脊柱靱帯骨化症 |
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「以前はケールをしぼって一日1合くらいずつ飲んでおりましたが、現在は粉末ばかりです。 この病気は、脊柱をささえている靱帯の一部(頚椎の上部のことが多い)が骨化し、神経や脊髄を圧迫して、そういう色々な症状が出るものです。手術して骨化部をとり除けば、それらの症状は簡単になくなります。しかし、いつまた再発するかも知れませんから、予防が大切なわけですが、原因がわからないので、適確な方法がありません。難病といわれる所以でしょう。 こういうわけのわからない病気のばあい、いつも、私は、日常生活、ことに食のあやまりのためにおこる血のにごりが原因であり、それを直せばよいのではないかとかんがえます。毎日青汁1合、牛乳3合のみ、バランスのとれた食事に気をつけていらっしゃる、とのことですが、 「どちらかといえば甘いものが好きで、塩からいものも好きでした」そうですから、インテリ層の人にありがちな、また、少しふとり気味などのことから、やはり、精製穀・肉・糖・脂類にかたむき、野菜ことに良質ナッパの不足した、つまり、カロリー・蛋白質にたいし、それらの代謝に不可欠のミネラル・ビタミン類の不足した美食家であり、また、加工・保存食品依存傾向があったのではないでしょうか。 ために、血がにごっていた――もっとも、ドック検査では異常なしとのことですが、それにかからないごく軽微な変化、あるいはふつうやらない、たとえば、血のねばりや、血管系、ホルモン系や神経系の僅かな変調などといった、はおこっていたにそういありません。 そして、一方、脊柱靱帯には、生れつき、あるいは日常生活の間に醸成された弱点があり、そこに、ウッ血、コリ、軽い炎症などがくりかえされており、ついに、骨化するにいたった、のではないでしょうか。 こうかんがえると、その予防には、
(62・12)
<(1988・10) 健康と青汁第386号より>
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