遠藤語録文字 乾燥青汁ピロサンマーク
 自律神経不安定症

 23才の工員。平素、血圧は少し低い(100前後)方だが、せんだっての検診で高い(150/110)といわれた。よくのぼせたり、フラフラしたり、動悸が30分もつづくことがある。夜勤でコーヒー(砂糖3〜4杯入れる)3杯ものむと、朝方にとくにおこりやすい。酒、タバコがすぎてもよくない、との訴え。
 やせだち。貧血はしていないが蒼白くみえ、肌の色がさえない。神経質そうな顔つきで、ものいいも性急。血圧130/90。心臓その他に、また尿にも異常はない。肉食が主で甘いものが好き。野菜は殆んど食べない。

 自律神経不安定症だろう。神経が不安定で感じやすくなっているので、緊張するだけでも血圧は上るし、のぼせたり、フラフラも動悸もおきやすい。原因としては、生れつきということもあるかも知れないが、多分、日常生活ことに食べもののまちがいが大いに関係しているだろう。肉食がすぎ、糖分がすぎると、神経が感じやすくなる。野菜、ことに良質のナッパ類は、これを防ぎ、神経をしずめる。

 そこで、ともかく、まずホウレンソウ、フダンソウ以外の、緑色の濃いナッパをしっかり(少なくとも1日400〜500グラム、理想的には1キロくらい)食べることだ。大部分を青汁にすれば、たとえば1キロのうち700〜800グラムを青汁(約3合になる)にして飲み、あと200〜300グラム適当に調理して食べれば、これくらいの野菜は難なくたべられる。調理は簡単にし、味つけはうすく(糖分だけでなく塩分も神経を刺戟する)。間食の菓子はやめ、くだものにする。
 コーヒー なるべくうすめにして砂糖なしか、入れてもかき混ぜずにのむ。
 酒、タバコ ともに神経をたかぶらすから、なるべくへらす。
 そして、あまり気にしないこと。薬はいろいろあり、さかんにつかわれているが、なるべくさけることだ。こういう食養生をやってみて、それでよくなればよし、それでもよくなければ、も一度相談しようじゃないか。(54・11)

(1983・4:遠藤仁郎)<健康と青汁320号より>




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