遠藤語録文字 乾燥青汁ピロサンマーク
 眼がかゆくなる

 和歌山県のかたから、ケールの種子をもとめて来られたが、それには、「7才の男児が、昨年の夏から眼がかゆくなった。専門医に見てもらったら、体質からきているので、思春期になるまでなおらない。それまではサングラスをかけるようにして、といわれた。いまのところ、眼薬とサングラスで痒がらないが、夏には水泳もやらせたいので、困っている」とあった。
 専門外のことなのでくわしいことは私は知らないが、おそらく、目が日光にたいして感じやすく、かぶれやすい、つまり、アレルギー性になっているのでないか。体質からきているとのことだから、あるいは、生れつき感じやすいのだろうが、この症状が出るようになるためには、なにか原因がなければならないわけで、多分、それは、この児の日常、ことに食べもののまちがいにあるのでは、とかんがえたい。

 甘いものが好きで、菓子をよく食べ、ジュースをよくのむのではないか。三度の食事には、おいしく味つけした魚や卵ばかりそえ、野菜類はほとんど食べていないのではないか。
 また、ハムやソーセージなどがお八つになっていないか。もし、そうだとすると、からだが酸性にかたむいて、カルシウムが不足してくるので、抵抗力がよわって、感受性がたかまり、ものごとに感じやすくなる。それが、この児のばあい眼にあらわれているのであろう。

 目薬とサングラスでおさまっているようだが、それを、これからながく、ずっとつづけるのは大変なことだから、ともかく、食べものをなおして、たかまっている感受性を低めるよう努めてみるべきだろう。それには、まず、間食の甘い菓子やジュースをやめて、焼いも、いり豆、くだもの(農薬のかかっていない)、その他自家製の甘味の少ないものにし、のみものは、農薬汚染の心配のない番茶、むしろ麦茶や草茶にすること。おかずには、なるべく野菜ものを多くし、調理は簡単に、味はうすくすること。貯蔵食品や出来あいもの、インスタントものなどには、カブレの原因になるような添加物のおそれがあるから、なるべくさけ、できるだけ安全な食品ばかりにすること。そして、安全で良質のナッパからつくった青汁を、毎日、少なくとも1〜2合(もとのナッパ250〜500グラム)はのますこと(多ければ多いほどよい)。これを熱心につづけていれば、やがて治ってしまうのではないか、という気がする。(55・3)
<1980・11 健康と青汁 第291号より>




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