ピロサンの成分表
『ピロサンの成分表』
岩手県 女性
拝啓
このたびは熱心な御質問をいただきましてありがとうございました。
成分分析表につきまして、内容的に信じられないとまで言っていただけた方はいまだかつてございませんでした。これは、ある意味で非常に熱心なお褒めをいただいたような気持ちでありがたく思っております。
当社の製品はすでに30年を超える永きにわたりご愛顧いただいておりますが、約20数年前より、実はまったく同じ製造法で作り続けてきております。材料となるケールはもとより、洗浄、青汁の抽出、乾燥と全く同じ工程を経て、製品となっているわけであります。ただし、もともと天然のものですから、材料とするケールは、収穫時期、収穫地、天候(気温、湿度、降水量)、様々な要員でかなり変化します。その点をあらかじめ踏まえてご確認いただければ幸いです。
次に、内容についてですが、これは、100g当たりの含有量となりますので、(食品分析は、通常100gが分析の単位になっています)粉末100gはケールの生葉100gと比べると、かなり多くの含有成分量が検出されることは実は至極当然のことです。生葉を絞って青汁にする時点ですでに、かなりの絞り粕が出ますし、青汁を乾燥させる時点で水分が飛ぶわけですから、当然のことながら濃度は増大します。つまり、絞り粕と水分を取り去ったあとの粉そのものは、実は、それよりはるかに重いケールの束から作られているのです。
そして、最後になりますが、当社は、できれば、栄養分析の表には現われない未知の成分に対しても期待しているものがあります。遠藤青汁の始まりは、かれこれ50年程前にさかのぼりますが、発足当時より、青菜の持つ未知の成分が、如何に様々な形で効果を上げてきているかを思い起こしますと、当初は、話題にもならなかった『カロチン』や最近世間を騒がせた『メラトニン』。こういったもの以外にも、更に、新たな成分がこれからも、声高らかに叫ばれていくのかも知れません。そんな中で黙って毎日、青汁を飲み続けてらっしゃる方が、実は30年も前からカロチンを的確に補給し続けていたんだとわかってみても、そこに残っているのは『無病息災』というありがたい4文字だけなわけです。それでも我々はそのことを貴く思い、『ただの野菜の粉なんですが……』といいながら毎日お勧めしている次第です。
以上により、ピロサンのような、天然の素材をそのまま扱ったような食品の場合は、日頃の御利用で感じられた御自分の体調の良し悪しで判断されることが一番です。
せっかくのご質問ということで、分析表のグラフと最近作りました手作りの資料を同封させていただきます。今後の御健勝をお祈りいたしております。どうも失礼いたしました。
敬具
×× 様
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