<1974年8月15日発行 第216号>
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目次
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1. 胆石
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医学博士 遠藤 仁郎
胆汁にとけているコレステロールやピリルビン(胆色素)などからできる石。
コレステロール石
コレステロール石が主成分の、白っぽい、かたい石。主に胆のうにできる。欧米人に多いもの。40才以後の、ふとった人に多いといわれていたが、最近は、10代、20代の若いもの、ふとっていないものにも多くなっているという。わが国でも、生活が洋風化するにつれて、次第にふえて来た。
どうして出来るか
コレステロールは水にとけにくいものだが、正常の胆汁には、レシチンや胆汁酸(ともにコレステロールをとかす成分で、胆汁酸がとくに有力)との間に、一定の比率をたもって、過飽和の状態にとけている。そして、この比率がくずれ、コレステロールがふえるか、胆汁酸が減るかすると、とけにくくなって、拆出し、かたまって石になる。このコレステロール/胆汁酸の比率に変化がおこるのは、
- 血液中のコレステロールが増す場合(過コレステロール血症)。
- 肝臓に異常がある場合。胆汁酸は、肝臓で、コレステロールからつくられるので、肝機能が悪くなると、少なくなる。
- 胆のうや胆管に炎症(細菌感染)がある場合。
胆汁中に、コレステロールが分泌されて多くなり、胆汁酸は吸収されて少なくなる。つまり、胆石ができるのには、高コレステロール血という全身的の原因(食事、代謝などの異常)と、肝臓あるいは胆のう・胆管(胆道)の局所的の原因(胆汁のうっ滞・感染など)とがあるわけだ。このことは、胆石が、文化程度の低い簡易生活、とくに自然食をとっているところに少ないこと。裕福で、肉・脂肪(ことに飽和脂肪)・糖・精製穀(白米飯・白パン)食にかたより、高度に加工された(しかも栄養的には不完全な)贅美食の飽食、運動不足、便秘、精神的ストレスに傾いている文明国に多いこと、からもよく理解されよう。
というのは、こういう条件下では、高コレステロール血症が出来やすいし、肝臓も障害されやすい(不完全食であり、便秘に傾くこと、あるいは有害な添加物その他の食品汚染によっても)。また、一般抵抗力の低下のため、胆のうや胆管の炎症(細菌感染)もおきやすいからだ。
ビリルビン石
胆汁の黄色い色素(ビリルビン)が主成分の、もろい黒褐色の石。胆のうにも胆管内にもできる。菜食者に多いもので、わが国でも、以前はこれが主だった。胆のう炎や胆管炎があると、ビリルビンが分解して拆出しやすくなるからで、寄生虫の多かった頃には、蛔虫が胆道に迷いこみ、炎症がおこり、虫卵が核になって石ができるといったことも稀でなかったようだが、おそらく、コレステロール石と同様、全身的の条件(食のあやまり、運動不足、便秘、精神的ストレスなど)もあずかっていることだろう。
予防・治療
このように、胆石には、局所ならびに全身的の原因があるが、結局、それらには、食べものや運動を中心とする日常生活の不自然不合理化が根本になっているわけだ。だから、対策として、
- 局所的には、
手術によって石をとり除いたり、薬剤による感染の予防・治療。あるいは胆汁の流れをよくする−十二指ゾンデ法(十二指腸までとどくゴム管をのんで胆汁流出をすすめる薬をさす療法)や、整腸法(下剤)を講ずること。
そして、それとともに、
- 全身的には、
食を自然化(完全化、安全化)し、つとめて運動し、便通をよくすること。また、心の安定をはかることなど、日常生活を合理化をはかり、一般代謝を正しくして血液コレステロールを低め、肝臓・胆道の機能をよくして胆汁の組成や流れを正常化し、また、感染にたいする抵抗力をたかめるなど、石のできやすい条件を、つめてへらし、除くよう心がくべきだ。
緑葉食・青汁
この目的のためにも、私どもは緑葉食・青汁をすすめたい。すなわち、主食には、精製した白米飯、白パンよりは玄米麦、雑穀、豆、芋を。蛋白食には、飽和脂肪にとむ肉や乳製品よりは、不飽和脂肪の多い大豆ものを。そして、蔬菜類、ことに良質ナッパを主体とする野菜、山菜、海藻、果物など繊維にとんだものを十分そえ、調理はなるべく簡単に、味つけはうすくする。こういう食だと、ながい間には胆石がとけてなくなることもあるらしい。また、せめて、青汁でもウント(少なくとも一日3合以上。5合でも6合でも)のむべきだし、それだけでも確かによいように感じられる。
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2. 続・青汁を飲む心(11) 生活各面に波及して
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前回参照 |
友成 左近
前記を要約すると
これまで長々と、毎号紙面を幅広くけがして、以前とは少し趣きのちがったことにもわたって駄文をものしてきましたが、要約すると、こうです。縁あって青汁を飲み始め飲みつづけて、意外と順調に病気が治り、また健康が向上してくると、その体験から分かってくる青汁の理解と心がけが波及して、まず食事全般を改めて食養生によりいっそう精出し、また広く養生全般にもつとめるようになって、なおいっそう順調に病気が治り、健康が向上してきます。
そしてこの体験から、さらに深く分かってくる青汁食養生の理解と心がけは、しぜんと食事以外にも波及してくるので、それを積極的に生活各面に活用していくと、心身共に、よりいっそう健康になります。
それはまず、ほかならぬ人間であり、それにナマミのことであれば、ときに、いな、たびたび体具合が悪くなり、また病気にもかかりますが、そんなときは、必要に応じて医療をうけると共に、食養生をはじめ養生全般によりいっそう気をつけて、有効適切に療養するので、それで体具合を思いわずらうことも、それが生活各面に及んでくることも少なくなります。また、仕事や人づきあいや、生計や社会的地位といった生活各面も、多少は無事快調にいくようになりますが、思うようにいかなくても(というよりも実状そうはいかないのですが)それで思いわずらうことも、それが体具合に及んでくることも少なくなります。
さらに、心、わけても感情が、多少ともおだやかになってきますが、毎日の生活で恐怖その他の不快を感じても(というよりも感じるのが正常ですが)それで強迫的な観念をいだいて思いわずらうことも、それが体具合や生活各面に及んでくることも少なくなります。
心身ともに健康な生活の基本的な心がけ
ところで、こういうことに駄文をものしてみたのは、遠藤先生をはじめ、青汁食養生に精出している方々と話し合っていると、しぜんと話がこういうことにも及んでくるからです。そしてそれは、お互いシンソコからの念願は、心身共に健康に、毎日仕事をはじめ生活各面に精が出ることであり、青汁食養生に精出していると、その体験からわかってくる心がけが、しぜんとそこへ波及してくるからであり、積極的に活用していくのに好個な心がけであるからです。
というのは、人間「心身一如」であって、その健康は互いに因となり果となり「健康な精神は健康な身体に宿る」からです。そして人間「一個の生活統一体」であって、いずれかある面での体験はしぜんと各面に及んでくるからです。そして青汁食養生は、身体の健康に最も重要な決め手であって、他のどんな養生にもまして、その効果が確実であるからです。
が、これは人々ふつうの習慣や好みにあわず、何とも風変わりで、まずいものであり、だれでも食事の習慣や好みには、他のどんなことがらにもまして格別強く執着します。そこで、あえてこの青汁食養生に精出していると体験する心がけを、生活各面に積極的に活用していけば、他のどんな面からにもまして、心身ともに健康に、毎日精出して生活していくようになるわけです。
が、これまでみてきたのは、生活のごく主要な側面についてであり、それもその主要点をかいまみた程度です。そこで、さらに多面にわたり、さらに詳しいことは、いずれ後日ということにして、ここでは、青汁食養生に精出していると体験する心がけ、そして生活各面に活用したい心がけのうち、ごく基本的なものをいくつかあげて、ひとまずおわりにしましょう。
打開的に実行していく
まず第一に、最も重要な心がけは、前向きに打開的に実行していくことです。いうまでもなく生活というのは、だれでも生きている限り備えている、生きていきたいという意欲が原動力になって、衣食住をはじめ各種各様の生活活動を実際に行なっていくことです。
そしてこの生活活動は、自然的社会的な環境のもとで行なわれ、その拠りどころは習慣や、それが心理的に着色した好みです。ところで、この習慣や好みは、めいめい生来、めぐりあった環境のもとで各種各様の生活活動を実際に行なっているうちに、環境についての理解や感情を学習し、それに根ざして身につけてきたものです。が、いったん身についてくると、それで毎日の生活は、しごく簡便に、一応ことなくすごしているので、そんなことは殆んど全く意識しない自分自身といった性質をもってきて、これには強く執着します。
けれども、この理解や感情には、多かれ少なかれ、不十分なところや間違ったところがあるので、習慣や好み通りの生活活動では、必ずしも常に的確に、環境に適応していけるとは限らず、毎日の生活に多少ともことかぎます。それに、生活環境はたえず移り変わっていくので、少しでも大きな変化があると、なおさらことかいで、あれこれと生活に困難して心身共に健康に生活していけなくなります。
そこで大切なことは、平素もさることながら、とくに困難したときは、習慣や好みに従いながらも前向きに、どうしたら的確に適応していけるかと打開的に、当面そこで必要な生活活動を実際に行なっていくことです。そして、そのあとを反省し総括して、理解や感情を補正して習慣や好みを改めることです。
もともと習慣や好みは、その根ざす環境の理解や感情と共に、こうして身につけてきたので、こうすれば、しぜんと改まってくるものであり、こうする以外に改める方途はないのです。
従って他面、こうするために大切なことは、生活に困難したとき、ただいちずに習慣や好み通りにと固執しないこと、ましてや、あれこれ口実をあげ、わけても病気を口実にして、当面しなければならない仕事や人づきあい、その他の生活活動を逃げだしたり、人にあまえて同情や援助を求めたりしないことです。それで気は一時すむかも知れませんが、困難は少しも打開できず、かえってますます大きくなって、あれこれ思いわずらい、それが体具合に及んできて、本当に病気にもかかるようになるからです。(つづく)
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次号参照 |
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3. 総会便り
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前回参照 |
7月号よりつづき
その後20年3月、倉敷中央病院に着任以来、さらに広く深く調査研究しながら、自分自身と家族に、入院患者や通院患者その他の志望者に青汁を活用して、その效果を確認され、さらに食物全体も改善して、青汁にイモ・マメ・ナッパという食事療養の基本型を考案されたのです。そして、これを広く人々にすすめたところ、それを受け入れた人々は、ごく特殊な病気・病状である場合はともかく、ありとあらゆる病気の治療にも予防にも、また健康のよりいっそうの増進にも、さらに健康な子どもの生育にも、すばらしい効果を体験したのです。
わけても病気の治療には、有効な治療薬がある場合は、その効果が、他の患者よりもはるかにはやく確実にあらわれ、まだ有効な治療薬のない場合、それも、現在の医学では治る見込みがないとされている難病でも、だんだんと軽快もし全治もしているのです。
この度の昼食
この度の昼食は例年とほぼ同様でしたが、念のため、一人あたりの数量その他はつぎの通りです。
イモは、ジャガイモ150gサツマイモ50g計200gで、皮つきのまま蒸しただけで、なにも味つけなしです。なおイモは、どんなイモでも、また、ただ一種でも差し支えないのですが、例年それそれ半量のところ、このごろサツマイモが高価なため、ごアイソウまでに少量そえてみたしだいです。
マメは、大豆50gで、味が悪くならない程度に、ただ柔らかく煮ただけで、これも味つけなしです。なおマメは、大豆であることが肝要なのですが、例年30gのところ、多量の寄付があったので50gにしました。肉や魚とちがって、実状少々多量に食べても差し障わりはないからです。
ナッパは、例年通り青野菜150gのグリーンサラダです。材料には小松菜、ケールの若葉、シソの若葉、レタスなど寄付のまま使い、
調味料は、よくすりつぶしたイリゴマ5g、キナコ10g、純米酢10g、食塩0.5g、キザミタマネギ少々です。なおナッパは、緑色の濃い青野菜であることが肝要であり、ただ一種でも差し支えなく、調味には油分と酢が適切なのですが、この度は、例年使っていたサラダ油の代わりにキナコを初めて使ってみました。サラダ油には多少とも危険なところがあるので、その主要原料であって、実状最も安全であり、また成分も優れているキナコにしたわけです。(こうした点、イリゴマについても同様です)。が、この方が香りも味も口ざわりもよいという方が多かったようです。なお、こうした昼食は、ただこれだけで、3分の1日分として完全な栄養になっています。
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4. カナムグラ
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医学博士 遠藤 仁郎
川原や土手に多い蔓性の草本。茎や葉柄にこまかいトゲがあり、他のものにからまり、一面におおいかぶさって繁っているのを、よくみかける。カナは鉄のことで、蔓がかたいから。ムグラは、ヤエムグラのムグラで、よく繁る草だからの名。漢名 葎草。
救荒用に、ゆでて食べているが、生でも食べられ、青汁にもなる。かなり大きい葉だし、炎暑時でもよく繁茂するので、真夏の野菜不足のときに都合のよいものの一つだ。
効能は一般緑葉と同じだが、本草書や民間薬には、次のようなことが出ている。
「悪血に主效。精を止め気を益し盛にす」(別録)。
「五穀を消化し、五臓を益し、温疫(流行性熱病)をさける(時珍)。
「利尿(恭)とあり、浄血、強壮、消化、利尿や、熱病をさける効がいわれている。
「結核や傷寒(流行性熱病)などの虚熱、瘧に生汁」
五淋に主效。(淋は排尿回数の多いもの)
石淋の神方として、「生茎葉をあはせ搗取汁1升、日に三」(小品方)とある。升は今の量目でほぼ合。また、消潟(糖尿病)にもよい。「水痢を病む」(恭)とか「久痢を療す」(頌)とあって、下痢にもよい。といったぐあい。
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5. 痔と青汁と便
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越智 廓明
遠藤先生に教えられて以来1年間以上、毎朝、起床直後トイレに直腸の掃除を欠かさないことにした。ペットの横、押入れ代りのトイレ、水洗にしたおかげで便の姿をいや応なしに拝見。近頃は、造化の妙か青色の便に恐縮し青汁の作用に1年1日の如くその因果に嬉しい感じを覚えるのである。
因果と云えば、昨年11月3・4日の小旅行に、お上りさんでストレスも加わったのか、青汁もその間飲用できず、皈って二回の血便に、直腸癌ではと驚かされた。直腸鏡検査、レントゲン透視等の結果、痔核を発見。若年の折、痔は患ったものの、まったく忘れていたのであった。
青汁の飲用は11月以来一日も怠らない故か、爾来、一度の血便もない。「父母教室」2月号、川久保得三氏の健康のページに、青汁の王さま遠藤仁郎博士云々と。文中、
「私の友人が、胃潰瘍にかかって診察をうけたが、ぜひ手術を要するとのことで驚いた。何分、70余才の老人なので家族の方も心配した。本人も、手術せずに何とか癒したいと思い、主々研究した結果“青汁療法”に落ちつき、幸に農家のこと青菜は無量にあるので、毎日ガブガブ飲んだが、不思議に3ヶ月で全治した。」
とあった。トイレは便の鏡。トイレに行く途中、つまづいて骨折し、ねたきり老人になった人もあり、夜中の排尿に、冷えて、血圧を上昇さす危険からも、三尺角の押入れトイレは、生活の知恵と思う。
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6. アメリカだより
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シヤトル M.S.
白人は、朝に夕に肉食し、あんまり青物を食べません。栄養がよすぎ、早く成長して、早くグローオールド(年より)になり、25位までは綺麗ですが、35ともなると、日本人には比べものにならないほどシワシワになり、40では、どんなに見ても、日本人の6〜70に見えます。
今ごろの男性は、女より10年早く死ぬ。それで、年下の男の人と結婚するような思想がはやっています。
男は性欲を乱用するため、早く死ぬ。放蕩した人や、女でも、そうした人は早く死ぬ。
バイブルに、宇宙の摂理のごとく、人間の生活も同じに守ったら長生きが出来る、と教えているのもほんとと思います。大きな会合で、集った人のうち、年とった夫婦者は、みなクリスチャンであった、と本に出ていました。心の平和は長生の道とつくづく思います。
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7. 肝胆疾患と下剤
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肝臓や胆のうの病気には便通のよいことが、何より大切なのだが、とかく便秘がち。そこで、いろいろの下剤がつかわれる。ところが、下剤によっては、かえって肝臓をおかし、病状を悪化さすものがある。それはオキシフエニサチンを含有するもので、局方薬や売薬の中にも、それがはいっているのがある。
だから、なるべく薬なしに通じるようつとむべきだし、もし、どうしても薬がほしければ、便利な新薬よりは、むしろ、昔からつかわれた塩類下剤(硫苦・硫曹・暇麻など)にするほうが無難というもの。人工カルルス泉塩など、とくに重宝。これは、昔から、胆石に特効があるといわれているオーストリのカールスバード温泉の成分を人工的に配合したもの。コップ一杯の熱湯に飲みごろの濃さにとかして飲む。量や回数は便の工合で適宜加減すればよい。
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8. むちうち症
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長崎県 I.M.
毎日うどん丼一杯の青汁をいただいております。おかげ様で、1月中旬の首のむちうち症も治り、自分の身のまわりのことも出来る程になり、大変嬉しく心からお礼申上げます。7人の子供や孫たちも大変よろこんでおります。申上げかねますが、またケールの種子をおねがいいたします
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9.胆石と食品添加物
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C.D.Plantらは1961年と1971年の胆石手術数を、カナダ、イギリス、フランスの互に似かよった3都市についてしらべた。それによると、手術数は10年間に3国とも倍増しているが、カナダは西欧より6倍多く、35才以下のものは9倍多い。フランスでは中年以後のふとったものに多いのに、カナダでは20才(20−29)に非常に多く、しかも、体重は正常のものが多い。そして、加工食品のとり方は、カナダもっとも多く、イギリスこれにつぎ、フランスでは殆んど食べていない。で、胆石が若いものに多くなったことは食品添加物と関係があるのではないか、と報じている。
(Lancet 73.8.4.号)
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10. 動物の胆汁と人間の胆汁
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動物の胆汁は、コレステロールに比し、レシチンや胆汁酸が多いので、胆石が出来にくいし、人間の胆石を動物の胆嚢に入れておくと、だんだんとけてゆく。しかし、人間の胆汁では逆で、コレステロールに比し、レシチンや胆汁酸が少ないので、もともと、石ができやすい関係になっている。
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11. 質問箱 ドクダミの青汁
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コラム紹介
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