<1970年6月15日発行 第166号>
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目次
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1. 緑葉の栄養分
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医学博士 遠藤 仁郎
私どもの考えでは、現在の慣行食を完全にするためには、どうしても、緑葉をうんと摂らねばならぬ。しかし、その供給は、従来から十分でなかったし、現在とても同様だ。けれども、家庭菜園を活用して、せめて生食用の緑葉だけでも供給し、栽培物のみでなく野草・樹葉など一般緑葉の食用化をはかれば、この問題は簡単に解決する。
次の表は、少々古いが、斎藤道雄著の飼料学(昭23年)から拝借したもので、邦産牧草を利用するだけでも、ミネラル、ビタミンは十分に補給出来ることをしめしている。もっとも、これは、一人一日当りの所要量、蛋白質75グラム、脂肪25グラム、糖質400グラム、カルシウム1グラム、ビタミンA 3ミリグラム、B1 1ミリグラム、B2 2ミリグラム、C 50ミリグラムとして計算した。当時の人口8000万人の年間所要量であるが、たとえ1億としても(備考欄)、ミネラル、ビタミンには十分余猶のあることがわかろう。
牧 草 | 年間所要量 | 備 考 |
総産量(生草) 6956万トン | | |
蛋白質 236.52万トン | 219万トン | 274万トン |
脂肪 57.97万トン | 73万トン | 91万トン |
含水炭素 1177.75万トン | 1168万トン | 1460万トン |
石灰 26.20万トン | 2.92万トン | 3.65万トン |
A 9970トン | 87.60トン | 109.5トン |
B1 460トン | 29.20トン | 36.5トン |
B2 2090トン | 58.40トン | 73.0トン |
C 7190トン | 1460トン | 1825トン |
| 8000万人の 年所要量 | 1億人の 年間所要量 |
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2. アザミ
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医学博士 遠藤 仁郎
旧約創生紀に、上帝アダムが禁果を食べたのを怒り、呪って、「汝は一生の間労苦しみて其(土)より食を得ん。土は莉棘と薊とを汝のために生ずべし」とある。あのトゲのきつい葉は恐ろしげだが、春にはわかい芽を摘んで食べたし、たしか正月7日の七草粥にも入れた。ゴボウのような長い根は粕漬けにもした。ムンムンする陽炎の立つ初夏の野辺で、美しい紅い花をつみ、掌をかるく叩いて、「牛出え馬出え」と小さい虫のとび出るのを面白がった。病気した牛に食わすために、鎌を片手に、おやじに連れられて籠一杯とって来たこともある。
本草書には、
- 人体を肥健ならしむ(別録)、
- 精を養ひ血を保つ(仝)、
- 宿血を破り新血を生ず(蔵器)。
- 菜として食へば風熱を除く。
夏季に熱煩して止まぬには
擣汁半升を服すれば立ろにいえる。(孟セン)
- 苗は煩熱を去る。生を研りて汁を服す(大明)、
- 浙東の人、清明節(春分後15日)に嫩者を争ひとり生にて食う。
以て一年痘瘡出でずとなす(食医要編)。
- 腸癰(化膿性虫垂炎)を治す(大明)。
毒虫や蛇咬によい。
酒に擂り服し、外部にぬる。
癬瘡の痒きに刺薊の葉の搗汁(千金方)。
つまり、強壮、浄血、解熱、感染にたいする抵抗力、化膿症、中毒、皮膚病などによい。
また、各種の出血、外傷の出血、衂血、吐血、下血、痔出血、子宮出血などに生のしぼり汁。
痔瘻や淋(尿頻数)、石淋(膀胱結石)、婦人帯下、安胎を主る。
などといったぐあい。
要するに緑葉食、青汁一般の効で、その他のどんな場合にもよいわけだ。食用にはふつう春さきのわかい芽に限られるが、青汁にすれば、刺の強いものも安心して用いられる。かなり大きい葉であるだけに青汁材料としての利用価値も大きい。
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3. 食養断想(32) 病気の今昔 その6
主として脚気・疲労について
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前回参照 |
友成 左近
脚気にかかる人は、大正末から昭和初期にかけては、ずいぶん多かったが、この頃はその名を知らない人が多いくらい、これにかかる人は極めてまれである。
ところで、その昔々、高級武士が参勤交代で江戸に出てかかった「江戸わずらい」は、実は主に脚気であったのだが、これにかかる人が広く急に多くなったのは大正後半期からである。それは、ちょうどその頃から、精米機の発達・普及によって、広く人々が白米飯を食べるようになり、その上、菓子や砂糖も広く行きわたって、ビタミンをとくにB1が著しく欠乏するようになったからだ。
けれどもその後、脚気にかかる人が少なくなったのは、B1剤が開発され普及したからであり、今では、これが大衆保健薬として普及しているため、これにかかる人は極めてまれになっているわけだ。こうした点、主としてビタミンAの欠乏で起こる夜盲症その他のビタミン欠乏症についても、ほぼ同様である。
ところでこの頃は、B1だけでなく、各種のビタミンやミネラルやアミノ酸やホルモンなどが、あるいはそれらを綜合・配合したものが栄養剤・保健薬として普及し、製薬会社のドル箱になっている。そして、これが、直接的にか間接的にか健康保険赤字の一大原因ともなっているようだ。それは、その昔の脚気ほどではないが、なんとなく足腰だるく、肩がこり、頭が重く、眼がつかれ、居眠りがつき、おなかももたれ、動悸もして、毎日の生活が不快となり、仕事に精の出ない人、すなわち慢性的な疲労に陥っている人が極めて多いからである。製薬会社の宣伝で、そう思いこんでいる人も極めて多いのだ。そして、栄養剤をのめば、ほんとに疲労が快復するのか、ただそう思うだけなのか、とにかく、しょっちゅうのまねば気がすまなくなっているわけである。
だが、こうした疲労は、他に原因となる病気がないのであれば、人その人の平素の生活、わけても睡眠不足や過度労働の連続や、対人関係のつまづきなどにも深い関係はあるが、毎日の食物にひどい間違いがあって、栄養が著しく不調和になっているからだ。事実お互い見比べて分かる通り、疲労に陥っている人は例外なく、野菜・果物わけても青野菜はなにほども食べず、「疲れたときには甘いもの」といって菓子や砂糖を好んで食べ、精力をつけようと白米飯や肉・魚(それも筋肉部だけ)を沢山食べている。
ために、熱量や蛋白質は十分、いな必要以上にとっているが、これが体内で利用されるのに必要不可欠な各種のミネラルとビタミンがひどく不足して、栄養全体が著しく不調和になっているのだ。これはあたかも、カマドにマキはやたらとつっこんでいるが、空気が十分通うようにしていないため、うまくもえず、カマドもエントツもススだらけにしてるようなものである。毎日の生活が不快となり、仕事に精出す力がつかず、あちこち体に故障が起こるのは当然の成り行きである。どんなに有効な(と宣伝されている)栄養剤をのんだところで、たいして役には立たないのだ。
ところで、こうした慢性的な疲労に陥っていると、毎日の生活が不快となるだけでなく、あれこれ厄介な病気にかかり易いのは、いうまでもない。であれば、これはぜひ快復し、また予防することが肝要である。だがこの頃は、とくと深く考えなおして、賢明に対処する必要がある。
第一に、 |
あれこれと数多く発売されている栄養剤は、事実はっきりと栄養欠乏症にかかっているとき、これを快方に向けるため、一時、それも専門医の指導によって活用し、決して製薬会社の宣伝や人聞きによる素人判断で常用し乱用しないことである。全くムダなことになる場合が多いだけでなく、思わぬ副作用を引き起こすこともあるからだ。 |
第二に、 |
毎日の食物を間違った習慣のまま好みにまかせておいて、不足する栄養は栄養剤にたよる、というようなことは堅く戒しめ、もし疲労を感じたら、まずもって生活の節制につとめると共に、決して怠らずに毎日の食物を改めることが肝要である。製薬会社がどう宣伝していようと、栄養剤はそれほど有効なものではなく、ましてや自然の食物にははるかに遠く及ばないからだ。
というのは、どんな綜合栄養剤でも、すでに究明されている栄養のごく一部分であり、まだ究明されていない栄養は数限りなく、疲労の主たる原因である栄養の不足は、栄養剤中の成分だけでなく、広く既知未知にわたっているからだ。そして栄養はすべて、毎日の食物に自然の動植物を正しく上手に活用してとるのが、人間、いな生きものすべての本来の生き方であり、これに代わり、これにまさる方法はないのだ。 |
第三に、 |
この毎日の食物には、野菜・果物を十二分に、わけても緑色の濃い良質の青野菜を毎日体重の1%以上とることである。ふつう広く人々が、疲労の快復・予防のために、しっかり食べようとしている砂糖・白米や魚・肉などは、なるほど熱量や蛋白質は多いが、各種のミネラルやビタミンが著しく少なく、これを十二分に補なって栄養に調和をはかるには、それ相当量の青野菜が必要不可欠なのであるからだ。たとえ嫌いでも、これに代わるものは、他になにひとつないのだ。しかもこれは、他の食物とちがって、どんなに多量に食べても、そこは上手に活用すれば、別に決して副作用は引き起こさないのだ。 |
だが第四に、 |
この青野菜は、つとめて生のまま、よくかんで食べることが大切であり、青汁はその方便であるが、これには、ホウレンソウのようにカルシウムの吸収の悪いものではなく、良質のものであることが大切である。もっと大切なことは、危険な農薬はいっさい使わずに栽培した安全なものであることだ。同時に多量の有毒物を食べこむようになるので、栄養に調和ははかれても、慢性中毒を引き起こす恐れがあるからだ。従ってまた、その他の食物も、よく吟味して、農薬に汚染されたものや添加物のはいっている加工食品は極力排除することだ。 |
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次回参照 |
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4. 青汁飲んで10年
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長野県 S.O.
私が青汁を飲用するようになりましたのは、齢将に75歳の頃でありました故、もう彼れ是れ10年の歳月を経ることになりました。振返ってあの当時を思い起すと、まことに感慨無量のものがあります。それと申すのは、日頃寄せ来る年波に侘びしさを概いて居る折柄、図らずも老人にとってはタブーとも思われる高血圧に煩わされておった時でもあった為めなのです。
私は生来健康体と自認しては居りましたものの70の坂を越えての自認は全く無謀の自信に過ぎません。身心とも日増しに衰えゆく老化の自然現象に気付かなかったのであります。偶々75の齢を迎えました時に、不図した風邪に犯されましたが、さ程悪性の風邪とも思われず、単なる鼻水かぜ位とのみ思い込み、自然の回復を待って居りましたが、容易に回復せず遂に医師の診察を受けることにしました。
処が医師は少し血圧が高いが心配することはない、とのお言葉故、すっかり安心し過ぎ、服薬も兎角怠り勝になった為めか、病状もなかなかはかどりませんので、又別の医師に診察を請いました処、矢張り、老人病たる高血圧症であるとの由でした。
それ以来は、医師の注意を守って医薬に親しんで参りましたが、どうも病状は思わしく回復に向わなかったのでありました。斯くして、私の病状が長引くにつれ、食欲は追々減退して来る、気分は益々いらいらして憂うつになる。煩悶の果てはノイローゼ。終りには睡眠薬なくては一夜も過ごされぬ不眠症になったのでありました。
此時、私はもう人生の終りに近づいたな!余命幾何もないな!と覚悟せざるを得なくなり、なんとも言え得ぬ寂びしさにうたれたのでありました。斯かる折に、偶々、日本経済新聞紙上に於て、大阪の某銀行支店長たりし飯村氏の高血圧闘病生活体験記を読むに及び、高血圧患者も青汁療法により全治可能なる事を知った時には、恰も暗闇の中に光明を発見した思いでありました。
そして此時、始めて遠藤先生の青汁会を知り、直ちに入会し又先生の著書を購読するに及んで、愈々青汁療法に対する確信を得ることになったのでありました。一時、生命の絶望をも考えた程の私も、再び蘇生の望みを得て、恰も神の加護にあづかった思いで、衷心感謝感に咽んだのでありました。それより、私は青汁飲用に専念することになり、約2ヶ月程で漸やく食欲も出て来るようになり、憂うつな気分も何となく晴々するようになって来ました。
そして約半年も経つや、血圧も漸次降りかけ、睡眠も薬によらずに眠れるようになって参りました。この時の嬉しさは、又何とも形容の出来ぬ程でありました。それから後は、漸次、医師の薬餌より離れることにし、約1ヶ年後に至っては、完全に元の健康を取戻し得るに至ったのであります。
爾来、十年間1日の如く、今日に至るまで毎日青汁を飲み続けて参りました。その間、病気らしき病気もせず、勿論、医師の薬餌を請うたこともなく、現在はただ病気予防の為め、時折、保健所を訪れて、血圧や尿の検査を仰ぐことにしておりますが、一時は200以上も上った血圧も現在は大抵130(最高)70(最低)位の処で安定を保っておる状況です。尿の方も異状はありません。
以上が私の闘病体験記でありますが、私の妻も、又同様な体験を経ておるのであります。妻は、私よりも以前から心臓疾患で悩み、且つ血圧も高く、永年病院生活をして居りましたが、思わしくありませんので、妻にも青汁を勧めて飲用せしめました処、月日の経過するに従い次第に快方に向い、現在は私同様、完全に全治されるに至ったのであります。
斯くて私達夫婦は、青汁飲用により老人の難病より切抜けられたのであります。そして現在、妻は80、私は84の齢を迎え得ることになった次第です。これ一に青汁の効験、遠藤先生の御功績の賜物と確信し深く感謝しておる次第であります。私の知人には、私を青汁「狂」と冗談を申しておる者がありますが、私はこの「狂」を「教」に更え、「青汁教」を以て自認し、この青汁教の堅い信仰によって安心立命と身体の健康とを持続し、以て余生を楽しく幸福に送って行きたいと念願しておる者であります。
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5. 発癌性のカビ毒
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カビのつくる毒素に発癌性のつよいものがある。
- 南京豆などにつく、カビから出るアフラトキシン。強力な肝臓毒で、実験動物に肝癌その他の癌が出来る。アフリカ土人に多い肝癌の原因とみられている。米につく同じようなカビもあるらしい。
- 黄変米のカビ毒ルテオスキリンも肝臓をおかし癌を生ずる。わが国をはじめ、米食人種に多い肝癌との関係がうたがわれている。また、米麹にも肝毒性があるという。
- カツオブシ(小麦、コーヒーなどにも)つくカビの毒素オクラトキシンにも発癌性がある。
おそらく、まだまだ、あることだろうが、こうした危険なカビの見分けは、とても、われわれ素人には出来ないから、ともかく、カビの生えたものは食べないこと(熱をあてても、カビは死滅するが毒素はこわれず、そのまま残る)。そして、飼料にもしないこと(動物食品―肉、乳、卵を介して、間接にとり入れられる)。梅雨どきは、一年中でいちばんカビのつきやすい時節。カビを防ぐには、貯蔵食品は、すべてよく乾燥し、湿気を防ぎ、時折、日光にあてること(乾燥するだけでなく、日光によって破壊される毒素もある)。
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6. 採種を楽しみ
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京都市 Y.S.
前にいただいたケールの種子を、なんとかして育てたいと、苦心さんたん致しましたが、ものの見事に、青虫と毛虫にやられてしまいました。木箱の中で育てたため、育ちが悪く、僅かに2本残ったのが年を越しました。春には花がさき種子がとれるのを楽しみにしております。
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7. こちらでも安全食の会
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ロ J.I.
「食の危機と青汁」一気に拝読いたしました。月々おくっていただく「健康と青汁」の会報の自称優等生のつもりも、時に、それがお蔭であることをつい忘れて、怠り勝ちになることもありますが、このご本通読後、机上に常時おいて、毎日毎刻の先生の「お叱声」といたします。
先生のご警告「栄養のバランスの乱れ」、「有害食品氾濫」は、日本に比べて、この地は、総合的に、まあ10年は早く調整、改善されてると、その道の専門家が、ちょっと威張って見せてくれますが、まだ万全でないことは、ズブの素人の私達にも、ほんの一例、先達ってインスペクターが、日本人農家の作なる大レタス畑に踏みこんで行って、直接しらべたら、許容量以上の農薬を使用していたことを指摘され、廃棄を命じて収穫ゼロになった新聞記事を読んで、これは氷山の一角の例とさとらされて、今更の愕然でもない次第。されば当地でも、「心ある人達」、「その道の話しの通じる人たち」相寄って、「安全食の会」を組織いたしております。
私も驥尾に付してバックヤードに咲き誇っておりましたバラをはじめ、南加の色様々の観賞用の植木全部ひっこ抜いて、ケール・クコ・コンフリーなど青汁によいという総てのナッパ類似の植物のジャングル(?)にしてしまって、電気ジューサーによる一日3合の青汁用には事欠かないということは、これ、先生のみ教えにピッタリだゾ、と密かに嬉しがっております。
コンフリーについてのご注意
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8. 小児ゼンソク快方へ
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9. 楽しみにして飲む
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東京都 G.Y.
青汁の効果を認識しまして1年半位。毎朝ジューサーで青汁をしぼって愛飲いたしております。主人は1合‐1合半。他の者は半カップ位ですが、これを飲みませんとすっきりした気分になれず、皆、しぼるのを待って、楽しみにして飲んでおります。おかげさまで、主人の鼻炎、肝臓炎、父の便秘、そして息子の学力にも、全部よい効果を得まして、このまま続けていきたいと思っております。
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10. 年中とるには
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昭島市 K.K.
以前、2回ほど種子をいただき、とてもよく成長し、家中で飲みました。今年も春になると花が咲きそうです。やはり一年に2回は種子をまきませんと、だめですね。毎年、種子をとろうと思っているのですが、時期が悪かったり、いつも失敗してしまいました。今年こそは、と思っています。
(年中とるためには、年3〜4回まくとよろしい。私どもは3〜4月、6〜7月、8〜9月、10月中下旬にまくようにしています。おためし下さい。)
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11. すすめた兄から
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12. 三度の食事と同じ
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13. 小鳥がよろこぶ
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14. 質問箱
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福岡市 M.N.
問
人参(根葉ともに、または別々に)混合して青汁に入れてよろしいか
答
人参の根にはビタミンCをこわす成分があるので、根と葉(人参葉でも他の葉でも)を一緒にすりつぶすのは感心しません。
Cが減るから勿体ないわけです。別々に汁にして、飲むとき混ぜ合わすのはよろしい。
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コラム紹介
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肉体の労働は精神の苦痛を軽快す
(ラ、ロシュフーコー)
常に居る処は南に向ひて戸に近く明なるべし。
陰鬱にして暗きところ常に居るべからず、気を塞ぐ。
又、輝き過ぎたる陽明の所も、常に居ては精神を奪ふ。
陰陽の中に叫ひ、明暗相半すべし。
(徒然草)
人生の助言
深山 旅愁
こまめに手入れをすることに依って、
その物をもっともっと、使えるのではなかろうか。
茨城県 高森 栄枝
今日もまたひねもす蝶を追いまわす
幼虫の宿貸すまじとして
いとし子の宿訪う蝶と捕獲網
見くらべて湧く憎愛の念
もし長生きをしたければ、
人は、自分の健康について早くから考えはじめなければいけない。
ヘンシェン 老化の問題
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