遠藤語録文字 乾燥青汁ピロサンマーク
夜間の排尿

 小便の分量は、季節により(夏少なく冬に多い)、水ののみ方にもよるが、ふつう、1日約1500cc。
 朝の8時から夜の8時までを昼間、夜8時から朝8時までを夜間とわけると、昼間に大部分(800〜1000)出て、夜間には少なく(700〜500)、排尿回数は、昼間4〜5回、夜間2〜3回、といわれている。
 そして、尿量がふえると(糖尿病や肝臓病で)、いきおい、夜間の回数も多くなる。
 老人では、しだいに、夜おきる回数がふえてくる。
 そこで、夜間たびたびおきるのは、何か病気のためではないかと考えられがちであるが、必ずしも、すべてが病的とはいえない。
 たとえば、若いものでも糖尿病や肝臓病と関係なしに、夜間の尿の多いこともある。
 またしても、自分をひきあいに出して恐縮だが、実は、私がその例。
 子供のころはもとより、中学に行っても、まだちょいちょい粗相をしたのも、そのためかも知れないが、以前から、どうも、夜間の排尿が多いようだった。
 昼間でも、立っていたり坐っていると、小便に行く回数が少ないが、横になるとよく出る。ことに、腹這いになり腕をついて本を読む姿勢をとると、まもなく、水のような小便が大量に出る、という経験をたびたびしている。
 おそらく、体格のせいで、肝臓へ行っている血管が、起きているときよりも臥ているときの方が、血行に都合がよくなるらしい。
 中学を出た年、ひどい扁桃炎をやり、腎炎だといわれたことがあったが、その後なんともない。
 高校時代、雪の中に真紅な小便を出したことがある。校医から、腎臓結核で手術せねばならぬかも知れんぞ、とおどかされたこともあったが、くわしくしらべてもらったら、遊走腎だった。
 また、ある外国の診断学の本に、体質によって、そういう(昼間尿が少なく夜間尿が多い)ものがある、と出ていたことを思いあわせ、私のも、そういうたちのものだろうと今も思っている。
 ナッパ・青汁をやるようになってから、この傾向はいっそう甚だしい。
 さいきんでは、毎日、青汁を3〜4合のみ、野菜・果物をよく食べるので、たいてい3〜4回、時には5〜6回おきることもある。
 しかし、夕食には米飯か餅、菓子などを食べ、野菜が少ないと、1回か、精々2回どまり。
 そして、小便の色も、回数の多い時は水のようだが、少ない時は、かなり黄色っぽくなっている。
 糖尿病や、肝臓のはたらきがよわっての多尿の場合は、いつでも水のような小便が出、色が濃くならないのが特長だから、私のばあい、年のせい(膀胱の容量がへるといった)は無論あろうが、主には、やはり、野菜(や果物)の量が多い結果としか考えられない。
(1974・12:遠藤仁郎)<健康と青汁220号より>




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