遠藤語録文字 乾燥青汁ピロサンマーク
小脳萎縮

 「61才と57才の夫婦だが、フラフラするのでしらべてもらったら、小脳の萎縮のためで、もう治る見込みはない、といわれショックをうけた。青汁はどうだろうか」との相談。
 フラフラにはいろいろな原因があるが、大きな病院でくわしい検査をした結果、そういわれたのなら(おふたりともというのはいささかおかしいとは思うが)、チョット、どうにもなるまい。
 しかし、そうなるためには、それだけの原因がある筈。おそらく老化現象ということだろうが、それにしても、それがおこるわけがなければならない。結局、血のにごりだと私は思う。
 血がにごっていると、からだ中によくない影響をあたえるが、それが、いちばんこたえるのは抵抗力のよわいところで、そこが真っ先にやられる。
 あなた方のばあい、生れつき小脳がよわかったのか、何かのためによわくなっていたのかも知れない。そこで、血をきれいにすることにつとめていれば、あるいは、病気の進行がゆるめられるかも知れないし、ひょっとしたら、今までにいたんでいたところも、多少もちなおすかも知れない。

 血をにごらすもののだいいちは食べもののまちがい。
 砂糖、アルコール、白米飯、切り身の肉や魚などミネラル(アルカリことにカルシウムなど)やビタミンの少ないものや危険な添加物に汚染された出来あい食品の食べすぎだ。そういう食事だと、血が酸性にかたむくことや、有害な代謝産物や、添加物の影響でにごってくるから、極力へらすこと。
 反対に、血をきれいにするのにいちばん有効なのはミネラル・ビタミンがすべてそろって多い良質ナッパ(ホウレンソウ・フダンソウ以外の緑色の濃いナッパ類)だ。
 それをうんと、少なくとも一日1キロくらい食べること。といって、とても食べられないから青汁(約4合になる)にして飲む。それだけでも血はきれいになる。
 もっと多ければなおよい。また、主食や副食物も、なるべくミネラル・ビタミンの多いもの、たとえば、イモ・マメ・ナッパ食にすればいっそう効果的だ。もっとも、これで、はたして効果があるかどうか、それは何ともいえない。しかし、ほかに方法がないというのだから、ともかく熱心に、根気よくつづけてみてはどうか。
<(60・2)健康と青汁 第406号より>




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