便の色
御質問:『便の色』 他
こんにちわ。母の勧めで青汁を飲んでおります。
……中略……
それと、青汁を飲むとウンコが緑色なんですけど、これって栄養素も排出されてるんでしょうか?
母がとてもツリーケールの種を欲しがっているんですけど、種屋さんにはおいてないのです。
どうにかして手に入れる方法はないでしょうか?
……以下略
御返事:メール拝見いたしました。
……略……
次に、便が緑ということにつきましては、これは、昔から、青汁愛飲者の中では、当然のことのように、言われているのですが、
『便が緑になるくらい、飲まないと、青汁がまだ足りない。』と言われてきました。
勿論、緑色ということは、お腹の中を通りすぎてしまっているものはあるのでしょうが、それはごく当たり前のことで、私も毎日、乾燥ものの青汁、『ピロサン』というんですが、それを飲んでいるため、便は緑色です。これについては、青汁の提唱者で、最近なくなられた、遠藤仁郎というお医者さんが、次のようなことを、はるか昔に言ってらっしゃいますので、参考に打っておきます。
『健康と青汁』第32号(1959年4月15日発行)より
屎の緑化
医学博士 遠藤仁郎
これまでの食べ方の間違いは、白米の食い過ぎ、肉類の偏重、砂糖の濫用によるこというまでもありませんが、一方、それらに釣り合わねばならぬ緑菜類(良質の)不足にもあります。
そこで、私どもは、多年、緑葉食青汁の必要性を強調。毎日、『菜っ葉を食え、青汁を飲め。ともかく食膳を緑化しよう。そうさえすれば、健康になれること疑いなし。病気の治りもよくなる。』と言い続けているわけです。
そして、『主食よりも副食を多く。主食と副食の関係が逆転し、おさいにごはんを添えるようにするのがよい。』とか、
『今では米麦が主食で、その他はみな副食と呼ばれているが、栄養分の含まれ方からいえば、米や麦だけでなく、豆も芋も主食だし、肉や魚や卵も主食と同じものだ。砂糖も酒も。』
また、『副食は野菜、海藻、果物類だけで、中でも緑色の濃い菜っ葉類(ホウレン草は例外だが)が大切なのだ。』
そして、『主食品(穀、豆、芋、肉、魚、卵など)に対して、2〜3倍(重量で)の、青菜っ葉を主とした野菜類が必要だ。』とか、
『飯やパンの一口にも、豆や芋や肉、魚、卵の一口にも、おさい(野菜)の一口は食べねばねらぬ。』
『しかも、野菜類はなるべく多くを、生で食べるべきだ。』などと説いていますが、どうも、うまくわかっていただけぬようです。
ところで、菜っ葉食での屎の色ですが、うんとしっかり食い、青汁にしても飲むと、かなり緑色になります。しかし、色の濃い菜っ葉でも少々くらいではかいもく色はつきません。
また、たとえ相当量食ったにしても、ろくろく噛みもせず丸呑みしたのでは、(栄養分もちっとも役にたちませんが)、屎にも色はつきません。
してみると、菜っ葉を充分に、しかも有効にとったかどうかは、屎の色がもっとも正直にしめしてくれるようです。
そこで思うのですが、どうやら『食膳の緑化』だなどという小綺麗な表現ではなしに、むしろズバリ、『屎の緑化だ。屎の色が緑になるくらい食べよう』といった方が、早分かりするといったもののようです。
次に、
ツリーケールの種をお探しということですが、……
もしも、種が必要なら、とりあえずの量になりますが、当社で、お勧めできる種を無料でお送りします。御住所を明記した返信用封筒を同封の上(80円切手は貼っておいてください。)当社あてに御郵送ください。
〒553ー0003
大阪市福島区福島5ー13ー18 福島ビル303号
田辺食品株式会社
TEL:06ー6451ー1222
FAX:06ー6451ー1788
最後に、
返事がおくれまして、申し訳ありませんでした。
青汁は、とにかく、自家製のケールを搾ったものが、最高です。大変でしょうが、それを続けられることが、一番大切だろうと思います。
どうか封筒をお送りください。当社からお送りする種が、お母さんに育てられて○○様の元気に一躍買う事を祈りたいと思います。 以上でした。
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