健康と青汁タイトル小 <1990年1月15日発行 第401号>
 目次



1. 治りにくい腎炎

     医学博士 遠藤 仁郎 

     こんなことがあった。

     知人の子息が腎炎でねているというので、わが家の無化肥・無農薬の野菜をもって見舞に出かけた。ところが、奥さん、大変恐縮されて、「まことに申しわけございませんが、病院で、野菜はよくないと、一切とめられていますので」とことわられ、唖然としてひき下ってきた。その後、この子息、そう悪いようにもなかったらしいのに、なくなったと聞いた。
     からだは懸命に治ろうとしている。邪魔さえしなければ、大抵の病気は自然に治る筈。腎炎もそうだと思うが、どうして、治りにくかったり、透析が必要になることが多いのだろう。
     邪魔が多すぎるのでないか。邪魔の第一は、腎臓を刺戟したり、負担になるものとして、運動、寒さ。そして食べものでは、蛋白質、食塩、香辛料などがいわれているが、これらのことはよく知られており、むしろ神経質すぎるほどに注意されているから、まず問題ではなかろう。
     がもう一つ。しかもあまりいわれないので、見逃がされがちなのは、食べもの全体としてのあやまりによる血のにごりではないだろうか。腎臓がわるくなるのは、もともと抵抗力がよわいからだろう。
     このよわい腎臓は生れつきもあろうが、日常生活の不摂生、つまり、日常生活ことに食べもののあやまりによって招かれた血のにごりのためによわくなる。あるいは、その傾向がつよめられるのでもあろう。逆にいえば、正しい日常生活、ことに正しい食によって、いつも血をきれいにしておけば、たとえ、弱点をもっていたとしても、そうそうむやみにやられるものではあるまい、と思われるからだ。
     血をきれいにするには食の合理化・自然化をはかること。すなわち、カロリー・蛋白質と、その代謝に不可欠のミネラル・ビタミンとの釣り合いをよくすることが何より大切だ。カロリー・蛋白質が多すぎ、ミネラル・ビタミンが不足すると、血は酸性にかたむきがちなので、腎炎のばあい、とくに十分であること(バランスのよくとれた、むしろミネラル・ビタミンに余裕のある食)が望ましいわけだ。
     ミネラル・ビタミンのもっとも有力な給源は良質ナッパだが、事実、ナッパ・青汁中心の完全食、緑葉食・青汁、ことにイモ・マメ・ナッパ・青汁食で、腎炎は治りよいし、不治とされている慣性腎でも治り、少なくともドンドン進行することは防がれるようだ。
     それどころか、透析が必要といわれたほどのがよくなったり、透析中にあった不快症状がなくなることもある。それなのに、なぜいけないのだろう。野菜ことにナッパにはカリウムが多いから、というのらしいが、実際カリウムがジャマになるのは腎臓の機能が極度におかれた場合だけだろうに。腎炎とさえいえば、どんな場合でも厳禁されてしまうのはおかしいではないか。あるいは、ミネラルやビタミンが必要なのであれば薬で補えばよい。
     その方が、危険を伴いかねないナッパより安全だ、というのでもあろうか。しかし、ナッパの大切さは、決してそう単純なものではない。それは、青葉が草食獣の唯一の食べものであることからわかるように、青葉には生命を維持するため必要なあらゆる成分がそなわっており、しかも、理想的バランスを保った、自然のもっとも完全な食べもの。つまり、既知の栄養分はもとより、未知の、したがって薬にはなっていないものも、すべてあり、それらすべての綜合効果として完全な血、そして完全な健康が保たれている、とかんがえられる。
     すなわち、青葉を食べることは自然をそのまま食べることであり(自然食)、それは、青葉全体によってのみ得られることであって、薬によっては到底その完全さをみたすことはできないからだ。
     ともあれ、良質ナッパ=無化肥・無農薬でつくられた自然の青葉にもっとも近いナッパが悪かろう道理がない。ただカリウム一つにとらわれて、食全体とのかかわりを無視し、自然のめぐみをかえりみないことこそ、自然のはたらきにたいする冒涜であり、ジャマ立てではないか、と思われてならないのだが、いかがなものであろうか。
    (元・5)


2. 年頭所感

     医学博士 遠藤 仁郎 

     もうじき90、医者になってからでも65年。それだけかかって、ようやくさとったことは、

      いつもニコニコ、セッセと動き、
      イモ・マメ(大豆)、ナッパで健康・長寿
      米(精穀)、肉(獣鳥魚介精肉)、砂糖(精糖美酒)、魔の邪食
      イモ・マメ・ナッパ、神(自然)の正食
      ナッパの不足万病のもと
      イモ・マメ・ナッパ・青汁食に徹すれば、
      たいていの病気は防げ、治り、
      医学のおよばぬ難病・奇病にも奇跡がおこる
      天地の自然のあまねき恩恵のナッパ・青汁ありがたきかな

     たったこれだけ。
    (平成2・1)


3. うっかりミス

     医学博士 遠藤 仁郎 

     青汁はなんしろただの野菜の汁。副作用なんて、もちろんあろう筈がない。が、胃につかえたり、ひょっとすると下痢するといったくらいなことはある。それにしても、たいてい一時的のもので、問題になるほどのことは殆んどない。けれども、これとて、相手しだい。うっかりはできないことを思い知らされたハプニングに出喰わした。

     こないだの日曜、大阪に出かけた。朝からすがすがしい日本晴れのお彼岸日和。電車の都合もよく、定刻まえに会場についた。だのに、何かもやもやして気分がすっきりしない。紹介されて演壇に立ったが、どうもおかしい。われながら情けないほどにまずい話になってしまった。
     帰り路、これもまことに順調、ずっと早く帰宅したのに、やはり何かのしかかっているようで、おもしろくない。そこへ、東京のS君とこから電話。若奥さんの声で、「4日まえから、少し飲みすぎたせいか、ひどい下痢がつづき、食事もできず、元気がなく、頭も少しおかしいようです」とのこと。
     一瞬“しまった、とんでもないことになった。朝からのもやもやはその予感だったのか”と、冷たいものが背筋をはしる。このS君、大正6年卒の同級生、生れ月も一月とちがわない明治33年生れだから、数え90才。その彼から、追こないだ70年ぶりの思いがけない電話で、中学を出て私は京都、彼は神戸の学校にいて、互に訪ねあい、一緒に吉野の花見にうかれ出たことなど、しばし懐旧談を交し、“どうやら同級生のうち生き残っているのは俺たちだけらしいぞ、折角ここまで来たんだから、もうしばらく、ゆっくりしょうや”と大笑いしたばかり。
     彼は緑内障で一方は殆んど失明に近く、残った方も見にくい。それに肺気腫もある、とのこと。「そのどっちにもよいと思うから、うまくはないが飲んでみないか。銀座と新橋にスタンドがある」といったが、どうやら出かけるのは億劫らしい(眼が不自由だからでもあろう)ので、岡山の田辺氏にたのんで、1週間分づつ送ってもらうことにした。
     「ついた。ありがとう。どういうふうに飲むんだ?」「いやなに、むつかしいことは何もない。飲めさえすれば多いほどいいんだ。ためしてみてくれ。よけりゃいくらでも送る。」しばらくして、「よいようだ。もっとふやしてくれ」といってきた。で、すっかりいい気になり、よろこんでいた。そこへ、この電話。
     おそらく彼、調子にのって飲みすぎたんだろう。しかも冷蔵庫でよく冷えているやつを。そして下痢。青汁での下痢は珍らしいことではないし、驚くほどのことでもない。腸の掃除だとわらっていられるのだが、年寄のひどい下痢は、たとえ原因があろうと、うっかりできない。
     脱水症(水分欠乏症)といった厄介なことになりかねないからだ。元気がない、食欲がない、頭もおかしい、となると只事でない。朝からのうっとうしさは彼の苦しみのテレパシーだったのか、などと全くやりきれない不吉な予感さえでてくる。
     いや、とんでもないことを仕出かしてしまった、と蒼くなると同時に、「多いほどいいんだとだけいって、少しづつ、ならしながら、冷たいのはあたためて、などの注意を忘れていた。うっかりミスに気づいて、まさに冷汗三斗、臍をかむの思い。だが、今さらどうにもならず、ひたすら事なきを祈り念じていた。
     ながい夜があけ、その日もあかるいいい日和。“しらせがないのはいいしらせ”だろうと、畑いじりなどして気をまぎらせていた。3時すぎ、昨日の若奥さんの声で、「病院へまいりくわしくしらべていただきましたが、何ともない。冷たいのを飲みすぎられたためでしょう。ご心配ありません、とのことでした。おちつきましたら、また飲ませようと思っています」この一言のうれしかったこと。よかった。ほんとによかった。

    (平成元・3)


4. イモで下痢

     「サツマイモを食べると下痢します。どうしたらよいでしょう?」
     「サツマイモで通じはよくなりますが、そうひどくはありませんから、下痢するというのは特異体質。つまりイモにたいするアレルギーなんでしょう。食べられないというのも不便でしょうから、下らない程度の少量からならしてゆけばよいでしょう。」


5. 無農薬栽培  日南での思い出

     田辺 光正 

     日照時間の長い南九州で、健康を願うにふさわしい環境に、ケールの栽培地をと思い、昭和48年頃に探しました。折しも大きな源氏蛍の飛ぶのを見て感心したのが日南でした。此地の川には稚海老の列や川ニナと蛍がいる。更に農家では刈草を牛の餌にしているのが、すごく嬉しかった。堆肥に抗生物質汚染もありません。(此頃は公害・農薬たれ流しで蛍は絶滅したと言われていました)実に、素晴しい自然環境があり、ケールをここに作りたいと決めたものです。

     今まで協力的だった農協の指導員さんが、無農薬では菜っ葉は作れませんと言い残されて去られたことを思い出します。結局一部の篤農家のご協力でケールの無農薬栽培が始められました。この地では4月初めに田植という気候の好さに、虫のことが心配になり、少しとまどいましたが、先ず畠に堆肥を5トン〜10トン入れてもらい、土作りから始めて、ケールを植えつけました。
     大きくならない内にもう虫がついている。季節が進むと虫を捕っても捕ってもわいてくる季節があります。それでも天敵が出てくるまではと言っては、見るも無惨な虫食いケール葉を買い取って頑張って貰いました。
     そして3年目から小鳥は勿論、雀も群がりだした。5年目位から青蛙が目につきはじめて以後毎年多くなり、8年目頃には蛙を足で踏つける程に殖えてきました。この様に次々と新しい天敵が出て応援してくれていますが、しかし今でも虫がわいて捕っても捕っても追いつけないこともあります。
     葉菜類の無農薬栽培には多くの努力が必要です。その後、健康を求める人々が次々色々と試みられていました。しかし今では低農薬栽培とかの新語を使う人やグループが多くなったように聞きますが、残念な思いがいたします。
     人に、なぜ無農薬なのかと聞かれても、なかなか答えにくいですが、以前に私は「このケールを食べる人の中には、一日に2kgちかくも食べる人もいる。となるとたとえ農薬は少なくても弱くても、病弱な人が、健康な人のなん十倍もの農薬を食べることになって、それが病気の治療に障っては申訳ありますまい。」と答えたことがありました。
     或る肝臓の悪い(肝炎)人に無農薬、有機栽培のケールの乾燥加工品を食べて貰って、病院からの退院が非常に早くなったと喜ばれたことがありました。その友達の慢性肝炎の人は、10年以上も通院してよくならなかった、80才の老人も、此のケールの乾燥品を食べて4ヶ月間で急に良くなったと礼にみえられた。
     此の人の親戚の肝硬変のご婦人の顔の色素沈着がとれた。病気が治ったより嬉しいとの便り、その2ヶ月後の検査ではデーターまで良くなってきて、医者も驚いたそうです。他にも腎炎・慢性腎炎の尿蛋白が減った。糖尿、痛風、筋ジストロフィー、10年来の喘息が、痔が手術せずに、癌治療薬の薬害が非常に軽かった。最近多い、子供のアトピー、花粉症鼻炎にも意外に効果のある場合が多い。こんな物でと、びっくりする程の効果を見ることに、数々でくわします。

     しかし同じようなケール製品でも、或る人が(上記2番目の人)2ヶ月程、他のケール(無農薬製)を用いて、肝機能のデーターGOTが40以下に降っていたものが急に80になり、又別のケール製品に代えたが一向に良くならない。とのことで、前の物がほしいと言われたことがありました。
     無農薬ケールで同じはずなのに、データーが何故悪くなったのか、不思議がっておられました。青野菜を増やして健康になるということは、野菜不足だったということです。健康な時から、いや乳児の子供の時から、毎食少しづつでも、安全な青野菜分を与えて正しい栄養と味覚を体験すると、皆んな幼児がアメ玉や甘い菓子を口に入れずに、玩具にしてもち遊びます。その後も大人の味覚で、甘い菓子などを、子供におしつけなければ、元気で病気しない子供になってくれます。

    (1988・8)


6. 青汁との出会い

     遠藤 実(作曲家)

     自分で言うのも変な話だが、一昨年までの私は自分の健康に対して絶対の自信を持っていた。若い頃から、眠るのは他人の半分でよかったし、事実、20才、30才代の、ノリにのって仕事をしていた頃なんか、スタジオで録音を終るとそのまま遠くまでドライブに飛び出し、帰ってくると作曲、打合せ、またスタジオと、2、3日眠らないということもしばしばだった。
     そのため私よりも、私のまわりにいた人達がバタバタ倒れるようなありさまで、当時私の家に内弟子で入っていた一節太郎君や千昌夫君などはいつも緊張と睡眠不足に悩まされ、それが一番つらかったと今でも言っているほどである。
     そんな具合だから食べる方も実に健啖で、特に焼肉、すし等は大好物であった。しかも、食べる時は他人の倍も食べ、食べなければずーっと食べないという不規則さで、それでも何ということもなく、体重なども最高時は85キロもあったほどである。
     しかし、そんな無茶が何十年も続くはずもなく、約20年位前の人間ドックで重度の糖尿病と言われた。ところが私は大の医者ぎらいであったから、痛くもかゆくもない糖尿病など病気だと思っていなかった。もらった薬は一度も飲まずにゴミ箱行きになり、「私は製糖会社の会長です。」などと馬鹿なことを言って、相変らず食事のコントロールもせず、仕事はガンガン、美味しいものには目がなく、宴会などではつい隣のお膳のおかずに目がゆくという、昭和一桁生まれの悲しい習性をひきずりながら、出されたものは全部いただいてきた。
     その結果が昨年、心臓血管バイパス手術という、死と紙一重の隣り合わせに生きているような恐怖を味わう大事を迎えてしまったのである。それまでは自分の健康に絶対の自信を持っていただけに、その反動もまた大きく、大袈裟ではなく、本当にこの世の終りかと思いつめたこともあった。
     幸いハワイでの手術が無事成功し、再びこの世の中で歌を書き、歌が唄える身体に戻ることができたが、これは全て神仏と、お医者さん達と、私のために祈ってくれた皆さんのおかげだと深く感謝をしている。
     再び仕事ができるようになった昨年の秋、岡山に行った折に、私が会長をつとめる日本演歌道場の岡山県顧問をしている清水さんから『青汁』をすすめられ、この発明者の遠藤博士と、製造会社である青汁友の会岡山工場の専務を紹介された。
     そのときに遠藤博士は、

       「現在のようにいろいろな病気や不可解な病気が出てくるのは、人間があまり菜食をしなくなってきてからだ。特に最近の人の食事は欧米化され、肉食にかたよってきているので、今までなかったような病気が増えてくる。長生きをしたかったら、豆、芋、菜葉の食事をしなさい。」

     と言われた。そして菜葉類の摂る量がどうしても少なくなるので、それを補うために青汁を飲むことをすすめられた。考えてみれば、キャベツを皿いっぱい食べたところで、こなれてしまえばいくらでもない少量である。青汁をたくさん飲むことによって血液が浄化され、血行が良くなり、血管がきれいになるという。まさに血管が狭窄して狭心症になった私にとってはぴったりのものである。
     すぐ送ってもらい7合飲みはじめた。ケールといって縦に伸びるキャベツの葉のようなものが原料で、これをジュース化したものだから少し青くさい匂いがして、初めのうちはちょっと飲みにくかったが、慣れてしまえばどうということもない。
     以来、もちろん食事もコントロールしているが、血糖値も下がり、ふつうの人と同じように空腹時では120以下におさまるようになってきた。もう若いときのように無茶はしないし、また無理をする気もないが、とにかく普通に働き、普通に日常生活がおくれるようになったことに感謝しつつこの青汁を一生の友として愛飲してゆこうと思っている。
    (平成元・10)


7. ヨーガ  大切な「足」(3)

     山田 喜一郎

    スッキリ療法
     お正月、新年会の飲みすぎ食べすぎの胃腸、肝臓の疲れとり、冷え症、高低血圧その他運動不足の、だるさとり、肩こり、腰痛、色々な病気全般は足指、足首をやわらげるのが一番よい。
     大切な「足」(3)は手指を図の様に一度に足指深くつけ根まで組合せ、しっかり握る。
     次に手の親指で足の土踏まずを、ていねいに何度も指圧をする。
     最後に手指を組み合わせたまま、足首を右から5回、左から5回ていねいに回す。
     1、2、3、を足を変えて同じ様に行う。

      1、小指と薬指を特に深く握る。
      2、片方の親指も重ねて押す。
      3、5回づつ何度も繰り返し行う。

     足首がやわくなると、肩こりがほぐれ頭がスッキリします。
     お腹もグルグルいいだします。人にもよりますが、……

    新年のすがすがしさを全身で味わう「うでのばし」
     まず両うでを図の様にひらいて、息を吸いながら後へ出来るだけそらし、息を止めて、5秒間静止する。次は両手を耳をはさむ様に天高くのばして、両指を深く組合せ、手平を天へ向けてのび上る様につき上げる。わき腹がのび、背筋、胃が上にあがる、胃下垂、肩こり、頭痛、手のしびれ、四十肩、五十肩に特によい。
     両手を上げて最初は5秒間静止して、両手を一気に力をぬいて下へだらりと落とす。この力をぬくのが、「コツ」です。
     1、2、を三度繰返す。手上げの行法をしていると1週間もすると吐き気が生じてきます、これは下垂していた胃が正常な位置、つまり上の方に移動しはじめている証拠だから、心配は無用です。そのまま続けることが肝心です。毎日行っている内になれてきます。
    お問合せは大阪心斎橋、
    〒542 大阪市中央区南船場3……
    遠藤青汁普及会ヨーガ部
    山田喜一郎


8. ひとことお礼

    茨城県 K.K. 

     おかげさまで、けんしょう炎は、しんの痛みがなくなり随分楽になりました。ありがとうございます。


9. 身外無物

    自然食実践家 T.K. 

     資本主義社会では、経済力(お金)で、人間の慾望を達成することが出来る。
     然しただ一つだけは経済力(お金)を以てしても成就出来ないものがる。
     それは一体何であるか? 昔、中国には次ぎの如き俚諺がある。

      百両 買 駿馬
      千両 買 貴人
      万両 買 好爵
      何処 買 青春

     昔の(両)が現在の貨幣価値と比較した場合いくらになるか判らない。
     とにかく経済力(お金)さえあれば人間の慾望が達成出来るとの比喩であり、一歩進んで、経済力(お金)よりもさらに貴重なものがあるという諷刺でもある。
     それは、正しく健康そのものである。最近、医療施設が発達し薬が高度に開発されているから、病気に罹れば医師のところにまいり、病院に行けば事足りるとの安易な考えを一般大衆が持っているのは現実である。
     病気を治癒するのは、自分自身の体の中に持っている自然治癒力(抗病力)と、自身の研究と実践の力である。決して医師又は病院ではないとの学説をある本で読んだ。

     たとえば、交通事故で骨が折れたとき、病院では石膏包帯をする。この石膏は薬ではない。石膏包帯をして自分(病人)の体の中にある自然治癒力を待つのである。この真理を皆目わからない。
     内服薬の場合も理窟は同じ。薬は病気を治癒させるのに助けにはなっても、生命の活力には直接力にならない。外部で活動し、夕方家に帰ると、疲れが甚だしい。ご飯を摂って寝れば、翌朝には疲れが無くなり気分爽快となる。勿論薬は一切服用しない。これが、とりもなおさず自然治癒力の現れである。
     人間が持っている治癒能力の霊妙にして無限大なることが判る。病気に罹ってからでは遅い。平素の生活が重要である。この点を一般がなおざりに考えているのは遺憾である。中国の劉青茘の新菜根譚に次ぎの如き名言がある。

      無病之時 不知其楽也
      病生始知 無病之楽矣

     病気に罹ってはじめて健康の値打ちを悟るとの警句である。
     深く吟味すべき価値ある内容である。実例を挙げると限りがないが、その中二つ丈を紹介する。

       ある有名な財力と権力とを具備した方が中風にて長い間苦労している。お金と権力が強くても治せない。
       一方平素節約して事業に成功したが不幸にも難治の肝硬変症に罹り、形容し難い苦労の末、自分の財産と営営辛苦の末完成した工場もやるから、自分の病気を治してくれと哀願したが、その時は病症が悪化し、時期が遅れ、手の施しようなく、虚無に帰した。

     かような実話は我等の周辺に多く見受けられることである。
     生活の中で健康になろう!
     365日火災の用心をすると同じく、毎日の生活の中で健康に有益なものを探して努力しよう!
     これが正しく、健康への近道であり真理でもある。
     健康は、精神・運動・食生活より成り立つ。精神・運動合わせて30%。食生活が70%であると、私は体験から体得している。精神は、何よりも自分の分限を守ること、慾を捨てること、物事に焦らず、神経をいらたたしてはならない。常に感謝する心がけを持つこと。
     人生は自分との闘いである。克己する修養が必要である。心に修養なくして真実に到達することは出来ない。善を施せねばならない。自分が先に相手に謙虚な態度をとるべきである。こうすると他人から尊敬を受けるようになる。これらがロータリーの精神でもある。
     運動の最たるものは歩くことである。歩くと内臓が強くなる。歩くことは健康の基本である。昔から人間の老衰は足から来ると言われている。足を強くして老衰を防止しよう。
     人生は歩くことであると喝破した先覚者も居る。最近ゴルフが大衆化されているのは、それは歩くことに妙味があるからである。私は一日平均13,000歩以上歩く。ゴルフ18ホールの距離に比敵する。空気は良くないが、距離としては、毎日ゴルフを楽しむのと同じである。
     希臘のヒポクラテス(医聖として現在迄も尊敬を受けている)は「食物で治せない病気は薬でも治せない」との有名な金言をのこしている。一般的に、肉を一番良い食物とする風習は古今を通じ変りない。年をとってからは、肉類を若い時よりもっと食べなければ元気が出ないとの間違った認識をしている。肉類は白砂糖と共に酸性食の代表格である。どこの国の栄養学者も、これらを多く食べるよう勧奨する例は全然ない。
     肉の国とも言える米国でさえ、大部分の病気の原因は動物性蛋白質(肉類)の過食にあると警告している実情を注視すべきである。ある癌患者が徹底した食餌療法を実行してようやく病勢が好転したが、肉を食べたいと患者が無性にねだるのに負け、仕方なく肉を与えた。ところが、肉を食べてから再び病勢が悪化して間もなく他界した事例がある。

      白米より 玄米が良い
      玄米より 雑穀が良い
      雑穀より 豆類が良い
      豆類より いも類が良い
      いも類より生野菜がよい

     これは私の年来の持論である。
     注(この内容はケール青汁の世界的権威者遠藤仁郎先生より教わったもの)

     顔はその人が持っている力の表現である。即ち健康的な力、知徳的な力、物質的な力。その中でも健康的な力が重要である。顔は内臓の鏡と言われている。透明な皮膚、処女の如き瑞瑞しい光り、人品が高尚に見える。財力よりも価値がある。このような理想的顔であれば人より尊敬を受け、又事業も順調に発展すること請け合いである
     凡ての内蔵機能が正常であれば、顔にはなごやかな色とつやがあらわれる。紳士淑女なれば、もっと自分の顔に関心を持つことが新しい時代の格調ある風潮でもある。
     予防の一薬が治療の百薬よりも良い。私が今日満喫している健康の幸福は、須く食生活の改善並びに規則的生活とケールの青汁を多年連用した結晶であるが、歩行(歩くこと)も等閑視されては困る。多くの名医はこのように力説している。

       「病気に罹ったあと治療するより、病気に罹らないように平素から注意努力することである。人間は皆、自分の健康を管理する義務がある。国家乃至ある組織に依って健康になるのではないことを自覚する必要がある」
       

     と。


10. 喜寿を迎えて

    竹田市 S.O. 

     早速でございますが、先生に近況を報告いたし、お礼を申し上げたく存じます。
     この4月に喜寿を迎えました。昨今は喜寿を迎えたとて珍しい事ではありませんが、私の場合、乳幼児時代から幼年期〜青年期〜成人期〜老年期にわたり病弱でしたのが、極めて体調も順調で、心も晴れ晴れと爽快で喜寿を迎えた事をよろこんでいます。
     全く青汁のお蔭とありがたく感謝いたしています。私は父、母、共に37才の時に出生しましたが、未熟児すれすれの様でした。小学校は約2キロメートルでしたが、よくオンブされて行き帰えりしました。
     又、小学校の前の散髪屋で牛乳を毎日飲んでいました。
     青年期になりまして2回入院を致しました。脚気、ふくまく。体がよくハレました。徴兵検査は身長と体重が標準に達していたので甲種合格でした。いよいよ入隊する様になりましたが、兵隊に行ったら病気になって死ぬるだろうとの噂が耳にはいりました。
     親戚の人で一人、大分聨隊に行けば、水が竹田と違うから元気になるといって呉れた人も居ました。丁度、満州事変当時でしたが、2年間の現役時代に一回練兵休で一週間休んだのみでした。
     満期になって2年目の7月26日、支那事変にイの一番に召集。3年余で解除になりましたが、病気らしい病気はせずにすみました。これから役場勤めをいたします。それから2回召集になりました。終戦は護南部隊といって米軍の上陸に備えた部隊で薩摩半島の枕崎附近におりました。
     終戦間もなく、栄養失調で私も遂にやられまして、9月中旬やっと帰えりました。町長から帰えったそうだが顔を見せんかと手紙が来ました。日数はかかりましたが勤めに出ました。家の職業は紙漉(和紙製造業)で手伝はしていましたが、高血圧とか心臓病で医師には長年薬をもらっていました。
     52才の時でした。ふとしたショックで家で倒れまして、絶対安静。先生が二回宛往診して下さって4日目か5日目にやっと入院をいたしまして8ヶ月いました。入院中に先生の青汁の事を主婦の友で知りまして、毎日4合から5合飲みました。
     勿論現在も続けています。退院后も医師の薬を使用していましたが、全然薬を飲むのを止めまして10年位になります。若い時の様に頑健というわけには行きませんが、退院の時先生と相談しまして弓道を始めました。200メートル位で家の隣接ですので毎日やっています。錬士の称号も頂きました。5段です。6段に挑戦中です。
     家内も胃ガンを手術いたしまして、15年になります。腰が大変曲りましたが、いたって元気です。青汁熱心に続けています。菜園が約一畝歩あります。家内は草一本ない様に原料野菜を作っています。74才になりました。

    (元・8・8 サンケイ)


11. 紫斑と腹痛

    大手前病院内科医長 S.K. 

     手足を強くぶつけると、皮下出血を起こし、青あざ(紫斑)ができることは別に不思議ではない。ところが、ぶつけもしないのに、体中に紫斑ができると、誰でも驚いてしまう。
     A子さんは13歳の中学生。ある日突然、両足に紅色の紫斑がたくさん出た。時々、差し込むような腹痛もある。診察してみると、両足と、おしりの部分から背中にかけて、鮮やかな紅色で、わずかに皮膚から盛りあがった直径1〜2センチの発疹が多数みられ、一部は融合している。指でこするように圧迫しても、色調は変化しない。
     出血斑(紫斑)である。よくみると、針でついたような点状の出血斑が混じっている。
     「ここ1ヵ月ぐらいで、熱の出るような病気はなかったですか?」
     「2週間前にへんとう腺がはれました」。
     検査はとくに異常なく、出血しやすい原因は見当たらなかった。A子さんの病気は「アレルギー性紫斑病」だった。この病気は、小児、若年層に多くみられ、しばしば発症の2、3週間前に上気道炎、へんとう炎が先行する。
     手足やおしりの部分にA子さんのような紫斑が現れ、関節痛、腰痛が起こることもある。ひどくなると、腸から出血することもあるし、腎炎を併発するケースも。一般に経過はよいが、患者の一部は再発をくり返したり、腎炎が進行することもある。皮膚にはさまざまな発疹が出る。そのうち、指や透明プラスチックなどで圧迫しても紅色がうすくなったり、消えたりしないものは出血斑である。出血斑が自然にできる時にはぜひ検査を受けていただきたい。

    (元・6・19サンケイ)


12. 野菜の残留農薬が心配です

    横浜市 N.I. 

     健康によいとされるホウレンソウなどの野菜に付着している残留農薬が、子供たちの健康に重大な危険を及ぼす恐れがあるといわれる。
     これはニューヨークにある環境保護団体の天然資源保護協会が発表したもので、発がん性のある農薬が付いた食品を大人の何倍も食べていることが判明したという。子供たちは体が未成熟で有害物質を排除する肝臓の機能が十分でないため、こうした発がん性のあるものや有機リン系農薬といった神経障害にかかる恐れがあるものを食べると、当然発がんに対する危険率などが高まるといわれている。
     これでは子供たちに安心して「体によいから野菜をたくさん食べなさい」ともいえなくなってしまう。日本では農薬取り締まりの法体系は整備されているものの、基準が甘かったり規制物質が少なかったりで、その対策は万全ではない。将来の日本を背負っていく子供たちのためにも、関係当局は、残留農薬の規制強化を図るなどの対策をたて、野菜を安心して食べられるようにしてもらいたい。

    (元年3・24)



13. 体調よろし

    熱海市 Y.M. 

     青汁粉末のお蔭で、長年の便秘も、メニエール、メマイも治って来ました。


14. 棒状の太い一本

    ソウル T.K. 

     残暑尚きびしき折、8月23日が処暑です。これで夏は峠をこしたと思います。お陰様で夏やせや消化不良など一切の病気なしですごしました。自慢ばなしではなく、ありのままを申し上げると、毎朝の棒状の太い大便一本には自分ながら感心しています。然しこれが何時までつづくかは予断出来ません。この快便ある限り健康は続くものと思いますが。呵々

    (89・8・17)


15. 愛飲家にアルコール性膵炎

    杏林大学教授・内科 K.I. 

     「このところ、朝、目が覚めたとき、背中が変な具合に痛むんです。筋肉痛ともちょっと違うんですねぇ。そう、ちょうどつねられたような痛みに似ている。日中でもときどき痛くなって、それが右、左と移動するんです。酒を飲みすぎると、てきめんに痛みは強くなって、腰の方まで痛むんです。そこで整形外科で診てもらったんですが、骨には異常がないから、内科でよく調べてもらえっていわれたんです」
     43歳の男性、Aさんの訴えである。
     Aさんは、大の愛飲家で毎晩ウイスキーのボトルを半分ぐらいは軽く空けているとのこと。しかし、年に2回行われている会社の健康診断では、これまでに肝臓が悪いとはいわれたことは一度もない。今回行った検査でも、肝臓はまあまあというところであった。しかし、膵臓はまぎれもなくアルコール性膵炎の状態であった。アルコールで悪くなるのは肝臓だけではない。膵臓が悪くなることもある。
     不思議なことには、肝臓も膵臓も同時に悪くなる人はあまり多くはない。ごく大ざっぱにいうと、何も食べないでただひたすら飲む人は肝臓を悪くし、一方、飲みながらごちそうをたくさん食べる人は膵臓を悪くするきらいがある。
     Aさんも、よく飲みよく食べるというタイプである。膵炎は急性期に徹底的に治療しないと厄介な慢性膵炎へと移行してしまう。アルコールを飲んだ後、背中や腰が痛くなるようなら、一度膵(酔)炎を疑って、内科医に診察してもらうことである。
    (63・2・21 サンケイ)


16. 青汁さん有難う

    摂津市 T.A. 

     毎日35度を越し続けの暑さ。でも「今日も元気青汁さん有難う」と主人(70才)と二人緑のコップで乾杯。朝食のパンと青汁のおいしい事。たのしい事。先生、体にいい青汁教えて下さって有難うございます。
     「青汁する心」ご恵送下さいました晩、パラパラの拾い読みが成程成程とうなずける事許りで、ついつい3時間半一気に読ませていただきました。サムライのようなお名前の友成左近様「健康と青汁」新聞へのご寄稿は、私も大手術を4回受けましたので、身につまされながら繰り返し読ませていただきました。
     さすがはインテリー、何年も何年も呑み続けられたご体験。毎日体重の1%以上の青野菜の目安。教育原点の中核の項は、親類の赤ん坊(1才)に青汁をすすめるのに大いに参考になりました。
     ただ「青汁する心」の217頁「私達はなぜ生まれて来たかよく分りませんが」との事、私は信仰(生長の家)をもっていまして、「人間は神の子」、「神の愛行じる為にこの世に生まれさせていただいたと信じています。したがって197頁「人間はしょせん動物」と云う所にも一寸抵抗を感じます。
     成程生理面だけをみれば動物ですが、人間は動物にない天地一切(天、地、空気、水、暖かさ冷めたさ、人と物)の物に感謝の念をもつ事が出来ます。
     先生のご著書「自力で守ろう」の146頁「祈り」があります。「私は理窟や常識を超えた宇宙(自然)意識につながる「祈り」によって不思議な生理体験を知っています。
     友成左近様「青汁する心」すばらしいご本をこの世に残して下さって感謝申し上げご冥福をお祈り致します。遠藤先生のこれ迄の体験研究、発見、発表。お医者さんならではと驚き感心します。先生は栄養植物学者で名医の名医。青汁(青野菜)をベースに医術をプラスして沢山の人を助けた偉大なお医者さんだと思います。どうかご自愛の上長生きして下さいますようにお祈り申し上げます。

    (平成元・8)


17. 肝臓が良くなった

    徳島市 T.Y. 

     人間ドックで肝臓が悪いといわれたので専門医にみてもらったところ、まちがいないと言うので医者の言う通りに薬も飲み、食後は横になって体を休ませて、よくなるようにと努力しましたが、あまりはかばかしくありませんでした。
     そんな時に友人から「青汁を飲んでみたらどうですか?私も飲んでいるが元気になった感じですよ。」と言ってすすめてくれましたので早速、みむらグリーン・ジュースへ電話しましたところ社長さんがわざわざ来て、「たくさんのむほどよい」と言ってくれました。
     私は半信半疑でしたが妻も飲むと言うので飲み始めました。遠藤青汁の会総会でも有益なお話しをたくさん聞きました。青汁はたくさん飲むほどよいと言うことも遠藤先生や病気が快復した人々のなまの声を聞き、もっと飲まねば!と、それからは1リットル瓶を毎日配達してもらって妻と共に飲み、その上にドクター・エンドーの前を通る度に立ち寄ってジョッキに1杯飲んでいます。
     こんな状態を1年余り続けたところ、医者も驚くほど快復し、医者から「この検査表は他人のとまちがっているのとちがうかな」と冗談を言われたほどでした。現在は体調もよく元気に仕事に励んでいます。

    (カム・ツゲザー第9号 平成元年9月号より)


18. 青汁で多くの人を

    東京都 K.N. 

     耳鼻科を専門としておりますが、自分の健康を守る為に日々の努力を大切にしている事もありまして、数十家族の食生活改善を積極的に実行しております。
     青汁を毎週数10キロのケール葉から採取しておりますので、多くの人から頼られ、おかげで77才の高令にもかかわらず、毎日の診療と食生活改善に打込んで楽しい地域医療をやっております。最近すばらしい恢復を実証しておりますのは、リウマチ、痛風、重症の糖尿、肝障害、白血病、癌の重篤な患者を数人快癒させる事が出来ました。喘息は自分をはじめとして数人が治癒しております。

    (平成元・8)(医師)


19. 大腿骨折の術後順調

    大阪市 M.H. 

     本年11月で、青汁開始満5年となりました。83才の母も、顔色も良くなり、3日に大腿骨骨頭頚部骨折で手術を受け、人工骨頭に置換術を受けましたが、回復順調で、現在は、正座も出来る様になりました。

    (63・12)


20. 健康で頑張っている

    高崎市 H.H. 

     3年あまり前から自家用ケールを栽培し、青汁にして飲んだり、ミキサーにかけたのを搾らずに食べる。あるいは搾った残り葉はウドン粉とまぜて煉り、フライパンでお焼きにしたり、饅頭ふうにして食べなどしていますが、おかげで健康でたのしく頑張っています。


21. すっかり元気

    新潟県 J.M. 

     「健康と青汁」毎回楽しみに読ませていただいています。ケールの青汁で、すっかり元気になりました。


22. 青汁25年、医者知らず

    和歌山県 K.K. 

     重症の胃潰瘍を手術して、経過もよく、あと1週間で退院という日、妹がジュウサーと材料の野菜果物等を持参し「命がほしければこれから始めよ」との強談判。それから始めて25年。休むのは旅行に出た間だけ。もう半ば意地も手伝って続けました。快眠快食快便、今年76才になるが、人様は若いと言ってくれる。年一回病院で検診を受けるだけ、人様にもすすめるが仲々実行しない。健康が要らないのかと思う。三代にまたがる家族7人。おかげで、皆医者知らず。遠藤先生が一家の恩人です。


23. パーキンソン症候群といわれた

    立川市 K.Y. 

     「青汁は効く」を読みましてぜひためしてみたく、よろしくお願い致します。私は脳こうそくによる脳血管障害によりパーキンソン症候群といわれ、右半分が思うように動きません。脳血管はこうそくの跡のみで、血管も老化致しておらず、すべての循環器の所見は正常。血管の下にある神経が悪く、右半身の反射神経が思うように動かないと、医者にいわれました。

    (63・4)

     お友達におすすめし大変喜ばれています。私も、お蔭様で毎日4袋で病気も多少楽になり、主人に肌がきれいになったと感謝申し上げます。
    (63・8)


24. 青汁喫茶「ケール」から ケガの功名

    大阪市 T.A. 

     ケール健人の会の総会を前にして、青汁喫茶ケールも大張切り、そんな時に一大ショック事故が起きた。息子の嫁さんの恵美ちゃんが、ミンチに指を噛まれて、救急病院に駆け込むと云う出来事があった。
     ケールと遠藤先生、それを取りまく人々に魅せられて、残された生涯の仕事として取り組む老人組とは違い、ケールのことは何も知らない、若い恵美ちゃんに葉っぱ洗いは単調でがまんのならない毎日だった。
     その中でミンチはスピードとスリルがあり、彼女の好む仕事でした。危険との隣り合せにハラハラしていた矢先のことでした。そんな中で私の云えることは、「青汁を飲めるだけ沢山飲みなさい、傷の痛みも柔ぐだろうし治りも良い筈だから」と、今まで1合飲むのがやっとだった彼女が6合から7合とのめるだけ飲みました。
     総会の個人懇談の際にも遠藤先生から、それだけ青汁を飲んでいるのなら、薬を飲まなくても大丈夫とのお墨付きをいただきました。しかし彼女としてはどうして抗生物質の入った薬を飲んだらいけないのか不審に思い。牧村さんに質問する一幕もありました。
     今ではきずの治りだけでなく便秘、冷え症その他身体の調子の良さにすっかり青汁にとりつかれたようで、「青汁を忘れずに持って帰って」のうれしい声がきけるようになりまさに、これが、「ケガの功名ですネ」と答えるようになりました。若者がケールを理解するのには、こんなキッカケが必要だったのでした。

    (ケール健人会報より)


25. 少しばかりの畑がありますので

    横浜市 S.I. 

     横浜の桜木町駅のミルクスタンドで青汁の会の新聞を読みまして、筆をとりました。昭和30年か32年頃、友人に教えられて愛用し、手指の先(爪のそば)に出来ていたイボ様のものが、青汁のおかげですっかりとれてとても嬉しく思ったものです。それ以来忘れていましたが、結婚して子供が出来て自分以外のことでやはりグリーンジュースがよいといつも思っていました。キャベツやレタスやパセリや人参等のグリーンを使っていましたが、長続きせず、ケールを想い出していたところです。少しばかりの畑がありますので是非種をお願い致します。

    (平元・8)


26. 質問箱 味なおしにリンゴ


     味なおしにリンゴを入れるのはどうですか。よく書いてあるのを見かけますが。


     すすめている人もありますが、リンゴにはビタミンCをこわす酵素があることや、ひどく農薬に汚染されていることなどから、私どもはさける方がよい、とかんがえています。


コラム紹介

    青汁の分量はコップの数(合)でなく、
    つかったナッパの目方(グラム)で言おう



    ナッパの砦疫病神も近つかず



    薬で治らぬ疾患は鉄(力)が治し、
    鉄で治らぬものは火が治し、
    火でも治らぬものは不治としなければならぬ

    (ヒポクラテス)




    わたしはただ自己の価値を知っていることだけを
    自分の値打だと思っている
    モンテーニュ



    「他を評するは易く己れを評するは難し」
     他を批評する人は自分を知らない人である。
     自分を知れば完人でない限り他を批評できるものではない。

     老君教へて言ふ
     「人を知るは智、己れを知るは明」と、
     仙道は智者たるの道ではなく、
     明者たるの道である
    仙語録



    精神が緊張していれば病気せぬ
    意気沮喪は致命的







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