遠藤語録文字 乾燥青汁ピロサンマーク
 痰とかゆがり

 「主人ですが、もうかなり以前から、毎日咳もないのに痰が出ます。しらべても胸部に何も異常はありません。」
 「痰の分量は?」
 「少しだけ。そしてもう一つ。同じ頃から頭と頚から胸、背中にかけてかゆがります。別に何も出ないんですが。痰と関係があるんでしょうか。」
 「痰は気管支からですし、かゆがりは皮膚のもので、その間に直接関係があるようには思えません。が、共通の、たとえばアレルギーといったもの、があり、気管支が、気管支炎というほどではないにしても、感じやすくなっており、タバコやよごれた空気などに刺戟されて分泌物があり、痰として時折出てくる。かゆがりはカブレの一種で、おそらく、自律神経が過敏になっており、何かの刺戟にカブれて、発疹するほどではないが、かゆく感ずる、といったものではないでしょうか。こうした過敏症の下地(素質)のもとは食べもののまちがいと関係がふかい、と私は思うのですが、ご主人の食習慣はどうですか。」
 「肉食がちで、野菜が少なく、酒はのまないが、甘いものが好き。タバコは20本程度。」
 「だとすると、カロリーにたいしミネラル・ビタミンが不足しており、どうしても血がにごり、神経が不安定になり感じやずく、アレルギー性になってきますから、多分それが原因でしょう。それをなおすには、すぎている糖分や肉類をへらし、不足しているミネラル・ビタミンの最良給源である良質ナッパをうんと摂るべきですが、安全なナッパはありませんから、青汁でもうんとのみ、食品はなるべく安全な自然食品にし、農薬や添加物に汚染されたものはできるだけさけるよう心がけることです。なお、初めに1〜2日の青汁絶食(ほかには何も食べず青汁だけのむ)をやってごらんになってはどうでしょう。もし、これで痰やかゆがりがとれるか、へるようだと、ナッパ・青汁にたいする理解ができやすく、食改善にとり組みやすくなるかも知れません。(59・1)

<1986・3 健康と青汁 第355号より>




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