遠藤語録文字 乾燥青汁ピロサンマーク
ナッパ・青汁は毒消し

 穀・豆・肉・魚・砂糖などカロリーの多い食べものは、いわゆる滋養にとんだ、栄養価のたかいものとされている。これらは、糖質・脂肪・蛋白質にとんでいるが、ミネラル(アルカリ・カルシウムなど)が少ない酸性食品であり、ビタミン類も少ない。
 そこで、これらが過ぎると、血は酸性にかたむき、アルカリが少なくなる(血のにごり)。それだけでも、からだのためにはよくないが、そのうえ、ビタミンが十分でないため、カロリー源(糖質・脂肪・蛋白質)の代謝がうまく行かず、中間の有害産物ができる(血のにごり)。
 たとえば、穀物だけで動物を飼うと、やがて病気し死んでしまう。肉だけでも同様。つまり、カロリー源だけでは有害。毒作用がある。ところが、それに、ナッパをそえ自由に食べさすと、元気に生きのびる。ナッパにはカロリー源の毒をおさえる、毒消し作用があるといってよいわけだ。もっとも、これは少々コジツケみたいな気もするが、実際、ナッパには毒を消す力がある。
 昔、いつの頃か知らないが、備後の鞆の浦でフグがうんととれた。浜の人のこと、毒のあることはよく承知していたが、捨てるのは勿体ないと、食べ、たちまち中毒し、大騒ぎになった。その中に一軒だけ、同じように食ったが何事もない家があった。その家の主人、分別のある人だったとみえ、なぜ自分のうちだけ無事なのかと考え、ツワブキの葉を一緒に食べたことに気づいて、他の人にもすすめ助かったという。
 古い言い伝えで、真偽のほどはさだけではないが、本草綱目や民間療法の本にも、「フグ毒にはツワブキ」と出ている。確実なものに、実際経験したものをあげると、いぜんもっとも恐れられた肺結核の特効薬に、マイシンの次に出た有力な新薬はパスだったが、何分にも副作用がきつくて、みんな困りはてていた。それが、青汁をのんでいると少しも障らないので、大変よろこばれた。
 次は、さいきんの難病の癌の特効薬。この抗癌剤も副作用のひどいものだが、これまた青汁によって簡単に解決され、少しも障らずに治療を続行することが出来る。放射線の治療(これも副作用がつよいのだが)でも同じことを経験している。これらは、いずれも青汁の毒消し効果といってよいだろう。
 手近なところでは酒。この毒もたしかに消える。酔わない、はやくさめる。悪酔い、二日酔しない。肝臓のはたらきをよくして、アルコールの分解をすすめるためであろうが、直接毒消しするのかも知れない。タバコの害もどうやらいくらかは減るらしい。
 また現在の食生活で大きな問題はいわゆる食品公害。農薬その他生産用につかわれる危険な薬剤の残留や添加物の害。これらは、いかに細心の注意を払っても、とても完全には防ぎきれないものだが、それまた、十分のナッパ・青汁で、ある程度防がれるか、少なくとも減らしうるのではなかろうかという気がする。ナッパ・青汁は病気にもよい。どころか、現代医学の手古摺るような難病でさえもよくなることがあるが、これまた、毒消し効果のあらわれでといってよいのではないだろうか。というのは、どんな病気もそのもとは、どどのつまり、あまりにも不自然・不合理な日常生活、ことに食のあやまりによる血のにごり――つまりその中毒)にあるわけだが、ナッパ・青汁はその毒を消し、血をきれいにし、からだ中のはたらきをよくして、健康力・生命力をもりあげ、抗病能・治癒能をたかめるものだ、とかんがえられるからだ。
(60・11)

<1986・9 健康と青汁 第361号より>



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