健康と青汁タイトル小
特発性血小板減少性紫斑病・血小板減少症:掲載紙面選択



1. 何故のまないのか

    東京都 S.T. 

     青汁を知ったおかげさまで、さいきんはお医者さまにもいかず、元気で働いています。
     何故みんなこれを飲まないのか不思議な気がしております。
     私の妹は、自分では胃癌ではないと思っているくらい、悪かったのですが、今は、普通人よりも元気な働きをしております。
     血小板減少といわれた私の知人も、病院をいくつかかえながら養生しておりましたが、やがて脾臓をとるしかない、といわれ、その準備にかかっておりましたが、とるのはいつでもとれるし、ともかく青汁をのんでごらんなさいと、これを飲ませましたところ、血小板はぐんぐん増えはじめ、これも、普通人にもどりつつあります。
     薬を併用しているわけでございますが、やはり、青汁の効用だと思っております。


2. 血小板減少症

    奈良県 Y.M. 

     39才の息子ですが、昨年(55年)8月、突然、血小板が極度に少なくなり、入院。一時、危いといわれましたが、11月には退院。
     今年(56年)1月、ふたたび悪化し、入院しました。
     その後も血小板に波があり、一般の人と同じようになったり、また減ったりしていました。
     先生の「青汁は効く」を読んでから、毎日、青汁を病院にもっていっておりますが、病院の先生がおどろかれるほど血色がよくなり、血小板もふえて、ふつうになり、輸血のためいためていた肝炎もだいぶなおりました。

    (56・3)


3. 血小板が少ない

     医学博士 遠藤 仁郎 


    「血小板減少症で入院しています。
     青汁は、初め1本(5勺)、ついで2本にしましたが大変調子がよろしい。
     もっとふやしたいと思いますが、どれくらいがよいのですか?」

    「多いほど結構です。」

    「先生の本に、健康体でも400〜500gのナッパが必要、と書いてありますネエ。」

    「そうです。日本人の平均的の食事(厚生省発表の)を、私のかんがえている理想的バランスにするためにはそれくらい(青汁にして約2合)。
     どこか調子のよくないときはそれ以上。
     厄介な病気では少なくとも1キロ(青汁にして4合。市販の青汁では8本)以上。あなたのばあい、6〜7本から10本というところでしょう。」

    「何がきくんでしょう?」

    「特別な薬効成分があるわけではありませんから、やはり栄養の問題と思います。」

    「説明していただけませんか。」

    「血小板はもっとも小さい血球で、赤血球や白血球と同じように、骨髄でできます。面白いことに、骨髄の中で一番大きい巨核球という巨人細胞から、小人の血小板がくびれて生れるんだそうです。
     寿命は2週間くらい。
     血管から血が出るのを止め、血を凝めるのが主な役目です。
     で、血小板が減ると出血しやすくなり、皮下に出血したり(紫斑)、胃腸から出血することもあります。
     血小板の減るのは、骨髄のはたらきの衰えのためで、原因には、いろいろの血液病や、抗生剤その他薬品類の副作用、あるいは放射線などがありますが、全然原因のわからないものもあります。
     何か原因らしいものの心当りは?」

    「なにもありません。」

    「原因不明といったものですかナア。
     しかし、それにしても原因が無いわけはありません。
     ただ、はっきりしたものがわからないというわけです。
     そういう病気のばあい、私は、いつも、あまりにも不自然不合理になっている日常生活そのものことに、食べもののまちがいが原因か、あるいは少なくとも病気の下地になっている、とかんがえます。

     食べもののまちがいには、栄養分のバランスのみだれと、有害食品が少なくないこと、の二つがあります。
     いま一般の食事は、カロリー、蛋白質にかたより、それに釣り合わねばならないミネラル・ビタミンがひどく不足している、という不完全食になっており、そのためだけでも血の性質に異常(血のにごり)がおこっています。
     そこへ、さらに、インスタントものなど、便利ではあるが、いろいろ危険なもの、農薬その他生産用薬や添加物に汚染されたものばかりで、血のにごりはいっそうつよめられます。
     そのため、からだ中のはたらきが狂い、ながい間には、どこか抵抗力のよわいところがやられます。
     あなたのばあい、それが血小板に関するところであり、それがいためられたのではないでしょうか。

     もしそうだとすると、なにより大切なことは、ともかく、まず、にごっている血をきれいにすべきであり、そのためには、この食のまちがいの中心であるミネラル・ビタミンの補給をはかること、ということになります。
     ところでその最適、最有力なのはナッパであり、これを十分にとり、血をきれいにすれば、からだ中のすべてのはたらきがよくなり、病気もしだいによくなる筈なんです。青汁をのんで調子がよいというのは、そのあらわれといってよいでしょう。事実また血小板はたしかにふえてきます。そこで、大いにのもうというわけですが、それには少なくとも4〜5合、もとのナッパ1キロ以上は必要だということは前述のとおりです。

     また、農薬その他の生産用薬や食品添加物の中には、直接骨髄をおかすものがないとはいえませんから、食べものは、すべて、できるだけ安全なものにすべきです。とはいえ、現在、本当に安全なものばかりにすることは、自給しないかぎり、まず不可能です。
     しかし、ナッパ・青汁には、ある程度毒消し効果が期待できるようですから、この意味でも大いに活用すべきです。
     なお、ナッパ・青汁の効果を上げるために、他の食べものもなるべくミネラル・ビタミンにとんだものにすること。
     たとえば、白米飯よりは玄米や雑穀(玄米粉食)、さらにはイモ類を。肉や魚の切り身よりは小魚、大豆ものを多くし、それに良質ナッパを主とする野・山菜・海藻などを十分そえる(イモ・マメ・ナッパ・青汁食)。
     時には、もっと徹底した青汁絶食――ほかのものは何も食べず1日中青汁ばかり飲む――もやってみるべきだ、と思います。
     少なくとも、悪いことは絶対ありませんから、ひとつ大いにやってみられてはどうですか。」

    「ありがとうございました。」

    (60・12)


4. 原因不明の病気

     医学博士 遠藤 仁郎 

     長距離トラックの運転手をやっていたという26才の青年が、ケールの種子がほしいとやって来た。聞くと、血小板減少症で入院していた。原因はわからぬということだったが、青汁をのんでよかったので家でもつづけたい。幸い田舎のこと畑はいくらでもあるので、とのこと。

     「それはよい思いつきだ。そういうわけのわからない病気の原因は、日常生活のあやまり、ことに食べもののあやまりにある、と私はかんがえている。仕事がら外食が多いだろう。忙しいから丼物やメン類ことにラーメンなどが多かろうし、体力の消耗を防ぐためには肉食がちになり、噛むのが面倒な野菜類は敬遠する。酒は飲めないから(非番の時には大いにやることだろうが)、ジュース・コーラといったものになり、夜通しの運転にはコーヒーも欠かせまい(それも砂糖をたっぷり入れて)。という塩梅で、便利でうまい、肉食・糖食にかたむいた出来あい料理になってしまっているだろう。」
     「その通りです。」
     「つまり、もっとも現代的な、カロリー・蛋白質は多いが、それらがうまく代謝されるために必要なミネラル・ビタミンは不足し、しかも加工・保存食品が多いといった、極端な偏食。そのため、血はすっかりにごり(酸性にかたむき、有害なものの出来やすい)、添加物の害も加って、からだ中のあらゆる細胞・組織・臓器をいため、ながい間には、抵抗力の弱いところがやられるわけで、いつ、どこに、どんな病気がおこるかも知れないことになっており、君のばあい、それが血小板をつくる細胞だった。青汁がよかったのは、青汁でそういう食事にもっとも不足しているミネラル・ビタミンを補うことが出来、血のにごりがへり、とれたからだろう。」
     「僕もそう思います。先輩の運転手たちも30代40代でたおれるものが少なくありません。田舎そだちですから、かねて、これではいかんと思っていましたが、青汁をのんで、よけいと強く感じています。健康にはかえられませんから、今までの会社はやめ、百姓をやりながら、近まわりの仕事をやろうと決心しました。」
     「それに気がついたことはなによりだ。この体験は君のながい人生にどれだけプラスになるか知れない。“禍を転じて福となす”とはこのことだ。ケールその他青ナッパをうんと作り大いに飲むことだ。それからもう一つ、つけ加えておきたいことは、やがて結婚するだろうが、ぜひこの点(ナッパ・青汁の大切なこと)をよく理解している女性をえらびなさい。一生の幸せだよ。」(61・10)
     付記 この君は本紙364号(昨年12月)の”血小板が少ない“の本人でした。


5. 特発性血小板減少性紫斑病を克服して

     堺市 Y.Y.(38才) 

    1. )昭和58年7月の中頃から体の調子が悪く、病院へ行き血液検査をして、その結果すぐに入院するように言われ、その日に入院という事態になりました。
       病名は、特発性血小板減少性紫斑病。
       何万人に一人の病気で原因もわからず治療の方法すらもないという。
       血液には、赤血球と白血球と血小板がありその血小板が減少する病気で、普通の健康な人で約20万〜30万近くあるそうです。
       私の血小板は1万2千しかなく絶体安静で、怪我でもすると出血が止まらずに死ぬとのことです。
       薬はステロイドホルモン剤を4錠飲むのですが、4錠では効かず8錠〜16錠と増えていきました。
       薬の副作用があるので、これ以上飲み続けると非常に危険であると言うことで、9月13日に脾臓摘出手術をしました。
       手術が成功して、血小板も13万〜14万に増えましたが、ステロイド薬の副作用で筋肉が弱くなっていて、手術の傷がひっつかずヘルニアになりました。

    2. )59年6月14日に再びヘルニアの手術を受けましたが、また傷口が化膿して同じことになりました。
       ある日友人に電話をして病気のことを話すと、ケールといういい野菜があると教えてくれました。
       すぐに入手してもらい青汁にして飲みました。
       最初は2Kgの青汁を一週間で飲み、徐々に増やし1日2合〜3合の青汁を飲み、生野菜食療法を続け1年半になります。

    3. )62年2月16日に三たびヘルニアの手術をしました。
       同じ所を3回も切るので皮膚を引っ張って縫合するためすごく痛いはずなのに、痛みも少なく、タンもあまり出ず、ケールのお陰で体質が改善され化膿することなく傷口も順調に治りつつあります。
       血小板も20万に増え先生もこんなにすっきり治ったのは珍しいと言われました。
       これも遠藤先生、甲田先生、ケール健人の会の皆さんそして家族のお陰と感謝しています。
    (ケール健人会報)


6. ケールとの出逢い

    豊中市 K.S. 

     昭和62年4月末頃だったと思います。退院後の療養に、椿温泉に浸って居りました折、山田八智代さんが、特発性血小板減少性紫斑病をケールの青汁で克服した経緯を話されて居りました。温泉の片隅で、じっと聞耳をたてていた私は、何んの躊躇もなく、これに賭けようと心に決めて、初対面の彼女の紹介で62年5月初旬より青汁を載き始めました。

    私の病気の経緯
     昭和60年7月手足に、打ち身の後の紫斑が無数に表れ、勿論打った覚えもないまゝに不思議に思って病院に参りました。特発性血小板減少性紫斑病と云う聞いた事もない病名で即入院となりました。早速ステロイド10錠から始り、見る見る内に、ムーンフェイス「まんまる顔」になり、更に副作用の諸病に悩まされ乍らも、一応血小板は安定線までに上りました。
     個人差はあっても血小板は10万から30万位との事、副作用を伴うステロイドを服用するより、脾臓摘出手術を受けたのですが、術後一時は30万に上りましたが、一ヶ月も経ぬ内に下り始め、4千までに落ちてしまい、副作用の糖尿病の為に傷口は治りにくゝ、更に消化器系の出血に依る貧血で、血尿、血圧は60と下り、何時脳内出血が起こるやもと、宣告されたのは61年4月も半ばの事でした。
     血小板4千迄に下り、家族は電話のベルがなる度にどきりとさせられたとの事でした。その危機も一応潜りぬけ、61年7月、傷も癒えていない状態でしたが、ステロイド他数種類の薬を服用しながら、体調もよくないままに通院に切り替えました。61年暮頃より、手術の傷口より膵液(スイエキ)の混じった膿が出て、糖尿病も血糖280余りで、又も62年1月入院となり、62年4月に退院して椿温泉に直行、前記山田八智代さんとの出逢いとなりました。
     通院中の事でもあり主治医にケールの話をしましたら、変な物をのまない様と反対されましたが、信念を持って5月の初旬より一生懸命に、えずき乍らも1日4合から5合飲み続けました。3ヵ月経った頃から、血小板が序々に5万、10万、15万と上り、血糖も90となり10月には恐しいステロイド剤とも縁を切り、現在血小板は21万余を7ヶ月保って居ります。私は思わず万才を唱えました。私のこの体験を未だ入院中の友達にも話しました。急性骨髄性白血病の人も副作用の糖尿病で苦しんで居りましたが、血糖が130に下った事。又、本体の白血病の方もケールを続ける事により、前途に光明が見えて来たと報告され、お互に喜びあったのです。この事を教えて上げられなかった十指に余る「黄泉の世界に行った」若い命にもっと早くケールと巡り逢っていたらよかったのにネ…とつぶやきつゝケールを洗っている現在でございます。(ケール健人会報より)




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