遠藤語録文字 乾燥青汁ピロサンマーク
肺ガンだが

 電話相談。
 「肺ガンといわれて入院していたが、きつい薬や放射線がこわいので退院。うちの仕事(クリーニング)をつづけている。別に何ともない。青汁をすすめられてピロサンを毎日大サジ山もり2杯づつのんでいる。からだの調子は至極よい。つづけていたらなおるだろうか?」
 「よいことは確かによい筈だが、それだけで治りきるかどうか、それはわからない。それに、青汁は薬ではなくて、食べもののまちがいをなおし、血をきれいにして、弱っている抵抗力をたかめ、癌に立ち向かおうというのだから、なまやさしいことではない。だいいち、今の分量では少なすぎる。」
 「どれくらい飲めばよろしいか?」
 「少なくとも、1日にケール1.0〜1.5キロ。青汁にして4〜5〜6合以上。多いほどよろしい。」
 「ピロサンでは?」
 「ピロサン大サジ山もり1杯が生の青汁の5勺くらいだから、8〜12杯以上、15杯でも20杯でも。ともかくしっかり。生命がけで飲むこと。また、青汁の効きめをたかめるために、ほかの食べものにも気をつけること。
 青汁のネライは、ふつうの食事に不足しているミネラル(アルカリ、ことにカルシウム)やビタミン類を補うことだから、ほかの食べものも、なるべくそれらの多いものにする。主食には、ミネラル・ビタミンの少ない白米飯をやめて、それらに富んでいるイモ類を。蛋白食には、同じように肉・魚の切り身よりは、全体食べられる小魚や大豆。
 そして、オカズの野菜にはなるべく良質ナッパにする。つまり、イモ・マメ・ナッパ・青汁食だ。また、青汁はもちろん、ほかのものもすべて、できるだけ安全なものにする。農薬その他生産用や保存用につかわれる薬や、添加物の中には発癌性のあるものが少なくないから、そういうものに汚染されているおそれのあるものはつとめてさける。(お宅の仕事につかう薬品にも十分気をつけること)といって、現在、本当に安心して食べられるものは殆んどない。そこで、せめて青汁だけでも十分飲もう、ということになるわけで(いく分毒消し作用もあるので)、非常識というほどの大量が必要と思われるし、実際そうして初めて効果ものぞめるわけだ。それに、青汁中心の食事に徹底していると、あなたがおそれている抗癌剤や放射線にも、よく耐えられる(副作用がおさえられ)から、安心してその治療もうけられる。
 なお、調理は簡単に、味つけはうすく。タバコ、酒はもとより、菓子・ジュース類など糖分の強いものもやめるかひかえること。その他一般養生法の大切なこというまでもない。」
 「血をきれいにするのに青汁だけ飲んだらどうか?ほかのものは食べずに?」
 「青汁断食というやつで、血をきれいにするにはいちばんよいんだが、あなたのばあい、体力をよわらせてはまずいから、1〜2日か2〜3日程度やってみて、調子がよければ時々やるというのが無難だろう。」(61・6)(遠藤)

 ………その後連絡がないので、どうなったかわからないのは残念だ。

<1989・2 健康と青汁 第390号より>




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