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皮膚病:掲載紙面選択
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1. 重症の皮膚病
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高梁市 Y.G.
私は昨年7月倉敷中央病院へ入院中始めて青汁を飲みました。
始めは飲みにくいので、砂糖を少量入れて飲んでいました処、先生や食養部の方から、酸性になる砂糖等入れたら青汁の効果は「ゼロ」になると注意され、みかん等がよいと云われたので、8月の終り頃は夏みかんも少ないので、家内は市中の果物店を探し廻り、毎日1ヶづつ絞って入れて飲むと飲める様になりました。
2週間くらいするとのどが渇く時等、冷凉な青汁を待つ様になりました。
又入院中は遠藤先生の御指示で、乳菜食や特調食(魚、肉類を食べない)を頂き、退院する迄青汁と特調食を続けました。
一時は体重も35キロまでヤセ衰えて、生命さえ危ぶまれていた者が1ヶ月後退院する時は46キロ(元通りの体重)になり、約二貫九百余り肥え先生方も驚かれた位元気で退院出来ました。
このことは、青汁が病後の体力恢復に非常によいことを身を以って知らされました。
尚最近では、皮膚科でビタミンCを毎日注射していました処、注射の後が化膿して(丁度その時高熱のため)内科の先生にかかっていたので切開を願いましたが、注射の後の化膿は出物等と異りむつかしいから専門の外科でやって貰えとのことで、とうとう外科へ入院(数日間高熱が続いたため)しました。
最初外科の先生もこれは1ヶ月はどうでも、かかると云っておられましたが、切開後2、3日にしてこれは案外早く癒るらしい「体力に癒る力が、あるんだな」と云っておられました。1ヶ月の予定の処を実に10日間で完全治癒に至りました。
このときも、青汁の有がたさを深く感じました。以来友人知己によくこの話をしてすすめています。私の青汁のやり方は此頃では、カンランを密植に作り、これを主体に、ニンジンの葉や赤い所を少々と、水コップ1杯、これにリンゴ半ヶ、みかん1ヶをミキサーでつくっています。
毎日のことなので果物を使うと私どもには少し高くつきますが、リンゴは6年前3本植えたのが今では1本に50ヶ位取れますので、もう2、3年もすれば、1本の木で1年分の青汁用リンゴが自給できると楽しみにしています。生の果汁の内では最も、おいしいものと思っています。
当地方でみかんの出来ないのが残念ですが。近頃胃の悪い方が大変多い様ですが、私も20数年前から胃が弱く、とても困って煙草もやめる程でしたが、青汁を飲み始めてからは胃の調子は大変よくなりました。
又家内や子供達も始めはいやがりましたが、此頃では前記の果汁を入れると好んで飲む様になりました。
老母も始めは、青汁のコップは別にしてくれ、どうも青臭くていけないと非常に毛嫌いしてとても飲みそうにもなかったのが、子がよろこんで飲む時等少しづつ飲み、今では毎冬定って出る「ゼンソク」も今年は一度も出ず、風邪がつきかけても、毎年2、3日寝て大汗を出さねば治らなかったものが、今冬は青汁のお蔭で寝込まずに押通しています。
以上誠に乱文ですが私の体験を申述べさせて頂きました。尚みかんの皮も始めは一緒にミキサーにかけていましたが、味がチョット、エグイ様なのと、各種薬剤の散布又はツヤを出すための塗料等が気になるので今では皮を入れるをやめています。
しかし皮には沢山なビタミン等養分がある様に考えられますがどうでしょうか。前記の心配のないものなら入れた方がよいでしょうか。
註 源内さんが入院されていたのは、39度にも及ぶ高熱を伴った重症の全身性皮膚病で衰弱も甚しかったのですが、毎日のまれた3合から4合の青汁がかなり効いたようでした。ミカンの皮は大変よいものです。よく洗って入れるとよいでしょう。
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2. 病名不明の皮膚病
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三次市 S.K.
一昨11月10日を以て80日の青汁1年生となりました。
7月に送って頂きましたケールも只今ではスクスクと成長いたしまして、30株から採れる青葉にて、毎日朝夕にコップ2杯を呑んでいます。
日常の食物を合理的につくりかねますので、自然々々に片よった膳組みとなり勝ちでありまして、非常に非栄養的であったことを知ることができ、最近精出して呑むことを努めております。
8月に青汁を始めました頃は、手持ちの野菜もなく市販の野菜には回虫卵や消毒薬等の怖れから、山畑にて桑の葉等をしぼりて呑みました。
木の葉から採った汁は野菜から採った汁に比べて色が褐色を呈しており味も違っておりますが、それ故に有害ということはありませんでしょうか。
(答 有毒植物でさえなければ大丈夫です)
80日間1日コップ2杯づつ連用して、この後も青菜の事情の許す限り継続してみたいと思っておることには理由もあるわけでありあます。
と申しますことは、2年位前から、お尻の所に50円玉程度の痒ゆい病名不明の皮膚病がありましたが、いつの間にか消えてなくなりました。
(34・11・13通信より)
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3. 角化増殖性皮膚炎治る
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広島県 A.Y.
私ども青汁グループの中の一人に、手指三本の皮膚が角化増殖しまして(5年位前から)、レントゲン、ラヂウムをかけましても治らない人がおりまして、ものはためしと、青汁を毎日1合づつ飲み始めましたところ、だんだんと角化の部分がはげて来まして、新しい皮膚ができ始め、一ヶ月足らずで、指三本とも治ってしまいましたので、人々はあれよ、あれよと驚きました次第です。指がきたないのが、大変気になります年頃の看護婦さんですので大変喜んでいます。
(36・7・28)
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4. 慢性皮フ病
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茨城県 H.H.
青汁をのんで目に見えて、きき目があらわれたのは私の慢性皮フ病です。
30才ごろより(現在54才)11月になると出て来て、4月になると消えるカイカイで、人にはうつりませんが、自分で毎年苦労しました手首よりヒジのところまでと脚のスネでした。
東大でのみ薬やつけ薬をもらいましたがききませんでした。
それが今年はもう12月にもなっているのに出て来ませんので、効能があったのだとよろこんでいます。
それと同時に、からだ全体なんとなく調和がとれて来たように思います。
耳なりもうすくなり、頭がさっぱりすれば何でもありません。
私は若いころより甘い物が好きで、お菓子がなによりの好物でしたのに、今は一寸もほしくありません。
朝夕2合の青汁に蜂蜜を入れてのむせいもありましょうが。
また若いころは腹一杯になれば何でもよいものだと栄養などはちっとも考えずにいました。
それでも体重は19貫もあり、見た目には丈夫そうですが、頭がもやもやとさっぱりしませんでしたが、この頃は気分もよくなり、血色もよくなり園芸などたのしめるようになりました。
ビタミン不足と色々の病気がいちどにあらわれたものだと思いますので、つづけて朝夕2合のんでいます。
このごろは補聴器もかけずともやや間にあうようになりました。
不眠症になやみましたが、静かな生活では夜もぐっすり4、5時間はねむれるようになりました。
(36・12・18)
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4. 慢性皮フ病
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茨城県 H.H.
青汁をのんで目に見えて、きき目があらわれたのは私の慢性皮フ病です。
30才ごろより(現在54才)11月になると出て来て、4月になると消えるカイカイで、人にはうつりませんが、自分で毎年苦労しました手首よりヒジのところまでと脚のスネでした。
東大でのみ薬やつけ薬をもらいましたがききませんでした。
それが今年はもう12月にもなっているのに出て来ませんので、効能があったのだとよろこんでいます。
それと同時に、からだ全体なんとなく調和がとれて来たように思います。
耳なりもうすくなり、頭がさっぱりすれば何でもありません。
私は若いころより甘い物が好きで、お菓子がなによりの好物でしたのに、今は一寸もほしくありません。
朝夕2合の青汁に蜂蜜を入れてのむせいもありましょうが。
また若いころは腹一杯になれば何でもよいものだと栄養などはちっとも考えずにいました。
それでも体重は19貫もあり、見た目には丈夫そうですが、頭がもやもやとさっぱりしませんでしたが、この頃は気分もよくなり、血色もよくなり園芸などたのしめるようになりました。
ビタミン不足と色々の病気がいちどにあらわれたものだと思いますので、つづけて朝夕2合のんでいます。
このごろは補聴器もかけずともやや間にあうようになりました。
不眠症になやみましたが、静かな生活では夜もぐっすり4、5時間はねむれるようになりました。
(36・12・18)
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5. 長年のヒフ病
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熱海市 M.O.
子供が長年ヒフ病にて苦しみましたのを「青汁の効用」を拝読以来6ヶ月ばかり、一生懸命、青汁を飲ませましたところ、どうしてもよくならなかったのに、8月の暑い盛りからメキメキなおり出し、もう一息という程になり、幼稚園にも行けなかったのが、9月から元気に通い始めました。
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6. 難渋した皮膚病が
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高崎市 S.I.
何が原因かわからないままに、私は36年の初夏より足に湿しんができ、皮膚科の門をたたく運命になりました。
先生に水虫と云われ、医師の治療によるほか、売薬にて治療に専念しましたが、効果がなく、夏は全く靴がはけず、サンダルにて通勤したものでした。
秋風とともに、漸く快方に向い、ほっと安どの胸をなでおろしていたところ、春になると、又むずかゆさを覚え、右足は包帯の世話になり、歩行も困難な状態となりました。
昭和37年の夏、高崎在職4年と云うことで転勤が予想されましたが、靴のはけない歩行困難な身体、全く困りはてたものでした。
幸いにも辞令が来なかったので、思いきって国立病院へ入院、治療に専念しました。
経験のないものには、水虫程度で入院とはと笑われましたが、歩行困難な状態では、勤めていても精神的にも、肉体的にも苦しかったので、徹底的治療を決意したためです。
精密検査の結果、水虫に非ず、ピート性湿しんと診断され、半月ほどの入院で快方に向いましたが、靴がはけるようになったのは、やはり晩秋の頃でした。
こんなことが2年続き不治の病かと心を痛めたものでした。
或る医者は油類、辛子はいけないとか、アルコール類は一切禁止とか、種々制限をされ、風呂上りのビールも飲めない状態でした。
そんな或る日、平山先生に青汁をすすめられました。
先生が云われるのには、一時的に薬を塗り、注射をしても、これは応急手当であって、根本的に治すのには、先ず体質を変えなければならない。
欺されたと思って青汁(ケール)を飲んでみたらどうか。
牧場の牛馬が青草のみで堂々と百貫以上の体重を支えている。
これは、牧草に、動物に必要な充分な成分が含まれているからだ。
と先生に種々説得されました。
はじめは半信半疑、そのうちに、又春がやって来ると、同時にむずかゆさを覚えるようになった。
私は先生の門をたたき、青汁の原料(ケール)の照会を受け飲用しはじめました。
ケールの葉をジューサー等でしぼり、その汁を飲むわけですが、決して美味いものではありません。
はじめは、飲むたびに苦しかったことを想い出し、これを飲むことによって、あの苦しみは解消出来るんだと思いながら飲んだものでした。
全く不思議にも、効果は早速あらわれ、夏の風呂上りのビールも飲めるようになりました。
飲みはじめて丁度1年6ヶ月になりましたが、現在では湿しんもよくなり、血圧迄も正常になり、快適な毎日を過ごしております。
遠藤博士の著書を例に効用を若干述べてみましょう。
胃病(胃潰瘍、胃カタル)、便秘、下痢、肝臓病、高血圧、皮膚病等、特に効果があるようです。
以上私の体験記を述べてみましたが、利用される方は直接口に入るものだけに、充分理解されることが必要と思いますので、主な参考書を紹介してみましょう。
- 緑葉食青汁の実際
- 緑葉食青汁の話
- 青汁の効用
- 青汁読本
以上遠藤博士著
何の職業でも体(健康)が資本。修繕費をなるべく安く、持続効用されるよう、一層のご自愛をお願いします。
つたない体験記ですがご批判願えれば幸甚です。
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7. 血圧・皮膚病に
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仙台市 T.S.
先年、先生からケールの種子をわけていただきました。「青汁の効用」を読んでから、ずっとケールの青汁、油いためなどの料理に、大変おいしくいただいております。そして血圧、皮膚病等の病気もなおり、毎日愉快な日をおくっております。
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8. 永らくの皮膚病
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9. 青汁歴5年
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10. 25年もの皮膚病
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高知県 K.M.
私は10才の時、突然、皮膚病にかかり、皮膚科という皮膚科はほとんどといっていいほどたずね歩きました。はっきりとした病名もつかぬまま、夏は汗がしみ火傷のように痛く、冬はといえば傷の口が赤切れのようになり、血がにじみ、体全体が、およそ人間とはいいにくいようでした。
あれが利くのではないかこれが利くのではないかと人々に聞くたび、どんなものでも飲んでみたり、つけてみたり、あるときは祈祷もして頂きました。ほとほと身も心も疲れ果てて、25年余にもなりましたが、今年の春、石川さんに「青汁を飲んではどうか」と声をかけて頂きました。でも、どうせ利く筈はないと思い、その気にもなれなかったのですが、「是非飲みなさい!」といわれて、半信半疑で飲み始めました。
25年余もなおらなかったのです、すぐ利く道理がないと思っていたのですが、飲み始めて2ヶ月目頃から、少しずつ、少しずつ消えだしたのです。ついでのように、貧血で倒れることもなくなり、時々痛かった頭痛もなくなりました。青汁を飲み始めて6ヶ月目になりましたが、体は全体に良くなり、まだ足に少し残っているくらいです。今は、「是が非でも」と勧めて下さった石川さんが救いの神様です。
松本さんに青汁をすすめた石川さんによると本年2月頃の皮膚の状態は、足首、手先、首、及び顔面は正常な状態で、この外の部分は(被服に覆われたところ)大小の地図模様が、赤くケロイドのような状態で、夜床に就くと、体全身にチクチクと針を刺すような痛があったそうです。
飲用(一日2合)后2ヶ月ぐらいして、皮膚をみせていただきましたところが、ケロイドのようなところはほとんど消えて、足に少し残っているだけの状態で痛もなくなり、本人は勿論のこと、子供さんも大変喜んでいます。
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11. シュサ(あかばな)
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「昨年より鼻とその周囲が炎症をおこして赤くなり、カサブタができ、落ちてはまたできる、ということを繰りかえしています。
皮膚科では脂漏性発疹と酒?(シュサ)とかで、なかなかすぐにはなおりませんよ、といわれました。
つけ薬や、炎症どめ、抗ヒスタミン剤、ビタミン剤などつづけましたが、全然無効。
いまでは眉の中の皮膚までポロポロし、額が赤くなり皮がはげて来ています。
10年ほどまえ、2〜3回腎臓をわずらい、慢性腎炎といわれていましたが、養生したせいか7〜8年まえからは蛋白も全然なくなっていました。
その後、自信過剰から(肥えようと思って)肉や炭水化物その他をジャンジャン食べ、実際ふとりました。
しかし、痔を悪くし、便秘がちになり、時々、浣腸したり下剤をのんだりしています。
そのうえ皮膚科の薬をずっとのんでいたためでしょう、目のあたりがハレぼったいので、診てもらいましたら、蛋白が少し出ていました。
いまは、皮膚の炎症にきくという漢方薬と仙人茶といってドクダミ、トウモロコシその他入りの茶をのんでいますがハカバカしくありません。
青汁が役に立つのではないでしょうか」
と、ケールの種子をもとめる手紙がきた。
酒?は酒好きの赤鼻のことで、鼻のさきや頬のあたりが赤くなり、毛細血管がひろがり、皮脂の分泌がさかんになるもの。
原因には、酒や強い香辛料がすぎたり、便秘や鼻の病気などがいわれており、バイ菌がはいって化膿したり、進行すると皮膚が分厚くコブのようにもなる。
いろいろ治療法はあるが、やはり治りにくいもののようです。
青汁がきくかどうか、まだ経験はありませんが、飲酒や便秘が原因にあげられていることから、食べもののまちがいによる血のにごりとの関連をしめしているように感じられます。
肥えるためにジャンジャン食べられた肉や、炭水化物、飯や糖分、酒などが過ぎ、野菜とくに良質ナッパが不足していたでしょう。
そのため血のにごりをまねき、ながい間に、炎症をおこしやすいからだ(炎症体質)になっていたのでしょう。
したがって、そのままでは、現代医学の薬でも漢方薬でも、簡単には効果をあげえないのでしょう。
ひとつ、血をきれいにすることを目標に食生活の、全面的たてなおしをやってみて下さい。
その中心になるものは、まず、良質ナッパをうんと食べることです。
その効果を助けるために、主食の白米飯・白パンはやめて、玄米・黒パン・雑穀・豆にするか、むしろイモ類を主とし、控え目にすること。
蛋白食は肉・魚・卵などよりは大豆ものを主にすること。
そして、良質ナッパを主とする野菜・山菜・海藻・果物などを十分にそえ、青汁は毎日3〜4合(もとのナッパ750〜1キロ)以上のむこと。
また、つとめて運動し、減食とともに体重を標準以下にへらすこと(ふとっているようでは絶対ダメ)。
もちろん、食品はすべて安全なものにすること。
有害な生産用薬剤や、危険な添加物に汚染されているもの、そのおそれのある保存・加工食品はつとめてさけること。
調理は簡単に、調味はうすく。
タバコ・酒・強烈な香辛刺戟物はもちろん、糖分(菓子・ジュース類、味つけの砂糖)をへらすこと。
原因の一つの便秘には、糖分のすぎることがもっとも大きい影響をもっています(繊維の乏しいこと、運動の不足ももちろんですが)早いことには行かないでしょうが、こうしてねばっていれば、やがて、しだいに好転してくるにちがいない、と私は思います。
ケールを年中切らさないようにしっかりつくり、心ゆくばかり食べ、のんでみて下さい。
(56・2)
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12. 日光皮膚炎
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医学博士 遠藤 仁郎
50才の県南の港町の主婦。6〜7年前から、陽にあたると顔や手がかぶれる。いぜんにはそういうことは全然なかった。皮膚科にかかり、ぬり薬をつけるとすぐになおる。しかし、やめるとまたもと通りになってしまう。おそろしい副作用のある薬と聞いて、なるべくつかわないようにしている。何とかならないものか、との相談。両手は甲からさきにカサブタができ、顔では、唇が乾きひび割れ、口角から頬にかけて赤味がかり、乾燥しカサカサになっている。肌の色がさえず、つやがない。食事はふつう。よくねむれ、疲れやすいといったこともないが、便通は結しがち。
日光皮膚炎だそうだが、6〜7年もまえからというのだから、おそらくその頃からからだの調子がかわり、かぶれやすくなった、そういう体質になったためにそういない。
「そういう変化には、日常生活ことに食べものの影響が大きいものだが、なにか心あたりはないだろうか」
「こどもが弱かったので青汁をのませ、私ものんでいた。それでこどもは大変丈夫になり、私も調子がよかったのと、青汁をのんでいるからといった安心感からか、いつの頃からかはっきり覚えてないが、甘いものをよく食べるようになっている。」
「そこに原因がありそうだ。海辺のことだから、おかずには魚が多く野菜は少ないだろう。また、便利な出来あいの食べものが多いから、どうしてもそうしたものにかたよっているだろう。そこへ甘いものが好きとなると、食べもの全体として大変かたより、出来あい食品や便秘のせいもあって血がにごってしまう。
それが、かぶれやすいからだになっている原因と思われるから、ただつけ薬だけでは一時おさえにはなっても根治することはちょっと望めない。何としても、食のまちがいをなおし、血をきれいにして、かぶれないようなからだに、体質をかえることが肝腎だ。
それには、まず、甘いものや、便利な出来あいの食べものをやめること。主食には、ご飯をへらしてイモを、蛋白食品には、切り身の魚をへらして大豆ものを多くし、ナッパを主とする野菜・海藻をうんと添え、調理は簡単にし、味つけはうすくする。
そして、青汁は少なくとも3〜4合(もとのナッパ7〜800から1キロ)のむ。
5合でも6合でも、多いほどよろしい。こうして、20年以上ものながい間悩んでいた皮膚病でさえ治っている。だが、何分にも、うまいもの、便利なものをやめて、まずいもの、しかも手のかかるものにしようというのだから、それをやりぬくには、それだけの覚悟と努力が必要で、薬をつけたりのんだりするように簡単にはいかない。
けれども、ほかにこれという方法もないのだから、ともかく根気よく熱心にこれに徹底してみてほしい。なお、青汁のしぼりかすをそのまま、あるいは少し油を加えて肌につけたり、しぼりかすやすりつぶしたナッパを入れた風呂にはいる(ナッパ浴)のもよいようだ。また、口唇の乾きや口角のあれにはバターなど刺戟性のない油をつけるのが無難だろう。
(58・4)
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13. 40になったら治る
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医学博士 遠藤 仁郎
8月の青汁教室で、岡山の水内さんが、“40になったら治る”といわれた皮膚病が、全くその通りになった、という話をされた。なんでも、それは、20代ごろからの手の指の病気で、指の先がかたく、赤くなり、ボロボロひび割れて、痛む。いつも手袋をはめていたし、洗濯などするには、木の棒でたたいて痛みをとめてやる、という始末だった。専門医の診察をうけたところ、一目見て、“治す方法はないが、40になったらほっといても治る”ということだったが、その通り40になったら自然にすっかり治ってしまった、という。
専門とはいえ大したもんだと感心したわけだが、いったいどういうものなんだろうかと、翌日病院の図書室に出かけて、皮膚科の本をしらべてみた。どうやらそれらしいものに先天性掌蹠角化症というのがあった。それには、“多くは生後一年以内に発病。手掌・足底の全面がおかされる。前腕・下腿に及ぶこともある。軽症は粗ぞうの程度だが、一般に角質が著しく増殖して多数の亀裂を生ずる。多汗があり、落屑と紅斑を伴う。難治。しだいにひどくなり数年、ときには40才までつづく……”とあった。だいぶちがうところもあるようだが、かなりよく似ている。
たしか汗が多かった,ともいわれていたし,少なくとも40になったら治るという根拠がうかがえるようだ。さて、この病気、難治とあるが、40になれば治るんだから、そういらいらすることはないかも知れないが、青汁がよいのではないかと思われる節がある。
たった一例だけだが、だいぶ以前のこと、広島の山本アツエ女史から、こんな報せをもらったことがある。“私どもの青汁グループの一人に、5年まえから手指3本の皮膚が角化増殖して来た(角化増殖性皮膚炎)人がいまして、レントゲン、ラジウムをかけても治りません。そこで、ものはためしと青汁を毎日1合づつのみはじめましたところ、だんだん角化の部分がハゲて、新しい皮膚ができはじめ、1ヶ月足らずで、指3本とも治ってしまいましたので、人々はアレヨ、アレヨと驚きましたしだいです。指のきたないのが気になる年頃の看護婦なので大変よろこんでいます。”水内さんのばあいとはすこしちがうようだが、いずれにしてもともかく一応ためしてみるべきではないかという気がする。
(60・8)
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14. 皮膚がよわい
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広島市 K.N.
皮膚が大変弱く、しっしん、かゆみ(かぶれ)等、常時悩まされております。
病院で注射をすると、かゆみがとれ、しばらくは良いのですが、数日経つと又同じです。
身体内から治さなければいけないと思い、薬草、青汁の本を読んで、扁桃腺も悪かったので、ヨモギの青汁を10日ほど飲みましたが、短期間でしたので効果はわからず、人からヨモギはアクが強いからかえって身体をこわす、と聞かされました。
近くにドクダミ、ヨモギが沢山あるので張り切っておりましたが、両方ともせんじて飲むしかないでしょうか?」
○
おそらくナッパ不足が原因です。青汁をしっかり、1日3〜4合(もとのナッパ1キロ)以上をつづけ、糖分(菓子・ジュース類、味つけの砂糖)をへらし、白米飯・肉魚なども控えめにすることです。
ヨモギ、ドクダミでも結構です。
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15. 十年来の皮膚病
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医学博士 遠藤 仁郎
「57才の主婦ですが、十年前から顔に赤斑点ができ、その場所の表皮がむけます。
かゆみはありません。
皮膚科にもずいぶん通いました。
アトピー皮膚炎とか、脂漏性皮膚とかいわれ、薬をのんだり、塗ったりしましたが、一向によくなりません。
きっと体内からの病気のような気がします。
そこで、ケールを栽培して、飲んで治したいと思います。
30坪くらいのミニ菜園があります。
これを最後ののぞみにかけて、一生懸命やりたいと思っています。」
○
おっしゃる通りからだの中からの病気です。
青汁をうんと、少なくとも1日4〜5合(もとのケール1キロ)以上、多いほどよろしい。
他の食べものにも十分気をつけ、つとめて安全なものにすること。
また、ご飯よりはイモ類、肉や魚よりは大豆ものを多くし、良質ナッパを主とする野・山菜・海藻をしっかりそえ、調理は簡単に、味つけはうすく(イモ・マメ・ナッパ・青汁食)。
甘いもの(お菓子やジュース類)はやめるかとりすぎないように注意することが肝腎です。
(62・8)
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16. 尋常性乾癬
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医学博士 遠藤 仁郎
去年の夏頃から、虫にさされたのかと痒ゆいのでかいておりましたら、赤いかさぶたが出来、だんだんと数が増してまいりますので、近くの皮膚科にかかりましたが、単なる湿疹との事で塗り薬をつけていましたが、どうも治りませずひどくなりますので、病院へ行きましたところ、皮膚を切開して調べた結果、これは大へんな病気ですよと、尋常性感染癬という病名を知らされました。
治る方法はないそうで、ただ副腎皮質ホルモンのリンデロン軟膏を塗るしかないとて、沢山買って来ました。
日光不足とか、食物とか、アレルギーとか、原因がある様なのですが、未だはっきりしない病気の様です。
家ではカルシウムイオンのアルカリの水を飲む様にしたり、すすめられてビオトラス(酵母食品)を飲んでおります。
昭和39年頃腎臓病で入院しておりました折飲みましたクロロキン剤の副作用でクロロキン網膜症になり、不自由な眼で仕事をしておりますが、治る方法はなく、気やすめとて2種類のビタミン剤を飲みつづけて来ました。
何とかこの難病が治る方法はないでしょうか。
何か良い方法がありましたらお知らせ下さいます様お願い申し上げます。
この病気、専門書には、“真皮乳頭層の血管形態異常にもとづく局所的代謝亢進素質に、脂肪代謝異常が加って発症するが、自己免疫説もある。慢性に経過し、軽快・増悪をくりかえす。
治療にはステロイド剤が用いられ、汎発性のものには脂肪制限食がよいといわれているが、確効はない”とある。
つまり、原因不明のわけのわからない病気で、適確な治療方法もない難病で、結局、血のにごりによるもの。
したがって、青汁中心のイモ・マメ・ナッパ青汁食といった正しい食べものによるほかないとかんがえられる。
しかし、この方は、25年も前から青汁を飲んでいられ、それで腎臓も軽く、順調に経過されている。
にもかかわらず、なぜ、こうした厄介な病気が出たのか不審でならないので、平素の食事についてたずねてみた。
しばらくして返事が来たが、案の定、それは大変なものだった。
そのあらまし。
朝食 | 食パン1枚、牛乳1合、卵1ケ、くだもの、青汁。 |
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昼食 | 会社の食堂で食べているが、若い人むきで洋食が多く、脂肪が多い。
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月 | ウインナーソーセージ燔焼、フレンチフライポテト、白菜とベーコンのスープ。この総熱量549、総蛋白33.8(米の栄養価ははいっていない)。 |
火 | 鯵都焼、牛角煮、信田巻含み煮。総熱量467、総蛋白34.3。 |
水 | 蟹甲羅入マカロニグラタン、鶏串アングレーズ。総熱量434、総蛋白22.8。 |
木 | ちり鍋(鰆・豚肉)。総熱量474、総蛋白267。 |
金 | カキフライ、ミートボールオリエンタル、チキンサラダ。総熱量665、総蛋白29.9。
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夕食 | |
月 | 鮭、ホウレンソウ、黒豆、イリコ、ツケモノ、青汁。 |
火 | テキ(100)、ジャガ、人参、ブロッコリー、くだもの、青汁。 |
水 | かき土手焼、青汁。 |
木 | かしわから揚げ、青汁。 |
金 | おでん、ホウレンソウ、くだもの、青汁。 |
土 | 鰯塩焼、キウリ・わかめ、豚汁、青汁。 |
日 | 豚ヒレカツ、コーンスープ、くだもの、青汁。 |
主食のことは書いていないが、白米飯だろう。
そして、おかずはご覧の通り。野菜は省略したがホウレンソウ、人参少々のほか、殆んど無色素ばかり。
蛋白・脂肪にとんだ高カロリー食で、ミネラル・ビタミンに乏しい不完全食。
おそらくインスタントものなど有害有毒食品も少なくないだろう。
青汁は朝夕飲んでいられるが、スプーン3杯づつオブラートに包んでというのだから、せいぜい15g、もとのケール100〜120g、ナマの青汁5勺。朝夕でも1合にすぎないから、飲まないよりはマシだろうが、バランスをとるにも、有害食品の毒けしにも、とても追っつかず、血をきれいにすることなど望むべくもない。
これで腎炎がよくなったとすれば、腎炎そのものが軽かったか、その当時の食事がずっとよかったかであろう。
それが、最近のグルメブームの影響でこういうことになり、その結果として、こうした厄介な病気が出るようになったのであろう。
いろいろ薬もつかわれているようだが、もともと効く薬はないのだし、ホルモン剤にしても、イオン水や酵母剤も無意味であり、気やすめ程度のものにすぎない。
いずれにしてもこのままでは、悪くはなってもよくなることはあるまい。
ともかく、あれこれ迷うのをやめて、全面的建直しを断行、正しい食養に専念し徹底する以外に方法はない。
まず、青汁をうんとふやす。少なくとも今までの量スプーン(茶サジ)6杯でその4〜5倍。大サジ8〜10杯以上。多いほどよろしい。ご飯やパンはよしてイモにし、肉や魚の切身もやめて、せめて小魚。
もっとよいのは大豆もの。そしてナッパを主とする野・山菜・海藻をうんと添え、調理は簡単に、味つけはうすく(イモ・マメ・ナッパ・青汁食)。
また、食べものはすべてできるだけ安全なものとし、農薬その他生産用薬剤に汚染されたものや、危険な添加物の恐れのあるものはさけること。
アルコールやタバコだけでなく、菓子やジュース類、農薬のかかったくだものにも十分気をつけること。
中でも大切なのはナッパだが、残念なことに、現在市販品に安全なものは殆んどない。
さいわい、さいきん、ピロサンの田辺食品KKから無農薬栽培ケールの調理用製品ハイケールが発売されている。
これなど大いに利用すべきだろう。こうして、根気よくつづけ、血をきれいにするようつとめていれば、やがて、これとて早いことにはゆかないだろうが、しだいによくなってくるだろう。
なお、青汁絶食も、ぜひ時々やってみるべきだ。もちろんそれだけで治るというものではないが、少なくとも痒みだけくらいは、いくぶんか減るだろう。
そして、この食養の効果に自信がつき、その実行にハズミがつくことにもなろう。
ともかく、熱心にがんばって奇蹟をおこしてほしいものだ。
(平1・2)
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17. 尋常性乾癬
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医学博士 遠藤 仁郎
「25年来の病気。現在、玄米菜食し、1日1キロのケールを飲んでいます。2年前から漢方医にかかっていますが、野菜ジュースは体を冷やすといわれ、とめられています。
私の体質は、できるだけあたためる方がよいのだそうですが、いかがでしょうか?」
「原因のわからない、したがって治し方もわからない病気の一つ。結局、血のにごりが原因で、血をきれいにするため合理的(安全・完全)食が必要とかんがえ、徹底したイモ・マメ・ナッパ・青汁食をすすめていますが、これについては本紙398(平成元・10月)号にくわしく書いていますので、ここでは“からだを冷やすとよくない”ということだけについて、のべてみましょう。
“からだを冷やすとよくない”? |
からだをあたためるのは皮膚の血のめぐりをよくすることですから、たしかによいことでしょう。
しかし、もっと大切なことは、その血がきれいであること。
つまり、きれいな血のめぐりをよくする。そうしてはじめて皮膚のはたらきがよくなり、その異常のためにおきている病気にもよい筈だからです。
ですから、からだを冷さないようにということは、厚着したり、暖房してあたたかくするとか、温いものを食べたり飲んだりして、あたたまるだけではありません。
それに、あたたかいものであたたまるのは、胃腸が主で、全身がたとえぬくもるとしても、ホンの一時的なものに限られています。
大切なことは、本当にからだ全体、シンからぬくもるものでなければなりません。
ところで、野菜類は冷いからからだを冷やす。炊いて温くしたものでなければいけない。
したがって、冷い野菜からつくった青汁はいうまでもない、といわれるのですが、同じ野菜でも良質ナッパだけはちがうんです。
なるほど一般野菜と同様冷たく感じ、からだを冷やすよう思われましょうが、論より証拠、実際には反対、青汁をのむとからだはぬくもる。
中には、ホカホカとしてくるという人もあるくらいです。
それは、生の良質ナッパの中には、血をきれいにし、血のめぐりをよくする成分があり、そのほか、からだに必要ないろいろな成分がそろっており、からだ中のすべてのはたらきがよくなるからです。
しかし、それを煮ると、口や胃にはあたたかく感じましょうが、加熱で大事な成分がこわれ、効力がへったりなくなってしまうものが少なくないからです。
煮汁は捨てればなおさらです。
生のナッパ、ことに青汁がよいのは、生の葉にふくまれている自然の偉大な力を最大限に利用しょうというところに意義がある、ということを忘れたくないものです。
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(平成元・5)
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