健康と青汁タイトル小 <1964年1月15日発行 第89号>
 目次




1. 正しい自然

     医学博士 遠藤 仁郎 

     医学の進歩により、細菌の感染による病気は、確かに目立ってへりました。
     しかし、いわゆる成人病は、それと逆比例するかのように、ひどくふえ、またふえつつあります。
     いったい、成人病という呼び名は、実に妙なもので、実際は老人病というべきものです。
     それが成人病と名づけられたいわれは、何でも、老人病というと、いかにもしめっぽくて面白くないというので、景気のよい成人病ということになったのだそうです。
     ところでこの成人病が、長生きするものが多くなったため、多くなるのであれば、それは至極当り前のことです。
     しかし、皮肉なことに、元気盛りのものにも、いや、もっと若い、中学生や高校生などの青年層にも、しだいに多くなり、すっかりふさわしい名前になってしまっているのです。
     これについてその道のお歴々からいろいろと説明されているようですが、どうも私どもには、あやまった日常生活から来た現象としか考えられないような気がします。
     現在の私どもの日常は、余りにも不自然になり、余りにも人工的になりすぎています。

      食べもの 食糧の豊富になるにつれて、真白についた純白米飯(または漂白して真白にしたパン)に、肉、魚、卵のおいしい添物ばかりそえて飽食し、バタや砂糖の消費も多くなっています。
       しかし、それらに釣り合わねばならぬ筈の野菜、ことに良質の緑葉類は逆にしだいにへってきています。
       そして、細菌を恐れて、何もかもよくたいて食べています。
       この、いかにも衛生的にみえる食べ方は、実は、大変偏った不完全食になっているのです。
       しかし、その欠陥は、食品強化か薬剤の使用によって、簡単に改善されるかのように誤解され、あるいはそういった錯覚に陥っているようです。
       そのうえ、食品そのものの質は低下し、あまつさえ有害なものさえ少くないという状態です。
      農作物 化学肥料の濫用によって荒廃しきっている耕地に栽培される作物は、それ自体すでに軟弱で病虫害をうけやすく、毒力の強い農薬の助けによって、ようやく生産をつづけている有様です。
       したがって、不健康であるばかりでなく、栄養的にも劣っており、農薬の害をあたえる危険さえももっているのです。
       促成、抑制、トンネル栽培といった、さらに不自然な生産法によるものともなれば、その度はいっそう甚しいわけです。
      畜産物 この不健康で劣質、または有害な農作物を飼料としてあたえられ、不自然な環境(畜舎)に飼育されている家畜。
       これまた病弱で、人間なみの薬剤のささえによって、辛うじて生命を維持しているのです。
       これでは、彼等が供給する乳も卵も肉も、すべて健康で良質でありうる筈がありません。
       いやそれどころか、繁用される薬剤(病気の予防や治療のためだけでなく、増産を目的とする薬剤さえ使用されています)の、これらの食品への移行もさけられません。
       また、貯蔵のために使用される薬品も少くありません。
      加工食品  なお、食品加工のさかんな今日。あらゆる食べもの飲みものが、大なり小なり人工を加えられているといってもよいのですが、その際に使用される薬品、色素、人工甘味などの種類にいたっては、まことに夥しい数に上っています(学者によれば、千種以上にも上るだろうといいます)。
       これら、農畜産用薬品や食品加工用添加物の中には、栄養素を破壊したり、その吸収利用をわるくしたりするものもあれば、肝臓、腎臓、造血器、神経系などの重要臓器をおかすもの、アレルギー反応を原因するもの、甚しくは癌の発生を促がすものなど、有害有毒なものも少くありません。
      洗剤  食品に付着している下肥や農薬や放射能性降下物などの汚染を除くために推賞されている洗剤も、決して無害でないことも知られています。
      医薬品  さらに見のがせないのは医薬品です。ことに新薬の濫用。
       ひどいのは薬あそび(睡眠剤、麻薬、覚醒剤など)。
       ある種の睡眠剤に、胎児に奇形を生ずるもののあることは周知の通りです。
       また鎮痛剤のある種のもので慢性腎臓炎のおこることも警告されています。
       もとより、そういう影響は幼いものほど著しいわけですが、これらの事実からすると、その他のものに対しても、またごくありふれた薬の中にも、このようにハッキリと形にあらわれないまでも、内臓のどこかに、何がしかの影響をあたえるものがありはしないだろうか。
       少くとも、そういう危険な薬品の存在を否定することはできないように思われます。
       またこのことは、ひとり医薬品だけに限ったことではなく、農畜産用や食品添加用、その他すべての薬剤でも同様です。
      その他  化粧料の中にも、また、近代工業の花形である化繊やプラスチック、その他の化学合成品も、決して、必ずしも無害のものばかりではありません。
       河川、池沼、湖水、井水にも、下水や農薬や洗剤、あるいは礦山や工場の廃水が流れこみます。
       古から味を誇った良井の水も、今では、うっかり安心して飲めない状態です。
       水道水には消毒薬がうんとはいっていますし、中にはムシ歯予防の目的で弗化物の混入されているところもありますが、これらとても、ながい間にも、果して何らの悪影響がないものでしょうか。

      海産物  糞便の海中廃棄のためや工場からの廃棄物によって、海水や近海産の魚介も不潔ないし危険なものとなり、また、なりつつあります。
      空気  大気は塵埃、煤煙、工場廃気、排気ガス、スモッグによって汚され、明るい日光を奪われ、有害な空気を呼吸させられている始末です。
       そしてエアコンディショニングのビルの中には人いきれとタバコの煙がうずまいています。
      放射能  それに、今ではこれらすべてに放射能の害さえも加わっています。

     こうして自然(太陽、大気、大地)の恩恵にそむいて、食べもの、飲みもの、空気にいたるまで、あらゆるものが人工的にけがされ、有害あるいは有毒物と化し、これをとり入れることを余義なくさせられている現代人は、本当に健康でありうることでしょうか。
     そればかりか、便利になって運動は不足し、煖冷房に寒さ暑さに対する鍛錬を忘れ、困苦欠乏を知らず、安易になれ、あまやかされて、心身ともに抵抗力を失いだらけ切っているところへ、騒音と交通地獄の中に、いよいよ激しさを加える生存競争。緊張につぐ緊張、闘争につぐ闘争に、いらだちだったストレスの連続です。
     こうして不健康となり病弱となる。
     そこで、赤ん坊の時からいや胎内にある間から、万事ひかえめに、大事にされ、大切に扱われて、いよいよひ弱さを加え、病気しやすくなる。
     そして、やれ強壮剤だ、栄養剤だ、予防薬だ。安定剤、強肝剤、強精剤、若返り薬だと、何もかも薬づくめにする――ながい間には果して本当に安全がどうか保証かねる薬によって。
     この、余りにも人工的、反自然的になりすぎた、そして、余りにも薬にたよりすぎた日常生活では、かがやかしい医学の進歩にも拘らず、不健康なものや病人、ことに成人病、高血圧、動脉硬化、癌、糖尿病、肝臓病、腎臓病、アレルギー疾患、神経症、精神病、妊娠障碍、未熟児といったものが、ドンドンふえて来るのも、けだし余りにも当然ではないでしょうか。

    もっと自然に
     もっと自然のままの姿にもっと人間の自然に則した正しい日常生活にかえらなければ、おそらく真の健康はえられないし、真の幸福はもとめられないのではないでしょうか。
     古人は健康法として、頭寒、足熱、腹八分と訓えています。
     もっと頭を冷やしましょう。
     静かに正しい自然の姿をみつめましょう。
     そして、きれいな自然のままの太陽、大気、水、土に親しみましょう。
     自然は決してなまやさしいものではありません。
     子供のときから、出来るだけ多くの困難になれ、欠乏にたえしのび、あらゆる刺戟にたいして心身を鍛錬し、人生行路に横わるであろうあらゆる苦難にうちかつだけの体力と気力を養うのです。
     そして、自然の恩恵にみちみちた、もっと自然的に健康的(化学肥料だけにたよらず、深耕と十分の堆肥による自然的健康農法で。そうすれば農薬の必要もなくなる)に栽培した自然の食品と、それをあたえて飼養した健康な家畜が供給してくれる食物を、なるべく自然にちかい形で利用し、良質菜葉(ことに生の)を十分に配し、うまく釣り合いのとれた完全食を、よくかんで、控え目に食べましょう。
     治病や健康の根本は、決してむつかしい理窟にあるのではありません。
     また、決して高貴薬で買いもとめられるものでもありません。
     それは、こうした正しい自然の、簡素な日常生活にあるのだということを、年のはじめにあたり、トックリと考えてみようではありませんか。



2. たつどし

     あけましてお目出とうございます。
     緑葉食は18年10月の、青汁は19年4月の誕生ですから、この運動も今年でちょうど成年というわけ。
     初めの雌伏10年につづく次は10年はまさに苦難の連続。
     ようやく出た芽はもぎとられる、もたげようとする頭はこづかれる。
     これでもか、これでもかといためつけられて、踏まれても、刈りとられても、はびこって行く雑草のように、緑葉食・青汁の根は、いじけながら、いびつになりながらも、次第に広く、次第に深く伸びています。
     オリンピックの戦士たちとともに、道をさえぎるあらゆる障碍を力強く乗り越え払いのけて、雲を呼んで天かける飛龍とばかり、われら同志も、雄々しく、胸をはって、堂々と進みたいものです。



3. 安全食品を力説するわけ

     友成 左近 

     この青汁教室でも、また「健康と青汁」誌でも、青汁材料は、必ず、農薬を使わずに安全栽培をしたものであること、洗剤を使って洗わないように、その他の野菜果物も同様にと、たえず、くりかえし注意しています。
     また、人工甘味料や人工着色料などを使った食品は危険であると、度々注意して、純正安全食品の使用を力説しています。
     けれども、おそらく、すべての人々は、毎日こうした危険な食物をとっているわけです。
     わたしたちも、やはり多少は、とっているわけです。
     農薬による急性中毒などのように、はっきりしたものは、よく分かるのですが、毎日食べている食物による慢性中毒は、どうもピンと分かりにくいので、つい注意がおろそかになるようですが。

    病気の相当部分は慢性中毒に原因している
     実際そうです。お互い、あさはかなことですが、目に見える急性中毒には、よく注意しますが、すぐにとは目に見えない慢性中毒には、つい注意を怠ります。
     けれども、大きな堤防もアリの穴から、というタトエの通り、オイソレとは目に見えない、ごく軽い中毒でも、つみ重なって慢性化すると、いつかは目に見えて、病気を引き起こすことがあるのです。
     事実、この頃、肝臓や腎臓などの病気が目立ってふえてきているのです。
     どうも、この頃の病気の相当部分は、こうした慢性中毒に原因しているように思われます。
     それはこういうわけです。

    人工的有毒物は食前処理の方法なし
     わたしたちの体は、生きた有害細菌がはいってきても、殺菌する力をもっています。
     有毒物がはいってきても、解毒し処理する力をもっています。
     けれども、そうした体力には、おのずから限度があるので、限度を超えて、有害細菌や有毒物がはいってくると、当然、病気にかかるわけです。
     ところで、わたしたちは、全く無菌無毒の環境で生活しているわけではないので、だれでも毎日、なにほどかずつ、有害細菌や有毒物がはいってきているわけです。
     けれども、こうした、ごく自然にはいってくる場合は、有害細菌や有毒物が格別多いといった、ごく特殊な場合を除いては、体力の限度を超えるようなことはありません。
     別に心配する必要はないわけです。
     ところが、栽培や加工で、人工的にくっつけてある場合は、体力の限度を超えることがあるので、これが問題です。
     このうち、有害細菌は、食前に、洗ったり、煮たり焼いたりすれば、無害となります。
     が、有毒物は、内部にしみこんでいる場合が多いので、洗っても落ちません。
     また、生きた細菌とちがって、煮ても焼いても無毒化しません。
     全く処理の方法がなく、厄介千万です。
     で、栽培や加工で、有毒物を使わないように、決して残っているようなことがないように、してほしいものです。

    この頃の食品の大部分は有毒物を含んでいる
     ところが、この頃の農作業では、パラチオンその他の危険な農薬を使うことが、いわばあたりまえのようになっています。
     従ってどんな農産物にも、有毒物が多少残っています。
     野菜果物には、収穫前にも使うので、かなり多量に残っていることがあります。
     また、蛔虫卵その他の有害物を洗い落とすといって、有毒物を含んでいる洗剤を使えば、これは野菜果物にしみこんでくるので、あとで少々水洗いをしても、やはり残っています。
     それから、菓子、飲み物その他あらゆる加工食品には、人工甘味料や人工着色料を使ったもの、漂白剤や防腐剤がはいっているものが、少なくないのです。
     いな、殆んどすべての加工食品には、多かれ少なかれこうした有毒物がはいっています。
     で、この頃の食品の大部分は、いろいろな有毒物を含んでいるわけです。
     ただ、それが、ごく特殊な場合を除いて、ごく少量ですから、オイソレと目に見えた急性中毒を起こさないだけです。

    全く気づかれない中毒もくりかえしていると病気を引き起こす
     けれども、ごく少量でも、こうした有毒物が含まれている食物を、毎日とっていると、さしあたり別に何も症状があらわれなくても、体内では、たえず、ごく軽い中毒作用を起こしているのです。
     こんな軽い中毒作用でも、たえず、くりかえしていると、慢性中毒となって、そのうち病気を引き起こすことがあるのです。
     有毒物を、たえず人並以上に食べこんでいる人や、人並以下の体力の人は、とくに、そうです。

    この頃、肝臓病腎臓病が多いのが、その証拠
     こうしたことを裏づけるように、この頃、肝臓病や腎臓病にかかる人が目立って増加しているのです。
     それは、こうした有毒物を解毒し処理するところが主として肝臓と腎臓であるからです。
     毎日、体力の限界を超えて、こうした有毒物がはいってくるので、その解毒処理で、肝臓腎臓がくたびれてしまうわけです。
     その上、こうした有毒物は、肝臓腎臓の新陳代謝を妨げて、老朽化するのです。
     これは、この間さわがれたサリドマイド系睡眠剤による奇形児のことを考えれば、よく分かります。
     「健康と青汁」第80号で紹介された岩手大学の田中助教授の「合成甘味料、合成着色料の胎児に及ぼす実験的考察」をみると、よく分かります。
     厚生省で使用が許可されているズルチン、サッカリン、シュガロン、赤色3号を、ごく少量、受胎しているハツカネズミに、ただ1回食べさせただけで、母体には別に異常は起こらないのに、胎児の半数以上が死んでしまった、という実験です。
     生きた体は、たえず細胞が生まれかわって、新陳代謝をしているのですが、新陳代謝のゆっくりしている母体には、全く異常を起こさない程度の、ごく少量の有毒物でも、新陳代謝のはげしい胎児には、致死的な作用を与えるのです。
     ところが、生きた体のうち、新陳代謝が最もはげしいのが肝臓、それから腎臓です。ごく少量の有毒物でも、毎日食べこんでいると、まっ先にやられて老朽化するのが肝臓と腎臓です。
     それから、成人よりも成長期の子どもの方が、こうした有毒物に犯され易いわけです。
     事実、肝臓病や腎臓病にかかる子供が以前より非常にふえているのです。

    危険な食品は極力さけ完全栄養食で体力をつけ
     そこで、わたしたちは、一方においては、こうした有毒物を食品に使わないように、社会的政治的に運動を起こす必要があります。
     とともに、他方においては、こうした危険な食品は極力使用しないように、よく注意しなければなりません。
     が、この世の中で生活する以上、絶対に使わないということは、ちょっとむつかしいわけです。
     そこで、少しは食べこんでも、その解毒処理で肝臓腎臓その他がくたびれないように、老朽化しないように、完全栄養食をはかって、体力をつけることが大切です。

    青汁材料と青野菜は必ず安全栽培したもの
     それには、お互い毎日そうしているように、青汁の飲用と青野菜の生食が最も効果的です。
     けれども、なにぶん毎日多量にとるわけですから、これに農薬がくっついていると、かえって危険です。
     農薬を決して使わずに、安全栽培をしたものを使用しなければなりません。



    付記
     倉敷では、毎月第3金曜日午后7時から2時間、倉敷中央病院構内の古久賀会舘で、公開の青汁教室を開いています。この記事は、ここで遠藤先生その他の出席者が発言したことの一端です。



4. 医療と薬

     お医者さんの会合で、日本人は薬を乱用しすぎる、ということが話題になり、つぎのような批判や意見が出た。病気をなおすのは自然の力であり、医師は回復を助けるのである。
     薬は医師がそのために用いる手段にすぎない。
     ところが、薬が病気を治す、と思い込んでいる患者がたくさんいる。
     新しい薬の品目を実によく知っていて、医師にそれを要求する。
     ちょっと眠れないと睡眠薬をくれという。
     それでもきかないと、もっと量をふやしてほしいと注文する。
     中毒の恐ろしさなど全く念頭にないし、気持を平静に保つとか、寝室のくふうをするといった薬以外の大事な事を忘れている。
     患者が薬を盲信しているだけではない。
     いまのわが国の保険医療費のしくみが、まことにおかしい。
     この患者にはある薬を1g与えるのがちょうどいい、ということを判断するのが、実は医師の技能なのである。
     ところが、この技能が保険で評価されていない。
     1gでいいのに、3g与えて副作用を起こし、病気が長びくと、逆に医療収入がふえる。
     つまり、診断能力が劣っているほどもうかるというわけである。
     薬がいつの間にか医療の主役になり、医師が薬に使われているような気がするという次第。
     医療保険における薬のあつかい、お医者さんの技能と薬の関係、一般国民の薬に対する態度、薬の売り方など、問題は少なくない。良心的なお医者さんが、個々の目先の利害を越えて、国民の健康増進という高い立場から、その欠陥にメスを入れることを期待したい。

    (F)(毎日 38・10・1より)



5. サリドマイド剤その他薬剤の副作用

    by The Research Staff of SEXOLOGY

    眠剤奇形
     イギリスで著名の医事誌The Lancet は欧州諸国でちかごろ先天性の奇形があちこちに生まれることをつたえ、この奇形はアザラシの子に以たPhocomeliaとある。
     この情報は東西ドイツを中心に、スエーデン、スイス、オーストリア、ベルギー、イギリス各国の医師からの報告の集積で、

    「親指、その他の指がない、長骨もない、栄養の不足、鼻や上クチビルに血管腫 hemangiomas,心臓とか性器、尿路系の欠落・・・・・・」
     といった“アザラシッ子”を図解入りで紹介している。
     とくにイギリス側の専門医連は、その原因を妊婦や産婦がふつうに利用される催眠鎮静作用のある錠剤サリドマイドThalidomideの連用によるものとの見方を示し、胎児生長の重大な時期、つまり妊娠2か月にこの薬物が作用するのではないかとみている。
     このことを真っさきに唱えだしたのは西独ハンブルグ大のDr.Windukind Lenz で、
     「西独では1959年来コンテルガンContergan を常用する妊婦から2,000〜3,000の奇形ができる・・・・・・」
     といいだした。
     コンテルガンという新薬はサリドマイドの市販名。
     別にDistavalとかValgis,Valgraine,Asmaval,Tensivalなどの呼び名のある鎮静催眠向きの錠剤である。
     合衆国やカナダではKevadonといい、とくに合衆国では濫用を最初からきびしく取締っているものの、妊婦に向くところからヨーロッパ旅行を終えたアメリカ人たちは、何よりの土産とサリドマイド剤を持ち帰るほどの歓迎ぶり。
     ところがイギリス側では、“レンツ学説”に打たれ、指折りのメーカーのディスティラー生化学品会社は、マネージャーのヘイマン博士の名でThe Lancet誌上に次の声明を発表して市場から製品を全部回収することになった。
     「――レンツ氏の奇形説は、問診から誘かれた推定によるものかも知れないが、事実とすれば重大であるから本剤を市場から下ろした上、改めて実験的、臨床的の研究を進めることを決意しました。ご諒承下さい・・・・・・」
     この声明に前後して、同誌上にニューサウスウェールズのマックブライド氏によると、
    「先天性奇形は、1.5%にすぎないが、サリドマイド製剤を服用する妊婦には20%の奇形を生むようになる・・・・・・」
     と結んでいる。
     一方、スペア氏はスターリングシャイア病院の産科で、薬名不明のサリドマイドをふくむ錠剤を常用する妊婦10人のうち8人が下肢のない奇形を分娩したことを認め、ヨーロッパ各地から持ちよられた数は115児にのぼったと発表したのに対し、西独のパフィアー、コーゼノウ氏からもまた、妊娠3か月内に服用した妊婦の胎児はすでに奇形的発育の過程をとるといい、そのほか多数の専門医から奇形報告が持ちよられた。
     これらの情報を知った医師や受胎した婦人は驚き出し、果して妊娠初期の服用が胎児にこんなに影響するものだろうかと、とくにやがて母親になる妊婦たちのわずらいとなった。
     ランセット誌によると、X線を妊娠4か月に照射すると胎児に変性変形が現われるとあるから、本剤の投与が初期に影響すると考えられるようになった。
     さらに同誌は、
     「少なくも動物実験では奇形学的に胎生初期に奇形を生じる。人間の場合もこれとほぼ同じで、この期間は妊娠にとって大切な時期。とくに薬物を用いる場合は、その用量と期間と薬物の名称をよくわきまえる要がある・・・」
     と注意を促し、西独では処方箋なしで自由に入手できるサリドマイド製剤が大きくクローズアップされてきた。
     サリドマイド剤のほか、他の薬剤も用法用量を誤まると胎児にはとくに鋭敏に反応するからアメリカではかなり多数の医薬品がきびしく取締まられている。
     ランセット誌は最近またトリパラノールという抗コレステロール作用のある新薬の濫用が性機能低下の副作用を起すものとして注意するよう伝えている。
     「こういう不安なニュースはわれわれの新薬への信頼感を失わせ、永年利用されている薬物にくらべ、よほどの効果がない限り副作用に留意を要するが、ぜんぜん副作用のない効果的の新薬を求めることは、現在の状態では残念ながらあまり安易にすぎる・・・・・・」
     と同誌は新薬に対する戒めを記している。同誌はまた
     「未婚の婦人がこれを常用して結婚し、やがて受胎したらどうなるか・・・・・・」
     という“眠剤と女性”の特集を企画中とある。
     サリドマイド――フタリルグルタミン酸イミドはこうして黒い脚光を浴びてきたが、これを極めて大量に服用しても自殺は未遂に終った例を製造元、発売元では紹介。非バルビ剤の安全性を謳っている。
    (檳椰子抄訳)

6. 肺ガンと大気汚染

     喫煙が肺ガンの原因になると大きくいいふらされているが、この説を反論する向きも少なくない。国立保健センターのウィルヘルム・ヒューパーもその一人。
     最近の報告によると、タバコよりもディーゼル・エンジンやガソリンなどの分子による大気汚染の方が肺ガンをひき起こす公算が大きいと主張している。
     同氏は過日ペンシルバニア州の大気汚染対策委員会に臨み、

     「地球上のどこを眺めても、空気汚染度の高い工業都市の住人ほど肺ガンの発生率は大きく、シガレットの煙の発ガン成分は何も確かなものは見出されていない・・・」
     と述べ、特に工業国イギリスの医師会が肺ガンをタバコのせいにいいふらしているのは解せないとつけ加えた。
     しかし、保健センターの研究員側にはやはりスモーキングが発ガン原因の主役であることを支持してヒューパー氏に対決しているが、同氏はタバコの害を発ガン以外におそれ、すでに20年前から禁煙しており、どこまでも大気汚染がガン発生のクセ者と主張してやまない。
    (Newsweek,June25,‘62)



7. 便秘から開放されて

    愛媛県 T.T. 

     小生肝炎にて、当地病院に入院していたものであります。
     入院当初は、肝炎にありがちな便秘になやまされ、非常に困って居りました。
     そのため気分がすぐれず、いらいらした毎日を送っていたのであります。
     そのため、野菜をつとめてとる様にしてはおりましたが、何分病院の事でもあり、かつ男子であるため、なかなか容易な事ではありませんでした。
     そこで、なにかよい工夫はないものかと思案している時に、たまたま青汁を配達しているのを見かけ、又、実際に飲んで居る人にも聞き、便秘に良いと云う様な事でしたので、さっそく飲み始めました。
     最初口あたりも悪く1本づつでしたが、だんだん味にもなれて毎日4、5本飲むようになってから、毎日1回定ったように通じがあり、今まで重たかった頭も軽くなり、身体の調子もよくなり、お蔭様にて、半年程にて、退院いたしました。
     これ一重に、貴会の青汁のお蔭と喜んでおります。
     こちらに帰りましても、毎日2合は愛飲いたして居り、親せき、知人にもすすめている次第です。



8. みんな健康

    鹿児島県 N. 

     青汁を飲みはじめて1ヶ年になります。お蔭様で戦傷の身体ですが元気になりました。
     昨年の今頃は夫婦で入院していました。
     妻は開腹手術し、昨年7月なくなりました。
     もう少し早く青汁を知っていたらと思いました。
     私も台湾の警察生活19年のうち蓬の汁をマラリアの解熱に用いましたのが昭和14年ころでありました。
     この志布志町内でも主婦の友で知った人や私が教えてあげた人など4、50名に達しています。
     皆さん健康を保たれています。
     私も胃の具合が悪いと青菜を食べます。
     胃薬以上の効果があります。
     空腹時に食べています。

    (37・4・24)



9. 害虫発生期をさけた蔬菜健康栽培




10. 青汁体験記

    札幌市 T.K. 

     昭和36年10月31日、突然胃潰瘍にてたおれ、出血多量のため一時ひん死の重態に落ち入りたるも、医師の適切なる処置により、危険をおかして切開手術を断行、全く九死に一生を得て、其の後は医師も驚く程の順調さにて快復なして、3週間余にて退院、自宅にて養生致して居りました処、退院後40日位経過した頃より、多量に輸血せし時によく発すると云われる「ビールス性肝炎を発し、又4ヶ月余り入院致す身となり、昭和37年4月無事退院、自宅療養に入りましたが、未だ肝炎の方は全快致したわけではなく、食養生に苦心致して居りました時、青汁の事を聞き及び、これならきっと良いに違いないと思い、早速ジューサーを買求め、春先にて、当地ではまだ野菜不足の折から、キャベツを買求めてジュースを作り、味を良くし飲易くするために少しリンゴの果汁を入れて、コップに1杯位飲みましたが、思った程でもなく、これならば続けられると、毎日少しづつではあるが欠かさず飲みつづけて居りました。
     家族の者達も一緒にのんで居りますが、家内は1週間位経た頃より、何だか身体がつかれなくなったと云い、又子供達も勉強に頑張りがきく様に成って来た、などと申して居りますが、自分は未だ自覚する程の効果は見えません。
     が良いことだけは確かで、自分の身体にはそんなに早く効果が現われるなどとは期待して居りません。
     1月や2月、いや半年以上も続けなければ目に見える様な効果は現われないものと思って、一生懸命に青汁と取組み、1年後の成果を楽しみにして居りました。
     或日のこと、フト書店にて遠藤先生の「青汁の効用」なる本を見つけましたので、早速買求めて色々と研究なし、又青汁の会にも入会なし、色々御指導を賜り、いよいよ青汁に対する効果と信念を深め、かならずこれにて全快して丈夫な身体になって見せるぞ、と期待を益々強くしました次第です。
     ケールの種子申込み致しましたが折悪しく品切にて、2回目に申込み種子をいただく事が出来ましたのが7月。
     早速蒔付けましたが、充分に大きくならぬ中に秋がおとづれ、寒さを感ずる様になりますと、成長もあまりしなくなりました。
     それでも少しづつ青汁の材料に使用することが出来ました。
     このケール大事に育てて是非共種子を取り度いと思い、10本余りを鉢に植込み、冬季には室内に入れて大事に育てましたが、春の雪とけ頃までには、わづか5本が助かったのみでした。
     春の雪がとけますと、早速其の5本のケールを植付致しましたのが、8月初めに少し許り種子を取ることが出来ました。
     今年の分は又御無理を御願いしタネを少々わけていただき、蒔きつけましたのが、6月頃より少しづつ出来る様になり、7月には青汁にして充分に有り余る様になりました。
     それでも、春先の頃は青汁材料も不足にて困りますので、ヨモギ、タンポポなど野草をつみ、キャベツを主として青汁を作って飲んで居りました。
     其の中に、早くに温床作りにて蒔付けました白菜、四月菜等が大きくなり、ジュースになる様になりましたので、これを混ぜて作り、飲みますと味も良く、其の中にハコベが良いと云うことを聞き、これを入れてのみました処、何となく胃の具合が良い様で、其の後も色々と研究致して見ましたが、ハコベをジュースに入れてのむと、胃の中がスーとして軽くなる様な感じがして、非常に胃の具合が良いことが解かりました。
     現在自宅の野菜畑には、ケール2、3坪、其の他チシャ、小松菜、青シソ、それからアルメロン、バイアム等、大分大きくなり、毎日食べて、ジュースにして飲んで有り余り、畑は青汁材料一色と言った感でございます。
     色々な野菜、野草を、ジュース、生食、おひたし、あえものなど自分で工夫して食べるのも面白いものです。
     それから子持甘藍、これも作って置くと良いものです。
     大きな葉をジュースに作り、わき芽より出る、小さい芽「キャベツ」を又色々と料理して食べるのも楽しいものです。
     青汁をはじめて1年半、ようやく今では健康を取りもどし、少し位は無理をしても、何でもないだけの身体に成ることが出来ました。
     これは青汁のご利益と増々信仰を深めては居りますがそれと共にあらゆる方面にわたり食養、健康法等良いと思うことは早速取り入れて実行致して居ります。
     再起不能かと思われた、自分のこの身体が、良くなり、現在の健康を勝ち得たことは、これひとへに青汁と遠藤先生の御指導の賜と深く感謝致して居ります。
     つたない体験談ではございますが、少しでも皆様の御参考に成りますれば幸いと存じ御報告申し上げる次第です。



11. 水虫と結代

    兵庫県 J.S. 

     永年の胃下垂のため、昨春より飲用をつづけている者であります。
     胃の方は目立ってどういうこともありませんが、まず便通がととのい、30年来の水虫が殆んど治り、永年の心臓の結代も、いつの間にか、正常になっているのに驚きました。



12. 肩こり

    児島市 Y.N. 

     今年65才で、肩こりで困って居りましたが、半月位飲用した頃からよくなり、その他、大変調子がよくなりました。
     娘たちも飲み始めました。

    (38・1・15)



13. 家中困っていたが

    長野県 M.T. 

     主人は昨年夏から今日まで続けてまいりまして、大変体の調子がよくなって来たとよろこんで居ります。
     何分にも二十貫以上も体重があります上、高血圧で30年にねこみ、歯科医ですので、3ヶ月治療を休み、それ以来ぼつぼつやっては居りますものの、目まいがしたり、血圧が上ったり、足が痛んだり、いろいろな症状が出て、おこりっぽくて、家内中困りはてて居りましたのが、青汁をはじめてからは、大変心身ともに落ついてまいり、効果のありましたのにおどろきました。
     唯今は一米位の雪にうもれて居りますので、今月からは青汁にしないで、青生葉のまま、三度三度食して居ります。
     便通がよく、目まいがなくなり、よく眠れ、食欲が出、疲れがとれた、と申しております。



14. 湯たんぽなんかいらないよ

    大村市 M.T. 

     5才になる長男がアレルギー体質で、気管支喘息と肥厚性鼻炎になやまされ、昨春鼻の手術もいたしましたが、風邪をひいて、また元通りとなってしまいました。
     この苦しみを1日も早くとり除いてやりたく、医療は勿論、食事にも注意してまいりました。
     昨秋青汁を知り、家庭菜園から大根葉、人参葉、レタスの外葉などをとって、1合づつ牛乳を加えて飲ませております。
     初めは飲みにくがりましたが、手術をしなくてもすむようにと、本人もすすんで青ジュースを求めるようになり、1週間飲みつづけましただけで、顔色もよくなり、つやも出て、夜の寝息もスヤスヤ、「湯たんぽなんかいらないよ」といい出す程になり、希望に明け暮れの日々をすごしております。



15. すばらしい効果

    松江市 Y.K. 

     私こと昨年9月末、高血圧のため倒れ、以来病床にて闘病中であります。
     その間主治医よりの投薬を続けておりますけれど、別段効果もあらわれません。
     その他の服薬もいたしてみましたが、思うような効果もあがらず、毎日悲観の日を送っておりましたところ、最近親類より青汁のよいことをすすめられまして。今回「青汁の効用」をもとめ、青汁を続けておりますところ、大変すばらしい効果を現わしており、先生への感謝に感涙いたしております。



16. あまりに早い

    高崎市 Y.H. 

     先生の著書(青汁の効用)を拝読いたし、実行いたしましたところ、5日間くらいで食欲も出てまいり、疲労も少なくなり、非常に元気が出てまいりました。
     甘藷や揚げ物を食べると必ず胸やけがいたしましたが、それ等もなくなり、胃散をのまずにすむようになり、あまりに早く効果の出ましたのには驚きました。
     子供も大変元気になりましたことも認められます。
     この喜びを友人や知人にお知らせし、おすすめするつもりです。



17. 胃酸過多

    吹田市 Y.G. 

     飲用をはじめ今日にて25日となりました。
     20年来の慢性胃酸過多胃炎で苦しみましたのに、飲みはじめまして口の乾きもとれ、鈍痛も治り、爽快な調子になりました。



18. イボやアクチ

    大津市 Y.M. 

     毎日のんでいますが、イボやアクチが、今よくなりつつあり、とても喜んでいます。



19. 質問箱

    鳥取県 S.N. 

     問
     腎臓が少し悪いのですが、いろいろの草の汁をのんだら、中には腎臓を刺戟するものがあるのではないでしょうか。

     答
     腎臓には刺戟のない青汁でなければなりません。かんでみて舌を刺すようなものはいけません。野菜でも大根葉やカラシナ、ニラ、ネギなどの青汁はよくありません。




    栃木 Y.K. 

     問
     パセリ、セロリー、シソ等の香りのつよい物やチシャなどの、乳汁の出る野菜を、いちどに大量ジュースにして飲んでよろしいでしょうか。

     答
     少しも差支ありません。ただしセロリーは相当刺戟のつよいものですから、少し混ぜるようにしてください。



 コラム紹介

    われらの古きを尚ぶは
    古きを賞ずるにあらず
    自然なりしものを愛するなり

    (エマーソン)    



    罪は欲すべきより大なるはなく
    禍は足を知らざるより大なるはなく
    咎は得を欲するより大なるはなく
    故に足ることを知りて足れりとすれば常に足る
    (老子)    



    人の無道にして
    体己に素(もと)より病めるを風寒暑湿なる者に困りて
    以て之を発するのみ、
    苟も能く正気をして衰へず
    形神相衛らしめば能く傷ること莫きなり
    抱朴子    





    一月
     深山旅愁    

    いま日本の全土に・・・・・・・・・
    年の序曲がおごそかに流れて居る
    龍を浮き縫いにした幕が
    するすると揚がる 揚がる

    心と言う心の総は・・・・・・・・・
    各自にふりあてられた役を
    これまでに培(つちか)って来た修行の実力と
    これから先の努力に依って・・・・・・・・・
    立派にやりとげようと張り切っている

    夢をつれて来る旭日のライトを浴びて
    1964年のドラマは繰り広げられる
    いま日本の全土は・・・・・・・・・
    元旦を基点に力強く踏みだしたのだ





    お経のこころ食事のこころ

    (法句経より抜粋)
    (上文を食事に勘案す)       

    意(おもい)は諸法(すべて)にさきだち
    食(しょく)は身(み)にさきだち

    諸法(すべて)は意(おもい)に成る
    身(み)は食(しょく)に成る

    意(おもい)こそは万象(よろづ)を統(す)ぶ
    食(しょく)こそは身体(からだ)を統(す)ぶ

    けがれたる意(おもい)にて
    偏(かたよ)りたる食にて

    且つ語り且つ行わば
    身(み)を養(やしな)わば

    輓(ひ)く者の跡を追ふ
    ひく者の跡を追ふ

    かの車輪(くるま)のごとく
    かの車輪(くるま)のごとく

    苦しみ彼に従(したが)わん。
    病気彼にしたがわん。

    ○        ○

    意(おもい)は諸法(すべて)にさきだち
    食(しょく)は身(み)にさきだち

    諸法(すべて)は意(おもい)に成る
    身(み)は食(しょく)に成る

    意(おもい)こそは万象(よろづ)を統(す)ぶ
    食(しょく)こそは身体(からだ)を統(す)ぶ

    清(きよ)らかなる意(おもい)にて
    正しき食にて

    且つ語り且つ行わば
    身を養わば

    形に影のそうごとく
    形に影のそうごとく

    たのしみ彼に従(したが)わん。
    健康彼に従(したが)わん。

    (福岡県・山本正)    





    日ごとの言葉
    今日は昨日の反省であって欲しく
    今日は明日の計画であって欲しい

    月ごとの言葉
    今月は前月の反省であって欲しく
    今月は来月の計画であって欲しい

    年ごとの言葉
    今年は昨年の反省であって欲しく
    今年は来年の計画であって欲しい

    (旅愁訓)     





    直きを以て怨に報じ、
    徳を以て徳に報ぜよ
    (論語)     



    歌謡

    怒るなヨ腹の虫
     深山旅愁     

    こらこら 怒るな腹の虫
    鬼面(おにつら)みせては みっともないぞ
    からっぽ頭と 笑われる
    損になること やめときな
    ソウジャナイカ ナイカ ソウジャナイカ

    こらこら 怒るな腹の虫
    蹴りそこなっては 尻もちつくぞ
    なぐれば 自分も怪我(けが)をする
    損になること やめときな
    ソウジャナイカ ナイカ ソウジャナイカ

    こらこら 怒るな腹の虫
    雅量(がりょう)がないなと 笑われまいぞ
    負けたにみせとけ 勝(かち)になる
    損になること やめときな
    ソウジャナイカ ナイカ ソウジャナイカ





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