健康と青汁タイトル小
青汁給食インデックス
 
 
 青汁給食1
 
 青汁給食2
 青汁給食3

  1. 青汁ニュース(1)               070号
  2. 青汁ニュース(2)               071号
  3. 養護学級と青汁                 085号
  4. 青汁の服用兒童についての調査          086号
  5. 「青汁を飲んで」感想              131号
  6. 明徳中高等学校で青汁              317号
  7. アンケート調査                 317号
  8. 選抜野球の明徳高校 青汁を学校給食に      322号

 
 

3-1. 青汁ニュース(1)

     伊部小で青汁給食を始めたのは昭和35年7月からで、その後約1年半を経過し、1人約300回飲用を続けて来たわけですが、その効果はどうだったでしょう。
     このことについて去る2月16日伊部小で開かれた岡山県教育委員会指定の学校保健教育研究会の席でも発表し、当日県内各地から参加されていた学校教職員や校医の先生方から「やっぱり青汁はすばらしい」と感心していただきましたが、その時の発表の要旨を中心に近況をお知らせして、飲用はもとより調査などにも色々ご協力下さっているお礼にしたいと思います。


     本校で青汁給食をはじめた当初からずっと引続いて(約300回)飲用している児童(2年生から6年生まで142名)と同じ期間、全然飲んだことのない児童(同、147名)について色々の面から比べてみました。


     先ず、青汁給食の開始前である昭和35年4月から、本年1月までの間にどのくらい体位が増加したかを比べたのが、上のグラフです。
     これでわかるように、青汁をずっと続けて飲んでいる児童は全然飲まない者よりすべての点でより大きく成長しているといえます。(5年生の胸囲だけは飲まない児童の方が大きくなっていますが、これは飲用者郡には男子が多く、反対に未経験者郡の中には、ちょうど胸部の飛躍的発育期に当っている女子が多かった為、男女を平均したこのグラフではこのような結果になりました・・・。同様の傾向が体重の場合も見えています。)


3-2. 青汁ニュース(2)


  病気による欠席状況  

    欠席状況
     健康の一つのバロメーターとして病気にかかり具合を考えることができますが次のグラフは、病気のために一人当り何日欠席しているかを調べたものです。これによるとやはり青汁の連続飲用者の方が欠席が少く、そして昨年度より本年度になってますますその差が大きくなってきています。



う歯

    う歯
     処置・身処置、乳歯・永久歯のすべてを含むう歯を児童一人当り何本ぐらい持っているかを調べてみた結果、35年4月から36年4月にかけて乳歯のはえかわり等のため、両者ともう歯は少くなっていますが、その後未経験者群には僅かながら再びう歯が増して来ています。
     それに対して飲用者群にはその後う歯にかかる者はなかったということになります。又、35年4月と37年4月を比べると未飲者は0.4本のう歯が減っているのに対し、連続飲用者は1.3本も減っています。



皮膚病・寄生虫

    皮膚病

     顔面白癬(はたけ)など皮膚病の場合は未飲用者は35年4月と37年1月を比べても1.4%増しているのに対して、飲用者は次第に減少して同期間中に2.9%減になっています。



    寄生虫

     又寄生虫の場合もこれと同様のことがいえ、未飲者群では35年前期に比べ36年後期には1.3%増しているのに対し飲用者群では2.1%減少しています。これによっても「いくら清浄野菜でも或いは生野菜のことだから寄生虫がわきやすいのではないか?」という心配はいらないことがわかります。




3-3. 養護学級と青汁

     昭和32年4月本校に養護学級を設置し、すでに7年目を迎えようとしている。小学校初等教育全期を通じ、特に身体的な面に、もっとも個人差の大きいのは、小学1・2年頃の児童であり、またその当時のささいなつまずきが、小学校6ヶ年の学校生活のみならず、生涯の生活をも、左右することにもなる。別表をご覧下されば、その養護学級の必要性が一目にしておわかりでしょう。(省畧)
     本校に特設したこの学級は、入学当初の1・2年児童の健康管理に意を注ぐことにした。
     初年度養護学級に収容した児童は、1年生に限定し、その学級定員は40名を越えない範囲とし、健康の面に格別の配慮を加えた。
     ただ将来、普通学級への編成がえを考えて、教育課程は普通学級どおりとし、その指導内容については、多少の手ごころを加え健康生活への管理と実践指導に重点をおいた。
     33年4月からは、進級した2年の1ヶ学級と、新1年の1ヶ学級を特設し、あわせて2ヶ学級を設置した。これ等の児童が3年に進級すると同時に養護学級をとき、普通学級に編入し、この学級編成を毎年くり返して今日に及んでいる。
     病気勝な児童、虚弱な児童、発育不良の児童等、健康でない児童を、健康な児童にまで増し進め、又発育を促進するためには、相当な期間を必要とすることは、今更申し上げるまでもないことである。多くの場合ぜんしんと、少しずつの回復しか望めないもので、余程の根気と、多分の思いやりのある養護が必要である。又この養護を要する児童の疲労は、はげしく、又小食の傾向にあり偏食しがちであるので、この2ヶ年間は、保護者の理解と援助により、毎日の完全給食と青汁の飲用を実施し、家庭食にも多分の配慮を願った。次にその効果の重なるものを列拳すれば

    1.  体格の推移については、入学当時の養護学級児は、他の児童及び全国平均に比べて、身長、体重、胸囲ともに低位にあり、小さく感じられたものが、現在では普通学級内でも、目立って劣っていると思われる児童もなく、体格の推移が県、全国平均以上のものとなり、又体力、病気欠席の状況をみても学年が、進むにつれて好結果をもたらしている。
    2.  健康診断により発見された罹患率の一覧表によると、栄養要注意とか、頸線腫脹のように、体質の改善によって左右される疾患も、学年が進むにつれてその人数がへり、又結核性の疾患についてみても、短期間のうちに回復している状態である。定期健康診断よりみた他の罹患率も、養護学級収容とともに、治癒面がゆき届き、全国的に見た児童の罹患率、岡山県児童の罹患率からみても、はるかに養護学級児の方が低率を示している。
    3.  知能指数の比較についてみると、養護を必要とする児童にあっては、長子と末子が多く、過度に可愛がられた児童期をすぎたためか、入学当時は他の組に比べ、かなりの開きがみえたが、現在では、その差もなく優れている。
     以上は調査の大要であるが、これが入学時から何の考慮もなされず教育されたとして、どれだけの不幸が生じ、精神的にも何らかの好ましくない影響がみられるのではないかと思われる。幸い青汁調理室並びに給食室の新しい施設設備も完成し、特にはかりしれない栄養価をもつ青汁の飲用を続け、生野菜を多分に取り上げた完全給食を、今日までけいぞく飲用なり給食している。
     特に青汁の効果については親子とも認め、現在も5百人の飲用者を数え、中には中学進級後も健康の保持と増進のために続けている現状である。
    (編集の都合上、折角いただいた研究物を省畧した点が多いので、詳細について必要のお方は、岡山県都窪郡吉備小学校あて、ご照会願います。編集者)


3-4. 青汁の服用兒童についての調査

     昭和33年度より、希望児童に青汁を服用させ、今日まで服用を継続させたが、本年度、本校が学校給食教育研究のため、食品に対する児童の各種の調査を行った処、食品の摂取が、児童の知能や運動能力や性格の形成に関係があるような傾向を認めるので、青汁を継続服用している児童と他の児童との間に何か身体的な傾向は認められないだろうかと思い、次のような調査を行ってみた。



    1、青汁服用者数
    年度在籍者数青汁服用者数百分率
    33 332人   25人 7.5%
    34 328人   36人 11.0%
    35 345人   52人 15.1%
    36 341人   68人 20.0%
    37 369人   76人 20.6%

    青汁服用については児童や保護者の希望にまかせているが、年々増加の傾向を示している。



    2、年間一人当りの欠席日数の比較
     年間一人当りの欠席日数の比較
    年度 服用者 未服用者
    33  0日  3.7日
    34 3.3日  4.4日
    35 2.0日  4.1日
    36 2.3日  4.0日

    昭和33年度は服用開始の年でもあり、人数も少ないため、結果だけで判断することは、稍々冒険であるが、34年度以降も服用者と未服用者とを比較すると、服用者の方が欠席日数が少ないようである。



    3、一年間の身長の増加の比較
    年度6年5年4年3年2年
    服用者未服用者服用者未服用者服用者未服用者服用者未服用者服用者未服用者
    334.99.2--------
    345.55.56.05.2------
    356.15.86.76.76.05.3----
    364.44.34.64.56.25.95.32.4--
    379.05.75.55.35.45.36.25.86.35.5

     服用者と未服用者の人員に相当の相違があるため、統計上比較することは無理かも知れないが、服用している児童の方が1年間の身長の増加が未服用者に比べてややよいようである。服用者数の中にはその年度だけ服用したものも含めているので十分な資料とはいえない点もある。青汁にはカルシュウムと各種のビタミンが多く含有されているといわれているが、身長の増加には効果があるのではないかと思う。



    4、服用者と未服用者との個人の一年間の身長増加の比較
    6年  5年
    4年  3年
     服用者と未服用者とに分類して比較したのでは、人員に相当の差があるため前表のような結果しかはあくすることができないので一人対一人の身長増加を比較して見た。抽出した児童は服用者、未服用者共に家庭の職業や家族関係や児童の体格も殆んど同じような条件の備ったものである。6年生のA・Bについて身長の増加の割合を見ると、34年度はBの方が高かったが、35年度はA、36年度は又B、37年度はAとなっており、34年度と37年度を比較するとAの方がはるかによく伸びている。5年生のC・Dについても34年度から毎年差が大きくなって、37年度には約4cmの開きができた。4年生のE・Fは両名とも身長の低いものを比較したのであるが、34年度の差が正確には2.1cmであったが37年度には0.1cmにちぢまっている。3年生のG・Hは5年生と同じ傾向が現われている。各学年共青汁を服用しているものが身長がよく伸びていることがわかる。


3-5. 「青汁を飲んで」感想

    中一 M.T. 

     青汁を、始めてのんだ時は、草のにおいが、していやだった。味を消すために、牛乳を一息で、飲んでいました。だが、このごろは、なれてきました。喘息が出ても、早く元気になりました。これからも飲み続けるつもりです。


    梁川 H.H. 

     僕が入学して始めてのんだとき、のみきれないですてたことがある。しかしこのごろは、あまい感じがする。青汁をのんでぜんそくがでないのかしれないけれどぜんそくがほとんどない。これからもずっとのむつもりである。


    中二 K.M. 

     始めはまずく感じたが、このごろはあまく感じる。青汁を飲みはじめてから、かぜをひかなくなったり、つかれが早くとれるようになった。そのため発作があまり出なくなった。これからもずっと飲むつもりである。


    礒川 K.I. 

     私は、今の青汁をのむまで、こなの青汁をのんでいた。でもこなの青汁は、水でとかさなくてはならないばかりでなく、味も今の青汁よりまずいので、約1年ぐらいでやめましたが、やめてしばらくすると、そのせいだろうと思いますが、ほっさの回数がふえました。それで11月ごろ、阪本先生から、「青汁をのみたい?」と聞かれた時は、とてもうれしく、これでやっとほっさの回数も少なくなると、よろこびました。今の青汁も、すぐききませんでしたが、やっぱり、だんだんとからだのちょうしもよくなりました。これからも、ずっと青汁をのみ、ますます元気になりたいと思います。


    上野 T.U. 

     10月以来、青汁を飲みだして、今までと比べて見ると、はるかに元気になったように思える。だいぶ前に粉末の青汁をといで飲んでいた時は、そんなに効果があるように思えなかったので、今度の場合も、あまり気が進まなかったが、その時一緒に静養室に寝ていた林さんに進められて飲みだしたところ、はじめは、にがくいやだった青汁もなれて来、今までより喘息のでる回数も少なくなって来、冬休みなども、いつもだったら、2回ほどでる喘息の発作も、帰ってずっと元気で、帰って来る前に1回でただけある。だから、これからもずっとできるだけ、毎日飲み続け、一日も早く、元気になる様思っています。今の青汁だったら、前の青汁の様に、とく時間がはぶけ、もろもろにならないので、とても飲みやすい。


    中一 T.H. 

     ぼくが、青汁を、のみはじめた日は、とっても、のみづらかったです。でも一日一日と、のんで行くと、だんだん、なれて来て、1ヶ月ぐらいたつと、すうっと、まえのように、鼻を、つままないでも、のめるように、なりました。それから2ヵ月ごに、なると、すこしおいしくも、感じられました。それから、今では、たいへんおいしく感じられます。それに、たいへん、やすいです。のみはじめてから、とってもいいです。それに、ぜんそくが出ている時でも、のむとたいへんよくなります。


3-6. 明徳中高等学校で青汁

     高知県須崎市の明徳中・高等学校は、徳・体・知三位一体の人間教育をされている全寮制の学園だが、去る9月28日から、職員65名、生徒685名全員の給食に青汁が加えられることになった。


3-7. アンケート調査

     高知支部(野村幸正氏)が、高知小学校3年生79名の保護者の協力をえて、直接面接調査したアンケートのうち、


       (1)家庭の食生活、
       (2)学校の栄養教育、
       (3)学校での青汁飲用

     の三項についてのデータは次のようであった。

      1、現在の家庭の食生活について
      1.安心している9
      2.ほぼ安心している50
      3.不安を感じている18
      4.わからない2
      2、学校における栄養教育について
      1.必要だと思う63
      2.必要でないと思う4
      3.わからない12
      3、学校で青汁が飲めるようになった場合
      1.飲ませる51
      2.子供が飲むといえば飲ませる26
      3.飲ませない0
      4.わからない2


      3-8. 選抜野球の明徳高校 青汁を学校給食に

         (須崎)須崎市浦ノ内堂ノ浦の明徳中・高校(吉田幸雄校長、685人)は、生徒の野菜不足を補うため、学校給食に自然食品の青汁を取り入れ、風邪予防に一定の効果をあげるなどユニークな健康管理を行っている。

        風邪も追放
         同校は中、高校とも全寮制で、子弟を預かる学校は生徒の健康管理に腐心。栄養バランスを考え、給食に野菜を多く取り入れているが、生徒の多くはほとんど食べ残し、なかには野菜に全く手をつけない生徒も。
         虚弱体質だった吉田校長が自らの体験から『青汁を飲ませては』と提案。
         昨年9月試験的に飲用を始めた。青汁はキャベツの一種のケールと呼ばれる緑色野菜をジュースにしたもので、給食は主食のほかに補食として毎日、青汁(90c.c.)、牛乳(200c.c.)各一本を全員が飲用。
         バレー部は昼食時、野球部は練習後と各部、生徒の好みに合わせて飲んでいる。
         最初はどの生徒も自然食品独特の臭みを嫌い敬遠ぎみだったが、今では、ほとんどの生徒が飲み残さなくなっている。
         生徒の評判も一部『まだなじめない』という声もあるものの、『飲んだ後がすっきりする』『風邪をひかなくなった』などとまずまず。
         青汁は各クラブの遠征試合のときも必携。
         何日分かまとめて持っていっており、春の選抜大会に出場する同校野球部も甲子園へ持ち込むとか。
         同校では、飲用後の追跡データを取っていないため、健康面でどれほどの効果があるのか明確ではないが、風邪にかかる生徒が大幅に減少。
         毎日一便、土佐市の校医へ通院するマイクロバスは例年なら十人の定員いっぱいが乗車しているが、昨年末ごろから乗車する生徒は2、3人に減少、風邪による学級閉鎖もこれまでのところ皆無という。
         同校の細川敏水給食課長は『風邪の防止に効果があるのは確実なようです。校医からは最近の当校生徒の血液酸性度が低くなっている資料も寄せられています。じっくり調査したい』と話している。

        (高知新聞 2・24)




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