健康と青汁タイトル小 <1974年7月15日発行 第215号>
 目次



1.慢性腎炎

     医学博士 遠藤 仁郎 

     慢性腎炎には、急性腎炎から慢性になるものと、いつ始ったかわからず、たまたま検診で発見されるといったものとがある。

    なおる腎炎
     腎炎は、急性のものは完全になおるが、慢性になると、もはや完治することはないとされ、半年も経って治らなければ、もう治る見込はないようにいわれていた。
     しかし、今では、慢性の腎炎も全部が不治ではなく、なかには2年〜3年、5年〜10年もかかるかも知れないが、完全に治るのがある。つまり、慢性の経過はとるが、まだ治る急性腎炎の状態がつづいているのがあることがわかっている。だから、慢性腎炎と診断されても、すぐさま、もう駄目だと諦めてしまったり、やけくそになって大切ないのちを粗末にするようなことがあってはならない。

    治す薬はない
     ただし、腎炎を確実に治す薬は、今のところまだできていないから、昔ながらに正しい養生法をまもって、自然になおるのを待つほかない。
     それには、できるだけ腎臓を刺戟し、負担になるような、ためにならぬ条件はつとめて避けるようにし、ためになる良い条件はなるべく益すように心がけることで、以前から心身の安静と温保と正しい食養が大切といわれている。

    1. 安静

    2.  なるべく安静にする。但し急性のばあいのように厳重にする必要はない(比較的の安静)。

    3. 温保

    4.  これまた急性の時ほどやかましくいうことはない。しかし、からだが冷えると腎臓の血管が収縮し、血行が悪くなるから、なるべく温かくし、急に、また強く冷すことはさける方がよい。

    5. 食養

    6.  なるべく寛大に、ということにはなっている。けれども一旦いためられた腎臓は、抵抗力がよわくなっているので、刺戟になるものはなるべく避け、負担を軽くするようつとめなければならない。

    7. 蛋白食

    8.  蛋白質はもっとも腎臓を刺戟・負担する。その分解産物が主として腎臓がら排出されるからだ。しかし、健康の維持のためにも、病腎の修復のためにも絶対必要なもの。
       そこで、なるべく質のすぐれた利用効率のよい(それだけ少量で足る)もの。そしてエキス分(これも刺戟になる)の少ないものが適当といわれている。

        動物蛋白
         動物蛋白は質的にすぐれている。

           肉類 肉類はミネラル・ビタミンの乏しい不完全食品(完全にするため良質ナッパ2〜3倍が必要)で、それだけでも負担(刺戟)が大きい上に、エキス分が多い。また、現在では安全性に疑問が少なくない(飼料に残留する農薬その他の、また肥肉用や防疫用の薬剤による、魚介類では水質汚濁による、加工食品には添加物その他による汚染など)。
           卵・乳 卵や乳は栄養的にすぐれ(卵は半量、乳は1割のナッパで完全になる)、エキス分もない。しかし、これにも安全性については同じ。

        植物蛋白
         植物蛋白は一般に質的に劣るとされている(穀・雑豆・芋には必須アミノ酸が不足)。但し、大豆蛋白は動物にちかいし、緑葉蛋白は動物蛋白をしのぐ優秀蛋白であり、いずれも無刺戟性。また、農薬汚染さえなければ安全でもある。
         なお、良質緑葉には蛋白節約能があるので、少量の蛋白質でも、よく需要をみたすことができ、腎臓にたいする負担はそれだけ軽くなる。したがって腎炎の蛋白源としては、これら植物蛋白がもっとも好適しているわけだ。

    9. 食塩

    10.  排出は主に腎臓で行われ、かなりの負担(刺戟)になる。急性腎炎の初めに厳重に制限されているのは、そのため。慢性腎炎では、ふつうあまり制限されていないが、やはり少ない方がよい。
       というのは、食塩の必要量は、特別のばあい(強い発汗、下痢、嘔吐など)を除き、ごく少量にすぎず(1日2〜3グラム)、その程度にはふつうの食事には十分含まれているので、それ以上は健康者でも無くてよく、まして腎炎ではただ腎臓の負担を益すだけのものだからだ。

    11. 糖質(砂糖・主食類)


      • 砂糖
         砂糖は、一般には、少しも差支えないものとされている。しかし、砂糖ことに精製糖は、その体内処理に必要なビタミンBを欠くため、B不足をおこしやすい。
         そして、B不足たけでも腎臓がおかされることが動物実験でわかっている。しかも病腎はこれにたいし、とくに敏感なので、Bが十分あるばあいはともかく、とかく不足がちな食では、砂糖はかなりの刺戟になる。(私は、親子2代にわたって、数名の腎炎の出た砂糖問屋の一家を知っている)。
         そこで、味つけはうすく(塩分も糖分も少なく)する方がよいし、菓子にはさらに添加物の害も加わるから、これもつとめて避くべきだ。

        主食類
         ふつう無刺戟性のものとされている。
         けれども、

           白米はミネラル・ビタミンに乏しく、これを完全にするには良質ナッパの3倍が必要という不完全食であり(半搗米は2倍、玄米は同量のナッパでよい)、今のところまだ農薬残留の懸念がなくもない。
           小麦粉は2倍のナッパで完全になるが、漂白によってビタミンが失われ、漂白剤の残留、また製品(パン・ウドンなど)では添加物も気にかかる。
           芋類(ジャガイモ、サツマイモなど)、半量のナッパで完全になるし、農薬の心配も少ない。

         すなわち、芋類が栄養的にも安全性においても、もっともすぐれ、小麦これに次ぎ、白米もっとも劣っており、腎臓にたいする影響も、芋類もっとも軽く、次に小麦。白米がもっとも強い。
         これは腎炎患者でためしてみるとよくわかる。たとえば、芋食で蛋白の殆んど出ないものでも、小麦では少し出、白米だとずっと強く出る。つまり、無刺戟といわれている主食類でも、その性質によって、腎臓にたいする刺戟性にはかなりの差があるわけだ。

    腎炎食
     そこで慢性腎炎の食としては、まず安全であること(危険な農薬や産業廃棄物あるいは添加物などによって汚染されていたり、そのうたがいのあるものはつとめてさける)、とともに蛋白食にも、主食にも、なるべく刺戟性の少ないものをえらび、十分の良質かつ安全なナッパを主とする野菜・山菜・海草・果物などをそえ、調理は簡単に、味つけはうすくし、全体としてよくバランスのとれた完全食になるようつとむべきだ。
     そこで、主食には芋類、蛋白食には大豆がよいわけで、これに良質ナッパを十分にそえたイモ・マメ・ナッパ・青汁食が最適であり、せめて青汁だけでもうんと(1日少なくとも3合。5合でも6合でも)のむべきだと考える。

     表はその大体をしめしたもの。

      慢性腎炎ー表1
       発病時期不明のものでは、一応急性に準してIからはじめ、比較的急速にIII、Vにすすむ。
       慢性とはっきりしているものはIII、Vから始め、尿蛋白の状態をみながら、よけれはVI、VIIとすすみ、悪化すればあと戻りするなど、てきぎ加減しながら、気永につづける。
       もっとも本法は、ふつう一般のやり方からすれば、あまりにもナッパ・青汁に偏りすぎたナンセンスきわまるもののようにもみえよう。けれども、これによっていわゆるサジをなげられた腎炎でも、しだいに好転し、ついに完治したものが少なくない。ともかく熱心に、徹底してやってみてほしいものだ。

    カリウムのこと
     ところで、とかく問題になるのが野菜にカリウムの多いこと。
     カリウムは食塩と同じく主に腎臓から排出されるので、腎臓が悪くなると血中量がふえ(高カリウム血症)、不利な影響をあたえることがないとはいえないからだ。
     しかし、腎炎でカリウムが出なくなるのは、いよいよ末期のばあいだけだし、カリウムの多いものはナッパに限ったことでもない(主食品にも蛋白食品にもかなりある)。
     だから血中のカリウムが少々多いようでも、ともかくやってみる。
     そして、大して影響がなければそのまつづけてゆけばよし、もし調子が悪いか、しだいに悪くなるようなら、そこで止めればよろしい。現に、尿毒症状があり、人工透析(人工腎)をすすめられたほどだったのに、熱心にやって、やがて、社会復帰できるまでに、よくなった人もある。

    香辛料
     胡椒、カラシ、唐辛子、ワサビ、カレーなどはもとより、野菜類でも刺戟性の強いもの(カラシナ、ニンニク、生玉葱、生大根など)はさける。但し少量を薬味に用いるくらいは差支えない。

    嗜好品

    • 果  物
    •  もっとも無難。但し農薬汚染に注意。その心配がなければなるべく皮ごと。
    • 菓  子
    •  よくないことは上述のとおり。
    • 飲みもの
    •  番茶、緑茶、豆茶、麦茶、草茶。キササゲ、トウモロコシの毛など利尿効果のあるもの。紅茶、コーヒー、なるべくうすく、砂糖ぬき。市販のジュース、コーラ類、すべて人工合成品。さけるほうが安全。
    • 酒   
    •  ひかえめ。良質のものの少量は差支あるまい。
    • タバコ 
    •  厳禁。腎臓の血管を痙攣し血行に悪影響をあたえる。

    その他
     便通は毎日快適、ねむりは十分に。そして、万事ひかえめ、無理をせぬ。また、薬の乱用をさけるなど、日常諸般の合理化につとめること。


2.続・青汁を飲む心(10) 食事以外にも波及して

     友成 左近 


     強迫観念といった 思い煩いが少なくなる
      毎日生活していく間に、無事快調にと思って、よく気をつけながらも、ついそこをあやまって思いわずらうのは、これまでみてきた体具合や、仕事や人づきあいや、生計や地位のほか、なお他面にわたっていますが、最後にもうひとつとりあげてみたいのは、わけても感情についてです。
     毎日生活していくというのは、当面必要なものごとに対処していくことですが、人間「感情の動物」であれば、その原動力は、当のものごとについての感情的な考えであって、このはたらかせ方をあやまると、脅迫的な観念をいだいて思いわずらうようになり、それが体具合をはじめ生活各面に及んでくるからです。

     強迫観念というのは
     ここで脅迫的な観念をいだくというのは、たとえば電車に乗るのが恐ろしいというふうに、ある特定のものごとに、恐ろしいとか気味が悪い、たたりがあるとか邪魔になる、といった感情的な考えがアタマにこびりつくことであって、これは、毎日の生活にあれこれと妨げになります。
     そこで、他の人は別にそう感じてはいないように考え、また理由のないバカげたことと思って、打ち消そう打ち勝とうとしても、しつこくうかんできて、さいなまれることです。
     また、こうした典型的なものとは少しちがって、たとえば縁起かつぎのように、理由があるのかどうか、他の人が感じ考えているかどうか、別にそう深くは考えず、ただひたすらそれに従って、あれこれと生活の妨げになっても耐え忍んでいくことです。
     そして、そのものごとは人その人によって、犬、蛇、雷、けが人、不潔、高所、暗所、尖端、刃物、乗物、上役、異性、赤面、雑沓、雑音、雑念、日柄、方角など、数えあげたら限りがないほど各人各様です。
     従って、強迫観念が高じると、そのものごとによっては、仕事にも人づきあいにも、また日常の生活にも著しくさしさわるので、当人として耐えがたく心苦しく、そのはけ口を体具合の不調に求めて、心身ともに苦しむようにもなります。

     強迫観念をいだくのは
     ところで、およそ人々が脅迫的な観念をいだくようなものごとは、いずれも、だれでも毎日の生活で、それ相当な意味で(なかには全く無意味なものもありますが)よく気をつけねばならないことがらであり、事実よく気をつけていくのです。が、ほかならぬ人間であれば、ついそこをあやまって、強迫観念をいだくようになり、それが高じてもくるのであって、それはこういうしだいです。
     まず、そうしたものごとについては、だれでも、たとえば電車事故のように、直接でくわして、ひどいめにあったり、人がそんなめにあっているのを見たり聞いたりして、程度の差こそあれ、何度か恐怖その他の不快は感じています。
     けれども、出勤その他の用達しに、電車に乗らねばならないのであれば、恐ろしくても辛抱して乗る、というふうに、当面対処しなければならないことには、恐怖その他の不快を感じていても、そこは辛抱もし、よく気をつけもして対処していくのです。従ってそのうち、別にそう強くは感じないようになり、感じても、別にそう妨げにはならないようになるのです。
     が、この心のはたらかせ方をあやまると、つい不快感にかられて、電車には乗らないとか、どうしても乗らねばならないときは伴れを求める、というふうに、当面のものごとを逃げまわり、逃げきれないときは、人の同情にあまえて援助を求めることがあります。
     が、ここで人並に心を立て直さず、そんなことをくりかえしていると、不快感がますます強くなり、辛抱する力も気をつける工夫も身につかず、やがては不快感のとりこになり、生活に不自由して思いわずらうようになります。
     そして、人の同情にあまえるとき、とかく病気を口実にすることが多いのですが、それをくりかえしていると、人もそうそう相手にしてくれなくなるので、ヒステリックに発作を起こして、心身ともに苦しむようにもなります。
     また、人によっては、他の人は精神修養ができているので不快は感じないのだと、ひとり思いこんで、自分もなんぞ修養をしてからと、対処をあとまわしにすることがあります。
     が、たとえば水泳を考えれば分かるように、恐怖その他の不快感は、そのまま感じながら、とにかく辛抱して、当のものごとに実際に対処していく間に、しぜんと感じなくなり、感じても、妨げにはならないようになる性質のものです。
     従って、まず修養などして感じなくなったら、ということでは、いつまでたっても対処することはできず、かえってますます強くなるばかりです。が、他方では早く対処しなければと思っているので、ひとり心苦しく思いわずらうようになるわけです。
     もうひとつ、こうしたしだいと少しちがって、仕事や人づきあい、その他日常の生活で困難したり失敗したりしたとき、人によっては、なにか特定のものごとを縁起にかついで、自分自身や人前をとりつくらうことがあります。が、そんなことをくりかえしていると、やがでは、そのものごとに出くわす度毎に、恐怖その他の不快感が起こって、心苦しく、生活にも差し支えるようになります。
     その他、あれこれとものごとに恐怖その他の不快感をもつのは、よく気をつけて対処する安全弁なのだ、という理解をかいたり、また、ある特定のものごとにひどく不快感をもつようになったいきさつを、みずからマトモに反省しなかったり、あるいは、自分は他の人とちがって特別なのだと、人々の心に共通性があることを忘れて、人の助言に心を開かなかったり、というふうに、強迫観念をいだくようになるしだいは様々です。

     青汁を毎日飲んでいると
     が、青汁を毎日飲んで食養生に精出していると、ここにも活用できる好個な心がけを体験します。
     それは要約、まずくて飲みずらい青汁を、思い求める健康に必要であり、実状その決め手であればと、体験者のすすめに従って、とにかく辛抱して飲み始めたことです。そして本当に、健康になるにつれ、その意義の理解にもつとめて飲み続けているうちに、まずいことは相変らずまずいが、別にそう妨げにはならず、そのまずいところがえもいえず、というふうにもなって飲み続けていることです。
     と共に、さらに食事全般も、イモ・マメ・ナッパというふうに、好みにあわない嫌いなものでも、健康のためにはと、その意義の理解にもつとめて食べ始め食べ続けているうちに、それがけっこうおいしくもなって、よりいっそうの健康を喜んでいることです。
     そこで、こうした体験を積極的に活用すれば、毎日生活していく間に、あれこれとものごとに恐怖その他の不快を感じても、それが無事快調な生活に必要なことであれば、そうした感情は辛抱して対処していくので、それで生活に不自由して思いわずらうようになることは少なくなります。
     また、すでにあるものごとに強迫観念をいだいていても、心を開いて人に見聞し、そうなったいきさつも反省して、人並同様に、不快は感じながらも、とにかく辛抱して対するようになるので、やがては解消してきます。 (つづく)

次号参照

3.再生不良性貧血

     医学博士 遠藤 仁郎 

     難病の一つ。
     さいきんふえた。
     以前にも、あるにはあったが、むしろ、珍しい病気だった。
     本態は、骨髄の機能がおかされ、血液(赤血球、白血球、血小板)の再生能力がおとろえ、ついには無くなってしまうもの。いろいろの薬剤や放射線によるものが少なくないし、かいもく原因のわからないものもある。いずれにしても、骨髄の抵抗力がよわくなり、やられやすくなっているのが、根本的の原因(素質)にちがいない。
     そして、それには、遺伝関係も、もちろんあろうが、環境や日常生活の不自然化、不健康化も、かなりあずかっていよう。すなわち、産業廃棄物、排気ガス、降下性放射能物などに汚染された空気を吸い、水を飲み、危険な農薬や添加物に汚染された食品の摂取を余儀なくされていること。
     また、穀・肉・糖・脂にかたより、高度に加工(精製・調理)された不完全食によって、一般的に抵抗力が低下していること。などによって、骨髄障害の素地ができ上っていたり、あるいは直接障害原因にもなっている、のではないだろうか。
     ともあれ、本症にたいしては、輸血をくりかえし、副腎皮膚ホルモン、蛋白同化ホルモンをもちい、抗生剤で感染防止をはかるほかには、これという適確な治療法はないのだから、できるだけ有害因子、放射線や薬剤の乱用・不良な環境をさけることはもとより、農薬や工場・鉱山廃水に汚染され、あるいは各種の化学薬品の添加、または混在のおそれのある有害飲食物は極力さけること。
     そして、自然のまま、あるいは、なるべく自然にちかい、安全な食品のみからの完全食をとり、栄養の合理化(完全化・安全化)をはかって、いわゆる悪血(血の濁り)を除き、全身の、そして、骨髄の機能のいくらかでも回復しやすいよう、つとむべきであろう。
     この意味で、緑葉食・青汁を中心とした完全食に徹底すること。
     あるいは、せめて青汁だけでも、毎日3合以上。出来れば5〜6合のんでみることだと思う。
     また、そのようにして、おそらく回復不能であろうと、ザジをなげられていたのでさえ、ほとんど完治にちかいまでによくなった実例もある(別項参照)。(48・11)


4.詩 青汁と日本

    釜山市 T.A. 

    1、緑素の香りなつかしや御茶の国日本
       遠藤青汁博士の住む国日本
        地球管理と平和をも青汁にて
         平和組織に日本魂働く様

    2、蜜柑の香り豊かな国日本
       青汁で病苦も豊かにひもとく如く
          武器をどかして農具を持つイサヤの如く
           今ぞ日本魂に平和ひもとく期待如何

    3、到る処青山の色厚き国日本
       青汁と青色は心身をやわらぐ
        健康と青汁誌は我が心の糧ぞ
         健康と青汁誌を通じ日本をも通ず

    4、青汁なき朝不平の親じ誰が知る
       毎朝青汁造る長男の孝行いと高し
        人類の為孝青汁やもり上る若人の平和想
         声高き日本の民誰がひきいて役立つや

     小生、ソウル緑汁会、金重甲氏より、6年前から種子をもらい、今日まで継続飲んでおります。
     青年時代、明大政経科卒業して、今日、司法書士をしている64才の老体でありますが、1400米位の山峯は平気に登山して帰るほど元気です。
     これも青汁のおかげだと存じております。
     今回ふと書いたのが、日本と青汁を詩にしましたが、常に、平和思想であり、人類主義であります。
     日本のはげしいこの思想は、将来、地球管理の案を投ずる人は日本から出るようにと、種々の条件から見て関心しております。


5.再生不良性貧血なおる

     道満 純子 

     健康に生まれ、とても元気に育ち、1才児の検診の時にも全く異常なし、と言われた子でしたが、その1ヶ月程後に、軽いカゼをひき生れて初めて近くの開業医にかかりました。
     注射をして貰い薬を飲ませていたところ、数日後に熱と発疹が出てきましたが、こんどはハシカだということで、その薬のままでよいから治まる迄は連れて来ないこと、そして熱の高い時に用いるようにと解熱剤をしっかり貰って帰宅致しました。
     家に連れて帰ってからも、あまり苦しむ子を見かねて2度、3度、往診を頼んでも、色々の理由で断られ、ハシカだから薬と解熱剤を用いていればよい、との看護婦さんからの伝言指示だけでした。不案内の地でいわゆるかかりつけの親しいお医者様のいないことを悔んだものでした。そのハシカも、半月程度にはどうにか治まりましたが、その後は食欲はなく、顔色も悪く、ぐずるばかりの毎日でした。

     ひどいハシカだったから仲々元に戻らないのだろう、と思い込んでいましたが、貧血はますますひどく、その内に体のあちこちに、出血斑ができだし、どうも普通ではないと大あわてで病院に連れて行くと、血小板減少性紫斑病ということで、どうしてこんなになる迄連れて来なかったのか、と叱られる程の状態でした。
     すぐにその場で入院することになり、骨髄検査の後、足首をカットしてその日から4日間、新鮮血と血小板の輸血が続けられました。(46年8月27日、入院。1才3ヶ月) 数日後、開業医に問い合わせて下さった先生から、発病の原因として薬の副作用の疑いが濃いけれど、残念ながらその確証はない、というようなお話がありました。

     何ということでしょうか、病気になればお医者様にかかる外はないし、かかれば信用してその指示に従うのが当然でしょうに、そのためにこんな取り返しのつかないことになるとは・・・。
     入院当初は、難しい病気らしいということは感じていましたが、その方の知識も無く、あんなに元気だった我が子が、このまま全治しないことはないと思い、いくら手後れの状態とは云え、半年か1年もすれば元通り元気になってくれると信じておりましたけれど、ひと月経っても、ふた月経っても、症状は少しも快方に向わず、輸血しても20日も経てば血小板は減り、貧血してくる、という状態で、又次の輸血を、という繰り返しでした。

     その上治療の為に飲んでいる薬の副作用が顕れ、わずか1才半の幼児でありながら、顔とお腹は大きく腫れ上り、声はかれ、ニキビは出、おまけに体中に黒々とした毛が生え、ハサミでもつめる程の髭が生えて、入院前の可愛らしさは見るかげもなくなりました。しかし外見上の醜さもさることながら、目に見えないもっと恐ろしい副作用のある事を知り背筋の凍る思いがしました。特に骨端閉鎖のことについてはショックで、たとえ生き長らえる事ができても、このまま成長が止るようなことになったら、親として耐えられないばかりでなく、この子にとっても、決して幸せではないと思う、と動揺の心の内を、涙ながらに先生に訴えたこともありました。
     しかし、薬を止めれば血小板減少と貧血で生命が危なく、一方輸血ばかりに頼っても、血清肝炎がこわい、ということで、一生懸命治療に当って下さっている若い先生も、そのジレンマに苦しむ、と話して下さいました。もともと薬の副作用でなった病気なのに、その病気を直す為に、こんなに恐ろしい薬を使わねばならないという事は、何とも悲しいことでした。
     いつ迄過っても、一向によくならぬ子の様子を見ている内に、もしかしたらもっと難しい再生不良性貧血ではないか、という気が素人ながらしてきました。でも先生にそのことを確かめる勇気はなく、ただ看病に専念の毎日でした。

     青汁は、離乳の頃より少量飲ませてはおりましたが、入院してからは量をだんだんに増し、喉が渇けば青汁を、というふうで、子供も喜んで飲み、日に3合も4合も飲みました。こんなにしていても病状は少しもよくならず、身内の者の中には、どうせ助からぬものなら、生きている内においしい物を食べさせたり、飲ませたりしてやればよいのに、と云い、水の味も忘れた幼い子を見て涙ぐんだこともありましたが、誠意のない開業医や、薬に直接の原因があったとしても、自分達親の不注意でこんなにまでなったこの子を、このまま見捨てることは、絶対にできないことでした。

     入院して約5ヶ月後、いつ迄いても同じ事だし、特に今危険な状態でもないから、ということで一応退院し、検査と輸血と薬を貰うために通院することになりました。(47年1月 退院) 
     退院してからは、青汁はもちろん、よい食事を、と一生懸命頑張りました。そのことで少しでも副作用を軽くする事が出来れば、とも思いました。薬の方も、恐ろしさは知っていても素人の私共には勝手に減らすだけの勇気はありませんでしたが、あまりにもひどく副作用の出ている様子を見て、少しづつ減らしてみたらどうか、との助言を受け、病院には内緒で少しづつ減らしてゆき、数週間後からはいつも指示量の半分だけを与えるようにしていきました。

     その後転勤があり、病院を変ることを躇いましたが、とてもていねいな経過説明と紹介をして戴き、転居先の大学の病院に変りました。紹介状を御覧になった先生からは、全く同意見で、再生不良性貧血に間違いないでしょう、ということと、引き続きこの治療法を続けてみましょう、との話がありました。そこではっきりと、恐れていた難病の名前を耳にしたわけです。
     詳しい紹介状のお蔭で入院の必要もなく、血液検査と薬を貰う為に、前と同じく週に一度づつの通院を続けることになりました。

     ここでも輸血してから日が経つと、血小板減少と貧血になり、脳内出血等の心配もあるけれど、もう少し輸血をしないで頑張ってみましょう、と言われ、日常生活にはくれぐれも気をつけるように、ということで様子を見る事になりました。こういう時には迷いましたが、それでも副作用のことを思い、薬は以前と同様常に指示量の半分しか与えませんでした。ところがそうしているにもかかわらず症状はそれ以上悪くもならず、輸血を必要とする状態からも逸し、検査結果は少しづつ良いようになってきたのです。
     47年の9月よりは一度の輸血もせず、薬の方も48年の2月から、凶器中の凶器といわれるステロイドから蛋白同化ホルモンの大量投与だけに、と変りました。そのホルモン剤も経過と共に、指示量が半分又半分というふうに減っていきましたが、症状は落ちることなく、その年の12月25日には、副作用の無い数種の薬のみを残して切る事になりました。切ってしばらくは、少しは成績が落ちるかも知れませんよ、と言われていた検査結果も、先生が驚かれる程の調子の良さで、今ではもう健康児と変らぬ状態だ、と云われております。そして残りの薬も3月一杯で、完全にやめてしまいましょう、との話がありました。

     パジャマのゴムでさえ、紫斑が出来ていたのに、現在は近所の子供達と一緒に元気に飛び跳ねて遊んでおりますし、成長の方も、同年令の子供と比べ少しも見劣りなく、順調に育っております。
     あまりにもひどく侵され過ぎた骨髄は、ひと月やふた月の青汁生活では快復しませんでしたけれど、やっと1年を過ぎる頃からその力を見せはじめてくれました。治療に当って下さった先生方のお力や、薬の効果も否定はいたしませんけれど、青汁や日々の食事が、どんなにか大きな力となっていることを思わずにはいられません。本当にありがたいことだと感謝で一杯です。
     しかし今ここで喜んで気をゆるすことはできない、とこの子はもちろん、他の健康な家族の為にも、ますます励まなければ、と心を新たにしているこの頃です。  49年2月


6.遠藤青汁の会 昭和49年度 総会便り

     友成 左近 

     標記の総会が5月26日に開かれ、会場は倉敷中州小学校。時間は午前10時か午后3時まで。出席者は遠く山形県方面をはじめ各国各地から約120名でした。
     まず、会長の遠藤先生の挨拶に続いて、副会長の貝原先生が昨年度の事業経過と決算の報告、引き続き今年度の事業計画と予算の説明。出席者一同、先生ご夫妻の献身的ご尽力を深謝して議決しました。
     続いて出席者全員、青汁1合飲んで、地方別に起立して顔みせした後、11時から先生が、緑葉食・青汁に着想して30年になるのを記念して、その着想のいきさつと、その後の調査研究や活用実績について講和、それに関連した質問に応答されました。
     そして12時から、例年通りイモ・マメ・ナッパの昼食、午后1時まで自由懇談した後、出席者有志が体験発表や質問、それについて先生が評価応答され、最後に出席者一同、先生に心から謝意を表わすと共に、この最大の謝意は、みずから緑葉食・青汁に精出して、その効果をより深く体験することであり、それを先生に報告し、また広く友人知人に青汁をすすめることであると、思いを新たにして閉会しました。
     なおこの度も、会場の世話は中州小学校の先生方の奉仕にあずかり、昼食は倉敷青汁教室の有志に、材料の寄付や調理その他の世話をして頂き、おかげで総会がたのしく意義深く進行しました。
     この度の総会について、先生の挨拶や講和その他から、広く会員にお便りしたい主要点はつぎの通りです。

     会運営の実状
     まず会運営の実状については、昨年度は会員が約1割方増えたが、そのうち、友の会を通じて入会した方より、個人的に入会した方が多かったことです。それはひとつには、長らく絶版になっていた主婦の友社発行の「青汁の効用」が、昨年3年「青汁と健康」と改名、改訂再版されたので、広く全国各地に、青汁に関心をよせる方が増えたからでしょう。
     が、国民健康の現状から、1割方増加というのは、まことに細々としたものですが、それはおそらく、青汁と会本来の性質や会運営の実状に相応したことともいえるでしょう。また、入会しないままに青汁を飲み始めた方もかなり増えていることと思われるが、正しく活用してくれるかどうか気がかりなことです。
     なお、昨年末の物価上昇で、年会費500円では運営が困難になっており、今年度中に郵便料会の値上げがあったら、さらに困難になるので、あるいは年度中に会費を増額して予算を更正しなければならないかも知れません。

     青汁の着想とねらい
     つぎに緑葉食・青汁の着想と、そのねらいについてですが、先生が緑葉食に着想されたのは、大阪女子医専在職中の昭和18年で、戦局が苛烈になり、医薬品も食料品も窮迫してきたころです。ために、患者の診療だけでなく、もともとそう丈夫でなかった自分自身の健康保持にも、ひどくこと欠いでいたころです。
     と共に、昔から「美食の飽食は多病短命のもと」とか「粗食の少食は健康長寿のもと」といわれていることか、高カロリー食とか、高蛋白食といっている当時の栄養学に疑問をいだいて文献を調査して、患者の給食には、入手困難な米・麦や肉・魚よりも、多少とも入手容易な野菜を特配してはと考えながらもその理由が納得できかねていたときです。
     そこへ、たまたま10月20日の朝、便所で便秘に苦しんでいたとき、ふと思いついたのが、畑に切り捨てられている大根葉その他の野菜や野草や木の葉です。そこで早速もらいうけて、熱湯に通して乾燥粉末にして、一家そろって食べ始めたところ、空腹に困っていた当時としてはハラのタシになるだけでなく、どことなく体の調子がよくなってきたのです。
     そこで、なお精出して文献を調べていたところ、緑葉は(ただしホウレンソウの類は除いて)、その他の野菜や果物をはじめ、どんな食品にも優れて、各種のミネラルとビタミンが格別多く、蛋白質も動物性に劣らず良質であって、それ自体で最高の完全栄養食であること、それだけではなく、その他の食品の不足分まで補なうほど成分に優れていることが分かってきたので、手に入る限り緑葉を集めて活用し、人々にもすすめ始めたわけです。
     そこへ、たまたま翌19年4月、中学校に入学したご長男が肺炎にかかり、当時まだペニシリンといった特効薬はなく、栄養をはかって体力を強化する以外に打つ手がなかったので、緑葉粉末をしっかり食べさせようとしたわけです。
     が、そのとき、いわば当然のなりゆきとして着想したのが、緑葉は乾燥したものより生のままがより有効である、ということ、それを多量に食べるには、すつぶして汁だけしぼり取って飲んだら、消化吸収も優れ、胃腸をいためる心配もない、ということです。
     そして幸い、屋敷内にミツバがおい繁っていたので(緑葉ではあっても小松菜などより成分はかなり劣っているか、とにかく)、それを活用して毎日1合2合と飲ませたところ、しごく順調に治ってきたのです。
     また、そのころ奥さんが腎炎でねこんだので、小松菜の青汁を飲ませたところ、しごく順調に軽快してきたので、これを奥さんは「青汁」とよんで、引き続き飲用していたところ、やがてすっかりと治ってきたのです。(なおこの間、主食としては芋が最適、つぎが小麦粉、白米は不適、ということも体験されたそうです)。

次号参照

7.貧乏人と金持

     「貧乏人は金持のように、金持は貧乏人のようにくらせ」といわれる。
     貧乏人は、朝から晩まであくせくと働き、家はあばらや、衣類は粗末。夏も冬もなく、年がら年中、無理をかさねている。
     このうえ食いものまで悪くてはからだがもたぬ。
     せめて食べものだけでも十分食い、肉や魚も切らさぬよう、金持のようにやるべきだし、休養も十分とらねばならぬ。
     これにひきかえ、金持は冷暖房の完備した家、快適な衣類。
     そして、朝から晩まですることもなく、ブラブラして毎日をおくっている。
     これで贅美をつくしたご馳走ばかり食べていては、古方のいわゆる実証。血の濁りはつよまるばかり。
     どんな思いかけぬ急病にやられないものでもない。
     だから、貧乏人のように、粗末なものを食い、せいぜいからだを動かせ、というのだ。
     ところで、ついさき頃まで貧乏人だった日本。ずいぶん質素なくらしだった。粗食して、よく働いた。
     経済大国にのし上った今では、日本国中が金持ぐらし。
     誰れも彼れも車をのりまわし、毎日、肉よ卵よ、糖よ酒よと美味を飽食。
     そして、どこの医院も病院も超満員の大盛況。
     このままでは日本は、やがて、それも、そう遠くない将来に、健康的にまいってしまうのではないか。
     人口の爆発的増加で、世界の食糧危機がさけばれ、中東戦争以来は石油危機まで加って来た。
     ここいらで、ひとつ、じっくり反省して、もっとひきしめた健康的な貧乏ぐらしをやろうではないか。 (48、12)


8.ネムノキ

     医学博士 遠藤 仁郎 

     夜には葉をたたみ合せてねむるのでネムノキ。夜合樹。古名弥布利之岐。
     初夏、美しいふさ状の花がつく。
     ひるは咲き夜は恋ひぬる合歓の花吾のみみめやわけさへにみよ(記郎女)
     吾妹子がかたみの合歓木は花のみに咲きてけだしく実はならじかも(大伴家持)
     とうたわれたロマンチックな木だ。
     マメ科だから栄養にはとんでいるとみえ、牛や山羊は好んで食べる。
     私の郷里ではコウカの木(合歓の木)。またウシノヤキゴメともいった。
     ヤキゴメ(焼米)は、モミのままの新米を炒り、搗いて殻を去ったもの。甘味があって農家の子供たちの好むものだ。
     この木の葉のこまかい小葉を米に見たて、牛が好くので牛の焼米といったのだろう。
     「若芽若葉はゆでて食ふべし、老葉はイリコにすべし」(救荒本草抜萃)。
     青汁の材料にもなる。 (遠藤)


9.メニエール病

     メマイ、耳鳴、悪心、嘔吐の発作をくりかえし、しだいに聴こえにくくもなるという病気。
     原因は迷路(内耳の機関の一つ)の水腫(中のリンパの圧が上るため)だという。
     このリンパ圧上昇の原因にもいろいろのものがあるらしいが、ともかく水分が体内にたまる傾向にあることは争えない。
     だから、なるべく尿をよく出して、リンパ圧を下げるようにしむけることが治療の根本だ、ともいえるわけで、利尿剤がよいといわれているのも、そのためと考えられる。
     そこで、食べものにも、水分の貯留をおこす傾向のつよい糖質(精製穀や糖分)や食塩をひかえ、カリウム、カルシウム、マグネシウムその他のミネラル(マンガン、鉄、コバルトなどの痕跡成分なども)やビタミンにとむものの十分の補給がのぞましい。
     したがって緑葉食・青汁イモ・マメ・ナッパ・青汁といった食べ方がよいわけで、青汁をのむだけでも、かなりよくなっている。
     なお、タバコは迷路系に有害にはたらくので、つとめて禁煙すべきだ。


10.ビタミンA、D剤の大量服用は有害 米食品医薬局が警告

     【ワシントン1日=時事】ビタミンA、Dを大量に服用すると人体に有害である――として米食品医薬局(FDA)は1日、医師の処方せんなくビタミンA、D剤を販売することを禁止した。
     FDAによると、ビタミンAを1万国際単位以上、一度に買ったり、ビタミンDを4百国際単位以上含む錠剤で買う場合、医師の処方せんがなければならないというもので、60日後に適用される。
     FDAは「人体に有害」と説明しており、大量服用がどんな障害を引き起こすか詳細にしていない。今回の措置について米食品業界では「市場に出回っているビタミン剤配合の食品90%について生産を再検討する必要がある」として、早くも禁止反対運動を始めている。


11.腎臓と鎮痛剤

     鎮痛剤のフェナセチンが腎臓を悪くすることは、はやくから知られているが、イーストボーンの聖メリー病院のSurtees 博士によれば、フェナセチンよりもアスピリンの方が、もっと危険だという(Br. m. j,1970)
     たまにしかのまない人に腎炎がおこることはないが、薬には、すべて副作用があることを教え、乱用者には十分の注意をはらい、慢性腎盂炎の患者には、薬をのみすぎたことがないかどうか、問いただしてみるべきだ、と警告されている。(薬局 22・8・1971より)


12.韓国親友会

     韓国ソウルの金起源氏からの来信によると、氏は、さいきん、遠藤青汁韓国親友会をつくり、先輩の同市金重甲と協力、正しい緑葉食・青汁の普及に奔走。すでに会員は200名にたっしている由、ご健闘を祈りたい。(中区乙支路1街194 電(23)6327)



13.先生宅をお訪ねして

    阿南市 H.M. 

     ここ何年来、一度でいいから先生のお宅へ行きたいなと思っておりました夢が実現いたし、こんな嬉しいことはございません。本当に有難うございました。
     長時間にわたりまして、有益なお話を拝聴させていただきましたうえ、貴重なバイアム沢山頂戴いたし、今朝、半分は母の所へ持ってまいりました。
     大喜びで、さっそくおひたしにさせていただきました。根の方は夕方涼しくなって植えさせていただきますとのこと。
     私も、かえって、さっそくお午の食膳にのせましたが、主人も子供たちも、おいしいおいしいと申しておりました。
     青いものの乏しい夏に、あんなに(先生のお宅のように)沢山生え繁っていてくれたら、どんなにか心強い、と思います。ありがとうございました。


14.献血と青汁

     越智 廓明 

     私はAB型なので、少ない血液型と聞き、少しでも御役に立てばと献血を思いつき、いつしか、20回を超える回を重ねた。
     貧血、肝疾患、著しい高・低血圧症等は不合格となる。
     幸に、一度も不合格なしで、時に、貴男は何を食しておられるかと、看護婦に質問受けたことも一度や二度ではなかった。
     献血前には風邪等はさけ、青汁は多い目に飲用し、献血作業中は般若神経を誦し、浄らかな血液をと念じた。
     去る12月、献血20回に対して日赤より金色特別社員章を、市で1名、市役所で伝達式に列した。
     他1名の方は10回で、若い方であった。
     市長代理の方に、献血は青汁飲用の効果であると説明した。
     若し私が青汁を知らずにおれば、肝疾患、高血圧等となじみになっていたかもわからない。40代迄に急性肝臓炎を4回位患った私であった。


15.いかに大切か

    京都府 R.S. 

     今年はエネルギー危機で、いっそう世の中を暗くしております。
     しかし、何れにいたしましても健康ほど大切なものはなく、財宝です。弱者は敗北につながります。
     世の中がむずかしくなればなる程、そういうことが感じられます。
     だから貴会の青汁のご指導が、いかに大切かと、つくづく思います。
     公害の最中、健康の有難味は病人いっそう痛切に感じます。


16.たのしい毎日

    兵庫県 M.A. 

     50才の誕生日を記念して、物価異常高の昨今に住宅を建てました。
     いささかの借金を残し、「貯金残高0円」を記念して、先生著「青汁と健康」を読み、一念発心、青汁を飲み出したところ、のみ忘れた日は物足りない気持で、事務室でもイライラし、健康診断では心配していた低血圧もなく、朝起きるのが苦痛でなく、オフィス、娘、家内の話題になっています。
     いろいろ材料の組み合せで味も変りたのし毎日のこの頃です。


17.静岡のスタンドで

    静岡市 M. 

     1年くらい前から、どうも身体の調子が悪く困っておりましたところ、青汁がよいとおしえられ、静岡の青汁スタンドで、3ヶ月前から、毎日のんでおります。
     おかげで、血圧は安定して来ました。
     身体の調子もだいぶよくなり、あとは、背中の痛みがとれれば完全です。


18.おかげで健康

    北海道 T.S. 

     いつも「健康と青汁」送っていただいて有難うございます。
     やめようか、と思うことがあっても、新聞の有益な記事を読みますと、やっぱり続けなければ、と思い、そのおかげで、健康ですごしております。


19.トナカイの糞

    北海道 T.S. 

     エスキモーは、トナカイの糞を野菜として食べる。(Cleave, Lancet, 1973. 6. 23号)


20.胃病

     胃病には、食べものの量をへらして、よくかみ(一口少なくとも30回)、胃の負担をかるくし、便通をよくすること。
     主食や肉類はほどほど。野菜を十分食べ、青汁をしっかり飲む。味はうすく、菓子はやめる。


21.質問箱

    松戸市 H. 


     孫がもう1人できます。母乳とミルク併用の場合、青汁を加える時期や分量をおしえて下さい


     箸かサジにつけて舐めさす程度なら、生後すぐからでもよろしいが、ふつう1〜2週後から、はじめ少量(きまりはありません)あたえ、しだいにふやします。
     半年もすれば5勺でも1合でも飲むようになります。大切なことは、絶対甘味をつけないこと。







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