健康と青汁タイトル小 <1961年4月15日発行 第56号>
 目次




1.ニラ

     医学博士 遠藤 仁郎 

     ふつう粥や雑炊や汁の実などにし、下痢によいとか冷え性によいなどといわれます。私など、子供のころ、よくおなかをこわしたし、寝床での粗相もたびたびやったので、ニラ雑炊の味には大変なじみぶかいものがあります。
     傷ついたサギが、足にニラを巻きつけていたという伝説があるように、外用の効にもいろいろあるようですし、ニラの青汁が多くの病気によいことも、古い書物には書いてあります。わが民間療法でも

      狂犬咬傷にニラのしぼり汁のみてよし (経験千方)
      吐血にニラの汁をとり2、3杯のむべし(救急方)
      卒倒にニラの汁童便にまぜのますべし (経験千方)
      驚死にニラのしぼり汁口鼻にそそぐべし(経験千方)

    などとあり、本草綱目にはもっと沢山の記載があります。

     しかし、これは、とても飲みづらいものです。だいぶ以前のことですが郷里に帰っていて、お腹をこわした折やってみたことがあります。今は亡き老母に、特に注文してこさえてもらった手前、捨てられもせず、我慢して飲むは飲みましたが、刺戟(においも味も)のきついのにホトホト閉口した思い出があります。

     しかしナマの味は、とても、すてきです。生ニラ飯とでもいいますか、新芽のやわらかいのをきざんで、ご飯にうんと混ぜ、醤油、冷えたダシ汁か味噌汁をかけて食べます。熱い茶(ニラ茶づけ)か熱い汁(ニラ汁飯)でもよいが、やはり、生ニラのヒリッと舌をさす味わいにこしたものはありません。もっとも、あとで口やからだがいくぶんにおうらしいので(ニンニクほどのことはないにしても)、朝食や昼食には遠慮して、もっぱら夕食にたべることにしていますが、この味をおぼえてからというもの、煮たものや汁の実にするのは勿体なうてしかたがありません。サラダはもとよりマッシュポテト、キントンなどにも青味としてせび生のままを入れたいものです。粥や雑炊や汁にも、冷えてから入れる方が、ずっと風味がよろしい。支那ふうの料理はもとより、卵焼やオムレツ、コロッケやミンチボールその他のひき肉料理、むしパンや団子、流し焼やお好み焼といった粉食料理にもせいぜい入れるべきです。

     ミネラルやビタミンの含量は、


    カルシウム 40ミリグラム、
        燐 41ミリグラム、
    ビタミンA 6000単位。
       B1 0.07ミリグラム、
       B2 0.30ミリグラム、
        C 30ミリグラム
    大根葉では
    カルシウム 190、
        燐 30、
        A 9000、
       B1 0.10、
       B2 0.30、
        C 90

    というのですから、相当よいわけです。

     しかも、いちど植えておけば、年々はびこり、春さきは、まだ寒いうちから、はやくものび出して来ます。この新芽の美味さはまた格別。そのままほうっておけば硬くなるばかりですが、てきぎに刈りとると、そのたびに、若いやわらかい新芽が出て来るので、順ぐりに摘んでゆけば、晩秋、霜にやられるまで、いつでも、おいしい青芽を食膳に上すことができるわけです。そして夏の終りころつく白い花の可憐さにも、なかなか捨てがたい風情がありますから、花壇や軒下の縁どりとしても気が利いています。その上、かまどの灰をやる程度で、ほかには肥料らしいものは殆んどいらぬのですから、少しも世話はかかりません。まったく懶人菜という名のとおりで、素人づくりの家庭菜園には欠かされぬものの一つです。




2.大根のひとりごと(4) ――葉ッぱの調理法いろいろ――
前文参照クリック

     友成 左近 

     オレたちは、根ッこも葉ッぱも、つとめてナマのまま食ってほしいンだが、人間どもは、とかく調理して食いたがる。だが、こうすれば、見た目や口ざわりや味わいに変化がつくので、オレたちを沢山おいしく食ってくれるようになるわけだ。とくに葉ッぱの方を、ナマでは食いにくいところまで食ってくれる。マア辛抱しよう。だが気がかりなこともある。根ッこの調理法は、わりあい広く、いろいろと心得てくれているようだ。一夜づけ、ぬかみそづけ、千枚づけ、浅づげ、タクアンづけ、みそづけといった漬け方、煮つけ、おでん、フロフキといった炊き方、千切り干、花切り干、ねじり干といった乾燥法やその調理法など。
     これに引きかえ、葉ッぱの調理法については、なにほども心得ていない連中が意外に多いようだ。冬づけ以外に調理法がないものと考えている連中も少なくない。だが、オレたちの値打は葉ッぱの方にウンと沢山あるのだ。葉ッぱの調理法については、ぜひ、いろいろと、みんなに心得てもらいたいものだ。

    一夜づけ、ぬかみそづけ
     漬け物にして食うことはわりあい広く心得てくれているようだが、最も望ましいのは一夜づけとぬかみそづけだ。これには、どんなダイコン葉でもよい。カラミのないカキバダイコンが最もよい。たけすぎたのは歯の丈夫でない人には少し不向きだ。一夜づけは、固いジクを取り除いて、細かくきざみ少し塩をふりかけ、軽いおもしをすればよい。これに根ッこのタンザク切りを混ぜてもよい。ぬかみそづけは、元ジクを取り除く程度にして、元葉のままつけたらよい。ともにアッサリした漬け物で、なかなかうまい。なお、一時に沢山収穫した場合には、ほして冬づけにするのもよい。保存がきき、また至っておいしい。だが、少々シワく、またかなり塩からいので、口の中であンまり塩からく感じなくなるまで、よくかんで、のみこむようにしてほしい。胃膓をいためるからだ。

    乾燥粉末
     冬づけよりも乾燥粉末にする方が、はるかに賢明だ。サッと熱湯に通して、かげぼしにし、葉ッぱだけしごきおとして、もみつぶせばよい。冬づけより永く保存がきき、その上オレたちの生命力がウンと沢山残る。歯が丈夫でなくても胃膓をいためない。大いにやってもらいたい。ゴマ、イリコノリなどをまぜると、すばらしいフリカケにもなる。

    みそ汁、煮つけに
     シンの柔らかいところや若葉やまぶきなどは、みそ汁のみにするとよい。ミジン切りにして、火からおろす前に入れて、緑色があざやかになる程度に煮るのだ。また卵のあつやきやオムレツのコロモに入れたり、カレーライスや煮つけに加えるのもよい。ともに見た目も美しく、オツな味わいを添える。とにかく、柔らかいところは、ナマで食うか、他の料理に加えて食ってほしい。

    菜ッ葉めし
     柔らかいところは、もうひとつ、ゴハンに入れて菜ッ葉めしにしてほしい。細かくきざんで、煮上がり少し前に入れ、塩も少し加えて軽くかきまわし、きちっとフタをして2、3分間煮てあと十分むせばよい。緑色がよくはえて、青豆御飯などと同様、見た目も美しくおいしくもなる。米の食い過ぎも防げて、けっこうだ。またヤキメシに入れてもよい。むしパンやダンゴに入れてもよい。

    油で調理して
     ところで、多くの連中がオレたちの葉ッぱが「まずくて食えない」と思うのは固いセンイもさることながら、毛ばだち、カラミ、アオ臭さのためらしい。だがこれは、油で調理すれば、ちっともジャマにならなくなるのだ。少々タケていても差し支えない。

       第一がテンプラだ。固いジクは取り除き、適当な大きさに切って、テンプラにあげる。キクやミツバのテンプラに少しもヒケはとらない。また細かくきざんでニンジンやタマネギなどとヨセアゲにしてもよい。

       第二がカラアゲだ。ジクから葉ッぱをしごき取って細かくきざんで、熱い油でカラッとあげるのだ。ホロホロして、とてもうまい。この間、テレビ料理で大いに宣伝しておいた通りだ。

       第三が油いためだ。葉ッぱをしごき取って細かくきざんで、いためたらよい。キャベツやタマネギと混ぜてもよく、ハムかソーセージを少しきざみこんだら、すばらしい。

       第四がイリナだ。葉ッぱを細かくきざんで油でいため、アゲやケズリガツオ、サンショやシソの葉や実を少し加えて、しょうゆでカラリと煮つめるのだ。水気が多くて煮つめにくかったら、最初元葉のまま軽くゆがいたらよい。ゴハンにまぶして食ったら、すばらしくうまい。

     なお、ジクは、とかくノケモノにされているようだが、これも工夫して食ってほしい。柔らかいうちならわざわざ取り除かなくてもよい。少し固くなったのはゆがいて細さくきざんで、あえものにしてほしい。歯ざわりのよいものだ。

    煮たきは軽く薄味で 煮汁は捨てずに
     最後になったが、ぜひ付け加えておきたいことがある。煮たきをする時、できるだけ軽くしてほしいことだ。煮たきをすればするほど、オレたちの生命力、人間どものいう栄養素がこわれていくからだ。緑色が最もあざやかになったところでやめるように、つとめてほしいンだが。
     また、水くさいのは困るが、できるだけ薄味にしてほしい。きつい塩気は胃をいためるだけでなく、オレたちの生命力とくにカルシウムと帳消になるからだ。いまひとつ、油でいためても煮つけても、煮汁は捨てずに食ってほしい。オレたちの生命力がとけこんでいるからだ。で、なるべくゆがかずに調理してほしいンだが、ゆがくなら、軽くむしゆでにしてほしい。なお序ながら、いうまでもなく、よくかんで食ってほしい。(35・12・1)




3. 有機燐剤(ホリドール、パラチオン)による恐るべき被害の報告(2)
前文参照クリック

     梁瀬 義亮 

     私の発見した患者は70名以上に達しました。
     此れが大問題になりホリドールの取締が厳になり又慢性中毒に対する農民の自覚により昭和34年7月を以て五条市附近の野菜によるホリドール中毒問題は一応解決した様であります。
     然し他府県についての情況を聞き又私の家を訪れるホリドールの急性慢性の中毒農民患者の次第に多いことを見、又野菜、果実、穀物についてのホリドール使用量の膨大なことを知るにつけても事は極めて重大且全国的であり、国民の健康に対する重大な危機と存じます。

     農村に於て、引いては消費地たる都市に於てホリドールが(其他の農薬についても厳重な調査を要すと存じます)如何に破壊的な害毒を流しつつあるか私の如き一小開業医の窓口より見ても実に慄然たるものがあります。
     不知不識の中に肝臓胃腸神経系統、内分泌系統、脳造血器等を侵され徐々に癈人に近づきつつあります。

      例1 山○勇○ 30才男
       梨を栽培、年々50本位ホリドールを用ふ。ホリドール恐るるに足らずと殆ど防護装備をせず。34年8月25日最后に散布す。最近急に痩せ衰へ頭が重く、不眠症あり全く気力なしとて来院、診察するに痩せ衰え皮膚は汚穢、光沢なく亜黄疸色を呈す。口唇、舌端歯齦に典型的炎症あり、肝は硬く腫大す(約二横指)貧血著明。一見して心身荒廃を思わせる。

      例2 杉○正○ 29才男
       極めて頑健な人。ホリドール散布を無防護にて行っていた。2年前急性中毒を起す。以来精神病患者様状態がつづき2年位してやっと恢復してきた。

      例3 松○忠○ 39才男
       ホリドール指導員としての資格を持ち熱心に協同防除に参加す。勿論防護装備に充分注意して来た。昭和34年7月5日にホリドール共同使用に参加、それ以来全身倦怠感つよく食慾なく全く労働意慾を失いボンヤリとしている。次第に倦怠感、悪心、心窩部圧迫感、頭重、不眠、其他神経衰弱様症状著明となり死に対する誘惑感あり来院す。

      例4 宮○○○延 25才男
       ホリドール指導員として活躍、防護には相当注意す而も年々中毒症状が現れ本年7月は特につよく療養を必要とするに至る。

     後2例の如く教育をうけ防備に注意しても尚且中毒を逃れません。以上の如き例が実に多いのであります。農民はそして引いては一般国民は実に危険であります。最近肝臓胃腸障害が農村に、又都市に多く又原因不明の不健康な人の多くなりつつあるとのことをよく聞きますがその一つの大きな原因と考えられます。
     今一つ特に恐ろしいことはホリドールの急性慢性中毒の時は脳を侵されて精神が異常になり、生きる望とよろこびが無くなって死の世界から迎えられる様な気になることであります。(私も実体験者の一人でありますし多くの患者がその様に訴へます)近年何の理由もなく、或は些細な理由から自殺する農民が多い様ですがこれには確にホリドールが大きな役割をしていると信じます。
     例えば上述例3の松○君は常に死ぬことを考へ又彼の妻は恵まれた家庭であるのに、生きる希望が無いと云い出し、些細な理由で3人の子供を残してホリドール自殺をしました。元来劇毒薬は医師菌科医師薬剤師以外は扱ふ可きではないのであります。その劇毒薬の王とも云ふべきホリドールを農協や農薬店に保管させ、それを薬物の知識の無い農民に使用させることが如何に間違であるかは誰でも首肯出来ることであります。
     ホリドールの恐ろしさを知っている医師薬剤師ならばとてもホリドールの霧の中に立って散布することを敢えてしないでせう。人間の為の増産であるのに増産の為に農民を犠牲にすることは本末顛倒であります。法律で共同使用以外は禁じられていると云ひ乍ら実際は此の恐るべき毒物は安易に手に入り、個人保存をしています。これでは中毒自殺他殺の恐れ極めて大であります。ホリドール及其他残効性の農薬の製造中止を衷心よりお願い申上げます。又当局も化学肥料、農薬と云う危険な農法を再検討して下されたく存じます。私の地方でも有機肥料を主体にして農薬を用いず良い蔬菜を市場に出し又米作している篤農青年がいます。

次号参照クリック



4.青汁のききめ

    高知市 J.T. 

     父、母、女中2人、私と5人が、毎日2合づつ飲用致しております。大体10日前後で明かに効果を、全員が自覚致しました。とくに手の血色がよく成って来ました。喫煙等の為かと思って居りました頭痛(セデスの毎日常用は2人とも)が、一日一日と、紙を一枚一枚はぐ如くなくなり、現在は皆な頭が軽く、疲れにくく肩こりがなくなりました。ちょっと合オーバーを着て外出して歩いても、また部屋の掃除をしましても(電気掃除器で)、発汗して居りましてが、殆ど発汗しなくなって来ました。
     風邪を、今まで、ひきやすく、夜中床外に出たり、旅行等で、寝具が少々すくなく、変っても、朝多少鼻がつまっても、夕方にはケロリと直り、とにかく恢復しやすくなりました。とくに小便の回数がへりまた大便が非常に軟くなり楽です。
     白米の量がへり、その分だけ野菜、芋、大豆製品の豆腐などが主になりました。私は現在、毎日自宅で勉強しているため、一日、白米飯を普通茶碗(軽く入れる程度です)で5杯で、従来の2分の1以下となりました。睡眠が非常によくなり、翌朝疲労感が全然なくなりました。以来葡萄酒を服用していましたが、現在はやめました。(35、10、10通信)




5.十日間の入院生活

    泉佐野市 O.J. 

     不慮の交通事故の為に、十日間の入院生活をいたしました。右の足を10針ばかり縫ったのです。その日は皆さんが痛むだろうなと、申されますので、どの位痛むかと一寸不安になりつつ夜を待ち、明けて朝は来ましたが少しも痛みませんでした。その後退院するまで何ともありませんでした。これ多年青汁の使用の為ではないかと、よろこんだわけです。
     入院患者さんの中に、骨の悪い為に長びいているのにおどろきました。普通で1ヶ月、6ヶ月以上も入院されている方もあります。骨を強くする平素の食生活を考えるべきだと、しみじみと思いました。病院へお見舞に見える方の、見舞品はこれ又、お菓子、玉子が一番多いのです。患者さんたちは、よろこんでいただくわけです。骨を強くする方法を知ることも、大切だとつくづく思ったわけです。何はともあれ、青汁第一です。




6.声が出だした

    泉大津市 K.K. 

     当家での経験を参考のため御報告いたします。
     母(55才)が、約1年前、急に声がかすれ、医師の中には、悪性の病気の疑いをもつ方もあり、またある医師では、原因不明だという方もあり、一家心配で1ヶ月余りすごしたときふと青汁のことをきき、ワラにもすがる気で飲み出したところ、4、5日たった時、全く突然に声が出はじめ、現在まで、何の異状もありません。それ以来、全く青汁信者になりまして、一家皆のみはじめた次第です。(35・11・6通信)




7.丸三年の痛み

    狭山市 S.N. 

     生野菜や青汁のとうとさを味い、毎日、実行致し始めてより3ヶ月目に入りました結果、実に効果が現われ、今まで丸三年間、ねたり起きたりの病気で、一日も起きて居られず、痛い痛いの体が、痛みもうすくなり、元気は元通りになり、労働の仕事でなければ、出来るようになりました。背中の痛い場所はとり切れませんので、25里先の横浜の指圧病院でしらべた結果、背骨がズレていて元の位置にもどす治療を致していますが、丈夫な者が通っているように、一日4時間も乗物にのっていますが、疲れず、帰宅しても休みもせず働けるようになりました。




8.レ線照射療法の禍害

     レ線照射療法は現在悪性腫瘍の治療には有効な一手段として応用されている。しかし又しばしぼ良性疾患、例えば「にきび」、足裏の「たこ」、湿疹、「わきが」、多毛症などの治療にも、応用されている。しかしこの場合余程慎重にしないと後に思わぬ災禍を患者に与える。この事は既に知られているが、案外多く又よほど長い年月の後にも起ることが最近アメリカで確認されて一般の注意を特に喚起している。

     ボストンのMaasachusetts General Hospitalで治療した患者の病歴やCannon,Randolph,Murreyたち自身が治療した患者の病歴を合わせて165例を調査した結果、約半数の患者は照射部に難治性有痛性潰瘍を発生して悩み、又36名(22%)には癌腫を発生していた。しかもその中の10名の「にきび」を治療した者の9名に皮膚癌が発生していた。なお皮膚癌発生はレ線照射後5年長いのは55年後に起っていることも知られた。それで一層慎重でなければならないとしているのである。(Time,February23,1959)




9.逐次浸透しつつあり

    兵庫県社町 R.M. 

     青汁逐次この地方にも浸透しつつあります。




10.質問箱 配給米の強化

    新見市 K.N. 


     配給米に混合の強化米はあれ位の量で適当でしょうか。


     おかみの指示によってやられている事ですから

      (1)製品に間違いがなく
      (2)配給所での混合量に間違いがなけれぼ、

     よいとせねばならぬでしょう。しかし少くとも、この2つの条件がみたされての話ですから少なからず不安ではあります。なお、も一つ気になることは「強化食でさえあればよいんだ」というあやまった栄養観念をうえつけることです。強化米も、「純白米よりはまし」というだけで、けっしてそれだけで、もとの玄米から失われた栄養分がすべて補われるのではないことをわすれてはならぬと思います。(遠藤)




コラム紹介

    四月の詩
    深山 旅愁
    桜の花の生命は短い。花の姿が美しいだけに、散りだすと惜しまれる。咲いて見事な桜、散りぎわのいさぎ良さ。人の世でも、その盛期は短かくっても、多くの人から惜まれて退場したいものだ。こう悟る人もあるだろうが、慾が頭をのしたがる。未練が心をひきとめる。



    青汁
    永田眞佐美
    一、美味美食なにするものぞ我が命 ケールの汁の青き尊さ
    一、この香り生き生きとあれば青汁の かなしからずやふたとせを飲む
    一、飲むほどに青葉の汁の楽しかり いたつきうすく春陽に浴すも
    一、永久に絶ゆることなきケール葉の 汁ぞわが生のいのちなりけり
    一、言問はむ恵ぞあふる大自然の こよなき力青汁に知る
    一、もろもろの薬はあれど青汁の効め頼もし捨てがたきかな
    一、よくぞマア飲みたるものよふたとせを なほこの上にもとケール葉を見る



    爽口の味は皆爛腸腐骨の薬なり、五分なれば便ち殃なし。(菜根譚)







ご意見・ご要望はこちらへクリック
階層リンク 田辺食品 青汁 健康と青汁 上の階層へ
サービスリンク 更新記録 全体構成 商品紹介 注文方法

Copyright 2004 02 田辺食品株式会社