遠藤語録文字 乾燥青汁ピロサンマーク
 手をあてる

 手をあてるだけでも、なかなか効果が出ることが少くない。
 「人は痛むところに手を当てる」。
 これが、治療のことを手当てという語源だそうだが、たしかに、痛むところに手を当てていると、なくならないまでも、かなり凌ぎよくなる。
 頭痛でも、歯痛でも、腹痛にも、腫れものの痛みにも。カゼのひきはじめ、のどがちょっと痛む、といったような場合、あごの下に手をあてていると、それだけで、ずっと楽になる。
 痛みではないが、気管が過敏になって、いらいらし、咳が出そうな時にも、喉笛のあたりを中心に、前からつつむように手をあてていると、これも奇妙におさまって来る。主には手の温みの効だろうが、暗示もあろう。あるいは、苦手といった霊妙な力があずかっているのかも知れない。

<1971年10月 健康と青汁第182号より>




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