遠藤語録文字 乾燥青汁ピロサンマーク
 脚腰の痛み

 72才の老女。
 「いぜん、ケールを栽培して飲み、大変調子がよかったんですが、その後、やめていました。さいきんになって、脚腰が痛みだしましたので、また飲んでいますが、“ケールはアルカリが強いので、それだけよりも、他の野菜やくだものを混ぜた方がよろしい”という人があり、迷っています。」
 「とんでもありません。そのアルカリが、ことに、その中のカルシウムが、痛みによいのです。ほかの野菜やくだものもアルカリ性ではありますが、肝腎のカルシウムが少ないので、それだけ効果が落ちます。迷わずにケールを、少なくとも4〜500g、もっと多く7〜800gから1キロを(汁にして2合から3〜4合)おのみなさい。もっと多ければなお結構です。
 なんでしたら、1日でも2日でも、ほかのものは何も食べず、青汁だけを飲んでごらんになってはいかがです。青汁絶食というやつで、5〜6合以上でもラクに飲め、それっきりよくなることがあります。
 反対に、よくないものの筆頭は糖分。
 お菓子やジュース、味つけの砂糖などがすぎると、痛が出たり、強くなります。次が白いご飯やお餅。そして肉や魚の類。これらは、みな、酸性の強いもので、これらがすぎると血が酸性にかたむき、カルシウムの力がよわって痛みが出たり、強くなります。
 その酸を中和するのがアルカリ。そしてカルシウムには神経の感じをおさえ鎮める作用があるからで、アルカリ性が強くカルシウムの多いケールがよい所以です。
 なお、脚腰の痛みには、その部の血のめぐりをよくすることが大切ですから、少々痛くても、軽い運動をしたり、もんだり、たたいたり、お風呂や温泉であたためること。また、真綿やモグサを入れた腰まき、パンツ、懐炉などで冷さないよう気をつけることです。
(62・11)

<1988・11 健康と青汁 第387号より>




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