健康と青汁タイトル小  <1970年12月15日発行 第172号>
 目次




1. へど健康法

     医学博士 遠藤 仁郎 

     吐くということは、まことにいやなことではあるが、旧方では、有力な治療法として多くの病気に応用されたし、健康法としても古代(エジプト・ギリシヤ・ローマ時代)から賞用されていたようだ。
     ピポクラテスは、
     「冬嘔吐をなさしむ。湿性体質の人は月に三度、乾性質の人は月に二度。色々の食物を摂った後吐かしめ、嘔吐後三日以後に、徐々に通常食にかえる。牛肉・豚肉または乾酪等を食べた後に吐くとよい。泥酔後に吐け。」
     とか、
     「春初二日毎、後、永き間隔をおいて。夏、嘔吐は避くべし。」
     「肥った人、日中速に走り、または歩いた後、空腹時に吐け。痩せた人は食後に吐け。」
     「月二回吐く習慣なれば、15日毎に行ふよりは、二回つづけて吐け」。
     などといっている。
     全盛時代のローマ貴族の間では、連日連夜の豪華な饗宴が催おされたが、それによく堪えられたのは、吐剤によって適宜に吐いたからであった、という。
     それは、ただ胃の負担を軽くするだけでなく、過剰栄養の害を防ぐことにも役立ったのだろう。南方先生によれば、

     「ダウエルニエーの紀行に、カブル辺のアフガン人は、毎朝、或る植物の根で舌をけづり、多く吐く。ペルシヤとインドの境の人も、そんなにすれど、多く吐かず。食ふ時、先づ、二三口食へば必ず吐く。扨、快く食事する。かくせざれば、30になるや成らずに死なさんすそうだ。南米のヘベロス人は、毎朝、グワユサの葉の浸液を服し、夜前からの不消化分を吐き尽くし、空腹で狩に出る。」
    (南方熊楠全集七)
     とあるが、これも健康法として吐いている。
     現在は、ローマ貴族の豪華さには及ばないまでも。白米飯、純白パン、肉、魚、卵、砂糖、菓子、酒と、うまいものがいくらでも食い飲みできる。
     そして肥りすぎになり、成人病の原因にもなっているのだから、食べすぎ飲みすぎの折はもとより、平素にも、時にはへどつくことは歓迎さるべきだろう。
     ことに子供。なかでも乳幼児はもともと吐きやすい。しかも、とかく過食になりやすいのだから、吐いたとて、多くの場合、驚くにはあたらぬ。むしろ、吐かした方がよい。若い母親たちは、子供の吐くのをひどく恐れるが、吐くことは、古人のいうように、確かに一つの自然良能のあらわれでもある。
     特別の病気でない限り、少々へどついても、少しも気にする必要はない。いや、それどころか、この頃の子供たちは、肥りすぎの傾向になり、しかもそれは、原因のわからぬ突然死や、後の成人病ともつながっているのだから、やせるためにも、ねばり強い健康をあたえるためにも、子供の頃から吐くくせをつけておくのもよいでのはなかろうか。
     へどをつくには、指や羽毛で「のど」をくすぐるのもよし、吐剤をのむのもよい。味や匂いのよくない青汁や、薬を飲んで吐くのもよかろう。
     また、飲みすぎ食べすぎの時は、いわゆる「向えて奪う」のもよかろう。
     刀圭閑話に、隠逸の医、加茂茂斎、向って奪ふ法、としてこんな話が出ている。
     ある時、城主、蕎麦切を大食し、その上飲食されたるため、胸に膨満、心下に遍り、呼吸短息、腹痛両脇に迫り、既に危く見えた。
     扶持医、城下府内の医者共、大勢集り、蕎麦切を急に消す薬やある、と案じわづらふ所に、茂斎が招かれた。
     彼は、殿の召上った蕎麦切を持来らしめ、今一膳召上れ、と強い、之を召上らねば療治の法なし。是非一口と、おして抱き起す。
     殿、苦しげに、一口、口に向はせらるるととも、エッと吐出し、その儘治った。



2. 食養断想(34) 病気の今昔 その八 主として慢性胃腸病の治療について
前回参照

     友成 左近 

     胃下垂・胃弱・胃炎・胃潰瘍・腸炎・消化不良・下痢・便秘といった慢性胃腸病は、なにか特定の病原菌に冒されたわけでもなければ、また生まれつきのものでもない。
     平素の生活、わけても食物の誤りが主な原因でかかるものであって、これを改めれば、それ相応に治ってくるのだ。であれば、もう長年の持病であり、これまでどうにか辛抱してきたのだから、いまさらもうと、あきらめることなく、毎日の生活を改めて、しっかりと治療することが大切である。
     これはだれでも、その気になれば必ずできることであり、これを怠れば、毎日の生活が不快であり、仕事にも精が出ないだけでなく、あれこれ厄介な病気にかかる素地ともなるからだ。
     また、こうした病気は、ただ治療薬にたよるだけでは、とうていすっきりと治るものではない。どんなに有効と宣伝されていても、ただ症状を一時やわらげるだけで、とうてい根治するものではないからだ。従ってまた、ついには常用し乱用するようになり、これがまた、あれこれ厄介な病気を引き起こす原因ともなるからだ。

     そこで、こうした病気は、まずもって毎日の生活を改めて根本的に治療することが大切なのであるが、別に決して医療・医薬が不要なのではない。病気の種類や程度によって、そこは専門医の診療をうけ、治療薬を活用すること、とくに悪化した胃潰瘍は手術をうけることが、あわせて大切である。
     せっかく専門家が苦心して開発したものであり、これは正しく上手に活用すれば、それだけ早く治ってくるからだ。それは旅行するのに、なにも徒歩や馬やかごだけにたよる必要はなく、ことと次第によっては自動車でも電車でも飛行機でも利用すればよいようなものだ。
     ところでこの根本的な治療は、治療薬による対症的な治療とちがって、それ相応に日にちがかかり、その間みずから辛抱強く、正しく上手に工夫し努力する必要がある。といって、これはだれでも、する気になれば必ずでき、する気はまた、だれでも必ずもてるはずである。
     そして、すれば必ず確実に、それ相応に効果があらわれ、再発することもなくなるのだ。
     またこれは、病気の種類や程度その他によって、細かい点では異なってくるが、大筋はほぼ同様である。そしてこの大筋は、予防の場合もほぼ同様であって、その主な筋道はこうだ。

     まず第一に肝要なことは平素の食物を思いきり改めることである。
     「食は命なり」で、この平素の食物によって生きた体の栄養をはかり、これが健康の根本であるからだ。
     そしてこの頃、殆んどすべての人々も程度の差こそあれ同様であるが、とくに慢性胃腸病にかかっている人は、毎日の食物にひどい誤りがあって、栄養が著しく不調和・不完全になっており、その上、有害有毒なものまでかなり多量に食べているからだ。
     すなわち、嫌いなのか、胃腸にさわると思っているのか、各種のミネラルとビタミンの最高に多い、緑色の濃い良質の青野菜を、それも生では、殆んど全く食べていない。そして、こうした栄養成分の少ない、色の薄い野菜や果物をほんの少し食べているにすぎず、とくに野菜は、ひどく煮たきをして、さらに栄養分を少なくしている。
     また、好きなのか、これで栄養は十分と考えているのか、菓子や甘い飲み物を沢山とったり、濃厚に味つけしたり、白米飯を大食したり、あるいは、魚や肉といえば筋肉部だけを好んで食べている。
     だが、こうしたものは、栄養の多量成分として必要である熱量や蛋白質は確かに豊富であるが、これが栄養として役立つために、微量ながら必要不可欠である各種のミネラルとビタミンが著しく貧弱なのだ。
     そして、これを十二分に補なって栄養に調和と完全をはかるには、たとえ嫌いでも、野菜や果物、わけても青野菜をそれ相当量、それも、できるだけ生でとらねば、他に打つ手はないのだ。

     この頃いよいよ多量に発売されている栄養剤も、どう宣伝されていようと、生の青野菜にははるかに遠く及ばないのだ。さらに、イライラなのか、胃にも歯があると思っているのか、とかく荒がみしている。ために、胃腸に意外な負担をかけ、栄養分の消化吸収も妨げているのだ。
     野菜や果物は、とくにそうなのだ。その上、調理に手をぬくためか無知なのか、食品の安全性を深く吟味せず、有毒物まで意外と多量に食べこんでいる。というのは、この頃の食品は、原材料からして殆んどすべて、多かれ少なかれ有毒な農薬がしみこんでおり、これはどうにも始末のつけようがないからだ。

     また、いよいよ多量に市販されている加工食品には、さらに同様、有毒な添加物がはいっているからだ。こうした食べ方は、たとえば無分別な親方が忠実な手下を、マトモに食べさせもせずに、無理な仕事にコキ使っているようなものである。
     だが胃腸は、ほかならぬ身内であり、栄養の消化吸収にはかけがえのない働き手である以上、正しく上手に、しっかりと食べさせて、つねに丈夫にしておかねばならないのだ。それには、なにはさておき、まずもって緑色の濃い青野菜(それも、ホウレンソウなどのようにカルシウムの吸収しにくいものや、ふつうのダイコン葉などのように刺戟の強いものを除いた良質のもの)を、できるだけ生のまま、毎日体重の1%以上とできるだけ沢山、よくかんで食べることが肝要である。
     だがこれは、歯や胃腸が丈夫な人でも、実状そうは食べきれず、たとえよくかんで食べても、胃腸をいためる恐れがある。そこで、これは青汁にして(成人であれば毎日カップ2杯以上とできるだけ沢山)飲むことが大切である。
     こうすれば、歯や胃腸の弱い人でも別に少しも胃腸をいためず、各種のミネラルとビタミンを十分にとりいれて栄養に調和をはかることができる。たとえ嫌いでも、こうする以外に、これにまさる方法はないのであって、慣れてくれば、けっこう楽しく飲めるようになり、そのうち体が要求して、飲まねばものたりなくなる。
     また、慣れないうちは、人によってアゲサゲすることがあるが、別に心配する必要は無く、少量ずつ多少うすめて、つづけていけばよい。そのうち慣れ、胃腸も丈夫になって、うまくおさまるようになる。なおこれ以外に、ふつうのダイコン葉でもコマツナでも広く青野菜やその他の野菜や果物を、生のままで、やわらかく、おいしく食べられるものは生のまま、かたいものは煮て、できるだけ沢山、よくかんで食べることが大切である。毎度の食物に変化もつき、それだけ栄養の調和に役立ち、また便通もひときわよくなるからだ。

     つぎに大切なことは、熱量や蛋白質の多い食物も、ミネラルやビタミンが少なく、栄養に調和をとりにくいものはひかえて、その逆にすることである。すなわち、菓子や砂糖や酒は極力ひかえること、白米も極力ひかえて芋や雑穀粉にかえること、魚や肉は、つとめてマルごと食べる小魚や内臓や大豆や卵にかえること。そして、できるだけ薄味にして、よくかんで食べ、ハラ八分にとどめることだ。といって若いものは、ときにドカぐいして胃腸をきたえることもムダではない。
     もうひとつ肝要なことは、食物はすべて、よく吟味して、できるだけ安全なものでまかなうことである。とくに青汁材料には必ず、いっさい農薬を使わずに栽培した安全なものを使うことが肝要である。栄養に調和ははかれても、意外に多量に有毒物を食べこんで慢性中毒を引き起こす恐れがあるからだ。その他の食物も、つとめて加工食品はさけて原材料を使うこと。それもよく吟味して、農薬その他で有毒化していない安全なものを使うことが大切である。
     芋や雑穀粉や大豆を重視するのは、栄養に調和をとり易い上に、いまのところ最も安全なものであるからだ。とはいっても実状、あれこれと加工食品は必要である。であれば、これはとくによく吟味して、防腐剤・着色剤・漂白剤・甘味剤・香辛剤その他の添加物のはいっていない、いうなれば昔ながらの純正食品を使うように心がけることが大切である。この添加物は、業者や役人たちがなんと言おうとも、程度の差こそあれ、すべて有害有毒であるからだ。その上、栄養価も低下させているからだ。
     こうした食改善につとめながら、胃腸や全身を正しく上手にきたえたら、胃腸はよりいっそう丈夫になる。だが食改善を怠って、ただ胃腸や全身だけをきたえては、なにほどの効果もなく、ときにますます弱くなることもある。また、こうして胃腸を丈夫にすれば、おのずから気苦労も少なくなり、少なくする工夫もうまくすすむ。だがその逆をしては、それほどの効果はなく、ときに気苦労を少なくするため、ますます気苦労をするようになることもある。



3. ガン発生高める米食 栄養学会で発表 動物実験で裏づけ

     「日本人に胃ガンが多いのは米飯を主とした日本食のためである」という研究結果が21日、京都市左京区の京都会館でひらかれた「日本栄養食糧学会」で、女子栄養大学(東京)の難波諄士教授から発表された。日本食とアメリカ食をつかって動物実験したもので、食事とガンの関係を実験的に裏づけたのははじめて。

     実験は、ネズミ60匹を「日本食グループ」「アメリカ食グループ」「ネズミ食(固型)グループ」の3グループに分け、昨年3月から400日間飼育して、発ガン状況を調べた。日本食は、胃ガンの多い新潟県の農村の日常食、アメリカ食は国連食糧機構の発表したアメリカ人の平均食をつくり、双方に発ガンを早める発ガン物質「NメチルN−ニトロニトロゾグアニジン」を飲料水にまぜて与えた。
     その結果、日本食グループは実験期間中に75%が死亡したが、アメリカ食グループの死亡は50%だった。さらに、これを解剖して発ガン状況を調べたところ、日本食グループは90%が胃、十二指腸、消化器官に発ガン。これにたいし、アメリカ食グループの発ガンはわずか33%だった。
     この実験結果は日本食が、ガンの発生を高める原因になることを実証したわけだが、この発ガン因子がなんであるかは、わかっていない。
    (サンケイ44・4・23)



4. 芳香料と癌

     芳香料の多くのものは無害のようだが、中には、発癌性や発癌促進性のあるものがある。
     たとえば、サツサフラス油の主成分であるサフロールは、香料として飲料に入れられていたが、肝臓をおかし、癌を発生することがわかって、今では、使用が禁止されている。
     しかし、このサフロールは、茴香油、樟脳油、ナツメ、月桂樹、肉桂油など、多くの芳香油にも含まれている。また、シトロン油、レモン油にも発癌性があるらしい。テレビン油、ユーカリ油などにも同様の作用のある成分があり、赤トウガラシも肝癌の発生を促進する、などのことが、知られている。
     なお、芳香料は約300種あるが、その発癌性については、まだ精しい検査が行われていない。こうした芳香量は、食品その他に広く添加されているので、たとえ、それがごく少量ではあっても、ながい間に累積されることは考慮を要する、と警告されている。



5. 青汁日記(1970年)

     越智 廓明 

     7月1日。松山日赤病院へ。更年期でもあるし、小桜葉子さんの死にも恐れて、私は、妻をうながして子宮癌の検診に行った。
     2年前の7月は、肝臓疾患、高グロブリン血症、胆のう症と3つの病名に、平素からの高血圧とで、妻の1ヶ月入院の思い出の月であった。それと入院と青汁開始、満2ヶ年である。
     青汁は素人療法から、その年の9月遠藤先生に初にお目にかかって、正しいご指導を得て、爾来、私はジューサーと年中とりくんだのであった。
     翌年の3月には、高グロブリン血症も、高血圧も、青汁により退散。
     肝臓検査も合格。4月より常態に復して、今日は、検診終えた妻を献血にさそった。
     妻は初めてで早速に応じて献血をした。内心、過去の前歴の体で、献血不合格かと案ぜしに、あにはからんや、これ又、青汁の故血圧130。比重も婦人として濃い方です。と係の人の言葉を聞いて、私は心から喜ぶことができた。妻もどんなに安心したことであろう。
     1年4ヶ月近く保険証不用の彼女ではあったが、献血が、改めて証人になったと思った。私はケール苗を看護婦さんに約束して病院の中を持って歩いた。
     私のカバンには「食の危機と青汁」(遠藤先生著)と、「新栄養誌」3・4合併号と、それに待時間に妻に読まそうと持参したマレイ・ローズの父の手記「世界記録を生んだ栄養食」が入れてあったのであった。



6. 自信をもって勧める

    北海道 M.M. 

     41年、脳卒中で倒れ入院中より青汁をはじめ、4年続け、日常生活を普通に過しております。7ヶ月入院(左半身マヒ)治療しましたが、現在は、理髪業を、普通程度できるようになりました。再発もなく、風邪(流感)が流行しても罹らず、ひいたと思っても、翌日ケロリと治っております。「青汁の効用」、「青汁読本」にて勉強して、病院でも治りの容易でないゼンソク、高血圧等にて苦しんでいられる方に、青汁を、自信をもっておすすめして、いずれも、その効果を知ってもらい、多くの方々に喜んでもらっています。北海道は、冬季間、青汁の原料がないので、赤松葉を蜂蜜につけて、松葉ジュースをつくって飲んでおります。



7. 健康なからだづくりに

    岡山県 Y.Y. 

     昨年秋頃より、校医の先生と相談いたし、青汁の飲用を児童、父兄に呼びかけましたところ、思いがけない父兄の理解をうけ、12月1日から飲用を開始いたしました。今日まで希望者は増加の途をたどり、200名を越え、毎日大変な日をすごしております。
     冷い青汁を一気に飲んで、ああおいしい、といって保健室を出て行く小さな姿に、すすめてよかったと思います。青汁の完全食と健康維持に確信をもって、「みんなで飲もうね!」を合言葉にはり切っております。
     青汁を飲みながら保健指導をいたしますが、健康なからだづくりに子供たちも一生懸命です。



8. サラダ油

     サラダにつかう精製した植物油。おもにオリーブ油、ゴマ油、ダイズ油、米糠油、トウモロコシ油、綿実油などが、単独にか、あるいはいろいろ混ぜ合されて用いられている。
     だから、サラダ油という特別の油があるわけではない。しかも、現在わが国で市販されているもののうちには、いささか気にかかる噂のものもないではないようだ。



9. 小児喘息と蓄膿症

    広島県 T.NI 

     子供の小児ゼンソクばかりでなく、私も毎日1合の飲用で、チクノウ症が治りそうで、嬉しくてたまりません。



10. 体調上々

    石川県 H.K. 

     この頃、ケールを主に、コンフリーやクコをも加えて、毎日1合半余(約300グラム)の青汁を飲み続け、体の調子は上々です。



11. よその台所

    兵庫県 K.K. 

     私も何か体験をしたいと思いまして、他家の台所へ立つことにしました。昨年9月16日からです。まだ日数も浅いので、体験とまでは行きませんが、誤った食事で病人の多いこと、二度三度びっくりしております。
     「芋の煮えたもご存じない」と昔の人は申しておりますが、正に本当です。私事もふくめてよい勉強になります。大豆を炊くことすら知らない主婦もおられます。炊いてあげると、「この自然の匂い」と感心そのもの。青汁をすすめ、また生野菜をすすめて、これからも働いて行きます。



12. 質問箱 チーズは……

    福岡県 Y.S. 

       チーズはよい食物でしょうが、酸性食品である点でどうかと思いますが

       牛乳の蛋白が主成分ですから確かによい食品です。酸性度はかなり高いようですが野菜を十分そえればよいわけです。ただし、添加物ことに防腐用の亜硝醗塩や色つけなどにはいささか問題があるようです。



 コラム紹介

    最も能率的な環境は屡温度の変化ある所にもとめられる。
    若し吾人の家屋が低温を維持し、
    この温度が日々変更せられ、
    又、湿度が最適条件を保つならば、
    吾人の能率は甚しく増加するであらう。
    吾人はまた愉快に感ずるであらう。
    その故は、適当なる湿度を保ち、
    日々の温度が変化する機会には高温の必要を感じないであらうから。

    (ハンチントン)



    怒の後早く食ふべからず。
    食後怒るべからず。
    憂ひて食すべからず。
    食して憂ふべからず。
    養生訓



    試練は年齢と共に高まる ゲーテ



    人生の助言
    深山 旅愁

     身近に、いつも手帳を持ち、思いついたこと気がついたことなどを書いて置き、それを暮しに役立てて下さい。








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