<1989年5月15日発行 第393号>
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目次
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1. ノイローゼと自然食
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医学博士 遠藤 仁郎
数年来ノイローゼに悩んでいる37才の大工さん。
ノイローゼ(神経症)というと何のことやらわからない。
昔流なら神経衰弱。からだが弱くていろいろな病気が出るように、神経が弱いと、刺戟(ストレス)にたいして強く反応し、いろいろな症状が出るもの。
神経が弱いのは、からだのばあいと同じく、生れつきもあるが、食べもののまちがいからくる血のにごりによるものも少なくない。
この若い大工さん、タバコは吸わず、酒も少々というところだが、大の肉食家で甘党。
年令からかんがえて、戦後の食糧難時代。せめて子供だけでもおいしいものを食べさせようとしていた頃、生れそだった。
ひ弱で神経質だったので、いよいよ滋養になるものをと肉や魚や卵などおいしく炊いて食べさせてもらった。
その習慣が今までつづいていたのだろう。そして、からだの弱いのも神経がきついのも、この食べ方のまちがい、不自然食のためだ、もっと自然の正しい食になおさなければ、とおしえられ、すすめられて、一年あまり玄米・菜食をつづけている。
しかし、どうも思わしくない。
たまたま、さいきん、青汁の本をよんで、矢も楯もたまらず、わざわざ九州から相談にやってきた、というしだいだった。
「不健康のもとは、いかにも、不自然食による血のにごりのためだ。だから、自然食にあらためればよくなる筈。
だのに、はかばかしくないというのは何故だろうか。
かんがえてみよう。
玄米・菜食
まず、玄米。
白米にくらべればたしかに自然だ。
しかし、今の米は昔の米と同じではない。
作り方、ことに肥料がちがう。
昔は、堆肥・厩肥を主体とした完全肥料の自然農法だったが、今は不自然な化学肥料ばかり、そのうえ農薬にも汚染されている。
したがって、質が劣っているだけか、安全性にも問題がある、という不自然食品になっている。
次に菜食
昔の菜食はナッパが主だったし、その質もよかった。
が、今はいろいろな野菜・果物食であり、また、米と同じく、質的に劣っているだけでなく、農薬の危険もさけられない。
つまり、今の玄米・菜食は、白米飯・肉・魚・卵にかたむいた不自然食にくらべれば、たしかにすぐれているだろうが、本当の意味の自然食とはいいがたいものになっている。
したがって、血のにごりをとりのぞいて、きれいな血にする力が十分でない。
こうしたところに、その効果のあがらない理由があるのではなかろうか。
「先生のいわれるイモ・マメ・ナッパ・青汁食など青汁中心の食は?」
「結局、自然食なんです。本当の自然食はナッパ食だ、というんです。
というのは、原始時代の人間の主食は葉っぱだったにそういない。それが、大脳の発達とともにかわってきた。
まず、何でも食べ、うまいもの、食べよいものを食べるようになった。
火をつかいだし、調理術が進んでくると、いよいようまいものでなければ食べなくなり、ますます自然食から遠ざかってきた。
一方、食べもの自体、もとは自然のものだけだったが、穀・菜の栽培、動物の飼育が始まり、加工・貯蔵の技術もひらけた。
そして、増産のためには危険な薬や放射線などがつかわれだして、今日の不自然きわまる状態になってしまった。
この食の不自然化とともに病人が多くなり、厄介な難病奇病さえあらわれるにいたった。
そのもとは不自然食ゆえの血のにごりだ。だから、これをなおし血をきれいにすることが、健康をとりもどし、病気の治りをよくする根本だ。
そこで、食べものを正しくし、できるだけ自然に近づけなければならない。さて、不自然になった食べもののまちがいには、
(1) | バランスのみだれ | (カロリー、蛋白質にかたより、ミネラル・ビタミンが不足している)と、 |
(2) | 有害有毒化 | |
の二つがある。
(1)、 | バランスをなおす(完全食)には、食べすぎているカロリー(ことに白米飯・糖分)、蛋白(ことに脂こい肉類)をへらして、不足しているミネラル・ビタミンを補うことだが、それには良質ナッパを十分に摂ればよい。 |
(2)、 | 有害有毒食品をへらす(安全食)には、食べものはすべて、できるだけ安全な自然食品にすることだが、現状、本当に安全なものは、自給する以外まず不可能にちかく、いかに細心の注意を払っても完全に安全な食は、とても、とれない。
しかし、ありがたいことに、良質ナッパには、ある程度、これらの毒を消す力があるようだから、これさえ十分に摂れば、バランスだけでなく、安全度もよくする(もちろん程度問題だが)ことができ、血のにごりがへり、あるいはとり除かれることも期待される。
したがってその量しだいでは、よほど自然食に近づけることができるわけだ。
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そして、からだ中のはたらきはよくなれば、抵抗力・治癒力がもりあがって、健康になり、病気せず、治癒効果もたかまる筈だし、長い間の多くの経験がそれを実証してくれている。」
「で、どれくらい飲めばいいんですか?」
「ふつうでナッパ4〜500g、青汁にしてコップ2杯程度。病気があればそれ以上。治りにくいものでは1〜1.5キロ青汁5〜6杯以上。あんたのばあい、7〜800gから1キロ、青汁で3〜4杯というところだろう。
このように、私のいう食養生は良質ナッパをうんと摂って、人間本来の自然食に近づこう、もどそうというもの。
もちろん、そのナッパは、絶対安全、無化肥、無農薬の自然農法によるものでなければならない。
あんたも、せめていちばん肝腎の緑野菜ことにケールだけでも自給し、イモ・マメ・ナッパ食の原則にしたがって、しっかり食べ、飲む。
そうすれば健康状態はかならずよくなり、それとともに神経もおちつき、やがて、ノイローゼ傾向もおさまってくるだろう。
ともかく熱心にやってみることだ。
(63・9)
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2. グルメ禍
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医学博士 遠藤 仁郎
昭和19年生れの女性から、「こういう病気もちなんですが」と、差出された診断書を見ておどろいた。
糖尿病、動脉硬化、変形性膝関節炎、頚椎変形性骨症、骨粗鬆症、等々。
いずれも、ふつう60〜70になって出るものばかり。
「からだが弱かったものですから、いつも、おいしく炊いた肉や魚や卵といったものばかり食べ、野菜はあまり食べませんでした。甘いものもよく食べました」
と申されていたが、そのとおりの贅美食による早老現象にそういない。
しかも、関節や骨の変化が多く、骨粗鬆症さえあらわれていること。
まさに、栄養のバランスのみだれ、カロリー、蛋白質(酸性食)の過剰、ミネラル・ビタミンことにカルシウムの不足によるもの。
そして、グルメ生活にウツツをぬかしている、わが国の将来の姿をしめしているものではないだろうか、という気がした。
さいきん、先輩国アメリカで、“21世紀の女性には骨粗鬆症時代が来るだろう”と警告されている事実を思いあわせ、その感はとくに深い。
(63・5)
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3. 腎炎のある膠原病
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医学博士 遠藤 仁郎
「膠原病の娘さんですが肝臓も腎臓もよくないんだそうです。青汁はどうでしょうか?」
「膠原病にも肝臓・腎臓にもよろしい。大いにのむべきです。ただし、腎炎があるとちょっと問題になるかも知れません。腎炎でも、ごく末期以外少しも差支ない、と私は思っていますが、一般にはナッパ・青汁はひどく恐れられ嫌われているんです。
それは、ナッパ・青汁にはカリウムが多いので、腎炎でその排泄が十分でないばあい、血の中にたまり(高カリウム血症)、急に心臓をいためる恐れがあるから。というのです。
しかし、そういう状態は末期の尿毒症だけで、どの腎炎でもというわけではありません。
しかも、青汁にするような良質ナッパには、カリウムの中毒を防ぐ成分(カルシウムその他)もありますから、むやみに心臓がやられることはありません。
現に、透析中の体調障害さえ青汁でよくなるという事実もあるほどなんです。
けれども、何分にも学会の大御所の先生がたが一斉にカリウム恐怖症にかかっていられるので、無力な私ごとき田舎医者のいい分など、とても通用いたしません。
そこで、要は主治医の先生の料見しだい、ということになります。
さいわいにその諒解がえられれば、安心して大いに飲む、もし不幸にしてとめられるならやむをえません。
コッソリとでも飲む。ご存じでしょうが、膠原病はいまの医学では治りにくい、いや治せない難病です。
好んでつかわれるステロイド剤(プレドニン)にしても、症状をおさえてくれることはたしかですが、あれだけで完治するきめてにはなりかねています。
一流の病院や大学で何年ものながい間もて余していたのが、青汁の大量で2〜3ヶ月で好転、数ヶ月で完治しているんですから(本紙377号参照)、迷うことなく、おそれられている高カリウム血症に注意しながら、ともかく熱心にやってみるべきだ、と思います。
(63・9)
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4. 怒り
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さる女、胸の気ありて冥々とやめり。
或る医者曰く、この女恋慕の病なり、他犯の人なりと。
この女俄に怒り、我、ゆめゆめ左様の心なし。
此医師、我にあらぬ難をいひつくるとて、黒雲のおころごとく怒って、
胸の気、一時に散じて、病を復す。
この医師、薬を与へずして病を治す。
一言にて胸の鬱をうばひとれるはかりごとなり。
(澤庵禅師 結縄集)
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5. お菓子にアルコールがいっぱい!!
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子供たちが好物のケーキやフルーツゼリー、チョコレート。
これらの菓子類の中にアルコールがかなり含まれている商品のあることが、東京都消費者センターの分析で明らかになりました。
保存料や風味づけとして使用されているのですが、知らずに子供に食べさせたところ、酔ってしまったというケースも。
同センターでは、アルコールについての表示に十分気をつけるよう呼びかけています。
東京都消費者センターが菓子類のアルコール度テストを始めたきっかけは、一昨年8月に寄せられた消費者からの訴え。
生後6ヵ月の乳児にフルーツゼリー1個を食べさせたところ、顔や体が急に真っ赤になり、ぐったり酔った状態になったというのです。
このフルーツゼリーには、アルコールの表示はなく、検査した結果、0.7%のアルコール(洋酒)が検出されました。
ビールに換算すると130ミリリットル(コップ半分以上)の量を飲んだことになります。
下戸の大人が飲んでも酔う量がこのゼリー1個に含まれていたというわけです。
このため、同センターでは、昨年1月から1年がかりで食品中に含まれているアルコール量のテストを実施、菓子類など115種類の食品について分析しました。
菓子類の調査の対象はケーキやカステラ、パイなど39種類。
このうちアルコール分が全くなかったのは、2種類。アルコール使用を表示しているものは10種類だけでした。
最も多かったのは、チョコレートケーキやウイスキーボンボンなど。
調査を行った同センター多摩東支所の試験相当主査、樹林真さんは「問題が一番大きいのは菓子類。特に高級イメージの半生菓子タイプのケーキにアルコール濃度が高い」と指摘しています。
アルコールは殺菌効果があるため消毒用の医薬品や食品の保存にも利用されていますが、菓子類については主に保存料や風味づけとして使われています。
アルコール分1%以上を含む飲料は酒類となり、酒税の課税対象になりますが、菓子類ではキャンデーが日本農林規格(JAS)で原材料名表示を義務づけられているだけ。
量の多少にかかわらず酒税法で規制されないうえ、表示をしなくてもよいのが現状です。
樹林さんは「子供たちが日常食べるお菓子にアルコールの規制がないのはおかしい」と話しています。
これに対し、菓子メーカーは「相当量のアルコールが含まれないと酔わないはずだし、子供が酔うほどは加えていない」(K社)
「分かりません」(H社)
と反応はさまざま。
医学的な観点から、アルコールが子供に及ぼす影響について日赤医療センターの庵政志・第一消化器部長は
「子供は、体内でアルコールを分解する酵素が未熟なため、微量のアルコールでも特に飲めない体質ならば急性アルコール中毒を引き起こす可能性があり、危険だ」
として、体内への作用については次の3点をあげてます。
「20歳ぐらいまでは脳の発達の上り坂にあるが、アルコールは脳神経細胞の破壊を促進させる作用があり、記憶力や知能力、判断力を低下させる要因となる。
また、アルコールは思春期に発育が盛んな生殖器に直接影響を与え、性ホルモンの合成に障害をきたす。早く飲めば、それだけ早くアルコール依存症を起こしやすい」
((元・2・1 産経新聞)
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6. 40代前半に総入歯 そして糖尿病、孫は喘息
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倉敷市 K.M.
永年の食生活は、自分の好きな甘い味付けにし、それに菓子が好き、果物が好物。
以上のような生活でしたので、40才前半には自分の歯は1本もなく総入歯。
家系には一人も出てない糖尿病が十数年前にわかりました。
朝目がさめると、かゆくもいたくもないけれど片方の手だけが腫れていたり、年間に何回となく、もともと円い顔が真まるい顔になっており、足には何時も腫れがあり、足や顔の腫れの為数個所の病院を尋ねましたが病名はわからないままでした。
このような状態の時に、遠藤先生の青汁のことを聞かせてもらいました。
幸いに土地がありましたので、早速菜っ葉作りに精を出し、青汁を飲むようになりました。
青汁をのむようになって数年。糖尿病の方も平常は血糖は80台におさまり、手、足、顔の腫れも全くなく、毎日を快適に過させてもらっています。
近所に住む3才の孫が喘息になり、夜中に親子ともにねむれない状態がありましたが、朝夕私が青汁を持参して飲ましだしましたところ、此頃では喘息が出ないようになり、菜っ葉のジュースと云って青汁を待ってくれています。
先生ありがとうございました。
何時迄もお元気でご指導お願いいたします。
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7. 脊髄炎(原因不明)に著効
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大阪市 T.S.
36才男子。1年まえ(昭和62年)6月23日ごろからカゼ気味で発熱。近医の治療をうけていましたが、解熱せず。
7月3日、左上下肢がマヒし歩行ができなくなり、右半身には知覚の異常(シビレ)があらわれましたので、同4日、市民病院へ入院しました。
検査の結果、原因不明の脊髄炎で、治療法もない。おそらく絶望。よくても一生車椅子の生活になるだろう、といわれ、悲嘆にくれていました。
そのとき、関目の浜口先生(ケール養生医学社)から青汁をおしえていただきました。
そして、ピロサン(緑)を1週に2箱(50袋)を目安にのみつづけましたところ、めきめき快方にむかい、3ヶ月の10月初めには、左半身のマヒは完全に回復、退院の運びになり、右半身のシビレはまだありますが、正常の日常生活にもどれ、何の不自由もなく過させていただいています。
これからもケールをつづけ、体質を改善し、完全治癒をめざし、また、出来ると確信しております。
(63・11)
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8. 糖尿病と肺気種
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徳島市 H.T.
ケールの種子を頂き早や4年になります。
今般、集団検診で糖尿があると云われ、血糖検査の結果142出ました。
昨年12月下旬風を引き37〜8度発熱しました。今年に入り大体よくなりましたが、微熱が2ヶ月余り続き下りませんので検査しました所、肺気腫だから入院する様云われました。
入院すれば薬品づけになり、副作用がこわいので、出来ますればケールの大量服用で糖尿、肺気腫を好転できればと思いますがどんなものでしょうか。
ケールは無農薬有機栽培でよく出来ています。
((平成元・2)
○ 糖尿にも肺気腫にも青汁。しっかり飲めばよくなります。
今までも飲まれていたのでしょうが、カゼをひくようでは、きっと分量が少なかったのでしょう。
毎日、ケール1キロ以上、青汁にして4〜5合以上。多いほど結構です。
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9. やっとたどりついた健康食
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日向市 Y.U.
一口に8年というけれど実に長い道のりでした。
脳内出血の後遺症で手術後の半身マヒと不安症。
特に不安症には泣かされました。
いつ二度目の発作が来るか、いつ倒れるかと、散歩もままならぬ程のありさまに、たまりかねて占いに走り、お寺に詣り、神がかりを受けても、その場所だけ。
再び襲う不安に明け暮れた8年。
ただ一つ救いだったのは、おなかがすっきりすれば気分良く、不安症も嘘の様ということだった。
青汁は苦しみ抜いた私を不安の底から救い上げてくれる、あれこれと求め続けた結果の天よりの授かりものではないかと思う。
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10. アレルギー性鼻炎
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堺市 K.T.
私は昨年5月頃より、アレルギー性鼻炎に悩み、いろいろ治療を試みましたが一向によくならなかったところ、知人にすすめられまして、乾燥青汁(粉末)ピロサンを飲み出しますと、急に楽になりました。いまさらのごとく青汁の力に驚いています。
(平1・2)
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11. 季節にできた物を食べよう
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広島県 N.N.
金をかけた美食やグルメを追うのが今はやりだが、尼崎の料理研究家、中川みよ子さんは「粗食でなく素食を」ということをモットーにしておられるということが8月31日付の産経抄に書かれていました。
私なりの考えなのですが「素食」とは自然に逆らわず、その季節季節にできた物を食べるということではないでしょうか。
無理に白く漂白した野菜、違う季節に顔を出したハウス育ちの野菜や果物。食べるのにめんどうだからと作られた種のないブドウ。
必要以上に鮮やかな色のジュース。こんな物が多過ぎます。また、島々のミカンの木々が、ピンポン球ぐらいの大きさに結実したところ、店頭では早くもみかんが並んでいた。ハウス物です。
11月の収穫時と比べて10倍以上の値です。トマトやキュウリなどは、品質改良、ハウス使用で年中出まわっているので、子供も、大人も、季節感という大事な物を失いつつある。
夏の太陽をいっぱいに浴びたトマトやウリ類は体によい。これは自然界がくれた大きなプレゼントでしょう。
どこまでできるか分かりませんが、私も「素食」をモットーにして、季節の物をふんだんにとり入れた食卓を、毎日家族と囲みたいと思っています。
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12. 健康にも新ビル活用
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倉紡社長 H.
○・・・倉敷紡績は百周年を記念して新本社ビルを建てたが、藤田温社長は「健康づくりにも利用しています」と新ビルの活用ぶりを披露する。
新本社ビルは14階建て高さは約50メートル。最上階に社長室を設けているが藤田さんは1日に1回はエレベーターを使わず「徒歩で上るように心がけている」とか。
トップの条件は、健康であること。最近、体力の衰えを感ずるようになったという藤田さん。「さらに企業を飛躍させるにはトップが健康でなければ・・・」と、息をはずませて長い階段に取り組んでいる。
(63・2・28 サンケイ)
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13. ガン手術後4年半
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14. 質問箱 アトピーのこども
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問
アトピーのこども。青汁をのませていますがなかなかよくなりません。
答
しつこい病気です。
骨は折れますが熱心にのませ、イモ・マメ・ナッパ食にし、肉食ことに加工品、菓子・ジュース類、味つけの砂糖も、できるだけへらすこと。
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コラム紹介
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自然界の動物は本能的に正しい自然食を知っているが、
人間はこの本能を失い
ただおいしいものを食べよいものでさえあれば
何でも食べている
禹錫曰く、
凡そ水を飲んで疾を癒するには
新汲の清泉を用ふ
| 本草綱目 |
呼吸する限り希望あり
| 伊俚 |
希望は救ふ失望は過失の最なるもの
| 仏俚 |
希望は貧者のパン
| 英俚 |
人間最大の幸福は希望なり
| レオポルド・シェフアー |
困窮者に服せしむべき薬は
ただ希望あるのみ
| 沙翁 以尺報尺 |
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