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2-1. 心房細動発作

    京都市 H.Y. 

     心臓神経症、心房細動、絶対不整脈の発作に悩まされていましたが、青汁のおかげさまで、暑い夏を、時々の発作のみで働きましたし、神経をつかう12月の多忙期も働き得ましたことは、まことにうれしいしだいです。主治医の指示で投薬をうけ、青汁を朝夕併用しております。先生の著書の賜と感謝するほかはありません。


2-2. 発作もなく

    玉野市 Y.M. 

     何回も発作をおこし心配しました心臓病も、青汁のおかげで、最近は発作もなく、気持のよい毎日をおくっておりまして、ほんとうによろこんでおります。
     毎月の「健康と青汁」をおくっていただくのが待ち遠しく、一文一文をよく味しめて読ませていただいております。


2-3. 心筋症

    秋田県 H.K. 

     一昨年夏心筋症を起し、どうきが激しく、11月入院いたしました。その後注射等により少しく快方にむかいましたが、青汁の効用を知り、退院。昨年5月より、いろいろな野菜の青汁をつくり服用しています。お蔭さまにてただ今は、食事の仕度等軽い仕事はできるようになりました。


2-4. 長年の心臓病

    台湾 K.R. 

     家内は長年の心臓病で、あらゆる手段を講じ、いまだに苦しんでいるわけです。
     最初はふつうの強心剤や鎮静剤をもちい、しだいに効果がうすくなるにつれて、やがてはピタカンファー、アンナカ、ボスミン注射等で、重くなるばかり、ついには外国製の高貴薬まで使用し、やはりさして効果はありません。
     身体は1日1日と衰弱するばかり。そこで2年まえから、色々の家庭療法の書物を買い、また色々の雑誌(主婦の友、婦人生活など)から、乾布摩擦と青汁をとりあげ実行しています。
     ところが、乾布摩擦は日々に効果があるようだが、青汁の方はうすいように思う。
     そこで、このたび友人からもらった講座の中でケールがよいということを知り、早速試み約半月たちました。
     結果、家内がいうには、最初のんだ1回目は腹がグウグウ鳴るが、1週間あたりから其れがなくなり、今では身体全体が非常に愉快になり、毎日の家事も一人でやるようになりました。


2-5. 一家をあげて

    福岡市 T.K. 

     下の娘(2、5才)が、先天性心臓奇形(心室中隔欠損)で、1才まで、発育が非常に(80%くらい)おくれていましたが、青汁をやり出してから(一日100−120cc)、めきめき元気になり、現在体重標準以上、非常に血色よく、これが心臓に欠陥があるのかと疑われる程です。
     あと2、3年たって手術を受けさせる予定ですが、その時までに充分体力を蓄積できるものと、ほっと、一安心しています。
     妻(33才)一日180cc.。長女(6才)一日120cc〜150cc。小生(33才)一日360〜300ccと、みなやっていますが、風邪ひきにくくなり、それまで疲れ気味だった体が、いくら仕事をしても(小生電気技師です……設計をやっています)、何ともなくなり、食事もすすみ、どうしても56キロ位で増加しなかった体重が、60キロを突破するなど(身長172cm)、一家をあげて青汁の恩恵に浴しております。


2-6. 健康教室ニュース おぼるるもの藁をつかむ

    大分市 K.E. 

     私の場合健康法というよりむしろ治病と健康法と言えると思います。私は14年前頑固な皮膚病で入院もし湯治等凡ゆる手をつくしましたが、根治困難との事で半ばあきらめ乍らも治療を続けていました。更に31年2月に心筋梗塞症発作で倒れ、再起不能は勿論、生命も絶望視されつつ県病院に入院。爾来退院後も度々の発作で県、国立病院、私立病院等5回も入院して稍小康を保つ様にはなりましたが、尚度々発作は起り愈々終焉の近づく事を意識せぬ訳にはゆかなかったのです。
     更に35年8月には男性の終着病とまで云われる最もいまわしい前立腺肥大症にかかり入院しましたが、これで入院も7回目。此の病気には手術の外、薬療法はないとのことでしたが、手術は心筋梗塞症のため不可能。いよいよ絶体絶命どうにでもなれという厭世的な気持になりました。
     此頃野菜ジュースの話をきき、おぼれもの藁をもつかむ例の様に愛用することを決意して、岡山の遠藤博士の青汁の会よりケール(カンランの原種)の種子の分譲をうけ栽培し、毎日コップ二三杯と人参汁一杯を続けることにしました。これが丁度4、5年前でした。
     これを呑みつづけるうちに心臓病の発作も遠ざかるのみならず、頗る軽くなり、皮膚病も自然痕跡もなく全治。又前立肥大症もいつとはなしに快復し健康時と変りない迄になりました。主治医も心筋梗塞症も非常に調子がよくあなたの病気がこんな状態になることはめずらしい奇蹟とまでいわれました。
     昨年4月下旬より1ヶ月半ばかり旅行しましたが何等の疲労も覚えず、最近はヘリコプターにも乗って見ましたが何等の異常がないので自分乍ら驚いている次第でございます。之も毎日愛飲する野菜ジュースと医薬の賜と感謝し一日として怠った事はありません。最近は家内と娘も毎朝一杯、私が大体三杯5合位つくって呑んでいます。私も今死んでも10年間永生きしたわけですから心残りはありませんが尚適当な運動と心の平静に努め野菜ジュースを愛用して一日でも永生きすることに心がけたいと思っています。
     甚だ手前味噌を並べたようですが、私の治病と健康法を御紹介いたしました。尚機会でもありましたら詳細に体験発表をさせていただく事にします。

     気はながく、心はまるく、腹たてず、口つつしめば、命ながけれ


2-7. 私も妻も

    山形県 E.S. 

     私は妻とともに、すでに愛用5年に及び、昭和14年冬、満洲において全身凍傷に起因した慢性的心臓障害も、約2年間にわたる徹底した入院加療と青汁とにより、昨年10月完全に治癒し、65才の老躰に鞭うって、各方面に活躍しています。
     妻も、4年前、高血圧のため入院しましたが、そのときから青汁を継続したため、現在では血圧も殆んど普通となり、元気に働いています。
     この私どもの体験を多くの方々に話し、ご利益にあずからしていただくよう、宣伝と勧誘につとめています。


2-8. このまま押せる

    東京 K.T. 

     愚妻持病の心不全(肥大)悪化、ゼンソク、リウマチ、神経痛も同様、異常の厳冬に、青汁材料の欠乏と相俟って、去る2月以来、前途不安の病状をつづけて居りましたが、3月下旬以来、COの急成育により、全力青汁、緑葉食、食欲消滅時は青汁絶食も試みつづけましたところ、気候の順化も伴って、一日一日、所謂紙一枚づつの元気快復をみせ、本日は久々で、単独ヌルマ湯に、烏の行水を試みましたが、特に疲労もなく、おかげ様で、「このまま押せる」との明るい希望が持てる気がいたします。
     主任医の投薬も、ここ3週間は、毎週1回受診に行っては、一週間分の薬をもらって来るようになり、小生としては、診療ぶりによって、医師と病人を診察いたして居ります。
     万事は、長年、先生ご高導の賜、あらためてご厚恩を感謝いたします。


2-9. 恩恵うけて八年

    石川県 K.K. 

     私ども一家は、ケールの恩恵をうけて、もう八年になります。
     おかげで、弱い家内も、時々おこした心臓発作もなく、人一倍カゼに弱かった者が、ろくろくカゼも引かず、その他、歯槽膿漏、高血圧などの病いからもまもられ、本当に幸せです。
     いままでに、随分多くの方々にもPRしてまいりました。
     愛用している方は少ないようですが、バセドウ氏病の癒られた方、胆石症で苦悶していた中年女性の方で、5日位飲んで痛みが止まった例など、どんなに緑葉生野菜が大切なものであるかを、しらしめられております。

    (牧師)


2-10. すっかり健康に

    益田市 S.Y. 

     永年の心臓病で、その発作に困っていました。
     先生のご著書を拝読しましたり、「健康と青汁」紙上で、いろいろお導きいただいていましたが、何といっても、ケールをつくる事も、青汁にする事も、自分では出来ませんでしたので、すべて人手によって飲用していたような状態でした。
     でも、青汁を飲むと、何となく気分がよくて、健康になれるように思われて、頼む人には迷惑とは思いつつも、飲まねば気がすまないようでした。
     青汁のおかげと、私のその心の念のためでしょうか、昨年の5月頃からは、すっかり健康になり、畠も自分で耕してケールを作り、毎朝食には青汁をいただいています。
     今では、朝早くから夕方おそくまで、殆んど休む暇もなく、何とか、仕事を見つけては、働かせていただいています。
     今一つ、私の心にしみて忘れられない事は、ずっと以前いただきました先生の療養訓です。
     すべてに感謝、心明るくおおらかに、くよくよしない等々のお言葉は、常に心に刻ませていただいています。
     そのおかげと、「健康と青汁」紙上のお導きのおかげによるものと存じ、感謝いたしております。
     畠も多くはありませんが、なるべくケールを沢山作って、年中、青汁を飲みたいと思っています。
     ケールの種子は、近所のお方にもおわかちしています。
     だんだんケールの青汁のよさが、おわかりになる方もおいでになります。


2-11. 宿痾の心筋梗塞

    大分市 K.E. 

     青汁飲用8ヵ年。宿痾の心筋梗塞も念頭になく、元気に毎年旅行など楽しんでいます。
     ますます愛飲して、老後をたのしく過したいと存じます。


2-12. 夜も眠れぬ発作

    島根県 Y.S. 

     心臓病で永い年月苦しみましたが、ケールの青汁を飲み続けましたお蔭で、今は、とても健康になりまして、到底のぞめないと思っていました旅行も出来ますし、畠仕事も出来て、楽しい毎日を送らせていただいています。
     夜も眠れぬ心臓病発作のあった時のことを思い出し、今の健康を本当に有難く思っています。


2-13. 新春だより

    ホノルル K.I. 

     先生、おかげさまで、私の友人の間にも、ボツボツ青汁実行者が、少しづつふえております。
     何んといっても、青汁をのむことが、健康のために大切なことが、年とるにしたがって、より明かになってまいります。
     私は満82才になりますが、毎朝テニスを続けております。
     私の日々の主なる食物は生の果実類。果物を食べない食事の時には生の野菜類(ものによっては煮ることは勿論です)。蛋白は穀物(主に麦)からとったクルテン、および堅果類、大豆や大豆製品。穀類は、アワ、玄米。その他、ジャガ芋、サツマ芋。特にクレンジング・フードとして生の果物は多量に食します。
     ハワイには色々珍らしいフルーツがあり、好都合であります。
     ロサンゼルスに住む私の友人の経験を申しあげます。

    青汁でよくなった心臓
     私は、ハワイに嫁入っている娘を訪問するつもりでしたが、心臓肥大のため、旅行は無理だから見合わせなさい、といわれ、薬をもらいました。が、その薬をのむと、どうしたものか、とても気分が悪くなりました。
     3日目に、そのことをお医者さんにしらせたところ、別の薬を下さいました。が、この薬も、前のよりもよくなかったので、こんどは、すぐ、そのことを申し上げました所、それではこの薬をと、3回目の薬を下さいました。が、この薬も、私にはよい結果は得られず、苦しくなるばかりでした。
     お医者さまは、ご親切に、この薬、あの薬と、手をつくして下さいましたが、今はお薬にたよる気にもなれず、途方にくれ、夜の目もねむれずいました時に、思い浮んだことは、何年か前にロサンゼルスの青汁会に出席した時、買い求めたシューサーのことでした。
     真夜中であったけれども起きて、ガラージの中の物置の中に置いたきりで、使っていなかったジューサーをとり出して、その翌日から青汁をのみ始めました。
     ところが、身体の調子がメキメキよくなりまして、1ヶ月半ばかりした時に、お医者さまに診察していただきましたが、心臓肥大もなくなり、とてもよくなっていましたので、お医者さんもビックリされました。
     これなればハワイに行かれても大丈夫だとタイコバンをおして下さいましたので、姉と二人で、ハワイの娘のところに参り1ヶ月余り滞在している間も、青汁を欠がさず、毎日のんでいました。
     また、ロサンゼルスに帰ってからも、毎日つづけて飲んでおります。
     青汁を飲み始めてからは今日にいたるまで、心臓は一度も悪くなったことがありません。

     右は、私が50年来の知人で親しい間柄で、本年75才の方です。


2-14. 青汁食養記を

     友成 左近 

     おかげさまで、大病後16年以上生きつづけ、
     まる60すぎまでも、まがりなりに会社つとめができました。
     このほど退職して、とにかく余生にはいったので、
     この機会に「私の青汁食養記」といったものを
     ものにしてみたいと考えています。
     さてどんなものができますか、
     ずい分と月日もかかるものと思いますが。


2-15. 心筋梗塞に

    奈良市 S.N. 

     昭和37年、心筋梗塞にてたおれ、その後「青汁の効用」の本、ならびに、ケールの種をおわけいただき、服用して、調子がよかったのですが、つい、調子のよさに、青汁を遠ざかり、かつ、仕事にも過重がかかり、再度たおれました。
     なお今回は、肝臓も腎臓も併発いたし、よわっております。前のことを思い出し、本箱より「青汁の効用」の本をとり出しあらためて、今後、ずっと服用いたすべく考えております。


2-16. 冠動脉疾患

     医学博士 遠藤 仁郎 

     心臓をやしなっている血管(冠状動脉)の硬化による心臓疾患(虚血性心疾、冠不全、心筋梗塞など)がどんどんふえている。
     しかも、しだいに、低(若〜中)年令層にも増しつつある。
     おびただしい研究費がつぎこまれながら、まだ、原因も予防法も適確なものはつかめていない。
     血液コレステロールか中性脂肪の増加、あるいは、その両者の増加しているものに、その危険が大きいといわれているが、それらによって、必ずしも冠状動脉の硬化が早期に発生するとも限らないし、それを下げることで、発病が防げたり、へらすことができるともいえない。
     が、ともかく、色々の方法で、それらをへらすことが試みられている。
     まず、総熱量をへらすこと。つまり減食する。
     そして、理想体重(身長センチー100〜110キロ)を保もつこと。
     食餌中のコレステロールをへらすこと、そのため、飽和脂肪(陸棲動物脂肪・バターなど)をへらし、不飽和脂肪(液状の植物性脂肪)を多くすること。
     もっとも、不飽和脂肪も多すぎると癌がふえるともいわれている。
     糖質、ことに砂糖や精製穀食(白米飯、白パンなど)がすぎると、血液中性脂肪がふえるから、これも制限すること。
     禁煙すること。
     そして、つとめて、運動すること。
     などなど。私どもは、そのうえ、なるべく菜食。
     それも、なるべく緑葉食にすることが大切と考える。
     それは、野菜・果物にはペクチン、また十字科野菜やネギ類にはメシインというコレステロール低下作用のあるものがあるし、キノコやコンニャク、海藻などにも同様の効がいわれており、また、繊維をとることだけでもコレステロールがへるといわれていること。
     また、良質緑葉を十分にそえて、食全体のバランスをよくすることで、代謝を完全にすれば、かなり減食することができるし、同時に動脉硬化の真因(おそらく、広い意味での不完全代謝によって発生するものであろう)の産生も防げるかも知れぬ、と考えられるからだ。
     こうした意味で、徹底した緑葉食・青汁、イモ・マメ・ナッパ・青汁食、せめて十分の量の青汁(少なくとも1日3合以上)だけでも飲むのが適当であろう、と思う。


2-17. コーヒーと心筋梗塞

     ボストン大学では、アメリカ、カナダ、イスラエル、ニュージーランドの、計8病院の入院患者について、コーヒー、紅茶、タバコと急性心筋梗塞との関係について調査した。(心筋梗塞276名、年令、性、その他の条件のうまくあった一般患者1,104名)。
     その結果、心筋梗塞にかかる危険率は、コーヒーを飲まない群にくらべ、1日1〜5杯群は、1.34倍。6杯以上は2.13倍。紅茶では、罹る率が少ないような結果が出たが、統計的に有意の差がない。
     タバコ(シガレット)では、喫煙が増すとともに罹患の危険率はたかまるが、これにコーヒーが加わると、さらにその値は大きくなる傾向がある。などのことがわかった。

    (日本医師会雑誌48、4、1日号 海外短信から)

     ところでカフェイン量は、
      コーヒー  ふつうのコーヒー1杯のカフェイン量は100〜150ミリグラム。インスタントコーヒーで80〜90ミリグラム。カフェインレス・コーヒーで15〜25ミリグラム。
      紅 茶 1杯には100ミリグラム。
      緑 茶 1杯には70ミリグラム。

     だから、カフェインのためでもなかろうし、砂糖は同じに入れるので、そのためともいえない。
     もっとも、コーヒーは血液コレステロールをたかめるが、茶にはそうした作用がないから、コーヒーに何か原因があるのかも知れない。
     いずれにしても、1〜2杯のコーヒーはともかく、5杯以上も、しかもうんと砂糖を入れ、タバコものむというのは問題のようだ。


2-18. 心筋梗塞なおる

    群馬県 Y.O. 

     主人は野菜ぎらいの為、青汁を服用し始めたのですが、心筋梗塞も治りましたし、私も、あらゆる病気をもっておりましたけれど、さいきんは顔色も大変によくなり、病気をしなくなりましたので、青汁のおかげとよろこんでおります。
     親切な農家の方につくっていただいております。


2-19. 心筋梗塞好調

    岡山県 T.K. 

     本年6月より、成羽町の田辺様のご指導で、青汁をのみ、2ヶ月になります。
     とりあえずは、キャベツの青葉でつくりましたが、さいきんケールが成育しましたので、今ではこれを原料としています。
     心筋梗塞で、2月、4月、6月と、3回発作がおきましたが、一命はとりとめて、目下、自宅で静養中ですが、脉の欠滞がなくなり、75キロの体重が70キロとなり、便秘も快便となりました。
     顔の色は若い人のように艶々しています。青汁のおかげと、感謝の生活をしています。


2-20. 心臓の故障があれば

    1. なるべく安静。
      直接心臓にこたえたり、疲れの残るほどの運動はさける。
      但し、あまり安静にすぎ、ベッタリ臥ているのがよいとばかりはいえない。
      心臓の力に応ずる程度のかるい運動はむしろ大切。
    2. 完全(安全)食の少食。
      緑葉食・青汁、イモ・マメ・ナッパ、青汁食。
      せめて青汁だけでも十分のむ。
      但し、少量づつ、何回かに分け、総量は尿量の範囲にとどめる。
    3. 酒、菓子ひかえめ。
      タバコやめる。
    4. 便通、毎日快通(腹がはると心臓にこたえる)。
    5. よくねむり、心の安静、いらぬ心配やとりこし苦労はしないこと。


2-21. 「心筋こうそく」を防ぐには・・・

    高井大阪市大名誉教授に聞く

     あっというまに一家の支柱を奪ってしまう心筋梗塞(こうそく)。食生活の変化とともにその犠牲者がふえている。若年層にも広がっている。
     いまのところ死亡率では3位だが、やがてアメリカのように1位になるのではないかともいわれる。この病気は動脈硬化が原因だけに治療はむずかしい。予防が最大の決め手である。
     そこで、会員を募って組織的に予防を進めようという運動が大阪市大名誉教授高井俊夫さんの提唱でスタートした。とくにむずかしい理論や実践ではない。これまでもよくいわれてきたことをまとめたうえで、みんなでいっしょにやっていこう、と呼びかけている。
    高井さんに、この運動の背景やねらいを解説してもらった。

    食生活に注意が肝心
     心筋梗塞によって死ぬ人が、この20年の間に4倍にも増え、しかも若い年齢層に移りつつある。
     この勢いでは、わが国死亡の第1位を占める脳卒中、第2位を占める悪性腫瘍(しゅよう)を通り越して、目下、第3位の心筋梗塞が、アメリカと同じように第1位にのしあがって、死因の王座を占めるのも近い。
     これがほとんどの医師の考えである。脳卒中も心筋梗塞も、ともに脳や心臓(冠状動脈)の動脈硬化によって起こるのであるが、働きざかりの一家の支柱を一瞬にして失うのが、この二つの病気に共通した特徴であり、医学のこんなに進んだ今日も、なぜ、このような家庭の悲劇にストップをかけることができないのかが医学の大きな課題でもある。

    初恋のころに
     問題は、あるアメリカの研究者が言ったように、動脈硬化は、もう初恋のころから起こるということである。昨年のアメリカの専門学会でも、ほんとうに動脈硬化を主因とする心筋梗塞や脳卒中を防ぐには、動脈硬化を予防する正しい食生活を子どものころから指導せねばという意見が強くだされたといわれる。
     つまり、動脈硬化という器質的な変化が起こってしまってからでは、いかに老人病学の専門の医師が治療に苦労しても、薬物治療の効果にも限度がある。
     したがって、このような国民病としての心筋梗塞や脳卒中の場合も、治療よりも予防に主力をおいた医学的な運動が展開されねば、根本的な解決は困難だということである。
     それでは、初恋のころから起こる動脈硬化は、どうすれば予防できるかである。約20年前、ニューヨークで起こったACC運動とその効果に私たちは注目する。

    米で市民運動
     ACC運動は、ANTICORONARY CLUBの略で、心臓の冠状動脈を守る運動である。
     千2百人の市民が、新聞やラジオの呼びかけで参加し、10年間にわたって、医師、栄養士の指導のもとに、守りやすい食生活十ヵ条を実行した。
     その結果、この人たちの中からは見事に心筋梗塞の死亡を減らすことができたのである。
     このような研究は、市民の協力で10年以上にわたる忍耐づよいデータの積み重ねが大切で、苦労は多いが、一番に信頼性のあるデータである。
     これにつづいてロサンゼルスで退役軍人寮の人々を中心に、またヘルシンキでも精神病院の長期入院患者について、それぞれ研究がなされ、どの研究でも、40歳から60歳ぐらいの、かなり高い年齢からはじめても、また、たとえそのなかに過去に発作を起こした人があっても、大ざっぱにみて三分の一程度に死亡の低下をきたすことのできることを実証した。

    野菜を十分に
     このようなACC運動は、食生活で
      1. 動物性脂肪を少なくし
      2. 代わりに植物性脂肪を多くすること
      3. 他に野菜を十分に
      4. また砂糖のとり方を少なくしよう、
     というような内容である。

    (42・5・26 朝日)


2-22. この六つは守ろう

     冠状動脈を守るための6ヵ条は高井さんのほか、慶応大の五島雄一郎教授、久留米大の木村登教授ら5人の専門医の協力でつくられた。
     その具体的な内容は次の通り。

      1. 味つけは薄味に、食塩をとりすぎないように。味つけだけでなく加工食品にも気をつける。即席ラーメン、つくだ煮、くん製などは食塩量が多い。
      2. 油は植物油で。コレステロールの少ない食品を。コレステロールの多い食品は、卵黄、タラコ、ウニ、レバー、エビなど。
      3. 主食をひかえめに。副食物は野菜と魚、肉をとりまぜて。肉や魚、とうふ、大豆などのタンパク質とほぼ同じくらいの野菜をとることが大切。
      4. 砂糖をとりすぎないように。チョコレート、和洋菓子、アイスクリーム、ハチミツ、市販ジュースなどはひかえめに。果物も果糖が多いので、あまりたくさんとりすぎないように。
      5. ふとりすぎないように気をつけましょう。食べすぎないようにゆっくりおかずから先に食事をする。やせるためには、市販の「やせる本」などで勝手にやらないで専門家の指導を受けるのがいい。
      6. 精神生活をさわやかに、ゆったりと。また適当な運動を。ストレスは血圧を上げ、たいへんよくない。たばこの吸いすぎも心筋梗塞を起こしやすい。

     この6ヵ条をさらに要約していえば、何を食べてもいいが量をとりすぎないこと、とくに塩分をひかえめにし、動物性脂肪をやめて植物油に切りかえること。


2-23. 弁膜症よくなる

    兵庫県 T.T. 

     青汁の粉末とジュースを飲みだして、はや3年たちました。
     おかげさまで、持病の心臓弁膜症の発作が全然おこらず、結婚して7年、はじめて妊娠、来年3月には子宝にめぐまれることになりました。
     ほんとうに有難うございました。また、種子をお願いいたします。


2-24. 心筋梗塞と肉と砂糖

     心筋梗塞と関係のふかいのは肉(脂肪にとんだ)食と砂糖とだが、西欧で心筋梗塞が多くなったのは1925年ごろ(19世紀の後半には殆んどないか、ごく少なかった)。
     肉の消費がさかんになったのは世紀のうつりかわりごろからで、砂糖はもっと早く、前世紀の後半からだったというから、やはり、肥肉との影響の方が大きいようだ。


2-25. 虚血性心疾と砂糖

     砂糖のとり方が多いと虚血性心疾(狭心症・心筋梗塞など冠状動脉の硬化による)がふえるといわれる。
     しかし、西欧でこの病気が多くなったのは1925年ごろ(50年前)からだが、砂糖の消費が多くなったのは19世紀の後半からだから、その関係は、そうハッキリしたものではない、という説もある。
     もっとも、さいきんの砂糖のとり方が急増したためかも知れない。




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