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自家製青汁インデックス
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自家製青汁(1)
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- 家庭菜園のお奨め 004号
- 自家製造の青汁 008号
- 重労働にも疲れず 008号
- あまりに簡單 019号
- 若がえる!! 069号
- はじめて飲んだ青汁 073号
- 一番の強み 073号
- 最初の青汁 073号
- 家庭青汁ばなし(1) 小松菜の青汁 078号
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自家製青汁(2)
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自家製青汁(3)
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1-1. 家庭菜園のお奨め
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医学博士 遠藤 仁郎
世の中が、進むにつれて私どもの日常生活は、次第次第に、不自然さを加え、健康上によくないことばかりが、はびこっていく今日である。
食べ物だけについてみても、何もかもが甚しく加工されまた貯蔵されてすこぶる便利になった。
栄養価は、こうして手の加えられるだけ減る上に、見栄えをよくしたり、味をよくするために有害な漂白剤や化粧粉、はては有毒な色素や、甘味料までもが遠慮なく、つかわれており、私どもの健康を蝕んでいる現状である。
こうした時に、せめても自然のままを利用できるものは、ただ、新鮮な果物野菜類ことに菜っ葉があるだけだ、といってもよいと思う。
新鮮な緑葉の中には、加工や貯蔵によって、いやが上にも不完全になった食品の、欠陥を補うに必要な栄養素があるばかりでなく、まだ科学で説明のつかぬ神秘の「生」の力が蔵されている。
青汁がよいのは、その故であるが、これも実はもう決して自然そのものではない。
出来れば新しい「いき」のよいものを、そのまま食べたいものである。
栄養価だけではない。味そのものからして違う(おそらくとり立ての菜の葉ほど、美味しいものはあるまい)。
家庭菜園の真価は、正にここにある。
日当りのよい、ほんの僅だけの地面があればよい。
一坪でも二坪でも、庭先を耕してでもよろしい、くさぐさの野菜類を出来るだけ自然的に、清潔に栽培する。
そしてとりたてのすぐを、軟いものはそのまま食べ、かたくなれば青汁にする。こうして年中切らさぬようにするだけでも、健康上どれだけ、プラスすることか知れない。
花をつくるに比べるといかにも、不風流のようではあるが、人生何がといって健康ほど、うれしいことはない。
どんなに美しい花つくりにもまさる、健康的なそして興味もふかい楽しみである家庭菜園を、私は心から皆様におすすめする。
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1-2. 自家製造の青汁
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西阿知 J.H.
65才の母が青汁を飲み始めてから、2ヶ月になる。
高血圧症で、2年程前から飲みたがっていたが、家では材料が手に入らず10日と続かず、遠地で配達はしてもらえず、諦めていた。
ある時診察に参って遠藤先生にお聞きし、玉島支部の好意でやっと配達して戴く様になり、更に近所に清浄菜の栽培農家のある事を知り、現在は材料を買い求めて自家製造をしている。
夕食後摺鉢に摺子木の、木魚叩きが日課の一つである。
お小水の回数が多いから水気のものは厭だと、母は口では云っていても、青汁をつくるのがおそくなると今日はしないのかと催促される。
2ヶ月経た現在、元気になったと云う事は云えないが、しかし顔の色艶が良くなり、便秘がちの便通も毎日の様にあり、血圧も230から200に下った。
と云ってもまだまだ高く、尿の蛋白はまだ下りている。気分も飲み始めてから、少々良いらしく、ボツボツ手芸をしたり、ラジオを聞きながら何やらノートしたりしている。
若い頃教員をしていた関係か、書く事は別に苦痛を感じないらしく、筆まめに床の上でも手紙を書き、何かに一寸メモをするのがくせである。
一寸のぞくと献立表が書いてあった。ラジオの主婦日記の後発表している、脂肪、蛋白に重点をおいた自分には禁じられている、料理ばかり書いてあるのだから面白い。
母に作ってあげている中に、最近は私も飲み始めた。
青汁を飲むと膚が美しくなると、先生の著書に見出したので、飲む気なったのであるが、私も体が弱いので始めたわけである。
しかし飲むのには勇気と心構えがいる。何年も続けている方達から見れば馬鹿らしい話かもしれぬが、後口にするものがなければ駄目である。
菜種などはさほどでもないが、カキバカンランなどは一寸飲みづらい。もっとも飲みにくいもの程効果があるとか。とかく此の世は住みにくい。
後口を喰べないと青臭味が鼻についているのか、胃の中に入っても、水とは違った感じでもたれていて、気分が悪い。
先生の著書では牛乳を3分の1の割で入れるとのみやすいとあったが、私は3分の2以上の割でないとくさく、5勺の青汁を飲もうと思えば胃の中が大変であるので、牛乳を入れるのはやめそのまま一気に飲んで、すぐ後口を一口喰べると臭味はなくなる。
やれお抹茶だ、ビールだなど騒いで飲み、おつまみのおみかんかビスケットを喰べるのである。
母も1合5勺を、猿が渋柿を喰べる様子顔しながら飲み、後口を取る。
故に私達にはまだ青汁は薬の域を脱していない。毎晩ラジオに耳を傾けながら、トントンつぶす、音楽の流れている時は、すりこぎもリズミカルに動く。
放送劇の時は雑音になるので、何時の間にか手はやすんでいる。飛び散って水玉模様が出来ない様用心しながら、水爆実験の放射能雨がこれ等野菜につきはしないだろうか、など考えたりして日課の青汁は製造される。
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1-3. 重労働にも疲れず
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山口県 T.U.
私は昨年の春より青汁を始めました。
11月頃迄は青松葉の汁を摺鉢で造って飲み、現在は野菜の2、3種類を摺鉢で汁にし飲んでいます。
寄生虫予防のためにニンニクの二三片を必ず野菜と共に摺ります。
青汁を始めたのは身体が弱くてではありません。保健のためで病気になると一家族が困るからです。
青汁の御蔭で山仕事の重労働も疲れを知らず、又持病の慢性盲腸炎と肩の神経痛が何時の間にか治りました。
勿論毎晩背骨と腕を中心とした運動は2分間位い実行しています。
食事は主食には外米、内地米、麦を同量と小サジ3杯の米糠を入れ、副食は主に野菜、海草で時々小魚で全体食出来るものの他は殆ど買いません。
青汁飲用は野菜の都合で一家族の内今は私だけですが、春先きから野草が新芽を出したら一家族4名共に強行して周囲の者に模範を示す考えです。
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1-4. あまりに簡單
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新潟県 M.Y.
青汁の効果は一口に申しますと信じられませんのね。
あんまり簡単です。
ですからよほど偉い人が言われなければやってみる気がしませんもの。
実は私も昨年11月号(主婦と生活)で青汁の記事を読みましたけれど、「ほんとうかしら?」と読みすごしておりましたの。
今年の4月ハコベを見てふっと思いつき、やりはじめましたところ、喉にいいのにびっくりしました。
私は胃腸は丈夫ですけれど、耳や喉や全身に力がありません。それが青汁を服みはじめて2、3日でもう効が出て来ました。
それから疲れないことです。仕事が面白いようです。大きなバケツ1杯の水が持てないくらい苦しかったのが、平気でお風呂の水汲みも楽しくなりました。
美容上にも大変よろしく、私など明治末生れですから、どうしても若さには負けますけれど、青汁を化粧水代用にします(これはドクダミがいいです)。
肌がしっとりします。1時間くらいしたら水であらうだけです。
青汁は私は野草でやっております。桑の葉(大きなの10枚位)トロロのようにどろりとして水を少し入れてその中でもみ出すように。
これは香油代用です。髪が黒く光ります。
少々かたくなりますからドクダミ青汁と2日おきくらいにします。
ドクダミとハコベだけ喉にいいのです。
ツユクサは心臓にいいのですし、スギナやヨメナは案外まずいです。
あの悪臭のドクダミがわりとおいしいのです。
少しすっぱくて。イタドリは乳のように白く泡立ちます。
いつも草のある点桑やドクダミがいいと思います。
春はハコベです。先日私一人食中毒になりました。
青汁を飲んでいる私がどうしてと、一時はがっかりしましたが、2日間絶食、3日目に御飯少々。それでもう4日目には起きて仕事ができました。
お風呂汲みや便所掃除。少し苦しかったのですが、これも青汁のおかげと気付きました。
恢復が早いのですね。焼魚です。家人は朝食に食べたのですが、私はほしくなくて、それを夕食に食べました。
暑い日でしたから。2時間くらい嘔吐と下痢でした。
ひどかったのですがひとりでがんばりました。
もう大丈夫ですの。こんないいお薬をおしえて頂いて何と感謝申上げてよいかわかりません。
耳鳴りにもその効が大きくありがたいですわ。
この辺の人達は皆丈夫ですが短命です。ふだんの健康法はあまりやっていません。
それに実行するのが大変ですから――。私が何々女史と云われるような人物でしたなら(残念ながら身障者でのけ者です)、農村女性の若返り法として知らせて実行させて上げたいと思いました。
頭はみんなパーマですがその顔のひどいことげっそりしているのです。
それから青汁は特に脳にもいいらしいですね。
しっとりしますし、怒りっぽい人にもいいですわ。
(32、9、7附田辺寿子宛通信より)
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1-5. 若がえる!!
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行田市 T.T.
目下、クローバの葉をしぼりとって、毎朝約1合前後飲用いたして居ります。
小生33年2月28日生れ。数年前より恥部の白毛を2−3本づつ発見いたして居り、約開始(5月14日)2週間後に、何気なしに見たところ、白毛2本あったうち1本が根元の部分黒くなって居り、多分青汁の効用と吃驚致しました次第。
ポテンツの強化は自覚いたしませんが、その点あまり不自由して居りませんので気にもとめては居りません。
一番の関心事は、姿勢がピンシャンとして、脚を張って歩行するようになり、身のこなしが若やいで、気分的にすがすがしく、肌の色、ことに老人斑が目立たなくなり、思いなしか、どうやら手の甲の皺がのびたような心持ちで居ります。
(36・6・28通信)
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1-6. はじめて飲んだ青汁
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浜松市 E.T.
自分の実家は農家で、歩いて5分ぐらいの所にありますので、キャベツの緑色の部分をもらいに行きました(兄はびっくりした)。3枚ほどの葉を、スリバチでつぶしましたが、なかなかつぶれず、汗を流しました。
しぼったら、緑色のきれいなジュースが約3勺ぐらい出ました。量としては少いのですが、最初ではあるし、胃腸が弱いので少くしました。
いよいよ飲む段ですが、スリバチですっているとき青臭い匂いが鼻について、のどを通るかどうか心配でしたが、息を止めて一口づつ、何も混ぜないで、しぼったものを、その場で、そのまま飲んでしまいました。
飲むのは比較的簡単でしたが、そのあと、口の中が臭くて仕方がなかったので、ニンニクをほんのちょっぴりかんだら、すうっと臭いがとれました。
下痢を起すこともなく、1日過ぎたら、気のせいか何だか、急に体が軽くなって丈夫になったような気がして、うれしくなりました。
それから毎日毎日飲みました。毎日といっても実は5日程で材料がなくなって仕舞いました。(キャベツの値がよかったので、兄が全部市場へ出して、緑色の部分は家畜のエサに)5日の間に、からだの調子が大変よく、とくに胃腸のぐあいがよくなり、また頭のフケがひどく随分悩んでいたのが、すっかりなくなりました。
(36・8・20)
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1-7. 一番の強み
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岸和田市 E.N.
昨年の10月ごろより青汁を飲んでいますが、近頃では、大分血色がよくなってまいりました。
主にキャベツの外葉と大根葉を自宅でつくったものを飲んでいます。
はじめは飲みづらく、リンゴの汁を混入していましたが、いまではストレートでも結構おいしく飲めるようになりました。
私は1日中日のあたらない部屋にて立ち仕事をする郵便局の事務員ですが、2、3年前より胃アトニーとなり、生来の腺病体質で、血色悪く、冬には風邪に2、3回かかり、夏は夏やせして、仕事に精をだそうにも、どうも元気がありませんでした。
昨年、どうにかして丈夫な体になりたいと、いろいろの健康に関する書物を読みましたが、落ちつくところ、生の野菜をたくさん食べて、適度の運動をし、精神の安定を図ること、この3項目以外にないことに到着しました。
いろいろと私らのような生来よわい人達を健康にみちびいて下さる結構な書物がありますが、先生のご指導の青汁は一番簡単で、一番安上りで、すぐ実行できることは、一番強みです。
自分でつくって自分で洗い、自分でしぼって飲むことは、一番安心して続けられることと思います。今後も元気になり、健康な毎日をすごしたいために、毎日青汁をつづけ、日々修養にはげみたい心であります。
(37・2・14)
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1-8. 最初の青汁
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埼玉県 K.K.
去る7月お送りいただきましたケールの種子は、早速近所の方に御依頼して播種していただき、8月7日に移植して、毎日の虫取りがなかなか大へんでした。
私は20年来血の道と胃下垂で苦しんでおり、土を手にすることもなく過して居りましたが、この度は何とかして少しでも丈夫になりたい一念から、1日に5回から6回位、畑に出て虫取りに夢中でした。
御近所の方々は私の姿を見て、「青汁をのまないでも、そうして畑に出ているうちには丈夫になれますよ」などと仰言って、笑って居られました。
人様には何と言われ、笑われようとも、1日も早くこのケールを育てて待望の青汁にしていただきたく、本気で世話してました。
その甲斐あって、お蔭さまで9月7日に初めて青汁を作ることが出来ました。ありがたくてなかなか直ぐには口に入れられず、しばしながめて居りました。初めて自分で作っていただいたこの青汁の味は一生忘れることはございません。
◇
(其後の御体験をお知せ下さい)
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1-9. 家庭青汁ばなし(1) 小松菜の青汁
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東京 T.
東京方面では12月から3月迄ケールは育たず一部は枯れます。私は冬の青汁材料として小松菜を主とし、COや霜被り蕪を副としております。普通の小松菜は210日前后から11月はじめまで、いつでもまけますが、10月15日ごろまくと年末から4月開花まで、青汁と外のこと何にでも結構です。
秋彼岸までに「しそ」も、片附くし、8月まきの二十日大根も終るし、10月には早い大根もそろそろ減ってくるので、せまい畑の回転に好都合です。少し厚まきにしますと、防寒の効あり、霜よけ竹はいりません。又雨風でよごれること少く、蕾が出るまでやわらかです。青汁用は根元どろつきを2寸ほど切りすてて洗うと、世話がかかりません。寒中は水分がへりますので、つぶしたあと、むかえ水を少しやって絞ります。
COと同様、汁に濃い雲が出ますが一向差支えません。小松菜は生で、塩やマヨネーズなどちょっとつけてお試し下さい。サラダも上々。こんなにうまいものかとびっくりされます。栄養は素より、やわらかさ、おいしさで、小松菜、かきは大根、COは長い冬中の絶品、いずれ劣らぬ三羽がらすですが、私は小松菜に軍配をあげます。
なまが不安な品は、80度の湯に30秒から60秒通してお上り下さい。おみおつけなら、きざんで、煮え汁に入れかき廻して、すぐおわんに。
春花がさき出したら、青い蕾をつけて前記のように使います。こうして3月末になると、10月半頃まき、2月下旬本植のケールがどんどん伸び出して、秋前からの古いケールと一しょに役に立ち出します。
小松菜の成分は上々。私は胸を患う療養の人が、主として、とう立ちの小松ななどの青汁(その頃ケールがないので)で、1ヶ年前后で全快、ここ数年来極めて元気に実社会で活動しておられるのを2人知っております。
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引き続き、自家製青汁(2)へ
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