬の至りで、日の一番短い頃です。自然、飲むや食うやで食生活の乱れやすい時です。
史上最高の豊作とあっては、主食も副食もつい度をすぎて、つまらぬ悪循環によって健康を害ねてしまいます。
いいことは必ずしもいい結果を招きません。ご説の正しい食生活が、いかに人の健康を保ってくれるか、この冬が一番的確にあらわれ痛切に感じられます。
私もお蔭さまで至極快適です。夜中に時々寝苦しさを感ずる程度で、さして強い自覚症状はありません。
過労のせいと思っていますが、よく反省してみると青汁の飲み方が足らないようです。
毎日200ccの純ケール青汁ですが、先生のおっしゃるように5合でも6合でも飲みたいものです。
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3-5. 思い切って飲む
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3-6. シソの葉の青汁
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3-7. 質問箱 汁がねばってくる
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大阪府 H.G.
問
寒くなってから、青汁がとれにくくなりました。
どうすればよろしいか?
答
汁がねばってくるからです。
水かぬるま湯でとかし出すようにして、
しぼって下さい。
それでもまだ、かなり、大切な成分が残っていますから、
カスも利用するよう工夫して下さい。
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3-8. 質問箱:2〜3才児の適量は?
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大阪府 K.
問
2〜3才児の適量は?
答
青汁には、実のところ、きまった適量というものはありません。
ふつう大人で1〜2合(もとのナッパ250〜500グラム)以上、多ければ多いほどよい、としています。こどもにも同じで、5勺でも1合でも、あるいはそれ以上でも、のむだけのませればよろしい。
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3-9. 質問箱 ぬくめても……
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山梨県 M.
問
冬になると冷たくてのみづらくなります。ぬくめてもよいでしょうか
答
よろしい。ただし、火にあてたり、湯につけると、ビタミンCの破壊が多くなりますから、熱い湯、牛乳、ミソ汁などを注いでぬくめて下さい。
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3-10. 質問箱:店で買ったナッパ
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問
店で買ったナッパではじめましたが好調です。つづけてよいでしょうか。
答
危険です。やめて下さい。市販のナッパには農薬のかかってないものはありません。しばらくはよいようでも、つづけているうちに、かならずやられます。青汁には、絶対に農薬汚染のないものでなければなりません。
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3-11. 真冬の朝の悩み
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3-12. 質問箱:ミキサーでつくっていますが……
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問
ミキサーでつくっていますがよろしいか。
答
結構です。ただし水を入れるだけうすまること。
かける時間によってビタミンCがこわれること(5分もかけると0になる)に注意。
2分以内で終るよう加減し、分量は、出来た青汁の量でなく、
つかったナッパの量でいうようにしてください。
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3-13. こんどは悪い
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医学博士 遠藤 仁郎
いぜん胃が悪くなったとき、青汁がとてもよかった。その後、やめていた。さいきん、またおかしくなったので青汁をのんだところ、こんどは、全然効果がないばかりか、かえって調子が悪くなる。なぜだろうか、との電話。
かんがえられることは、
- 青汁そのものがまちがっていないか。材料は良質ナッパだけだろうか。農薬汚染の心配はないだろうか。よくないものが混っていないか。味や匂いや刺戟性はどうだろうか。
- つくり方がいぜんとちがっていないか。というのは、ミンチやミキサーなど飲みよいが、電気ジューサの汁は濃いうえ、細かいカケラが混っていて飲みづらく、ノドや胃を刺戟することがある。これは、飲みごろにうすめればよい。
- のみ方に無理はないか。効をあせって、いきなり大量をのむと調子をくずすことがある。このばあい、少しづつから、しだいにならしてゆく。
これらの点をよく吟味して、なるべく、まちがいや無理のないよう、ためしてみてほしい。それでもよくないようなら、いちど、しかるべき病院で精密検査をうけていただきたい。
(54・1)
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3-14. 質問箱:冷たい青汁をのむと
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3-15. 質問箱:のむと下痢
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3-16. 効果がないのは
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医学博士 遠藤 仁郎
理窟の上からも、ながい間の数多くの経験からも、青汁はたしかによいと確信しているが、決して、いつも効果があがるわけではない。
それが、病気の性質や軽重によることはいうまでもないが、青汁だけについてもいろいろ吟味してみなければならない。
質はどうか
青汁のねらいは、それによって食べもののまちがいをなおし、栄養を完全にし、血をきれいにして、からだ中のはたらきをよくしようというのだから、ふつう一般の食事に不足しているミネラル(アルカリことにカルシウム)やビタミン類を十分にそなえた、良質なものでなければならないし、また、安全なものでなければならない。
材料はどうか
そこで、青汁の材料は、ビタミン類にもミネラルにもとんだ良質ナッパでなければならないのだが、その汁、総じて、あまりうまいものでない。
まずい汁をいやいやのんだのでは効き目がない、もっとうまくしなきゃあと、ほかの野菜やくだものを入れることをすすめる養生家や料理専門家もあれば、ジュースマシン・メーカーは、まずくて一般うけしなければ売れ行きに差支えるとあって、その宣伝パンフレットに、そういうおいしい汁の処方をのせる、といったことから、しだいにゆがめられ、私のいう青汁とはよほどちがったものになり、また、なりつつあるようだ。
なるほど、そうすれば、たしかに飲みよくはなるだろう。
けれども、食品の成分表を見ればすぐわかるように、それら一般野菜やくだものには、青汁にもとめている、いや、青汁の生命ともいうべきミネラルやビタミン類の、そろって多いものは一つもない。
だから、それらが多ければ多いほど、うまくすればするほど、成分的にはまずくなり、それだけ効果は落ちてくる。
栽培法はどうか
また、同じ良質ナッパでも、栽培法によって成分はかなりちがってくる。
いま一般に行われている化学肥料依存の栽培法では、見かけだけはいかにも立派だが、質的には劣ってきており、ミネラル・ビタミンが少なくなっているばかりか、蛋白質も変質し、味が悪く、軟弱で病・虫害をうけやすい。
そこで農薬の力をかりなければならなくなっているわけで、質的に劣るだけでなく、有害有毒にさえなりかねない。
そういうナッパがつかわれていないか。
洗い方
ナッパを洗うさい、有害な洗剤がつかわれていないか、どうか。
量は十分か
材料や洗い方に問題がないとして、服用量はどうか。現在の邦食を完全にするためには、平均的にいって青汁の理想量は約2合、もとのナッパ400〜500g。どこか調子のよくないばあいは、それ以上。
厄介な病気にはさらに多く、4〜5〜6合(もとのナッパ1〜1.5キロ)あるいはそれ以上、とかんがえられ、多ければ多いほどよいことが、経験上知られている。
ところで、ここにいう分量は、すべて純粋の――スリバチですったり、ミンチでつくってしぼりとった、あるいはジューサーでとった――青汁のことであって、ミキサーのように水のはいったもののことではない。
ミキサーのばあいは、水でうすめられているから、分量は同じでも、内容はそれだけ少なくなっている。
ほかの野菜やくだものを入れるばあいも同様だ。
だから、正しくは、飲む青汁の分量ではなくて、それをつくるのに、どれだけのナッパをつかったか、それが肝腎のところだ
服用期間
さらに、それをどれだけ長くつづけたか。薬でも効果が出るには相当の時日がかかる。
まして、青汁は食べもの。食べもののまちがいをなおして、病気のもとになっている体質をかえよう、というのだから、どうしても時間がかかる。
時には即座といったこともないではないが、ふつう、少なくとも1週間。
多くは半月、一月、三月、半年、一年、二年とつづけて、はじめて効果が出る。
中には、二年間少しも効果がなかったが、三年目になってはじめてききめがあらわれた、といった例もあるほどだ。
ほかの食べもの
青汁のねらいはミネラル・ビタミン類の十分な補給にあるのだから、精製穀、肉魚の切り身、糖分、アルコール、脂肪など、いわゆるからっぽのカロリー食品が多ければ多いほど、青汁の効力はそがれ、それだけ多く必要になる。
だから、
主食のとり方
おかずの種類と量
調理、調味、味つけ
嗜好品、とくに菓子、ジュース、酒など
はどうか。
また、有害有毒食品――農薬その他生産用薬剤や産業廃棄物に汚染されたり、どんな添加物に汚染されているか知れないインスタントものなど加工・保存食品のとり方にも、十分気をつけなければならない。
その他
そのほか、血のにごりを原因するもろもろの因子、薬剤、放射線の影響。また、日常生活のあり方、精神的ストレス。
運動不足、心身過労、睡眠不足、性の無軌道、あるいは環境の悪化などについてもかんがえてみなければならない。
(58・9)
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3-17. リカバーミルに感謝
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遠野市 E.O.
青汁をはじめて40年になります。
最初はスリ鉢でつくりました。
以後鈴木ジュースマシンや、ミキサー、ジューサなど使用してみて、満足なものが出来ませんでした。
今回リカバーミルを使用して100%の満足を得ました。
材料は無駄なくスッカリすりつぶれます。
ありがとうございます。
(60・11)
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3-18. 粉末をとかす水がこたえる
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医学博士 遠藤 仁郎
寒の入りから間もないころ、35才の女性の方から、「腰痛によいというので粉の青汁をのんでいますが、かえって痛みがきつくなりました。とかす水の分量が多いので、からだが冷えるためでしょうか?冷やさないようにといわれていますが……」との電話。
「どれくらいのんでいるんですか?」
「茶さじ3杯をコップ1杯の水にとかし、1日3回。」
「青汁そのものは、ナマでも粉でも、からだはむしろあたたまり、中にはホカホカして来るという人もあるほどですし、痛みもかるくなる筈です。そういう成分があるんです。もっとも、青汁の分量が十分であればですが。」
「どれくらい?」
「ふつうでも、ナマの青汁で1日2合、もとのナッパ4〜500g。どこか故障があるときはそれ以上。あなたのばあいでは少なくとも3〜4合、もとのナッパ7〜800から1キロくらい。」
「粉では?」
「製品によりますが、大阪のでしたら、大サジ山もり1杯がナマの5勺くらいでしょうから、少なくとも5〜6杯から10杯。もっと多ければなおよろしい、ということになりましょう。ですから、あなたの分量では青汁の効きめはちょっと望めないでしょう。それに、今は寒の最中ですから、痛がつのって来たのには、冷たい水のせいもあるかも知れません。出来るだけ少ない水でのむ工夫が必要でしょう。」
「どのような?」
- 「粉薬をのむ時のように、口をぬらしておいて、粉をはたき入れ、水を少しふくんで、しばらくグルグルやり、十分とけたところで飲みこむようにすれば、ほんの僅かな、盃半〜1杯くらいの水で足ります。
- ナマの青汁ほどうすくでなく、ずっと濃く、ドロドロ程度にとかして飲む。
- もう少し濃く練り、飲むのではなく、そのままか、ご飯やおかずに入れて、食べる。」
「まずいでしょう……。」
「おいしくはありませんが、結構食べられます。蜂蜜か黒砂糖あるいは醤油などで味よくしてもよいでしょう。
- また、粉そのものをご飯やおかずにふりかける。全く水なしですみます。どうしてもナマの青汁のようにしたければ、冷たい水でなく、あつい白湯やお茶、味噌汁や牛乳などにとかせばよいでしょう。」
「熱をあてると成分がこわれ、効力が減るのではありませんか?」
「その心配はありません。粉にするためには、もう熱はあててあり、こわれるほどのものはこわれていますから、効力にかわりはありません。
なお、痛みをやわらげるためには、白米飯、肉(獣鳥魚介)、卵、糖分(菓子、ジュース、味つけの砂糖)、アルコールなど酸性の食品はできるだけひかえ、アルカリ性の、野菜・山菜・海藻・くだものを多くすること(イモ・マメ・ナッパ・青汁食)。からだは冷さないよう気をつけ、またできるだけよく動かして、血のめぐりをよくするようつとめることが大切です。(61・1)
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3-19. 稚魚の餌に
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酒田市 M.T.
趣味で金魚の卵をかえして稚魚を育てていますが、小さい時の餌に苦労します。
リカバーミルで作ったケールはドロドロしていますが、それをスプーンで水面にたらしてやると、集まって、パクパクやっています。鯉にケールのハッパをやると色つやがよくなる話が出てましたが同類の事で植物性の餌として適当なもののようです。
(61・8)
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3-20. もっと飲み方の指導を
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徳島市 B.H.
色々の方に青汁の飲用をすすめています。ところが、医師でなし、化学の専門家でもないので質問にあうと、ミネラルとか代謝機能とかいろいろの例をあげて説明を加えますが、何分、ながつづきしない方の多いのに困ります。ことに販売品は、にがくて、飲みづらいです。ぬるま湯に混ぜるか(冬分は)、黒砂糖、蜂蜜を少量いれて、飲みやすくするよう、販売員はのみ方を、指導するのを怠っているように思われます。
いつか、徳島県のある小学生の父が中風になり、青汁を飲用したので、女の小学生の児ののみづらかったという記事が、「健康と青汁」紙に登載されていましたね。私はさっそく、本人宛飲み方について、あれこれと、手紙を郵送すると、母親から礼の電話がありました。
「健康と青汁」はもちろん、販売者も、夏冬ののみ方や、飲みやすくする方法を、もう少し親切に書くなり、説明するなりの努力を重ねてほしいと思います。(62・5)
・青汁の味付け方法についての御要望がありましたが、青汁を始めて30数年。如何にしておいしく飲むか、味付方法について、新聞紙上も含め過去何回となく話しあいました。
東出さんご指摘の方法とか、みかん、食酢を加える、冬はあたため、夏冷やす等如何なものかとおすすめしたこともありました。けれども、食嗜好が各人各様で、残念乍らこれといった万人共通のおすすめ出来る決め手はありませんでした。(何も味付しない季節季節の持ち味で結構、後で水を飲めばこれが一番よいとの説も幼児を含め相当ありました)結局自分でベターの方法を考えて頂くより他に致し方ないとの結論で、質問箱のお答え以外“健康と青汁”にはとりあげていませんので御諒承下さい。(貝原)
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3-21. 肝臓に異常
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医学博士 遠藤 仁郎
大阪からの電話。
「慢性喉頭炎(溶連菌の感染による)で声が出にくかったので、1年ほど前から週に9キロのケールをもらい(ケール健人の会から)、しぼって飲んでいるが、しだいに体調がよくなり、食欲すすみ、ダルサがとれ疲れることもなくなり、声も出だした。ところが、1週間まえの検査で肝臓の反応が出ており、脂肪肝だといわれた。青汁がさわったのだろうか?」
とのこと。
「青汁でそんなことはおこる筈がない。よくはなっても、悪くなることは絶対にない。脂肪肝というのは、肝臓のはたらきが悪くなって脂肪がたまったもの(本紙362号、61・10参照)。なにかほかに原因があるのでないか。脂肪がふえたことから、まず考えられることは食べものだが・・・・・・。」
「おいしいものだからよく食べる。55キロだった体重が、さいきん60をオーバーするくらいになっている。」
「青汁をやりだすと何でもおいしくなる。そこで見さかいなしに食べるとそういうことになる。農薬や添加物など、肝臓のためによくないものに汚染されたものがいっぱい――いやそういうものしかない。ことに市販の出来あい食品、うまいレストランや料理店の食べもの、みなそうだ。それを、体重がそれだけふえるほど食べたのだからだろう。青汁で食べもののバランスがとれ、血がきれいになって体調は一応よくなったが、そこへ、そういう有害有毒食品がふえたため、折角の青汁の効がそがれ、肝臓をいため、脂肪肝といった結果をまねいたのだろう。」
「青汁の足しにもと緑葉がよいだろうと、つとめて食べるようにもしていたのだが・・・・・・。」
「結構な心がけだが、その緑葉、市販もの?」
「ハイ」
「そこだよ。緑の濃い野菜そのものに罪はないが、問題はその安全性。市販の野菜、この寒中でも農薬に汚染されていないものは、まずない。上からかけるものはなくても(冬は虫がいないからかけない)、土にふりまいてあるんだから、みんな吸いこんでいる。
ナッパは大いに食べてほしいが、この点に気をつけないと、折角の努力がアダになる――それでないか。健人の会のケールをもっともらって、サラダにでもして食べることだ。
少々歯ごたえはあるが、キャベツの千切りのようにすれば結構食べられる。
煮ものにしてもよろしい。とにかく、食べものはすべて、できるだけ安全なものにし、控え目に食べ、ふとらないよう気をつけ、青汁をしっかり飲む。
これを気永に、熱心につづけていれば、少々時間はかかるだろうが、やがて肝臓の方もよくなってくるだろう。
(62・1)
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3-22. うっかりミス
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医学博士 遠藤 仁郎
青汁はなんしろただの野菜の汁。副作用なんて、もちろんあろう筈がない。が、胃につかえたり、ひょっとすると下痢するといったくらいなことはある。それにしても、たいてい一時的のもので、問題になるほどのことは殆んどない。けれども、これとて、相手しだい。うっかりはできないことを思い知らされたハプニングに出喰わした。
こないだの日曜、大阪に出かけた。朝からすがすがしい日本晴れのお彼岸日和。電車の都合もよく、定刻まえに会場についた。だのに、何かもやもやして気分がすっきりしない。紹介されて演壇に立ったが、どうもおかしい。われながら情けないほどにまずい話になってしまった。
帰り路、これもまことに順調、ずっと早く帰宅したのに、やはり何かのしかかっているようで、おもしろくない。そこへ、東京のS君とこから電話。若奥さんの声で、「4日まえから、少し飲みすぎたせいか、ひどい下痢がつづき、食事もできず、元気がなく、頭も少しおかしいようです」とのこと。
一瞬“しまった、とんでもないことになった。朝からのもやもやはその予感だったのか”と、冷たいものが背筋をはしる。このS君、大正6年卒の同級生、生れ月も一月とちがわない明治33年生れだから、数え90才。その彼から、追こないだ70年ぶりの思いがけない電話で、中学を出て私は京都、彼は神戸の学校にいて、互に訪ねあい、一緒に吉野の花見にうかれ出たことなど、しばし懐旧談を交し、“どうやら同級生のうち生き残っているのは俺たちだけらしいぞ、折角ここまで来たんだから、もうしばらく、ゆっくりしょうや”と大笑いしたばかり。
彼は緑内障で一方は殆んど失明に近く、残った方も見にくい。それに肺気腫もある、とのこと。「そのどっちにもよいと思うから、うまくはないが飲んでみないか。銀座と新橋にスタンドがある」といったが、どうやら出かけるのは億劫らしい(眼が不自由だからでもあろう)ので、岡山の田辺氏にたのんで、1週間分づつ送ってもらうことにした。
「ついた。ありがとう。どういうふうに飲むんだ?」「いやなに、むつかしいことは何もない。飲めさえすれば多いほどいいんだ。ためしてみてくれ。よけりゃいくらでも送る。」しばらくして、「よいようだ。もっとふやしてくれ」といってきた。で、すっかりいい気になり、よろこんでいた。そこへ、この電話。
おそらく彼、調子にのって飲みすぎたんだろう。しかも冷蔵庫でよく冷えているやつを。そして下痢。青汁での下痢は珍らしいことではないし、驚くほどのことでもない。腸の掃除だとわらっていられるのだが、年寄のひどい下痢は、たとえ原因があろうと、うっかりできない。
脱水症(水分欠乏症)といった厄介なことになりかねないからだ。元気がない、食欲がない、頭もおかしい、となると只事でない。朝からのうっとうしさは彼の苦しみのテレパシーだったのか、などと全くやりきれない不吉な予感さえでてくる。
いや、とんでもないことを仕出かしてしまった、と蒼くなると同時に、「多いほどいいんだとだけいって、少しづつ、ならしながら、冷たいのはあたためて、などの注意を忘れていた。うっかりミスに気づいて、まさに冷汗三斗、臍をかむの思い。だが、今さらどうにもならず、ひたすら事なきを祈り念じていた。
ながい夜があけ、その日もあかるいいい日和。“しらせがないのはいいしらせ”だろうと、畑いじりなどして気をまぎらせていた。3時すぎ、昨日の若奥さんの声で、「病院へまいりくわしくしらべていただきましたが、何ともない。冷たいのを飲みすぎられたためでしょう。ご心配ありません、とのことでした。おちつきましたら、また飲ませようと思っています」この一言のうれしかったこと。よかった。ほんとによかった。
(平成元・3)
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3-23. 青汁の量と質
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ナッパをしっかり食べ、青汁をのむと、健康になり、病気の治りがよくなるということは、もう間違いのない事実と確信しています。しかし、いくら飲んでも効かない。いや、かえって悪くなった、などといわれることもあります。
いろいろわけのあることでしょうが、青汁だけについてみると、その多くは、
(1)飲む分量が少なすぎるか、その期間が短かすぎること、
(2)も一つはその質、つまり材料ナッパ・ケールの質が問題です。
(1)分量
経験上、理想健康量は1日4〜500g、青汁にして正味コップ2杯。調子のよくないときはそれ以上。6〜7〜800gから1キロ。厄介な病気だともっと多く、1.2〜1.5キロ以上。多いほどよい。そして、それを根気よくつづけること。
(2)材料の質の良否と安全性
つまりケールの栽培法の適否ですが、質のよいものは、昔ながらの堆肥を主体とし、石灰・油粕・鶏糞など、いわゆる有機肥料による自然農法もの。現代式の化学肥料ものははるかに劣っています。また、農薬は絶対につかわれてないものでなければなりません。そこで、ナッパ・青汁の効果を云々するまえに、まず、これらの点を十分吟味してほしいと思います。
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