遠藤語録文字 乾燥青汁ピロサンマーク
 尿道括約筋の老化

 45才の商家の主婦
 「3回目のお産のあと、尿道のしまりが悪くなり、洩らす(不随意排尿)ようになりました。寒い時がとくによくありません。」
 「お産の際の傷がひどかったんですか?」
 「いいえ、そんなことはありません。専門の先生は、括約筋の老化によるものだ、といわれました。ほかにも老化がみられるんだそうです。」
 「括約筋は尿道をしめ尿の洩れ出しを防いでいる筋肉で、尿意があっても我慢できるのはそのためです。それが弱ってくると、しまりがゆるんで洩れるようになります。その老化は、ふつう70〜80になってからで、これは年のせいです。それがあなたの年で出たのには、何か特別な原因がなければなりません。あるいは生れつき括約筋の弱いからだ(体質)だったのかも知れません。しかし、それが、はやくいたんだことにも、また、何か原因がなければなりません。おそらく、それは括約筋を養っている血のせいでしょう。その血が正常(きれい)であれば、括約筋のはたらきはながく衰えませんが、血に異常(にごり)があると、はやくやられます。この血のにごりの原因の主なものは食べもののまちがいだろうと思いますが、食事はどういう風で?」
 「ご飯は白米、おかずには魚介類が多く、野菜は不足がち。」
 「甘いものは?」
 「大好き。」
 「インスタントものなど出来あいものは?」
 「いそがしいので、そうなりがちです。」
 「そうだと、かなり偏っていますし出来あい食品も手伝って血がにごり、老化をはやめたのではないか。そして、これをなおすことで、ある程度は回復してくるのではないか。少なくとも絶対不可能とばかりはいえないような気がします。ともかく熱心に食改善にとりくんでみようではありませんか。食べものはすべて、出来るだけ安全な自然食品にすること。そして、主食には米をへらして、豆・イモを加え、蛋白食品の魚介類の代りには大豆ものを多くし、ナッパを主とする野菜をうんとふやし、青汁は少なくとも3〜4合(もとのケール1キロ)以上のむ。調理は簡単に、味つけはうすく。菓子やジュースはやめるかひかえ、安全な(農薬のかかっていない)くだものにする。次に括約筋を強める訓練をやってみること。

  1. 尿意を感じた時、できるだけ我慢する練習。
  2. 尿意のあるなしに拘らず、絶えず尿道をすぼめる運動をするようつとめること。

 これで治るかどうか、それは何ともいえません。しかし、ほかにこれという方法もないのですから、ともかく根気よくやってごらんになってはどうでしょう。」
(61・11)
<健康と青汁第376号より>




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