遠藤語録文字 乾燥青汁ピロサンマーク
小便の出方
 小便の出方は、便所に立つとすぐ出はじめ、しかも、初めから勢いのよい強い線で出、出終った後は、すぐに完全にとまるのが最上。
 出だすまでに時間がかかったり、初め、細々とよわくしか出ないというのも、出終ったあと、ポタポタ落ちたりするのも、ともに、正常ではない。
 これらは、いずれも、前立腺肥大とか、老人にみられる出方だ。
 しかし、必ずしも、そうとばかりはいえず、出はじめの時間のかかるのは、神経質な若い人にも、よく見かける。
 実は、私もそれで、中学時代よくやった「つれない小便」にはいつもおくれをとったし、その後も、この傾向はずっと続いている。
 ひとりの時は割とらくに出るのに、人と並ぶと仲々出ない。
 気が急ぐだけいっそう出にくい。
 一緒に筒口をむけた人がサッサとすまして行く頃、ようやく出始めるといったぐあいだ。
 もっとも、尿線の太さはふつうだが。
 これは、神経の過敏なものの特長で、膀胱括約筋の緊張の強いための、純然たる神経的のもので、以前ほどではないが、今も同じだ。
 ちか頃、とくに感じるのは、ながく我慢して、ギリギリのところまでたまった時の排尿のばあいだ。
 やっと出だしても、初めはポトポト落ちたり、ごく細い線がよわよわと出るだけ。
 しだいに、いくぶん太くはなるが、時には、まだ十分出切らぬうちに、もう止ってしまう。
 たびたび、しぼり出すようにして、また、少しづつ出るには出る。
 そして、出終りもきまりがつかず、ながくポタポタが続き、力むとまた少し出る、というぐあい。
 まことにだらしがない。
 しかも、時間をかけて、もう終ったと思って帰って来るのに、パンツを濡らしていたりもする。
 まったく、前立腺肥大の時の出方そのままなんだが、程よくたまっている時には、すぐに出、初めからふつうの太さで気持よく出るし、後でポタつくことも殆んどない。
 どうも、前立腺のせいばかりとも思えない。
 おそらく、小便がたまり過ぎたため、膀胱がのびて収縮力がよわって来ることと、出口の括約筋の緊張が反射的につよくなりすぎた結果であろう。
 けれども、以前には無かったことなので、やはり、年のせいではあろう。いずれにしても、ひと年とったら、小便のため方の程度に気をつけ、あまりひどく張り過ぎないうちに、むしろいくぶん早目に排尿することだ。

<(45・10)健康と青汁 第219号より>




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