遠藤語録文字 乾燥青汁ピロサンマーク
外食のテンプラ

 かなり大きな胆石があり青汁食をつづけているうちにレントゲンに写らなくなった方(本紙302―昭56・10月号参照)からこういう手紙がきた。

 「胆石が消えまして10年あまり。食事の油類(テンプラ、油いため、外食にも)少しも気にしないでいただいてきましたが、昨62年11月下旬、外食のテンプラが、ちょうど胆石があった時のように、あたりました。あまり久々のことで、軽く考えておりましたが、仲々回復しませず、1ヶ月後あたりから厳重に食事に気をつけました。食事がおいしくなりだしたのは2ヶ月後の3月初め頃からでございました。熱を加えた油には全く自信がなくなりました。」

 青汁はずっと熱心につづけていられるのですから、多分そうではなかろうとは思いますが、やはり、いちばん考えられるのは胆石の再発です。油ものだけでなく、主食、間食、味つけの糖分をひかえ、カロリーが過ぎないよう十分注意して下さい。
 次に油そのもの、ことに外食の油もの。テンプラ専門店などのように新鮮・良質の油は問題でないでしょうが、ふつうのアゲモノ屋のものだと、存外古い油をつかっているかも知れません。ご存じのように、高熱をくりかえし加えると、変質して、胃腸の運動をたかめます。下痢するのはそのためですが、同時に胆嚢も刺戟されます。
 また、植物油に多い不飽和脂肪酸は酸化されやすく過酸化脂肪酸ができ、それが肝臓その他に悪い影響をあたえます。これらが久々の発作やその後の食欲不信の原因になったのではないでしょうか。なお、不飽和脂肪酸からは発癌性のものができるそうです。血液コレステロールをへらす目的で植物脂肪を多くとって、心筋梗塞はへるが癌がふえた、といいます。ことに使い古した油ではこれらの危険が大きいでしょうから、外食ものはなるべく避け、食べるなら自家製のものにし、それも、あまり過ぎない方が無難でしょう。(63・3)

<1988・9 健康と青汁 第385号より>




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