<1970年7月15日発行 第167号>
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目次
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1. 水を飲む
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医学博士 遠藤 仁郎
昔から、水を飲むことは健康上大切だといわれているが、それは、小便の出をよくすることだ(利尿)。
飲んだ水は、腸から吸収されて、体中をめぐり、腎臓から出るわけだが、その際、血の中や組織の中にたまっている老廃物や異常代謝産物、あるいは体外からはいって来ている異物などを洗い出す。
つまり、からだ中の掃除をして血を浄め、からだ中のすべての働きをよくすることになるわけだ。水を飲めば、病気にならず、借金が出来ず、妻をやもめにすることもない(英諺)雑多な混合物よりは、むしろ多量の水をのむべし。水は健康的滋養物なり(ブース養生七則)だから、水をのむのは、十分の尿を出すのが目的なので、うすい、水のような尿が出るのがよい。そのためには、ともかくうんと飲め、のめるだけ多くとか、少くとも一日2舛くらいは、などといわれている。
けれども、分量が多くなればなるほど、心臓や腎臓の負担が大きくなるから、心臓が弱かったり血圧が高いような場合、または、腎臓が悪かったり水分の排泄のよくない場合などは、そのために急に病状が悪化する恐れがあるので、もちろん禁忌。うっかり無暗なことをやってはならぬ。ともかく、いかに水がよいからといって、誰れ彼れの見さかいなしに、余りに大量の水をすすめることには問題がある。
それに、尿の出方は、一般の食べ物によっても大いにちがう。白米飯や餅や菓子などがすぎたり、肉・卵を多く食べ、味が濃厚(食塩も砂糖も多い)であれば、なかなかうまく利尿はつかぬ。
どうしても、うんと水を飲まねばならぬし、また、そういう場合、からだの方からも多くを要求する。
しかし、主食の米をへらして芋豆の類に、蛋白食は小魚や大豆にし、野菜ことに良質菜っ葉を十分にそえ、なるべく生食し、青汁をのみ、味はうすく、間食には果物、というふうにすれば、それだけでも、十分利尿がつき、わざわざ多量の水をのむ必要はない。
ところで、問題は水の質。昔の通人は、茶をたてるにはもとより、飯を炊くにも水をえらび、医者は薬湯を煎じる水にもこまかく心を配っている。水は水でも、蒸留水はとても不味くて飲めないし、煮さましよりは生水の方がうまい。水道水よりは、井戸水や泉の涌き水がはるかに味がよいし、汲みおき水より汲み立ての方がうまい。
これは、自然の水、ことに生の水にはいろいろの成分があるからであり、汲みたての水には、時間の経過によって変化するような不安定な何物かがあるためであろう。朝の井戸水には薬が涌いている(宮城県)それはともかくとして、気になるのは、乱用されている農薬や洗剤、あるいは鉱山や工場の廃液などによる水の汚濁。また、加工飲料に入れられている添加物のことだ。耕地に、山野に、ところきらわずふりまかれる農薬、使用ののち無雑作に捨てられている洗剤は、その後、いったいどうなっているだろうか。
しだいに分解、無毒化するものは無論問題ではない。けれども、いつまでも毒性の残るものは、井戸にしみ出るものもあろうし、川に流れこんだものは下流の町の水道にはいって来る。
鉱山・工場の廃液また同じ。また、ところによっては、工場や暖房の煙、煤、自動車の排気ガス(これらには発癌性の成分がある)も問題になろう。いや全く、何が流されているか、知れたものではない。
現にドイツでは、水道の水に、かなりの発癌物質が含まれているという。こうした水を飲むことがはたして、全然、私どもの健康と無関係でありうるだろうか。
また加工飲料、サイダー、コーラ、加工乳、ジュース類、水にうすめて飲む濃厚ジュース、粉末ジュース。いずれも、人工着色、人工甘味、人工香料製品であり、防腐剤その他雑多な添加物の入ったものばかりだが、これまた、はたして、そのすべてが無害無毒性のものであるかどうか。
こうして、実のところ、今日では、情ないことだが、本当に安心して飲める水さえもなくなってしまったといっても、少しもいいすぎではなさそうだ。
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2. 生水
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夏の食あたりシーズンには、何もかも煮て食べ、水も「煮さまし」を飲めといわれる。なるほど、そうすれば、バイ菌の危険だけはなくなろう。
けれども、熱をあてることでおこる変化は、どうもそう簡単なものではなさそうだ。というのは、水にとけている成分(ミネラル)にかなり影響があるからだ。
その第一は水の硬度とアルカリ度。水の硬度とアルカリ度は主にカルシウムによるのだが、煮沸すると、水にとけているカルシウム分が不溶性になるので、硬度が減るとともに、酸性度がつよくなる。
ところで、さいきん、水の硬度の低い軟水で、酸性度が高いほど、中〜高年令層の死亡率、ことに血管病変による死亡率が高い。すなわち、わが国では脳卒中死が多く、欧米では心臓の血管死(心筋梗塞)、とくに、その急性死が多い、ということが知られている。わが国の水はもともと軟水で、カルシウム分が少く、アルカリ度が低いのだが、その水を煮沸すれば、いよいよ軟水となり、酸度を増して来るわけで、血管病変(動脈硬化)の発生に傾いている水の性質を、さらに悪くすることになる。
いったい、水からのミネラルことにカルシウムの供給ということについては、従来、殆んど考えられていなかったようだ。
それは、水に含まれている分量がごく僅かなものにしかすぎないからでもあろうが、
- 毎日の使用量は相当多いこと、
- 畑地にくらべ水田の寿命(畑700年、水田2800年といわれる)のながいことも、水にあるミネラルの供給によるものであること、
- 硬水域のものの体組織中のカルシウムやマグネシウム量が軟水域のものより多いこと
などという事実からすれば、水からのミネラルの供給は決して無視できない。
しかも、注目すべきことは、イオン化され、吸収されやすいかたちになっている水中のカルシウムが、加熱することによって、不溶性となり、利用されにくくなってしまうことだ。
また、水のケイ酸でも問題がある。水にとけているケイ酸塩も動脈硬化と関係があり、その多い地方には脳卒中死が多いといわれている。
わが国の水には、だいたい、ケイ酸が多いのだが、それを煮沸すると、生水では不溶性のものが、かなり溶性になる。
つまり、煮沸することで動脈硬化の発生や進展をすすめることになる。なお、ケイ酸に富む水は高癌死と関係があるが、カルシウム分で、その影響が減るか無くなる、ともいわれている。とすると、煮沸してケイ酸が増し、カルシウムがへることは、癌の発生にとっても不利の条件をあたえることになるわけだ。
その他、まだ明かにされていない、しかも大切な成分にも、変化があるかも知れない。いや、かならずあるに相違あるまい。それは、生水の方が、しかも水道水よりも井戸水や泉のわき水の生水のほうがさらにうまい、ということだけを考えても想像にかたくない。
ともあれ、煮炊用の水はいたし方なしとしても、せめて飲み水だけは、出来ることなら生水に、それも、なるべくは良井の水や涌き水が欲しいものだ。人間は花と同様生水を飲まねばならぬ。
(サラ・ベルナール=仏名女優)
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3. 水道水
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いまの水道の水は十分に消毒がしてあり、完全に殺菌されているようだから、水道管の破損とか、浄水技術上の重大なミスでもないかぎり、バイ菌の感染のおそれは、まずないだろう。
しかし、あのプンと来る塩素臭の強い、そして、そのままだと金魚も鯉も死んでしまい、畑や植木鉢の草木もそだたぬような水が、はたして、われわれのからだにどうだろうか。
煮炊するにはともかく、少くとも生水を飲むばあい、出立ての水よりは、しばらくおいて、塩素分を発散させた後の水の方が安心というものだろう。
なお、水道水自体にも問題がないではない。
- その一つは水質汚濁。多くの水道水は河川の水を浄化して用いている。ために、上流から流れて来る農薬・洗剤、あるいは鉱山・工場の廃水などによる汚濁をまぬかれぬこと。
また、ところによっては、工場・暖房の煙や煤、自動車の排気ガスも問題であることは別記のとおり。また、水道地域より、井戸地域ことに深井地域には癌が少いという。これは、井戸(ことに深井)では厚い土の層で発癌性の汚物が濾されるからであろう。
- その二は、水道管の腐蝕による有害分の溶けこみ。水の硬度が強い(カルシウム分の多い)ばあいは、拆出するカルシウム塩のために管が塞るほどで、水道管壁がそれで被われるから、そうやたらには腐蝕されないが、わが国の水のように、カルシウム分に乏しい軟水、ことに酸性に傾く水では、腐蝕がおこりやすいので、いろいろのものが溶けこむおそれがある。
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4. 食養断想(33) 病気の今昔 その7
―主として胃腸病について―
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前回参照 |
ハラ具合が悪いとか、オナカが痛むという人は、今も昔と同様に極めて多いようである。ところでこの場合、胃腸以外に異状があることもあれば、胃腸に病気があることもあり、そしてこれにもいろいろなものがあって、原因は種々様々である。
胃腸の病気としては、まず、赤痢のような伝染病や、有害物を食べこんで起こる食中毒や、食べすぎ飲みすぎ、あるいは慣れないものを食べて起こるムネヤケやアゲサゲや、なにかのキッカケで起こる胃ケイレンといったものがある。
こうしたものは、みな急性のものであり、生命にかかることもあるが、ふつうの健康体であり、それ相応に適切な処置をとれば、間もなく治り、後に尾を引くことは少ない。そしてこの頃は、この医療処置が発達し普及しているので、だいたいそういっているようである。またこれは、胃腸がそれ相応に丈夫であり、毎度の食物の衛生によく気をつけておれば、だいたい予防できる性質のものである。
だが、この衛生心得はよほど普及しているこの頃、こうした胃腸病にかかる人は、昔に比べて別にそう少なくなっていないようだ。
それは、まず第一に、この頃の食物は昔に比べて著しく市場化しているため、自給はおろか自家調理までも著しく手をはぶいて、安易に市販食品を乱用している人が多いからである。だがこれには、ふつう人並の衛生常識では、有害化しているかどうか、容易に見分けがつきにくい場合が多いのだ。
第二に、人々だれでも、衛生によく気をつけてはいるが、反面、ズボラで不注意なところや、ケチで物おしみするところがあるからである。ために、つい食べすぎたり飲みすぎたり、有害化したものの見分けを怠ることもあるのだ。
第三に、これが最も重大なことであるが、胃腸が丈夫でない人、慢性的な胃腸病にかかっている人が、昔に比べてかなり多くなっているからである。
慢性的な胃腸病といえば、その最も厄介で危険なものは、主として胃や直腸にでき易いガンであり、これがこの頃、かなり多くなっているようである。といって、その早期発見はだんだん発達し、また、早期に治療すれば、だいたい成功する程度に、外科的・放射線的治療も発達している。
けれども、結核の場合のようには、まだ発達し普及していないし、有効な治療薬も開発されていないため、これが進行し死亡する人は、いっこうに少なくなっていないのだ。それに、この根本的な原因も予防法も、まだなにほども究明・開発されていないため、これにかかる人はいっこうに少なくならず、逆に多くなっているのだ。
ところで、こうしたガンにかかるのは、そこにいろいろな原因が推定されているが、赤痢などのように、それでいきなりガンができるわけではなく、多くの場合、他に慢性的な胃腸病の素地があってできるようであり、それも、慢性的に経過してできるのだ。この慢性的な胃腸病には、胃炎・胃潰瘍・腸炎・下痢・便秘といったものがあり、これにかかっている人は、今も昔と同様に少なくないようであり、むしろ多くなっているようである。
ところでふつう、病気といえばバイキンが、体の調子が悪いといえばビタミン不足が連想されるようであるが、それは、かがやかしい成果をあげた近代医学が、病原菌とその伝染経路を発見して、その予防薬や治療薬を開発し、またさらに、平素の食物に不足しているビタミンその他の栄養を発見して、それを補なう栄養剤を開発し、これが広く普及したからであろう。
だが慢性的な胃腸病は、別に特定の病原菌で起こるものではなく、いろいろな原因で機能が低下して、たるんでできたものである。この原因のうち最も重大なものは、平素の食物の誤りであり、それも、これこれのビタミン不足といったことでは片づかない、食物全体の誤りである。
これについで重大なものは、不安・悩みその他の気苦労であり、生活全体におちつきのないことである。また、胃腸が弱いからといって、胃腸はもちろん全身までもきたえないことだ。ところで、人々だれでも全知全能でないため、ものごとに誤りはつきものであり、それにこの頃は、食物が極めて複雑に社会化しているため、この誤りが昔に比べて著しくなっている人が極めて多いのだ。
また、人々だれでも社会生活を営んでいる以上、気苦労はたえないものであり、それにこの頃は、社会生活が極めてきびしくなっているため、この気苦労が昔に比べて著しくなっている人が極めて多いのだ。
さらに、人々だれでも自分をとかくあまやかす傾向があり、とくにこの頃は、この風潮が強いため、自分の体をいっこうにきたえない人が極めて多いのだ。けれども、こうしたことは、この頃すばらしく発達した医学も、容易に手のとどかない性質のものであるため、その予防には、病原菌による病気のように有効な決め手が、まだなにほども開発されていないわけである。
そして、もしかかった場合、病状を一時やわらげる治療薬を開発したり、患部によては外科的に取り除く手術を開発する程度にとどまっているのだ。
このため、こうした病気にかかる人は、いっこうに少なくならず、逆に多くなっているわけである。そして、おいそれと生命にかかわることもないためか、安易に治療薬にたよって症状を一時やわらげるだけで、不快な毎日をなかばあきらめている場合が多いのだ。
また、悪化すれば、病気によっては手術をうけて痛い目にあい、その上その後の生活に不自由をしのんでいる場合もあるのだ。そして、あれこれ厄介な病気にかかる素地をつくっているのだ。ために、健康保険をはじめ、個人的にも社会的にもいろいろ厄介困難な問題が起こっているわけで、考えてみれば、まことに知恵のあるようでないムダなことをしている次第である。だがこうした病気は、もっとちがった面から治療し予防することができるのであって、それについては次号で。(友成)
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次回参照 |
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5. ツユクサ
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野傍や畑の、湿りがちの荒地に多い。
夏、あみ笠状の苞のあいだに藍色のかわいい花がひらく。
で、ボウシバナ、アオバナ。漢名、鴨跖草。
古名、ツキクサ。
むかし、花をとって衣に摺りつけたが、よく染めつくので着草。それから月草ともいう。
私どもの田舎ではギースグサといった。
ギースは、ギース、ギース、チョンギースとなくキリギリスのこと。
野原からとって来たギースの籠には、いつもツユクサを入れてやった。
食用される。
救荒野譜に、
「嫩き菜葉を摘み、煮たる後、洒し、再び煮食するか、和物、浸物等として食す」
とあるが、生のまま、グリーンサラダにしてもよい。
軟くて、すりつぶしやすいので青汁の材料にもなる。
本草綱目、主治には、
「寒熱、瘴瘧、痰飲、丁腫、渋滞、小児丹毒、発熱狂癇、大腹痞満、身体面部気腫、熱痢、蛇犬咬傷、癰疸の毒」。(蔵器)
と、むつかしく書いてあるが、まずは、いろいろの熱病、化膿、丹毒、腫れ、胃腸病、食肉中毒、蛇や犬の咬傷といったものによい、というところらしい。
また、
「赤小豆と和し煮食すれば、水気、湿痺を下し、小便を利す。」
(大明)
「小便不通に一両。車前(オオバコ)一両の擣汁に、蜜少量を入れ、空心に服す」
(集簡方)
「喉痺(扁桃炎・ジフテリーの類)に擣汁」
ともあるが、要するに、すべての青汁に共通の効能だ。
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6. 養生訓
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養生の術は、つとむべき事をよくつとめて、身を動かし、気をめぐらすをよしとす。つとむべき事をつとめず、久しく安坐し、ねぶり臥す事をこのむ、是れ大に養生に害あり。
小児をそだつるに三分の飢と寒とを存すべし、と古人いへり。
いふ意は、小児はすこし飢やし、少しひやすべしとなり。小児に味よき食にあかしめ、きぬ多くきせてあたため過ごすは、大にわざはひとなる。
小児は陽さかんにして熱多し。つねに熱をおそれて熱をもらすべし。あたため過せば筋骨よわし。天気よき時は外に出して風日にあたらしむべし。
此の如くすれば、身堅固にして病なし。肌にきする服はふるき布を用ふ。新しききぬ、新しき綿はあたため過して悪しし、用ふべからず。
病める時、もし良医なくば、庸医の薬を服して身を損ふべからず。ただ保養を慎しみ、薬を用ひずして病の自ら癒るをまつべし。
かくの如くすれば薬害に当らずして早く癒ゆる病多し。
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7. ナッパ好きの猫
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東京都 N.M.
「健康と青汁」いつも隅から隅まで熟読しています。
私は十数年来猫を飼っており、いまも3匹いますが、興味深いのは、その中の1匹が野菜が好きで、ナッパや大根など、目がありません。
サシミのツマなど全部食べてしまいます。こんな猫ははじめての経験ですが、これがいちばん活溌で、敏捷で、いままで飼った猫のなかで最高の暴れ者です。
猫は魚が大好物と信じていましたが、魚よりもナッパ好きな猫がおり、それが病気一つしないで、エネルギッシュであることを発見しました。人間も学ばなければなりませんね。
(作家)
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8. 遠藤青汁の会昭和45年度総会便り
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5月31日に開いたこの総会は、例年通り、場所は倉敷西小学校、時間は午前10時から午后3時まで。参会者は、山形県その他遠方からの方や初めての方が例年より多く約80名。
まず最初に、毎回出席して健康長寿のお話をされていた矢野先生、その他会関係物故者に黙祷をささげた後、遠藤先生の挨拶、つづいて議事。が、なにぶんともこの会の運営は、倉敷中央病院長という多忙な先生が中心になって、奥さんの協力のもとにすすめられていることであり、そうお願いしなければ、とうていマトモにすすまないことゆえ、前年度の決算も新年度の予算もその他すべて、参会者一同そのご労苦を深謝すると共に、よりいっそう青汁の普及につとめようと心を新たにして議了。
そこで一同、青汁を飲んで、とくに今回は長時間、先生のお話を拝聴し、それに関連した体験発表と質問応答。山形県の新庄から遠路はるばる材料を持参されての山菜料理の試食につづいて最近この会が模範的な食構成の基本としてすすめている「イモ・マメ・ナッパ」の昼食を共にし、参会者全員の自己紹介と体験や見聞の交換。
なお今回も、会場や昼食その他いっさいの世話を、倉敷西小学校と倉敷青汁教室の方々のご奉仕にあずかり、参会者一同深謝。
ついてはつづけて、出席できなかった方々に、先生が挨拶で述べられた会運営の現状と、お話のなかで力説された録葉食・青汁の特異な効能について概要をお伝えしよう。
会運営の現状
この会は、別に営利を目的としたものではなく、また、お互い本職のかたわら運営に奉仕しているものである。
ために、基金といったものもなければ、会紙も至ってヤボくさく、その運営はいかにも貧弱である。
それに青汁は、広く人々の習慣や好みに迎合したものではなく、それを改善するもの、いな、まっこうから打破するようなものである。ために、一時マスコミにのって急速に普及し始めたこともあるが、間もなく下火になり、その後は至って細々としている。
けれどもこれは、真の健康をはかる最も有効適切な決め手であり、これ以外に妙手はないのだ。ために、会には分からないところでも、あたかも地下茎のように、徐々にではあるが着実に普及しているようである。
厄介な病気で療養にさんざん手をやいたあげく、これでようやく健康を回復したと、意外なところから、たえず礼状がよせられてくるのだ。
そして、こうした人々のクチコミで普及しているようである。
(緑葉食・青汁の特異効能は次号で。文責在友成)
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9. 本当の愛
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ロ D.I.
ロスの近くのガーデナにお住いのSさんは、83才のときストロク(脳卒中)になられたのが、今は95か6で、健康でいられます。
この人は仲々強情な人で、ミセスのいうことをきかぬ人でした。
アボカドが大変にすきで、そのシーズンには、沢山に食べました。胃が悪いので、沢山に食べると、よく胃痙攣を起すのでした。それ故、さいさい、あまり食べないよう注意すると、すぐ腹を立てるくせがありました。
ある日、また、アボカドを沢山食べようとするので、
「あなた、そんなに沢山食べると、また例の胃痙攣が起りますよ」、
と注意致したところ、腹を立て、
「余計なことをいうな。お前の世話にはならぬ」、
と。そこで、ミセス曰く、
「オーライ。あなたの今の言葉をお忘れなく」、
といって、その時は、そのままで、自分の好きなだけ食べたところ、夜中に胃痙攣がおこり、
「痛い、痛い」、
としきりに怒号したが、気の毒だとは思いながら、今後のこらしめの為め、涙ながらに、布団をかぶって、知らぬふりをして居ったらば、初めの内は怒っておったが、後になり、
「助けてくれ」
といい出したので、行って、
「あなたは、今朝、私の世話にはならぬといったから、私はかまいませんよ」、
といったらば、今度は、手を合わせて
「助けてくれ」、
と申されました。
その人が、後年ストロクになって、自分で箸も持てず、便所へも行くことも出来ぬ大病を、ミセスの非常の努力で、病気か回復された、とのことです。私ども、日本の男性は、とかくわがままで、この方と同じような事を、ちょいちょいやりますが、自省せねばならぬ、とつくづく思います。
このミセスは、実に感心な方ではありませんか。自分の夫の苦しんでいるのを聞きながら、涙をのんで布団をかぶって、後日のためを思うので、自分の心を強って居った。これが本当の愛であると思います。そうしたことがあってこそ、こんどのストロクの時、ミセスのいうことをそむかないため、回復したのであると、私思います。
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10. 本紙に対する批判
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兵庫県 I.T.
この新聞にたいする批判を送れとのことでありますが、この新聞は一枚の新聞でありますが、実に貴重な一枚です。世間には、誤った食生活をしているものが沢山あると思いますが、この新聞こそ、その誤った食生活にたいする警鐘です。
この新聞を一般社会に広宣すれば、幾人の人を救うことになるか知れない大聖業だと思います。
要は、この新聞を如何にして一般社会にひろめるか、にあります。
これには多大の犠牲を払わねば、ならぬことでしょう。
金銭的に、人的に、多大な犠牲を払わねばならぬことになると思いますが、この犠牲は、何等かのかたちでまた返って来るものではないでしょうか。それまでの辛棒が問題です。
すべて正しいことをやろうとすれば、それに対する抵抗というか、障害が必ず伴うものです。
この障害を打破するところに前進があります。如何に宣伝し、如何にして知らしめるかが問題でしょう。
正しいものはやがて受け入れられるということも、一つの真理でしょう。
忍耐つよく推し進めて行くことです。その裏付けとなるものは青汁愛用者の体験を力強く発表することでしょう。
体験にまさる理論はありません。実績、実効のともなわない宣伝では空宣伝に終ります。
体験者が人を救うのだと思って、体験をもって人にすすめる以外に途はないでしょう。
体験者のみが知る秘法です。体験者が自己だけの体験だけに終らず、他人に語り、他人にすすめ、他人に教えることにあります。
何といっても体験ほど有力なものはありません。百の理論より一の体験です。体験を生かすこと、体験者の活動によるほかないと思います。
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11. ソテツ
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ソテツの実にも葉にも発癌性がある。
それはシカシン(Cycasin)という成分があるため。このシカシンは、強力な発癌物質のジメチール・ナイトロサミンと、化学構造がよく似ており、それと全く同じ性質をもっている。
なお、神経をおかす作用もあり、胎生期の神経系の発育に重大な影響をもっており、筋萎縮性側索硬化症という病気の発生に関係がある、と考えられている。
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12. 蚊
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13. 大気中の発癌物質
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工場や暖房のスス、煙、自動車ことにディーゼル車や航空機ことにジェット機の排気ガス(タバコの煙にも)には、強力な発癌物質ベンツビレン、ベンツアントラセン、ナイトロサミンなどがあり、最近の肺癌多発の有力な原因とみなされている。
原水爆実験の結果生じた発癌性の放射能塵は成層圏にちらばり、しだいに降下している。
また、山野、田畠に容赦なくふりまかれる農薬のうちにも発癌性のあるものがある。
例えばDDT。これらは大気だけでなく土壌と水を汚染し、飲料水あるいは農産物から直接に、また、それを飼料とする家畜の供給する食品(乳・卵・肉)、あるいは魚介・海草などを介して人体にとり入れられる可能性がある。
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14. 危険な台所用洗剤市販
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「メタノールを含んだ危険な台所用洗剤が市販されていた」
と28日、日本消費者協会が発表した。同協会が台所用合成洗剤20種を商品テストした結果わかったもので、問題の商品に含まれていたのは化粧品に認められている許容量の10倍。
同協会では「食品に残留する可能性が強いだけにきわめて危険だ」ときめつけている。
問題の商品は、京都市右京区西京極中沢町1、明成化学工業会社(貴志久太郎社長)製造の「ハイソープ」。500C.C.入りが100円で市販されている。
メタノールは、体内にはいると、視神経などを痛め失明することさえあるため、日本薬学会の食品衛生試験法では、食品残留については1C.C.あたり1ミリグラムが限度とされている。
法律的には薬事法、食品衛生法による直接の規制はないが、化粧品については「0.2%以下」と決められており、有害性は高いという。今回のテストは、1社1銘柄、10本ずつを都内のスーパーマーケット、小売り店で購入、有害成分テストのほか、あわ立ちの程度や酸性度、洗浄力などをテストした。同協会では「ほかには有害物質がはいったものはなかった。不純物として原料の段階ではいったのではないか」とみている。
(S45・4・30山陽)
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15. 多量のBHCで白血病
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8年間も殺虫剤のBHCを散布していた作業員が、白血病にかかって死んだ―という症例が、1日京都市左京区の京都会館でひらかれた「第9回近畿血液学地方会」で、大阪赤十字病院の星崎東明・内科副部長から発表された。
BHCが原因で白血病になって死亡した例は、日本でははじめて。
星崎副部長は「皮膚や口などからはいったBHCが骨髄に蓄積したもので、BHCを多量に使う農家の主婦や一般人も危険です」といっている。
白血病で死亡したのは東大阪市(当時河内市)の環境衛生課に勤務していたAさん(44)。
さる33年から41年まで8年間、民家や下水などのカ、ハエ退治のため、殺虫剤のBHC(ベンゼン・ヘキサ・クロリード)の散布作業をつづけていた。毎年5月‐10月、日曜日をのぞいて一日5時間も散布。41年8月、貧血と皮膚に紫のはん点がでたため、大阪赤十字病院を訪れた。検査したところ、骨髄に多量のBHC成分が付着、骨髄障害を起こし、白血球細胞がガン化していたほか、白血球、赤血球、血小板とも減少する非白血性白血病になっているのがわかった。Aさんは、ことし4月に死亡、公務災害と認められたが、長期散布作業をつづけていたうえ、マスクをつけていなかったという。
BHCは、ベンゼンと塩素の化合物で、白灯油に溶かして使われ殺虫剤として、各種の商品名で広く市販されている。BHCが体内に蓄積されると白血病になる―ということは、学会では知られ、欧米では約50人の死者がでている。しかし、日本では例がなく、一般の人には全く知られていなかった。
また、さいきん売り出されている電気蚊取り器にもBHCを使ったものがあるが、アメリカでは、こどもがこの蚊取り器が原因で白血病となり、死んでいるという。
(43・6・13 サンケイ)
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16. 食生活の改善と青汁で老人病を征服
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倉敷市 K.
生れつき頑健だった私は、古稀にも近い年令を忘れて、これまで若い人達と共に或事業団体の仕事に精を出して来たのでありますが、偶々、職場の検診で血圧が高いこと、尿に糖が出ること、更に、心電図で冠状動脈の硬化があることなどが分り、無理が出来なくなって退職いたしました。
高血圧は脳卒中を、冠状動脈の硬化は狭心症や心筋梗塞を起す危険がありますので、その養生法について真剣に考えざるを得ない状態になったのであります。老人病は歳のせいだと云えばそれまでですが、健康を損ねたことについては、何かそれだけの原因がなければならない筈で、先ず第一に思いあたるのが、食生活の誤りということでありました。
食べものについて全く無関心であったわけではありませんが、正しい知識が足りなかった。
若い時から元気にまかせて兎角大食いだったし、それも、米飯・肉・卵・魚など口にうまいものに片寄り勝ちで、これらの代謝に必要なビタミンやミネラルの多い青野菜などあまり食べなかった。
それに、酒もよく飲み、甘いものもよく食べるという具合で、栄養のバランスのとれない不完全な食べ方を、長い間続けて来たことのおとがめが、今現われて来たのだということに、おそまきながら気がついたのであります。
そこで、この際、徹底的に食生活を改め、合理的な食養生をして、失われた健康を取り戻さなければと強く決意いたしました。丁度その時、幸にも友成先生から青汁の効果と青汁教室のことを教えて頂き、早速入会させてもらったのが一昨年の9月であります。
そして、遠藤先生から色々と有益な御指導を頂き、又、会員の皆様からも貴重な体験談などを聞かせてもらいまして、大変いい勉強になりました。
それに基きまして、これまでの食べものを180度に転換しまして、白米・砂糖・肉・バター・化学調味料・菓子・インスタント食品などは一切食べないことにし、教室の理想食とされる芋・豆・菜葉を主体とした食べ方に改め、それに、特に食養効果の期待されるソバ・玄麦パン・大豆製品・小魚・海草・根菜・果物・椎茸・ゴマ・ゴマ油などを広く選んで取り入れ、食事に変化を持たすと共に、それらの綜合した成果が得られるようにし、更に、青汁を毎日3合宛飲むことにして、食養の完璧を期することにいたしました。
尚、一方では、療養上必要な一日の総カロリーとバランスの取れた食品の配分、その摂取量などを規制して、食べ過ぎにならないように注意し、又、食品はすべて自然で安全なものを選び、(青野菜・青汁用ケール・常用のクコ・コンフリー・茶など自家栽培して使用)調理はなるべく薄味にするように心掛けました。
このようにして、専ら「食い改め」の生活と共に精神の安定、適度の運動にも心して、約一年半ばかり忠実に実行してきたのでありますが、お蔭でからだの調子は日を追うてよくなり、現在では平均体重を保ち、血圧も普通になり、尿糖も出ず、心電図の所見も殆んど正常に復し、外に何んの異常も感じませんので、この食養をまじめに続行する限り、健康上の不安は解消されて、今後を元気で過せるものと、大いに意を強くしている次第であります。
私は、この体験を通して、つくづく思うのですが、近年、脳卒中・ガン・心臓病の所謂成人病が国民死亡率の最上位を占め、しかも、年々その数を増していることも、やはり、食生活の不合理がその最大の原因であると考えられること。
現在これらの疾患に関連のある人は、何よりも、食べものの改善と青汁の飲用に努めることが、最良の治療法であり、又、予防法であること。
そして、「健康への道の根本は正しい食生活の実行にある」ということを、しみじみと感じるのであります。
このような嬉しい体験報告の出来ますことも、一重に青汁教室のお蔭であり、遠藤先生始め会員の皆様に深く感謝している次第であります。
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17. ベトナム高原のケール
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ベトナム T.T.
ケールとコンフリーの写真をごらん下さい。
ケールは、以前、残存の1本から、芽とりして植付けたのが、盛んに成長をつづけています。
ご恵送にあずかりました種子をまいたのが出来たので、300本ばかり植付けることができます。
他に整地して、一反歩ばかり植付けるつもりであります。50本のケールから、次々と葉をとって、働きに来た労働者にあたえます。
ベトナム人は魚が好物ですが、野菜の食べ方が非常に少ない。
ケールの葉細切りにして油にいためて食べたり、汁の実にしたり、たいへんおいしいので、非常に喜んで食べます。
また私は、ケールとコンフリーの葉で青汁をつくり、毎日コップ1杯いただいています。
それに加えて、桑葉、大根葉、タンポポなども少し混ぜますと、おいしい青汁になります。
おかげ様で、ケールがベトナム人の呼物になるのも、遠い将来ではないと思います。
高原のみならず、低地の一般農家にも、またサイゴンのような都市でも、空地に作らせて、青汁の材料にさすべく考えております。
新芽で汁の実にすれば上等です。手軽に青葉を食べられるのはケールとコンフリーだと思います。
どうやら夢の実現の第一歩が望めることになりました。誠にありがとうございました。
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18. 韓国だより
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19. 動物に教わる
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広島県 T.T.
私方には、太郎(秋田県血統書付)と次郎(父太郎母セパード系雑犬マリ)の2匹の犬がおります。
その次郎は私の目の前で生まれ、もうかれこれ7〜8年になる、普通犬より少し大きく、またふさふさした大きな尻尾を何時もふって、愛敬をふりまく可愛い犬ですが、これがなんと、庭に植えてある、まだ玉にならない甘藍2本、根だけ残して、地上の部分を食べてしまいました。
また、3日後、つないでいる近くにケール3本ありましたのを、私の気付かないうちに食べておりました。
ほんとうに生野菜の好きな犬です。生後一年位の時、病気して一ヶ月程、食欲なく、やせ衰えて、体臭悪く、獣医さんも安楽死させようかと申された程でしたが、近頃は元気で元気で、普通犬などおさえつけるほどの馬力があります。
やはり、人間と同様、運動と青汁のおかげかな、と不思議で不思議でなりません。クル病の花子が北海道で育った記録を、今、読んでおりますが、人間も動物たちに教わることが沢山あります。
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20. 青汁と自然食で
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群馬県 Y.O.
難病の肝臓病で、事故退院して、はや1年2ヶ月。死ばかり考えた苦しみから、散歩、そして会社通いと、九死に一生を得たと申しましょうか、思いもよらない今日です。
働ける日が来るとは、夢にも思えない、あの恐ろしさから、こうして、働けることの喜びを感謝しております。
ケールの青汁とともに生きることは、ほんとうに素晴しい。この上ない生きがいと、有難く頂いております。
このさき一生、厄介な慢性病であるけれど、絶対全快の信念でつづけたいと思います。
また、肝臓を害する着色食品、漂白剤、防腐剤などの有害食品を食べないで、自然食で頑張りたいと思います。
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21. お蔭で大変元気
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22. 青汁十年
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高知県 S.O.
青汁を始めまして十年が過ぎました。昨19日のテレビ「今日は奥さん」の美容健康食で、5人位の方がそれぞれ、黒大豆、ニンニクなど、作り方を見せて下さいましたが、青汁にかなうものはないように思われました。
私方、毎日、主人と二人で1合づつ飲みます。しぼるのに羽衣カンラン400グラムを洗います。
スポンジで、一枚一枚丁寧に洗わんと気がすみませんので、相当時間をとられます。
材料は沢山ありますので一日2回でも飲めますが、洗うのに大変です。年をとるにつれて、風をひいた時など、困りますので、何か簡単に洗う方法を考えております。
新しい洗浄機など、何か適当な機械はございませんでしょうか。
(答 どうも工合のよい洗浄機はないようです。下肥も農薬もつかわずに作れば、水で簡単に洗うだけでよろしいから、そういう作り方をされますよう、おすすめします。)
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23. エンサイで大変助った
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24. ケールだけで
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25. 天然生活
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長浜市 H.M.
小生は天然生活を主張する草食奨励、高等動物の共存互助を説き、衣食住の国産品充当、外国依存の排斥に努めて居ります。
肉食一人の土地は草食十人を養い得る。また自然に順応すれば妊娠期間の300倍が自然寿命にて、人間本来食は草木の根・葉・穀・菓物の生食にて、動物としては牛羊乳・鶏卵・小魚・貝にて猿猴類の食物と等しいと、信ずるものであります。
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26. 質問箱
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香川県 T.S.
問
人参の葉やサツマ芋の葉のアクは、青汁にして飲んでも害にはなりませんか。また大根葉のカラ味は?
答
アクは少しも差支ありません。私どもはアクは悪でなく、むしろ善だと申しています。大根葉のカラ味は刺戟になります。カラくないものはよろしい。なお牛乳を混ぜると、いくぶんカラ味が減ります。
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