健康と青汁タイトル小 <1963年10月15日発行 第86号>
 目次




1. 講座 ゼンソク(2)
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     医学博士 遠藤 仁郎 

    正しい食養

     アレルゲン性飲食物の除外
     直接発作の原因になるアレルゲン性の飲食物はもとより、気管支を刺戟して、間接に発作の誘発をたすけるような刺戟性の飲食物もなるべくさけること(香辛刺戟物・酒など)。もっとも、「悪いそうな」というだけで、アレコレとやめて行くと、終には食べるものがなくなってしまうかも知れません。試してみて実際悪ければやめればよろしい。

     純正食品
     現在多くの食品には人工色素、人工甘味、その他種々の薬品が添加されていますが、それらの中にはアレルゲン性のものが少くありません。主食米麦をはじめ、菓子類、インスタント食品だの、缶詰、瓶詰、乾燥品その他の加工貯蔵食品、調味料、あるいは農薬のかかっている野菜果物など、つとめてさけ、なるべく安全な純正食品ばかりにすること。また調理はなるべく簡単に。自然のまま、または自然にちかい状態で食べること。洗剤の使用にも十分の注意。

     食べる分量
     腹がはると発作はおきやすく、よけい甚しいものです(食べる分量が刺戟になるので、発作の時よく吐くものです)。平素から、なるべくよくかみ、小食のくせをつけること。

     栄養のバランス
     喘息家には穀・肉・糖に偏り、野菜や果物を余り食べないというものが多いようです。こうした熱量、蛋白質ばかりに傾いて、ミネラルやビタミン類に乏しい食では、栄養の体内処理(代謝)がうまく行かぬため、代謝の途中でいろいろ有害な産物ができ、あるいは肝臓を悪くし(アレルゲンの処理ができにくくなり発作をおこすことになる)たり、気管支や神経を刺戟してその興奮性をたかめ、ついには発作をおこすようにもなります。そこで、よくバランスのとれた、しかも、なるべくミネラルやビタミンに余裕のある食にすべきです。またそうすれば、熱量や蛋白質は普通のばあいよりはずっと少くてすむので、少食にもなります。
     この意味で、喘息には、青汁を中心とした緑葉食が適当であると、私は考えています。このことは、余りコジれていない小児喘息などで、とくにハッキリわかります。こうした小児にはたいていの場合遺伝関係がありますが、同時に甚しい偏食癖があり、三度の食事には、白米飯に肉や魚や卵、あるいは佃煮といったものばかり添えて食べ、間食には菓子が多く、甚しいのになると、食事は殆んどとらず、菓子ばかり食っているといったものもあります。これに、菓子をやめさせ青汁を飲ませてみると、多くの場合、実におどろくほどの効果が現われます。現に多年青汁給食を実施している倉敷西小学校その他で、もう相当数の喘息児が完全に治っています。この事実は、素質をもっているものが誤った栄養をとっておれば、幼くして発病するにいたること、また一旦発病したものでも、正しい栄養にかえれば、恢復することができるものである、ことをしめすものといってよいでしょう。

     また、発病後間もないものほど有効なこと、予防的効果はさらに大きいだろうこともうなづけるわけです。ながい経過をとってコジれきった大人の喘息では、合併症などもあって、子供のようにうまくは行きませんが、それでも、少くとも発作の回数や発作のはげしさをへらすことは出来ます。そして、相当頑固な慢性例で治った人もあり、実に30年の間なやみつづけた喘息さえ、これで何とか調節できるまでによくなった例もあります。
     そこで、喘息のある方々には、日常諸般の常識的な注意とともに、次の食べ方の実行をすすめたいと思います。

    1.  少食。
    2.  青汁は十分のむこと。
    3.  緑葉菜を十分に添えた完全食にし、穀・肉・糖はひかえめ。味はうすくし野菜はなるべく多く生食すること。
    4.  純正食品にし、つとめて新鮮な自然物をとり、有害な人工着色、人工甘味、その他種々の薬品の添加されている加工貯蔵食品や、農薬のかかっている野菜果物を避けること。洗剤はつかわぬこと。
    5.  間食ことに菓子はやめ、どうしても欲しければ果物にすること。
    6.  調子のよいときでも一週に一度くらいは野菜果物日(無塩生食)、または青汁だけの日(青汁絶食日)にすること。
    7.  発作がおこりそうになれば減食または少量の野菜果物だけにし、下剤や浣腸で便通をつけ、胃がつかえておれば吐くこと。
    8.  発作がおきてしまえば絶食するか、青汁だけを2‐3合くらい飲んでおき、なるべく薬にたよらぬこと。



2. 主張

     いよいよカゼのシーズン。万病のもとといわれるカゼです。用心するにこしたことはありません。カゼの病原ビールスを持っているものはおたがいわれわれです。人ごみの中ではマスクを忘れないよう。
     寒風ふきすさぶ戸外ではたとえビールスがいるとしても、問題にならぬほどうすまっています。ここではマスクをはずしてハナやノドを寒さにならしましょう。冷い水でうがいをしたり鼻から吸いこむ(鼻飲法)のもよい鍛錬法です。
     乾布摩擦、冷水摩擦も励行しましょう。外出から帰ったらうがいする。こよりで鼻をくすぐってクサメをするのもよいといいます。カゼをひいたら、必ずマスクをかけ、他人に迷惑をかけないよう心がけたいものです。カゼひきのエチケットとして。



3. 沖縄にも支部を

    沖縄 T.S. 

     週刊時事7月6日号を拝見し、乱筆を以てお願い申し上げます。
     小生昭和17年、沖縄県慰問団長として、一行男3名女6名計9名、早川沖縄県知事、崎山那覇市長をはじめ、県市民の絶大なご協力ご援助のもとに、慰問団を編成し、まず熊本・長崎にて内地駐屯沖縄出身兵を慰問し、長崎から神戸丸で上海に渡り、明部隊・広部隊をはじめ、上海・南京・武昌・漢口その他中支地区を歴訪。最前線のトーチカ勤務として警備に任ずるところまで、各部隊の派遣して下さる警護隊の掩護により、何の不安なく、各地をまわり、他府県からはひっきりなしに慰問隊が来られるのに、沖縄県からは、昭和12年以来一回だに来ないことを淋しく思っている矢先だけに、殊のほか喜んでいただきました。
     目下、沖縄同胞援護会の事務局長をしていられる吉田嗣延氏も、その時漢口に駐屯していられ、私どもを歓迎して下さった一人であります。湯池の陸軍病院を慰問しました時、悪性のマラリヤにかかり、40度以上発熱しましたが、病院当局の手厚いお手当をうけ、一晩にてよくなり、慰問を続行。上海から長崎行きの連絡線神戸丸遭難のため、予定を変更。山海関・北京・奉天の鉄道沿線の各部隊をまわり、釜山から関釜連絡線から帰縄いたしました。
     その後、月2・3回マラリヤ再発し、苦しめられ続けて、各方面の病院のご厄介になりましたが、ききめがなく困っております時に、知人の老婦人から「ヨモギ(方言フーチバー)の葉をしぼって生汁を飲めば治る」と教えて下さいましたので、おぼるる者わらをもつかむのたとえの通り、約2ヶ月位、毎日かかさず、ご飯碗の一杯づつ、日に3回愛用しましたところ、完全に全治し、現在まで1回もおこりません。
     殊に沖縄開戦中マラリヤ流行し、当時60才以上の方でそのため尊い命を失われた方は非常に多く、若い人にもその犠牲者がありまして、マラリヤに罹らぬものは人にあらず、とまでとなえらるる程はげしかったのでありますが、小生はさいわいに、人にあらずの一人として、現在69才の今日まで健在で、微力ながら、世のため人のため己のために「仲よく働き笑って暮せ」をモットーとして働いておりますことは、これ全く青汁のお蔭で、今日まで生命を得ることが出来たと感謝し、現在でも愛用していまして、知人友人にも機会ある毎に話はしておりますが、積極的に宣伝したことはありません。
     このたび先生の20年にわたる長い間のご苦心のご研究ご努力を知り、偶然にも私の20年前の一老婦人の言を信じ実行したことが、先生のご説に当っていたことが感激の至りであります。つきましては会の一員に加えていただき、戦乱の地であり、特殊地域になっているこの沖縄にも支部をなるべく早く設置し、健康保険法の制度もなく、無医村の多い住民のため、この福音をつたえこの恩恵に浴する途をひらきたいと存じます。



4. 青汁教室 青汁を飲んで丈夫になるには

     友成 左近 

     人々に青汁をすすめて飲んで頂いても、人によっては、いっこうに効き目があらわれない、ちっとも丈夫になれない、という方がありますね。よくきいてみると、毎日つづけて飲んでいない方、ほんの少しばかりしか飲んでいない方、あい変わらず不摂生をしている方、その他いろいろあるようです。青汁について正しい理解をもって、丈夫になって頂くのは、なかなかむつかしいことですね。実は、お互いも、かっては、そうだったわけなのですが。

    緑葉食・青汁という食事の仕方
     全く、そうです。わたしたちの「緑葉食・青汁」という食事の仕方について、正しい理解をもって、その通りにして頂くのは、人によって程度の差はありますが、実際、そう容易なことではありません。「緑葉食・青汁」という食事の仕方は、かいつまんでいえば、こうです。

    毎日とっている栄養素にビタミンとミネラル不足
     厚生省の国民栄養調査でも分かるように、日本人が毎日とっている栄養素の摂取状況は、基準量に比べて、熱量素と蛋白質はマアマア十分なのですが、これが体内で血となり肉となって、利用されるのに必要な、ビタミン(とくにA、B2)とミネラル(とくにカルシウム)が、著しく不足しているのです。このため、日本人の4分の1近くに、もうすでに、栄養不良による症状があらわれているのです。はっきりと症状があらわれていなくても、栄養状態がよくない人が極めて多いのです。この頃、いろいろと病気にかかる人が多いのも、また病気が治りにくい人が多いのも、ひとつには、こういうふうに栄養状態が悪い人が極めて多いからです。

    青野菜の不足が栄養不良の重大原因
     この原因には、いろいろあるわけですが、毎日の食事に青野菜が非常に少ないことが、最も重大な原因です。事実、病気にかかり易い人、かかったら治りにくい方は、殆んどすべて、野菜とくに青野菜が大嫌いな方です。でなければ、青野菜に比べて、不均り合いに沢山、ご飯や菓子や砂糖、あるいは肉や魚を食べている方です。というのは、食品標準成分表を見れば、よく分かるように、ビタミンとミネラルが最も豊富に、しかも、よく調和して含まれているのが青野菜です。青野菜をおいて、これに代わるものはないのです。その上、青野菜には、まだ明らかにされていない、数限りない、極めて重要な栄養素が、最も豊富に含まれているように考えられるのです。そこで、厚生省は、ニンジンやカボチャなどの黄色野菜も含めて、緑黄色野菜を、毎日、これまでの2倍3倍の、80gないし100gとるように、すすめているのです。

    ビタミンとミネラルは十二分にとることが大切
     ところで、緑黄色野菜をこれ位とっても、ビタミンやミネラルの摂取量は、実は、まだ基準量に足りないのです。また、厚生省の立てている基準量は、いわば最少限のものです。それで、見るから丈夫になり、その上、ちょっとやそっとでは病気にかからない位、シンから丈夫になるには、さしあたり、熱量素と蛋白質をもっとふやすよりも、ビタミンとミネラルをウンとふやして、十二分にとることが大切なのです。というのは、こういうわけです。

    ビタミンとミネラルは野菜果物でとる限りどんなにふやしてもよい
     熱量素(主として米麦砂糖)と蛋白質(主として肉魚卵)は、必要以上にふやすと、栄養上かえって有害となります。これに見合うだけのビタミンとミネラル(主として野菜果物)を十分とらなければ、なお、さらに有害です。けれども、ビタミンとミネラルは、野菜果物などの食物でふやす限り、どんなにふやしても、決して有害ではなく、ますます、けっこうなのです。
     また、ビタミンとミネラルを十二分にとれば、熱量素と蛋白質が体内で十分利用されるので、そうふやさなくても、差し支えないのです。人によっては、逆にへらした方が、かえって栄養上よいのです。
     なお、薬剤でビタミンやミネラルを補強するのは、病気の場合の応急的な措置です。また、どんなに立派な薬剤でも、とうてい野菜果物などの食物には及びません。さらに、これを常用していると、場合によっては、かえって有害となることもあります。ビタミンやミネラルは、野菜果物などの食物でとるのが、最も有効で確実で安全なのです。

    青野菜を毎日少なくとも300いな500g以上
     そこで、わたしたちは、野菜果物のうちで最も栄養成分がすぐれている青野菜を、毎日、少なくとも300gいな500g以上(目安として体重の1パーセント)とるように、すすめているのです。しかも、これを、できるだけ、新鮮なうちに、生のまま、とるようにすすめているのです。こうすれば、もともと青野菜に含まれているビタミンやミネラルが、消失することが少なく、最も確実にとり入れることができるのです。また、吸収も体内における利用もすぐれているのです。

    青汁にして飲むのが最も有効なとり方
     けれども、これだけの青野菜を、しかも生のまま、毎日とるには、よほど柔かいものでないと、胃腸がかないません。ところが、柔かいものは、例えばレタスなどのように、たとえ青野菜のうちでも、栄養成分が劣っているのです。といって、パセリ、ニンジン葉、シソ葉、ダイコン葉などのように、青野菜のうちで最もすぐれているものは、丈夫な歯で、よほどよくかまないと、吸収が悪いのです。また、よくかんでも、毎日これだけ沢山、生のまま食べると、よほど丈夫な胃腸でないと、かないません。

    青汁を毎日1合以上、できれば2合
     そこで、毎日とらねばならない青野菜の大部分を、青汁にして飲むわけです。青汁にすれば、200gの青野菜が約1合となり、固いセンイはなくなっているので、どんなに歯や胃腸が弱くても、1合2合は、雑作なく飲めます。しかも青汁には、青野菜に含まれている栄養成分が、殆んどすべて、とけこんでいるのです。そこで、青汁を、毎日1合以上、できれば2合飲めば、まず必要なだけの青野菜は、だいたい確実にとれるわけです。また、青汁にすれば、ケール、COその他の飼料が利用でき、これは、普通の青野菜より、はるかに栄養成分がすぐれており、しかも年間通じて多量に収穫できますから、いよいよ好都合です。青汁といえばケール、となっているのは、このためです。

    毎日の食物全体をあやまらないように
     こういうわけで、毎日、青汁を1合2合と飲んでおれば、ビタミンとミネラルが、基準量をこえて、十二分にとれ、シンから丈夫になれるのです。けれども、青汁さえ飲んでおれば大丈夫と考えて、毎度の食事や間食に注意を怠っては困ります。とりわけ、ごはん(うどんパンなども同様)や肉魚卵などを食べすぎてはいけません。(少食すぎるのも困りますが、これは例外でしょう)。それから、間食に菓子や砂糖をとりすぎてはいけません。成長期をすぎたら、とくにそうです。というのは、青汁は、青野菜を十分にとって、毎日の食物全体に調和をはかる、一つの手段なのです。基本となる毎日の食物全体が栄養上著しく不調和であっては、少々青汁を飲んでも、おいつきません。また、毎日の食物に注意を怠るようなことでは、青汁がそうおいしいものではないだけに、つい青汁まで怠るようになります。

    食膳の緑化が肝要
     ところで、毎日の食物に注意を払うといっても、いろいろ大切なことがあります。が、さしあたり、毎日毎度の食事に必ず青野菜を沢山つけて、食膳を緑化することが肝要です。それには、まずもって、つとめて毎度の食膳に、生の青野菜を、できるだけ沢山(目安として手の平一杯、50g)つけるようにします。味塩をふりかけるだけでも、けっこうですが、サラダ風に、油、酢、塩その他で調味すれば、まことにおいしく頂けます。
     それから、硬いものやアクの強いものも、ほどほどに調理して、つとめて沢山つけるようにします。こうして、食膳が緑で濃く色どられるようにするのです。見た目では、ごはんと肉魚卵豆など(熱量・蛋白質食品)に対して、青野菜その他の野菜果物芋など(ビタミン・ミネラル食品)が、2倍ないし3倍以上となるようにします。
     ごはんと肉魚を一口食べたら、青野菜その他を二口ないし三口以上食べるようにするのです。こういうふうに、毎日、食膳を緑化し、その上、青汁を1合2合と飲めば、大便が濃い緑色となります。こうなるように沢山、青野菜を食べることが大切なのです。こうすれば、胃袋には限りがあるので、ごはんや肉魚などがほどほどになるわけです。そして、毎度、満腹しますが、間もなく、おなかが、ほどよくすいて、いつも食事がおいしく頂けるようになります。

    正しい理解の上になお細かい注意を
     「緑葉食・青汁」というのは、こういうふうに、毎日の食物を、栄養上よく調和し、完全なものにして、体力をつくり、シンから丈夫になる、一つ手段です。決して、クスリや注射などのように、病気を治すための一時的なものではなく、毎日そうしていく食事の工夫なのです。こうしたことを正しく理解した上、なお細かい点に注意を払っていけば、必ず効き目があらわれて、シンから丈夫になれるのです。

    付記
     倉敷では、毎月第3金曜日、午后7時から2時間、倉敷中央病院構内の古久賀会舘で、公開の青汁教室が開かれています。この記事は、ここで遠藤先生その他の出席者が話されたことの一端です。


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5. 感謝をもって

    石川県 K.K. 

     一昨年、ケールの種子を送っていただいて蒔き、私共夫婦は熱心に青汁をのみ、食生活も、生野菜主義につとめてきました。その結果、喜びと感謝をもってご報告できるようになりました。

    妻きくい(50才)の場合

    1.  元来心臓が弱く、菜園で鍬づかいをしたり、肥桶をかつぐと、きまってその晩は激しい動悸が起り、水枕をしたり、胸を冷やさなければならなかったのに、1年ほど前から、どんな無理な労働をしても、以前のような症状が起らなくなりました。
    2.  高血圧のため、薬を手離したことのなかったものが、今では、薬を忘れてしまった程です。
    3.  肩のこりで、しょっちゅうマッサージ通いをし、私もおかげで指圧療法をおぼえる位になっていましたが、これもいつの間にか忘られております。
    4.  水虫で昨年の夏までは悩まされていましたが、今では殆んど癒されてさわる必要もなくなっております。

     わたしの場合(54才)

    1.  田虫で20年来苦しめられていましたが完全に治りました。
    2.  歯槽ノウロウでしょうか。治療した1本の臼歯が二つに割れてそこからバイ菌が入り化ノウしたため、時々かみ合されない程痛むのですが、青汁や生野菜をしっかり摂っていると痛まず、少し不足すると痛み出すので、この歯は私の健康のバロメーターとなっております。



    青汁の普及について

     まづケールの種子を昨年1.5リットル、本年は3.5リットルとり、あらゆる機会にPRし、昨秋七塚町公民館報に掲載して、かなり反響があり、種子を求めて来ましたが、これだけ沢山のものを、頒布しつくすことは容易ではありません。(牧師)



6. 青汁の服用兒童についての調査

     昭和33年度より、希望児童に青汁を服用させ、今日まで服用を継続させたが、本年度、本校が学校給食教育研究のため、食品に対する児童の各種の調査を行った処、食品の摂取が、児童の知能や運動能力や性格の形成に関係があるような傾向を認めるので、青汁を継続服用している児童と他の児童との間に何か身体的な傾向は認められないだろうかと思い、次のような調査を行ってみた。



    1、青汁服用者数
    年度在籍者数青汁服用者数百分率
    33 332人   25人 7.5%
    34 328人   36人 11.0%
    35 345人   52人 15.1%
    36 341人   68人 20.0%
    37 369人   76人 20.6%

    青汁服用については児童や保護者の希望にまかせているが、年々増加の傾向を示している。



    2、年間一人当りの欠席日数の比較
     年間一人当りの欠席日数の比較
    年度 服用者 未服用者
    33  0日  3.7日
    34 3.3日  4.4日
    35 2.0日  4.1日
    36 2.3日  4.0日

    昭和33年度は服用開始の年でもあり、人数も少ないため、結果だけで判断することは、稍々冒険であるが、34年度以降も服用者と未服用者とを比較すると、服用者の方が欠席日数が少ないようである。



    3、一年間の身長の増加の比較
    年度6年5年4年3年2年
    服用者未服用者服用者未服用者服用者未服用者服用者未服用者服用者未服用者
    334.99.2--------
    345.55.56.05.2------
    356.15.86.76.76.05.3----
    364.44.34.64.56.25.95.32.4--
    379.05.75.55.35.45.36.25.86.35.5

     服用者と未服用者の人員に相当の相違があるため、統計上比較することは無理かも知れないが、服用している児童の方が1年間の身長の増加が未服用者に比べてややよいようである。服用者数の中にはその年度だけ服用したものも含めているので十分な資料とはいえない点もある。青汁にはカルシュウムと各種のビタミンが多く含有されているといわれているが、身長の増加には効果があるのではないかと思う。



    4、服用者と未服用者との個人の一年間の身長増加の比較
    6年  5年
    4年  3年
     服用者と未服用者とに分類して比較したのでは、人員に相当の差があるため前表のような結果しかはあくすることができないので一人対一人の身長増加を比較して見た。抽出した児童は服用者、未服用者共に家庭の職業や家族関係や児童の体格も殆んど同じような条件の備ったものである。6年生のA・Bについて身長の増加の割合を見ると、34年度はBの方が高かったが、35年度はA、36年度は又B、37年度はAとなっており、34年度と37年度を比較するとAの方がはるかによく伸びている。5年生のC・Dについても34年度から毎年差が大きくなって、37年度には約4cmの開きができた。4年生のE・Fは両名とも身長の低いものを比較したのであるが、34年度の差が正確には2.1cmであったが37年度には0.1cmにちぢまっている。3年生のG・Hは5年生と同じ傾向が現われている。各学年共青汁を服用しているものが身長がよく伸びていることがわかる。



7. 自然民族の創傷

     自然民族ノ創傷ハ文化民族ノソレヨリ早ク治癒スル又自然民族ニハ創傷ニヨル細菌感染モ少イトイフノハ昔カラヨク噂サレタコトデアッタ。特ニ自然民族ガ創傷感染時ニ於テ大ナル抵抗ヲ有セルコトヲ強調シタノハバルテル氏デアッタ
     氏ハ曰ク(Bartel,Die  Medizin der Naturvoelker)自然民族ノ大手術ノ報告ヲ読ムト吾人ハ少カラズ驚カサルル
     此自然民族ノ大手術ナルモノハ文化国民ニ於テスラ熟練シタル医師ノミガ稀ニシカ行ハザル所デアリ之ヲ行フ場合ニモ消毒方法ノ施行ニ拘ラズ創傷感染化膿前創傷ノ経過ニ於テ多大ノ危惧ヲ感ゼラルル所ノモノデアル。
     此消毒ナルモノハ自然民族ハ知ラナイ汚レタ病人ガ汚レタ手術者ノ手ニヨッテ汚レタ器械ヲ使用シテ穿顱手術開腹手術卵巣切除術歯科手術睾丸剔手術ノ如キ危険ナル手術ヲ行フノデアル
     ソレニモ拘ラズ彼等ガ手術ニヨッテ死セザルノミナラズ完備シタ病院ニ於テ行ッタ程ノ生存ヲナシテ居ル
     此現象ヲ説明スルノハ創傷感染ノ病原体ニ対シテ自然民族ハ文化民族ヨリモ遙ニ抵抗力ニ富ンデヰルトイフヨリ致シ方ガ無イノダ。ソシテバルテル氏ハ自然民族ノ産褥ノ手当不良ナルニ拘ラズ産褥感染ノ少イコトヲ指摘シテヰル。創傷感染以外ニモマラリア黄熱等ノ感染ガ自然民族ニ於テ比較的軽症ノ場合多キハ疑ヘナイ之ニ就テハ幾多ノ報告ガアル。

    (清野インドネシアノ民俗医学より)



8. 薬好きのアメリカ人

     アメリカの予防医学者ハーバート・ラトナー教授は、このほど「アメリカ人は薬を飲みすぎるか」という論文を書き、そのなかでアメリカ現代医学の3つの矛盾を次のように述べている。

    1.  アメリカは重い病気には世界最良の国だが軽い病気には最悪の国だ。薬を使いすぎ、手術をしすぎ、予防注射をしすぎ、健康に注意をしすぎる。軽い、なんでもない病気に、重い病気の薬や技術を使い、健康の話に夢中になって気の病を増加させている。そして健康は金で買える商品だと思っている。
    2.  そのくせ、アメリカは世界で最も冨んでいながら最も不健康な国だ。虚弱、肥満、虫歯、胃腸病、不眠、無気力、ノイローゼ、冠状動脈病、自殺など多くの文明病に悩んでいる。これはみんな自然を忘れたことから起っている。自然には本当の治癒(治癒)力があり、医学はそのアシスタントだ。ヒポクラテスの医学は第一に摂生、次に薬、最後に外科だった。今日は外科が主役だ。現代の医学は人間を忘れ技術に走り、医師より科学者を養成している。
    3.  人間性、人間の身心相関性の尊重は口先ばかりで、実際は試験管と知識追究に没頭し、医師の教養は全く失われている。そしてわれわれは機械的に鋭敏な流れ作業のマンモス病院が人間的に鋭敏な教養のある開業医、家庭医より優秀だと思っている。

     そして教授は最後にこう結論を下している。これは要するに、われわれに健全な医学哲学がないためである、と。日本人にもちょっと耳の痛い話である。
    (朝日38・8・22)



9. 心臓病の予防

     心臓卒中は、突然おこるように見えるが、それは20〜30年もかかって、徐々に血管の変化が進行しているのである、とBostonの心臓病の専門家Dr.Paul D.Whiteはいっている。彼は“今や、われわれは心臓卒中から、どうやら、生命をまもることができるようになった。しかし、できるだけ早くから予防をしなければならない”という。そして、そのもっとも基本的な方法は、子どもの時から、もっと活動的に、歩いたり、自転車に乗ったりすることでドライブなどばかりするのはよくない。つまり、一生のあいだ健康であるための適性を、養わなければならない。だから、わたしたちは友だちと別れるとき“take it easy”(呑気にしなさい)という代りに“take it hard”(精を出しなさい)というべきであろう。これこそが、健康への道である、という。



10. 意志の努力

     現代人はまた、眠り過ぎたり、寝不足をしたりする。しかも長過ぎる程度の睡眠に適応することもできず、また長く眠らずにいるということは更に困難である。しかし、眠いと思う時に起きているという習慣をつけるのは有益である。睡気を我慢すると、習練によって強力となるような諸機関を活動させることになり、一方ではまた意志の努力をも促がすことになる。しかるにこの「意志の努力」なるものは、その他の多くの努力と同じく、現代生活の慣習によって廃棄されてしまった。社会は騒々しいけれど、またスポーツや急速力の乗物によるインチキな活動にも拘らず、我々の重要な調節系統は、すべて惰眠を強いられている。

    (カレル著、梅沢如一訳 人間)



11. 味覚とV.A.

     ビタミンAの欠乏が眼の障害をおこすことは、よく知られているが、こんどNew YorkのLong Island Jewish Hosp.のDr.Eli Seifterは、このビタミンの欠乏によって、ネズミの味覚に障害を与えるという結果をえた。すなわち、ビタミンA欠乏にしたネズミでは、甘い水と普通の水とを区別できなくなり、また水道水とキニーネで苦がくした水との見わけもつかなくなった。これからみてV.A.の欠乏は、味覚細胞に何らかの障害を与えるものであろうと考えられる。

    (メジカルダイジエスト52)(1960)



12. 喜びの声

    山梨県 S.S. 

     遠い山梨の地より、先生に一言お礼の言葉を申上げる者でございます。それは、先生の著「青汁の効用」を読み、長年苦しんでいる病魔をここまで駆逐した喜びの声であります。私は過去十数年心臓弁膜症及び心臓肥大、喘息気味にて冬は特に苦しみ医者にばかり行っていました。
     はじめは風邪にてせきでひどく苦しみました(2、3年続けて)。その結果心臓、肝臓まで患い、ここ12、3年苦しみ続けていました。それで、当地の医者からは見放され、心臓手術をしたらと言われました。当地の医者の紹介にて、東京女子医大の榊原先生に診察して頂きましたところ、手術もよいが確実に治ることはむづかしい。年老いている故、よく熟慮の上、又70%は確実だが、30%は不確との故決断も出来ず、そのまま帰えり、当地の医者につづけて診察治療を続けていました。又々この2月風邪にて苦しみ、医者にも随分かかりましたが、あまりよくなく、たびたび苦しんでいました。
     この時先生の「青汁の効用」を友達から借り、読みまして、何とかしてこの病魔を駆逐したいと決心いたしました。風邪の後にて心臓が弱り、肝臓がはれ、身体はだるく、食慾はすすまず、どうしてよいか、生くべき道を失い迷っていました。昨年の秋1回この本を読みましたが、実行もせず、ケールだけ作っておきましたので、早速ジューサーを買い実行にとりかかりました。
     1週間ばかり続けたところ、肝臓のはれが見事にとれ、心臓の弱さも強まり、食慾も出て益々力を得て、毎日2合から3合と一日に必ず飲みつづけました。今日まで約3ヶ月。驚かざるを得ません。今日この頃では日々益々強くなり、息ぎれもせず、肝臓もすっかり治り、何と有がたいことでしょう。この病魔きっと治す考えでございます。自信がつきました。ただ先生に御伺いしたいのですが、まだ気管の方が思う様でなく、天気の続く空気の乾燥する時には息苦しく、ゼーゼーがきこえます。もっとも十数年前からの病気ですから、まだ3ヶ月飲んだばかりですので、むりはないとは思っています。せめてこの寒くなる冬までにはこの気管支も治したい考えです。
     私はどこまでもこの青汁を服用して行きたいと存じます。先生のこの本を知人や親類の人達に読んで頂き、益々実行して行きたい考えです。私のこの生命が1年づつも延びてゆくと思うとうれしさで一ぱいです。私は子供4人主人の家族にて今私が命を失えば、それこそ一家が悲哀のどんどこに落ちいります。助かるかと思えば何と御礼を申上げてよいかわかりません。主人もこの間又ケールの種をまいてくれました。私の家では屋敷中ケールばかりです。家中飲んでいます。先生のお宅が近くであれば飛んで行ってお会いして積る今迄の苦しさのお話をしたい様です。又今後もぜひお指導頂きたい考えです。



13. 余生を青汁の普及に

    若松市 T.N. 

     青汁の試用以来、目に見えて肥り出し、ちかく45才の誕生日を迎えますが、頭髪が薄くなった以外、20年前の面影に似て来まして、会う人ごとに、「若くなった」、「いつまでも年をとらぬ」とひやかされます。青汁に行き当らねば、健康に自信なく、闘志も湧かぬことだったと思いますが、試飲を始めた時が冬期だったので、材料に困り、ハコベを主に野菜で切りぬけて来ました。
     今は20坪位の菜園の片隅に植えたキャベツの下葉が繁り、貴会からいただいたケールの種子を温床にまいたのがキャベツの横に本植えされて、ドンドン大きくなりましたので、これからは困ることはありません。これまでの経験から、他人さまにも推賞できる自信も出来ましたし、私自身長生きできぬと思っておりましたものが、何か楽しいものが感ぜられるように思われますので、これからの余生を青汁の普及にささげたいと思っています。



14. 一ヶ月もたたぬうちに

    福井県 S.S. 

     最初のほどは半信半疑で青汁をこしらえ飲用いたしました。実は昨年から血圧が高くて、医者と相談いたしましてはお薬を服用いたしておりましたが一進一退。のんでいる間はいいのですが、やめるとまた上るというぐあいで困っていました。ところが青汁を始めましてより一ヶ月もたたぬうちに、効能は現われてまいりました。

    1. 、つかれがしないこと。
    2. 、気分がよろしい。
    3. 、視力がはっきりして来た。
    4.  色つやがよろしい。血圧がよろしい。体がホッソリとして来た等々。
     先日も二ヶ所の内科医に計っていただきましたところ、血圧は少しも高くない理想的だと申され、大変よろこんで居ります。



15. 腎炎だったが

    久留米市 H.Y. 

     4年前腎炎をわずらい、約1年半の入院加療をいたした者でございます。お蔭さまで現在は、幾分の不安は感じながらも、毎日の仕事に励んでおります。入院中からケールの種もお分けいただいて飲用しております。そして私の職場でも数名の飲用者ができ、ケールもそれぞれ私からわけてあげました。青汁を始めて体の調子もよく、便秘もしないようになりました。妻は体が弱くて、大変やせておりましたが、グリンジュースを飲み始めてからは、人が驚くほど肥えて来ました。初めのうちは飲むのがいやでたまらないようでしたが、最近(1年位前)では自分から進んで飲むようになりました。(38・1・23)



16. よくなった母

    栃木県 K.M. 

     「青汁がいい」と知人から教わり、さっそく、長年、高血圧で殆んど寝たきりの母にすすめましたところ、母は青汁をつくって飲むのが嬉しくて朝起きるのが楽しみになった。といって毎日かかさず飲んで半年になりますが、近所の人には、顔色がよくなったと驚かれ、かかりつけの医者も、血圧が下がってしまったので首をかしげていると嬉んでいます。
     今では縫物もできるようになり、いただいた種子をもとにして、驚く程沢山のケールを栽培し、種子も沢山とりました。父も同じように血圧が高くて元気がないのですが、なかななか青汁を信じないで、飲もうとしなかったのですが、無理やりに飲ませたり、母が元気になったのを見て、半信半疑のような顔をしながらも、少しづつ飲むようになりましたので、もう少し続けたら、母のように元気になってくれるかと楽しみにして居ります。母の元気な姿を見るたびに、娘の私にとって、こんな嬉しいことはありません。



17. 四分の一切った肝臓

    高知県 K.Y. 

     私は昭和33年12月に肝臓の化膿によりまして、高知赤十字病院で、肝臓を四分の一乃至五分の一を失いました。退院後、色々と漢方薬を服用しましたが、その頃青汁のことを知りケールの種をお願いいたしました。手術後4年3ヶ月を経過しましたが、今日では何処といって障害を感じて居りません。今まで毎年初夏頃から、両脚(大腿以下)に湿疹ができて痒くて困っていました。その都度注射をうけていましたが、青汁を服用し始めてから、それは忘れたように発生せぬようになりました。
     肝臓の方も、時々主治医の診断を受けていますが、殆んど障害がないといって下さいます(勿論四分の一程度切除されていますから、その限りにおいて多少の障害は存ずるとのことでございます)。このような訳で、老妻とともに青汁を服用し続けております。知る限りの人々におすすめして喜んでもらっています。



18. 蜂蜜について

    岡山市 K.S. 

     自家栽培の清浄野菜主として人参葉、大根葉、ほうれん草、春菊、水菜、小松菜(うぐいすな)、ふだん草(唐ちしゃ)、かぶ葉、ふくたち菜、つる菜、キャベツ外葉、ケール、その他清潔な地に自生のよめ菜、はこべ(ひづる)、れんげ草、なづ菜、豆茶(小鳥草)等の無臭、無刺戟性の緑草を原料として「青汁」を自製飲用していますが子供や初めて飲む方に蜂蜜を、添加調味料とし飲用に供したく思っています。就てはこの蜂蜜の成分と栄養価を教えて頂きたい。

    解答
     食品の成分表でみると、とりたてていうほどの栄養素(砂糖とちがう)はありません。しかし、科学でまだ十分解明されてない、よい成分があるようです。



19. 扁桃腺と風ひき

    犬山市 T.I. 

     3ヶ月前より青汁の愛飲者です。私どもでは中学1年の長女がとても体が弱く、扁桃腺にて1ヶ月に一度位は熱を出して、学校を休みますが、最近とても調子がよく、2ヶ月ばかり、とても元気です。青汁のお蔭と、今では1日も欠かさざる飲物となってしまいました。また夫も冬中風邪の引きぱなしで困ってしまいますが、今年の冬はと、今から楽しみにて、飲用続けていますが、夏には青い野菜がとても少く、近頃では人参ばかりいたして居りますが、やっぱり名の通り青汁(青野菜)の方が効目があるような気がいたします。



20. 質問箱

    神戸 匿名 

     問
     ニンジンやリンゴを入れて青汁をつくると、ビタミンがなくなると聞きましたが

     答
     ニンジンの根やリンゴにはビタミンCを壊す成分がありますから、それと一緒にして青汁をつくると、Cの壊れ方がひどくなるわけです。しかし、壊れるのはCだけですし、もともとCは沢山あるのだから、少々減ってもよいと考えられる方は、そうされてもよいでしょう。私どもは欲がふかいので、神さまが下さったものは、なるべくいためずに、そのままをいただきたいので、青汁の材料には緑葉だけをつかうことにしています。



21. 歌謡 歩いて行こうヨ

     深山 旅愁 

    ぶらり ぶらぶら 歩いて行こうヨ
    風がおいしい 野の道を
    足の向くまま 歩いて行けば
    歌は二人の ブランコさ
    ぶらり ぶらぶら 歩こうヨ

    ぶらり ぶらぶら 歩いて行こうヨ
    歌を二人で ころばして
    節ものどかに 歩いて行けば
    胸は明かるい 太陽さ
    ぶらり ぶらぶら 歩こうヨ

    ぶらり ぶらぶら 歩いて行こうヨ
    夢が呼んでる 野の道を
    風にさそわれ 歩いて行けば
    雲は二人の 虹なのさ
    ぶらり ぶらぶら 歩こうヨ

     (1963・3・21)



22. 遠藤青汁教室の歌

     深山 旅愁 

    そうだろ 今日だね 教室は
     青い葉パを たべましょう
     葉パの青汁 のみましょう
     丈夫な手と足 おかげだね
     みんなにこにこ にこにこさ

    そうだろ 今日だね 教室は
     自然の食物 たべましょう
     栄養こわさず のみましょう
     このよな若さは おかげだね
     みんなにこにこ にこにこさ

    そうだろ 今日だね 教室は
     なまの葉パを たべましょう
     葉パの生命を のみましょう
     元気なからだは おかげだね
     みんなにこにこ にこにこさ

     (1963・2・3)



23. 青汁っ児

     田辺 弘 

     どこの子も真似のできない青汁児
     こどもらは青汁の話ききたがり
     ままごとで青汁つくりくばりいる
     母ちゃん青汁のめんと子がわらい
     青汁の片手にあめをもって飲み
     運動会水筒に青汁つめて行き
     相撲とるまえに弟青汁をのみ
     青汁のせいか西校の子はみな可愛い



24. 青汁讃

    玉島市 K.M. 

    青汁は 飲む程効め顕るゝ 飲まずに病を 語る憐れさ

    憂い顔 何時しか晴れて 笑い顔 青汁の効め 今ぞ知りけり

    健康は 国の礎と 知りながら 青汁飲まぬ 人ぞ憐れむ

    山と積む 金も宝も 何かせん 青汁ならで 夜も明けまじ

    川柳
    青瓢箪 青汁飲んで赤くなり



 コラム紹介

    五十帛にあらざれば煖かならず、
    七十肉にあらざれば飽かず。

    (孟子)



    古の関をつくれるは、
    将に以て暴をふせがむとせるも、
    今の関をつくるは、
    将に以て暴をなさむとするなり。
    (孟子)



    人生の声
    沙門悟
    ハンドルが酔うてますネ 赤ランプ。








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