健康と青汁タイトル小 <1975年6月15日発行 第226号>
 目次




1. こうしたら癌も防げるのでないか(6)
前回参照

     医学博士 遠藤 仁郎 

    嗜好品

      果物
       嗜好品としては最高。ただし、問題は農薬と加工。たとえばミカンのワックス処理。パラフィンが塗ってあるわけだが、精製したものはよいが、不順な粗製品には発癌性がある。その他、色素もつかわれている。

      菓子
       菓子で問題になることは、
      1.  材料に危険なものがつかわれていないか。たとえばカビた材料。米では、黄変米その他カビのついた廃棄米。カビた落花生、アフラトキシンという発癌性の強い毒素をもっているかも知れない。漂白した小麦粉。こういったものが使われていないか。
      2.  添加物はどうか。発癌性のある人工甘味がつかわれていないか。色素には発癌性のあるものが少なくないが、そういう危険なものがつかわれていないか。香料はどうか。防腐剤やカビ止めに入れる薬品に発癌性のものがつかわれていないか。また、みかけをよくし、乾燥を防ぐために、表面に塗るパラフィンが粗製品ではないか。甘味の好きな人、ことに菓子の好きな人に癌が多いような印象をもっているが、一つには、栄養のバランスがみだれ、一般抵抗力がおとろえるだろうこと。また一つには、こうしたいろいろの発癌性の成分のとりこみがあずかっているのではなかろうか。

      コーヒー
       コーヒーの主成分カフェインには、染色体をこわす作用があり、ちょうど、レントゲン線ににているといわれている。しかしカフェインは茶にもあり、薬用されてもいるほどだから、まず問題はあるまい。が、焦がしたコーヒー豆には、有力な発癌性物質3・4ベンツピレンなどを含む煤がついている(この煤を吸入させたモルモット25頭のうち2頭に膀胱癌、5頭に悪性の損傷がみられた)。
       そして、南米に胃癌が多いのは、幼い時からコーヒーを飲んでいるためだとする説もある。また、膀胱癌とコーヒー飲用の関係をしらべたCole博士によれば、一日一杯以下のばあいに膀胱癌にかかる危険度は非飲用者と大差がないが、それ以上の飲用者では、男性では1.24倍、女性では2.58倍多い、という(ランセット誌、1971・7・26号)。
       これらの点からすると、コーヒーは飲まぬにこしたことはないが、飲むにしても、せいぜい一日一杯くらいにしておく方が無難といえそうだ。この点、茶、緑茶、番茶のほうが安全。癌によいという草茶ならなおよいだろう。


       アルコールそのものには発癌性はない。しかし、食道癌や胃癌には、酒好きの人、ことに強い酒のグイ飲みをする人に多いようだ。強いアルコールでは、直接粘膜の損傷がおこるし、それが慢性にながくつづけば、癌発生の下地をつくることにもなろう。
       南米プエルトリコに食道癌が多いのは、自家製のラム酒(サトウキビの汁を醗酵させてつくる酒でアルコール分は60〜80%)による、といわれている。
       また、酒の醸造につかわれる材料に発癌性のものがあったり、醗酵中に発癌性のものが出来、あるいは混りこむこともありうる。わが国をはじめ、米食人種には胃癌や肝癌が多いのだが、米につくカビに関係はないだろうか。米には、黄変米をおこすカビ(肝臓をおかし癌をつくる毒素を出す)だけでなく、アフラトキシン(南京豆に多いカビの毒で、同じく肝臓をおかし強い発癌性がある)様の毒素を出すカビがつく。そういう変質米がまぎれこむことはないだろうか。
       また、酒の醸造につかわれるカビ(日本酒やインド・南方・中国などの酒の醸造には、カビの糖化酵素が利用されている)はどうだろうか。その道の学者の研究によれば、わが国の醸造用カビにはアフラトキシンをつくるようなものは絶対にない、とのことではあるが。
       もっとも、動物の実験上からは、ふつうのコウジそのものにも肝毒性があるといわれている。アフリカや欧米のビールや、それを蒸溜したウイスキーの醸造には、麦芽の糖化酵素が利用されているので、カビ毒の心配はない。しかし、アフリカの土人、ことにザンビアに食道癌が多いが、これは、彼らが飲むビールその他の酒に、醗酵の際に生ずるアミン(いろいろのものが出来る)から、発癌性の強いナイトロサミンが出来るためだ、という。
       ウイスキーに発癌性がいわれているのも、同じことによるのだろうか。日本酒にも僅かにはあるが(5PPM以下)、この程度では特別の意義はおけないそうだ。
       なお、酒がすぎると、直接食道、胃、また解毒器としての肝臓を障害するだけでなく、食べものがとかく偏りがちとなり、全体としてのバランスがくずれ、ために体抵抗力をよわめることになりやすい。こうした点からも、発癌にたいして不利な条件をあたえることになろう。特殊の発癌物質があればなおさらである。禁酒にこしたことはないが、せめて、せいぜい節酒することだ。
       
      タバコ
       タバコの煙には、発癌性と、発癌促進性とがあり、直接には気道(喉頭・気管支)や肺を刺戟する。最近ふえた肺癌の有力な原因に数えられている。
       肺癌は、シガレット(紙巻)喫煙者に多く、シガー(葉巻)やパイプでは少ない。そして、喫煙歴のながいほど、ことに若い時から吸っているほど(幼いものほど危険)、また喫煙本数の多いほど、多い。
       口・咽頭・食道・胃・膀胱の癌にかかる危険があり、大腸癌は葉巻と関係があるらしい。なお、喫煙量が多いと、ただ癌が発生しやすいだけでなく、悪性度の強い癌が出来る傾向がある。発癌物質としては、ベンツピレン、ベンツアントラセンなどのほか、煙の中に数種のアミンがあり、唾液にとけて胃に入り、そこで、亜硝酸塩と化合して、発癌性の強いナイトロサミンが出来る、という。
       また、喫煙で、トリプトフアンの分解産物(発癌性のある)の尿への排出が増すことが最近わかって来たが、これは、膀胱癌発生との関連が考えられている。ニッケル、カドミウム、鉛などにも問題があるようだ。
       「人癌の多発原因に関する研究」をつづけている、国立癌センターの平山博士が、昭和45年6月25日、厚生省記者クラブで発表した中間報告によると、(日本医事新報、45・7・4)
       
         「喫煙者は非喫煙者に比べ、癌で死ぬ割合が倍も高い。特に肺癌はその差が著しく、7倍も水をあけられている。また、喫煙に、酒・肉類・熱い日本茶などの常用が重なると、癌の発生を促進することとなる」

       という。
       大気汚染による発癌は、喫煙と合併すると重大な意味をもつようになる(Lan et70.4.25)
       まさに百害あって一利なし。やめるか、せめて、つとめてへらすこと。最上は喫煙のくせをつけないことだ。
      (つづく)


次号参照

2. 水

     今では、安心して飲める水は殆んどない。水道水はもとより、古くから味のよさを誇っていた田舎の井戸の水や名泉の水にも、農薬・PCB・洗剤が浸みこんでおり、鉱山や工場の廃水がはいっているかも知れない。いやいや、清らかな、山の渓間や、岩の間から流れ出る水も、思いもかけず、上流に水田があったり、牧場があったりする。観光地、ことにキャンプ地の水もうっかり飲めない。野糞をたれる不届き者が少なくないからだ。



3. タカサブロウ

     医学博士 遠藤 仁郎 

     漢名、鱧腸。路ばたや田のあぜ、荒地などに多い雑草。
     人の名まえのような名だが、どんないわれがあるのか、牧野先生も、語源不明と書かれている。救荒本草に、「苗葉を採り煤り熟し、油塩に調へ食ふ」とあるが、生でサラダに加え、青汁の材料にもなる。
     切り口が黒ずんで来る。いかにもアクが強そうだが、味はべつに悪くない。
     本草綱目には、「髭髪を黒くし、腎陰を益す(時珍)と、不老強精効果がいわれている。
     出血によい。「血痢」(唐本)。
     「血を止め膿を排す」。(大明)
     「尿血に車前と等分、搗汁を空心に三盃づつ服す。(医学正伝)
     胃腸を強める。「小腸を通ず」。(大明)
     痔漏によい。「痔漏に搗いて酒で服す」。
     「痔漏蒼発するに、一把石臼にて泥状に擂り、極熱酒一盃を注ぎ、絞汁を飲み、滓を患処につける。重きも三服にすぎず平安になる。(劉松石 保寿堂方)
     などとあるが、要するに一般緑葉の効だ。



4. 大腸憩室症

     医学博士 遠藤 仁郎 

     憩室とは、腸壁(どの腸部にもできるが、多くは大腸ことにS状部)が、小ふくろ状(球〜ポケット状)にふくらんで来るもの。
     無症状のものも少なくないが、糞塊がつまり、炎症をおこし(憩室炎)、腸閉塞、孔、出血などを原因する。
     欧米諸国、オーストラリア、南阿の白人など、繊維に乏しい美贅食をとっているものに多く、老人では、30%以上にみられる。これに反し、繊維に飛んだ粗食をとっているアジア人やアフリカ人には少ない。
     予防上もっとも大切なことは、便通をよくすることだといわれているから、肉食、糖分、精製穀食(白米飯、白パンなど)にかたよった不完全食をさけ、繊維にとんだ粗食、緑葉食青汁、イモ・マメ・ナッパ・青汁といった完全食をとるべきだろう。



5. ファンタの販売中止

     京大生協 有害色素含む疑いで

    【京都】京大生活協同組合(野村秀和理事長)は清涼飲料水のファンタ(日本コカ・コーラ製)が「有害の疑いのあるタール系色素を含んでいる」として、6日から販売を中止した。同生協では同時にタール系色素を使用している疑いのある食器類を点検、日本コカ・コーラと厚生省に

    1. タール系色素の使用実態と安全性についての研究データの公開
    2. 同色素の使用禁止

     を求める要請書を送った。
     タール系色素は現在日本で11種の使用が許可されており、ファンタは着色用にグレープが赤色102号など3種、オレンジが同2号など3種を使用している。
     ところが赤色2、102号は一昨年、世界保健機構(WHO)でソ連の学者が「動物実験の結果、死産や妊娠率の低下など遺伝上悪影響がある」と指摘。10月24日の参院決算委で野末陳平議員(二院ク)がこの問題を取り上げ、厚生省に使用禁止を迫った。
     消費者団体などの間でも使用禁止運動が高まっており、10月末に開かれた京都消費者大会では分科会で「即時禁止」を申し合わせている。京大生協にはファンタの自動販売機が9台あり、年間紙コップで約15万杯の売り上げがあるが、これらの動きを受け販売中止に踏み切った。
    (49・11・7 山陽)



6. 麻酔扱う女医や看護婦 流産などの恐れ多い

    東大講師ら発表

     治療中にもれる麻酔ガスのために女医、看護婦たちは、流産や奇形児出産の危険性が高い―という調査データが、東大医学部付属病院分院麻酔科の柳田尚講師らのグループでまとまり、10日、大阪・高槻市民会館で開かれた麻酔学会で、花見千幸(けみ・ちゆき)助手から発表された。
     アメリカなどでは、すでに発がん性も指摘されており、新しい“職業病”としてクローズアップされそうだ。柳田講師らは、昨年2月から、麻酔を扱う女医123人、手術室勤務の看護婦605人計728人と、手術室にほとんど出入りしない女医753人を対象に流産回数奇形児出産など30項目のアンケート調査をした。(回収率50−64%)
     この結果、流産の恐れがあり緊急治療した率が、一般女医は23%だったのにくらべ、麻酔関係グループは31.6%−36.4%。原因不明の流産発生率も、一般女医が6.7%だったのに、麻酔科女医では16.4%あった。
     また、先天性心臓奇形など奇形児出産率も、一般女医が3.4%。これに対し麻酔関係グループは5.3%−7.3%と高かった。
     柳田講師らは、この結果について「結婚、勤務年数などにばらつきがあり、いまのところ統計学的にまだはっきりと断定はできない。しかし、ガスを一度だけ吸入する患者と違い、手術室の女医らが長い間、微量の麻酔剤を吸うところに問題がありそうだ」といっている。

    (50・4・12 サンケイ)



7. 虫歯ぐらいと

     子供に虫歯があることは、その家の食がまちがっている証拠であり、その家の人々が健康でない証拠でもある。決して、単に歯だけのことと考えてはいけない。今は健康のようにみえても、いつ病気するかわからぬことをしめすもの。
     子供に虫歯のあるなしは育児の大切な目安。もうできてしまったら、いまどき虫歯などごく普通のことではないか、と安易な気持をもたず、日常生活ことに食生活の全面的たてなおしに、真剣にとり組むことだ。
     子供の将来のためだけでない。家族全体の健康、ひいては一家の幸福を左右する重大事だ。たかが虫歯くらいと小馬鹿にしてはならない。その家の食が正しいかどうかは子供の歯でわかる。



8. 夏バテ

     医学博士 遠藤 仁郎 

     夏にバテないためには、うまくバランスのとれた食事。精製穀(白米飯、白パン)食をへらし、甘い菓子や味つけの砂糖も出来るだけひかえ、安全良質ナッパを主とする野菜、山菜、海草、果物をしっかりそえ、青汁をうんと飲む。



9. 肝炎食

     肝炎の食べもので大切なことは、

    1. 栄養素のうまくそろった完全食でなければならぬこと、
    2. 有害有毒食品は一切さけた安全食でなければならぬこと。



10. 赤ん坊の突然死

     元気にしていた赤ん坊が、突然死ぬことが、ちか頃よくあるそうだ(ポックリ死)。そして、人工栄養児には母乳児にくらべ2倍も多いという。
     これは、母乳ことに初乳に多いIgAという免疫抗体で腸管がおおわれないうちに、つまり生れてすぐに、牛乳をのますことで、牛乳の蛋白質に感作されて、アレルギー性になること。しかも、牛乳にたいしてだけでなく、自律神経も、精神的にも不安定になり、なにごとにも感じやすくなる。これが、どうやら突然死にもつながっているのであろう、といわれている。むかしから、初乳をのまさないと、こどもは丈夫にならぬ、といわれている所以であろう。



11. 絶対不動

    佐賀県 K.S. 

     さいきんは、やれニンニクだ、やれ椎茸だ、アロエだと、一種の特効霊効があるような宣伝がブームを呼んでおります。あれは、うそとは申しませんが、ほんとうとは思えません。
     それは、ニンニクが如何によいとしても、食事が不完全であったら、欠点だらけであったらどうでしょう。絶対にその効果を期待することはできないと思われるからです。
     まず、食事を完全にすることが、何よりの先決だと信じます。それは、すなわち青汁であります。青汁を十分にとり、食事を完全にすれば、これらに劣らぬ効果を、ジワジワではあっても、得ることができると確信いたすものであります。
     青汁を飲んで食を完全にし、これらを適量用いますなら、ま、いい効果も得られるやも知れぬと思います。青汁は、少量で偉効があるなどといわれるものが出ても、その効果はもう絶対不動のものだ、と信じます。



12. 生き甲斐を感じて

    総社市 K.Y. 

     いただきましたご著書、さっそく同志の皆さんにもおわけいたし、大変喜んでいただきました。
     「健康になると、ややもすると青汁を忘れがちになり、身体の調子が悪くなると、すぐ青汁を思い出してあわてるので、いつも忘れぬように、このご本を座右において、毎日読みます」
     とおっしゃる、20年からの愛飲者の人もございました。最初は飲みにくい青汁も、このごろは素直に受け入れて、熱心におあがり下さる人が多く、毎日、生き甲斐を感じて、たのしくはりきって働いております。ほんとに有難いことでございます。



13. 青汁の素に感謝

    大阪市 K.H. 

     青汁が健康の上に偉大な力をもつことは疑いありません。私も、何とかケールを栽培して青汁を飲んでいましたが、この大阪の土地、少しあった休閑地もすっかり無くなったので、ケールを植えることができなくなりましたので、止むなく、青汁の素を求めて、毎朝欠かさず飲んでいますが、とても体調がよく、元気です。青汁の素をつくって下さっている大阪青汁センターに感謝いたします。



14. 青汁365日をふりかえって

     越智 廓明 

     前年、風邪をひいたり、下痢、下血。さては、がん検診で、全く異常を覚えぬのに内痔核の発見やら、総会に出席させていただいて、なにかと身に泌むお話を拝聴し、又、遠藤先生のご指導も仰ぎ、ジューサーに、昭和49年度旅行以外、オール取り組み、青汁飲用を、従前より、量に、回数に、一段と強化をはかったのであった。
     
    その結果

       風邪 ひかず
       下痢 1回もなし
       便秘 同じ 起床直後便通の1年間励行。

      献血による記録左の通り
        2月12日 血圧134〜90、比重70。
        5月13日 血圧120〜73、比重75。
        8月22日 血圧114〜74、比重75。
       10月29日 血圧120〜80。
       昭和50年
        1月24日 28回目献血。血圧140〜90、比重70。
       
       青汁材料
       ケール主体。補助 キャベツ、人蔘。毎日1合以上2〜3合迄。

     本年は、1月1日より、第2年度青汁飲用と健康に体験をつみ重ねてゆきたいと念願する者である。



15. 自然がよい

    東京都 T.Y. 

     色のつよい、生の葉を、そのまま食べるのがよいでしょうね。
    牛などのように。
     私は、松の葉を4、50本、すりばちですって飲んでいます。
     ゲンノショウコを10枚、なまのまま、かじっています。
     自然がよいようですね。
     よい空気、日光浴、水飲み、運動。



16. フキの発癌性

     フキノトウやフキに、肝臓をおかし、腫瘍を発生する性質があるが、それが何によるかは、まだわかっていない。



17. ソテツの発癌性

     サイカシンという成分があり、経口投与で発癌する(腸管内の細菌によって分解され発癌性になる)。但し、水溶性なので、よく洗えば、とり除くことができる。



18. 質問箱

    大阪市 O. 

     問
     青汁はよい、と聞いても仲々のみにくいのですが、よい方法をおしえて下さい

     答
     はじめには、少量を、適宜うすめ、あるいは味直ししてのんで下さい。しかし、すぐになれますから、なるべくは生地のまま、鼻をつまんででも、のむことです。そして、なれるにつれて分量をましてゆけば、やがて、一度に2〜3合でも平気でのめるようになります。



コラム紹介

     スコットランドの山地の農民は、おそらく、英民族中の最良種であろうが、最近まで、ごく僅かな肉を食べただけ。その主食はオートミール、乳、ジャガイモ、ニシンその他海岸の魚。

    トーマス・ミドルトン



    東京都 春野 鶴子
     荒土に緑の如く 荒心に青汁が愈々必要です



    多くの病気は医師の力によって治されるが、
    また多くのものは自然に治る
    ヒポクラテス



    民は邦の本、郡国は邦の藩屏なり。
    郡県危ければ国も危く、郡県安ければ国も安し。
    つらつら古今を考ふるに、上代は格別にて候。
    後世に至っては郡県の風市朝に移るはよく、
    市朝の風郡県に移るはあしし。
    室鳩巣



    窮に処するに四味あり。
    無事以て貴きに当つ、
    早く寝て以て富に当つ、
    安歩以て車に当つ、
    晩く食して以て肉に当つ、
    といへり。
    貧に処するの教にして富人も敝すべさ句なり。
    (町人嚢)



    肥満したる人は痩形の人より頓死することが多い
    ヒポクラテス








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