<1972年12月15日発行 第196号>
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目次
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1. 肺気腫
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医学博士 遠藤 仁郎
肺気腫というのは、肺が極度にひろがり、息をふかく吸いこんだままになっている状態。つまり、肺の実質の病変で、弾力性の低下と呼出能の滅弱のため、肺胞(気道の末端の嚢状のところ)や、それにつながる終末気管支が異常に拡張している状態。そのため、ガス交換がうまく出来ず、いつも酸素不足の状態にあり、僅かの運動でも呼吸困難をきたし、ついには心臓をよわめることにもなる。
どうしてそうなるか
こうした状態ができ上るには、胸をふくらまして気張ることと、肺や胸郭の弾力性が、病的あるいは生理的(老化)に、失われていることがあずかっている。で、よく、ガラス工や管楽器の吹奏者が肺気腫になりやすいといわれた。それは、職業がら、つねに大きく息を吸いこんで強く気張ることを繰りかえしているので、それに、体質的(薄弱)、あるいは年令的(老化)条件が加わることで、しだいに肺がひろがって来るのだ、とされていた。しかし、それだけで肺気腫になることはめったになく、もっとも多い原因は慢性気管支(細菌感染などによる)と喘息。そのいずれのばあいも、肺実質に変化があり、慢性気管支炎では咳嗽の続くこと、喘息では発作(気管支の痙攣と粘稠な分泌物のため呼気が妨げられ、肺は急性の膨脹状態になる)の反復によって、ながい間に、しだいに回復不能の肺気腫になってしまうわけ。ところで、最近は、一般に寿命がのびたこと、タバコの乱用、さらに大気汚染(工場や自動車の排気ガスや粉塵などの公害)により、慢性気管支炎や喘息が急増した結果、肺気腫に悩むものも非常に多くなって来た。
喫煙と大気汚染
タバコでは、煙の中のカドミウムが問題。動物実験で、カドミウムの蒸気をながく吸入させると、肺実質が破壊されて、肺気腫がおきる。大気汚染では、亜硫酸ガスや硫酸ミスト、二酸化窒素や光化学オキシダント、あるいは浮游粉塵などによって、気管支や肺が傷害され、気管支炎がおき、喘息が出、肺気腫になる、という。慢性気管支炎の本場イギリスでの研究によると、タバコの害がとくに大きく、喫煙しなければ、大気汚染の影響は少ない、ともいわれている。しかし、まだ喫煙の習慣のない小児、たとえば、幼時に空気のきれいな米国へ移住したものでの調査では、本国のものに比べ、慢性気管支疾患にかかる率が、ずっと少ない。わが国でも、四日市その他、工業化のすすんだ各地で、公害病としての気管支炎や喘息が多発していることは、周知のとおり。
どうして予防するか
ともあれ、現在のところ完成した肺気腫は、もはや回復不能で、姑息的な治療法しかない。また、慢性気管支炎にしても、一旦発病すると、根治はほとんど不可能にちかい。したがって、つとめて予防法を講ずべきで、気管支炎・喘息、および、その慢性化や、肺・胸郭の老化を防ぐことが、何より肝要と考えられる。そのためには、どうしても、気管支の感染を防ぎ、喫煙や大気汚染をさけ、咳の発作をへらすとともに、根本的の体質改善をはからねばならぬわけだ。
緑葉食・青汁
この意味で、私どもは、緑葉食・青汁を中心とした食をすすめたい。それは、これによって、一般に体力をたかめ、細菌や毒物にたいする抵抗力をつよめ、気管支炎を防ぎ得ること。気管支を支配している自律神経の興奮性をしずめて、気管支の過敏性、アレルギー傾向を低め、喘息発作を防ぐこと また、いくらかでも老化現象をおくらすこと が出来るのではないか、と考えられるからだ。
呼吸運動
なお同時に、一般日常生活を合理化し、呼吸運動――呼気を十分にする呼吸体操、すなわち、呼気のさい、両手で胸をおさえて、出来るだけ十分にはき出す運動 あるいは、入浴中に、同様の運動、または、深呼吸をすること(水の圧力で呼出がすすめられる) 腹式呼吸で、腹筋をはたらかして、十分吐き出す運動――横臥位で、頭部を低くして、または前屈姿勢で、腹式呼吸を行う などを励行する
こうすることによって、初期ないし軽度のものでは、その進行をとどめ、進行したものでも、ある程度の回復が望めるだろうし、少なくとも、いくらかでも苦痛を軽くすることができるだろう、と思う。
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2. 青汁教室の食養断想(9) 健全な子どもを生むには
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前回参照 |
友成 左近
良質の青野菜を効率よく
妊婦として、自分の健康と胎児の健全な発育に必要な完全栄養をはかるには、その決定打として、青野菜を自分の体重の1%以上食べることが肝要である。ところで、ひと口に青野菜といっても、いろいろな種類があり、食べ方も様々であるが、これで完全栄養をはかるのに大切なことは、こうだ。
まず第一に、なかのなかまで緑色が濃く、成分わけてもカルシウムが吸収しやすい、という良質のものであることだ。なかのなかまで緑色の濃いものほど各種のミネラルとビタミンが多いのであるが、そうした青野菜のうちでも、カルシウムや鉄その他の成分がうまく吸収しないものがあるからだ。
そして第二に、大切な成分が最も効率よく利用できるように、生のまま、新鮮なうちに、よくかみくだいて食べることだ。成分によっては、煮たきすれば、ゆで汁や煮汁にとけて出て利用できなくなるものがあり、また鮮度がおちたり熱を加えたりすれば、こわれて無効になるものがあり、さらにミネラルもビタミンも、生のままであれば消化、吸収がよく、吸収すれば栄養としてうまく利用されるからだ。また、青野菜には固いセンイが多いので、よくかみくだいて食べないと、大切な成分が効率よく消化吸収せず、胃腸もいためるからであり、生でピンとしておれば、煮たきしたものや漬け物より、かみくだきやすい場合が多いからだ。
もうひとつ第三に、食べて味がよく、とくに生で食べる場合には刺激性が少なく、栽培しやすく収穫が多い、といったことだ。
こうした意味で最も良質で適切な青野菜は、カキバダイコン・シーオー・コマツナ・カブ菜・シソ葉・パセリ・ミズナなどである。が、ホウレンソウは野菜の王様などといわれているが、カルシウムの吸収が悪く、生食には味の点で不向きであり、そのうえ生で沢山食べると腎臓に結石ができることもあって、緑色は濃いが劣格である。また、青野菜の生食といえばレタスと思う人が多いが、これは緑色が薄いので青野菜としては劣等である。なお、ニンジン・カボチャ・ミカンなど黄色の濃いものは、青野菜についで優れているが、キャベツ・ハクサイ・リンゴなどは緑黄色の野菜果物ではなく、青野菜に比べると材木とツマヨウジのちがいである。
青汁にして日に2合以上
だが、こうした良質の青野菜は、ただ生のまま食べるだけでは、歯が丈夫でなければ、日に体重の1%以上と必要なだけ十分食べることがむずかしく、丈夫な歯でよくかんでも、胃腸をいためるおそれがある。けれども、ジューサー・ミキサー・ミンチ・スリバチなどですりつぶして、汁だけしぼりとって青汁にして飲めば、大切な成分が殆んどすべてしぼりとれ、250gが約1合になるので、味は少し拙くなるが、どんなに歯の悪い人でも、胃腸をいためることなく、生のまま、必要なだけ十分、しかも最も効率よく食べることができる。そのうえ、生でも煮たきしても食べにくいが、成分は良質である家畜の飼料が利用できるので、年間通じて必要なだけ十分収穫することが容易になる。青汁材料として広く利用されているケールは、もともとそうした飼料なのだ。
そこで完全栄養をはかる決定打として、良質の青野菜を必要なだけ十分、しかも効率よく食べるには、これを青汁にして、日に2合以上飲むのが最も有効適切である。そしてそのうえで、なお青野菜を、煮たきしたものでも生でも、つとめて沢山よくかんで食べることが大切である。栄養がよりいっそう完全になり、またセンイをそれ相当量食べこむので、健康のもとである便通がよくなり、腸内で有益細菌が繁殖して各種のビタミンの供給が増してくる。
栄養剤では不十分
こうしたことは、中学校や高等学校の教科書でほぼ分かっているはずである。だが実状、分かっていないのか分かっていてもか、毎日の食物は間違った習慣通りにして、体具合がおかしくなると保健薬・栄養剤に走る人が意外と少なくないのだ。毎日の食物は好きなように食べ、そこで不足するものは栄養剤で補なうのが文化人と考えている人も少なくないのだ。けれども、どんなに優れた(と宣伝されている)栄養剤でも、毎日の食物を改めない限り、完全栄養をはかることはできず、使い方をあやまると副作用が起こる場合もあるのだ。
このごろ発売されている栄養剤には、いろいろな商品名がつけられているが、その主成分は、ビタミンB1・Cその他のビタミンや、カルシウム・鉄といったミネラルや、リジンその他のアミノ酸といったものであり、いずれも、もともと各種の食物わけても青野菜に含まれているものであり、間違った習慣食では不足してくるものである。そして、このただ一種を主成分としたものもあれば、あれこれと綜合したものもあり、なかには、これが不足すれば栄養障害を起こすが、習慣食でも別に不足はしていないものを主成分としたものもある。けれども、習慣食で不足しているのは、すでに究明されているものだけについても、こうした主成分以外に数多く、まだ究明されていないものは(数限りないと考えねばならないが)全く含まれていないのだ。従って、症状に応じて利用すれば、ある程度までは有効である(はずである)が、ただそれだけでは、とうてい完全な栄養にはならず、体具合もすっきりとはよくならず、全くのムダづかいになる場合もある。
また、栄養というものは、熱量や蛋白質とミネラルやビタミンとの間だけでなく、さらに各種のミネラルや各種のビタミンの間にも、過不足がないように調和していることが大切であって、あるものが多すぎると、他のものが相対的に不足して栄養に障害が起こる。従って、ヤタラと栄養剤をのむと思わぬ副作用が起こることがある。もうひとつ、このごろの栄養剤の多くは、自然の食物から取り出したものではなく、化学的に合成したものである。従って、構造はほぼ同様であるが全く同一ではない場合があり、不純物が残っている場合もある。ために、期待通りの効果があらわれないこともあれば、思わぬ副作用が起こることもある。
けれども、青野菜であれば、各種の栄養成分が、既知未知すべてにわたって、もれなくうまく調和しているので、少々沢山食べすぎても、ますます栄養が完全になるだけであって、少しも副作用は起こらない。草食動物は青草だけを食べて健康であり、肉食動物は、まず第一に、この草食動物の胃腸の中でなかば消化している青草を食べて健康である通りであって、人間は、胃腸の構造と食性に応じた食べ方、すなわち青汁にして飲めばよいのだ。同じカネを使うなら、それほど効果もなく、副作用を招くこともある栄養剤よりも、効果が確実で副作用のない青野菜に使うのが賢明であって、「クスリヤよりヤオヤヘ」といわれている通りだ。(つづく)
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次回参照 |
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3. こんな嬉しいことはない
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山形県 Y.T.
今日か、明日かと思いながら、いや、「もう少し様子見てから」のくり返しで、もう、半年になりました。
今年の4月15日ごろから、よわいので困りはてていた小学校1年の男児の体づくりに、と、先生のいわれるとおりの食べ物で、アイスも1ヶ月に2ヶほどしかやらず、自然食に切りかえ、青汁をやりはじめて六ヶ月です。
1ヶ月2〜3回はお医者さんに通っていた子が、4月17日ごろカゼで熱が下らず、5日ほどかかりましたが、あれから、一度も、医者に行っていず、カゼ気味だと思っても、一晩でケロリとしています。
この頃では、子供は、ひとりでに食べ物をえらんで買うことをおぼえ、赤、青など、もう色のついているもの、気味悪いというようになりました。先生、うそのようです。こんな嬉しいことはありません。
わたしも40才で、耳鳴りがしていたのが、子供と一緒につきあいしているうちに、半年もつづいていたのが治りました。主人は、ウサギのようにナッパばかり食べて、と私達母子をわらっていたのですが、この頃では、ひとりでつくって飲んでいます。どうして飲むの、とききましたら、おなかが余り出て来たので飲んでみたら、15日ぐらいで凹んだって、いっています。
ケールを作っています。虫とりは一仕事でしたが、大きくなると、そんなにつかなくなりました。もうすぐ、また冬が来ますので、新庄より青汁の粉を求め、ずっと続けます。11月になると、主人は、この辺で、みながするように東京に出稼ぎにゆきます。4月までの半年間、何袋いるかなあ、などと申して、本当にうれしそうです。みな先生のおかげです。何とお礼申し上げてよいのかわかりません。これからも、わからないことは新庄の隠明寺先生にききに行き、ますます続けるつもりです。こういう親切な方が近くにいられるので、本当に心づよいです。今年はケールを余り近く植えすぎました。来春はもう少し離して、と張り切っています。先生、ありがとうございました。
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4. シトギ(粢)
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水に浸した生米を搗き砕いて粉にし、種々の形に固めた食物。粢は、神霊の供御とし、儀式の食品とされている。粢は、生米を噛んで食ふ風習とも関係があって、以前は生のまま食べていたのが、次第に煮たり焼いたりするようになり、さらに砂糖を加えれば全くの菓子になってしまう。臼と杵とが、今の形に改良されるまでは、これが今日の餅に代るべき改った食品であり、恐らくは、一つの正式の米食法であった。
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5. 食べてよいもの 悪いもの
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食べていけないもの(禁食品)がいろいろいわれる。また、食べてよいもの(宜食品)もいろいろいわれる。しかし、たとえ食べて悪いといわれているものでも、それが、その人の好物であり、食べもの全体としてバランスが守られているならば(つまり許される範囲内の分量であれば)、少しも差支ない筈だ。
また、たとえ食べてよい、あるいは、よい食品といわれているものであっても、食べすぎて栄養のバランスを乱すようなら、それは食べてはよくない。つまり、よいの、悪いのといっても、要は食べ方しだい。いかによいものでも、すぎれは悪いし、いかに悪いといわれるものでも、ホンの少々なら、試してみてもちっとも差支はない。(もちろん、そのいずれのばあいでも、同時に十分の良質ナッパを添えての話であるが)。
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6. 医者の子
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医者の寿命は、一般の人たちと少しもちがわぬそうだ。また、医者の子どもにはからだの弱いものが少なくない。これは、いわゆる医者の不養生の結果で、養生をまもらぬか、まもっても、それがまちがっているか、だろう。医者の子は病で死なず薬で死ぬ、ともいう。よわいからとて、正しい健康法をまもらせようとはせず、ただ、薬だけにたより、病気すれば、なおさら薬・薬・薬と、薬づけにし、お手のものだけに、きつい薬もつかわれよう。そうして、薬なしにはすまぬからだにし、ついには薬で命をとられてしまう、ことにもなるというのだろう。今では、これは、素人の薬マニアにも、そっくりあてはまりそうだ。
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7. やけどの妙薬
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川越市 M.I.
10月号にアイについて書かれてますが、アイは「やけど」の妙薬です。私の子供の頃、近くに紺屋があって、土の中に大きい丸いカメをうめて、そんなものが10ヶ位あって、その中にアイ汁がいっぱい入ってました。白木綿を紺に染めてもらう時なぞ、もって行ったものです。ある日、末弟が足に大やけどをした時すぐ紺屋へつれていって、アイ汁の中へ足をつけて、そんなことを2〜3日か数日かつづけてすっかり元通りきれいになりました。やけどというと、紺屋へとんでいってアイ汁の中に浸したものです。こんなことを書いていると、紺のかおりがただよってくるような感じがいたします。
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8. 有難みがわく
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岩手県 Y.A.
職場や家庭において青汁の宣伝につとめています。東北地方は、冬の間は全く野菜の不足に悩みます。一日一日、青汁のありがたみが湧いてまいります。50ちかくなれば、しみじみ、なる程と思え、サラリーマンにとってはとくに有難いものです。現在女性は食道徳に欠けています。贅沢やケチの精神で、家内や近所の奥さんの前で、大声をあげているのではないのです。狂っている社会は、青汁会の二元論からなおすほかないと思います。今後ともお元気でご指導の程おねがいします。
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9. 生汁が最高
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東京都 H.T.
7月初めから、自然とは打って変った都心に来ております。土の上が歩けなく、自分の植えた植物、ことに野菜類から遠ざかっておりますので、悲しいです。1ヶ月もしたら、自分の4・5畳の家に帰りたいと思います。人さまのお宅にいては、ことに都会のまん中では、青いものが高く、また、自由に生食をすることができません。それで、グリーンジュースの素を思いつきました。3年位まえのこと、人さまからクロレラをいただいて服用していましたが、クロレラは食欲がなくなり、胃の負担になるようでした。どうしても、生汁が最高です。
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10. 病気知らずの家庭
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11. 続けて飲みたい
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福岡県 M.H.
昨年ケールの種子を送付していただき、毎日青汁をつくり服用しております。最初は非常に飲みにくく嫌でしたが、昨今は、なれて来ました。便通がよくなり、血圧の高いのにもよいように思われますので、続けて飲用しようと思っております。
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12. 人違いするほど
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岡山県 M.A.
昭和29年の12月、先生の青汁のことを、岡山で求めてきました書籍にて承り、尓来、「青汁読本」はじめ、色々のご著書を読ませていただき、あれ程病弱だった私が、人違いのするように元気にならせていただきました。その間実に17年。いま私にとりまして、青汁はライフ・ワークとして、毎月の青汁新聞をよりどころに私なりの工夫研究に励む毎日でございます。誠に々々先生の青汁のおかげで幸福に毎日おくらさせていただきいる次第でございます。
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13. ますます元気
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14. 質問箱
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福井県 A.
問
どうしても、「わしにはあわん」といって、飲んでくれませんが………。
答
青汁は野菜をたべる方便です。野菜がいらぬとか、あわぬという人のあろう筈はありませんが、おそらく、もともと野菜が好きでないうえに、青汁のとりつきにくい味ゆえのケギライでしょう。説得とともに、味なおしにも工夫してみて下さい。それでもダメなら、残念ながら縁ない衆生。「忠告をきかないものは痛いめにあわすほかない」わけです。
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コラム紹介
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汝等比丘、諸の飲食を受けては、
当に薬を服するがごとくすべし。
好きに於ても悪きに於ても、
増減を生ずること勿れ。
趣かに身を支ふるを得て、
以て飢渇を除け。
蜂の花を採るにただその味のみをとって
色香を損ぜざるがごとし。
遺教経
大都市が空気を腐敗せしむる如く文明は人間を堕落せしむ
アミール
唐津村に近く投錨せり。
是れ日本本岸の南に在る地なり。
此地の住民は非常に佳味なる蝗を蘭人に供給せり。
蝗は二千年以上、印度人、又は東洋人の間に賞翫せらるるものなり。
モンタヌス
人生の助言
深山 旅愁
自分がその人であったらと…………考えてみたいものです。
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