遠藤語録文字 乾燥青汁ピロサンマーク
 視力が下がった

 「15才の長男(中学生)の視力がさいきん急に下がり(0.4、いままで1.2だった)。眼鏡が必要といわれました。ほかに蓄膿があり、乗りものに酔いやすく、カゼをよくひきます。また、13才の長女は毎冬シモヤケに悩まされています。先生の「青汁は効く」を見て、ぜひやりたいと思い、畑の大根葉を飲ましましたところ、大変いやがり困っていましたが、先日の電話でケールのことを知りました云々。」

 視力が下がったというのは近視になったということだろう。近視は、眼球の奥行きが長くなって、物の像が網膜の前で結ぶようになるため。その原因として、読書など近くを見ること(近業)が多いことがいわれている。しかし、それだけではなく、もひとつには、眼球の外(鞏)膜そのものの強度が弱くなっていることにもよる。14〜5才というと、ちょうど食べざかり、のびざかり。おいしくたいた肉や魚や卵で大飯を食い、インスタントものなど出来あいの食べものや菓子、ジュースとさかんに食べ飲みし、まずい野菜ことにナッパ類はほとんど見向きもしない。そこで、カロリー、蛋白質は十分〜十二分にあるが、それらの体内処理になくてはならないミネラル(アルカリ、ことにカルシウム)やビタミンがひどく不足しているうえ、危険な添加物に汚染された食事になっている。そのため血がにごり、からだ中のはたらきが悪くなり、抵抗力のよわいからだになってしまう。蓄膿になったり、カゼをひきやすくもなるのだが、それとともに、眼球の鞏膜の強度もよわくなり、近業のためにたかまる眼圧によって伸び、近視になるというわけだ。

 つまり、視力が下がったのも、その他も、すべて食べもののまちがいのためであり、そのまちがいの主なものは、カロリー・蛋白質ばかりが多くて、ミネラル・ビタミンの乏しい不完全食にある。だから、それをなおすには、どうしても、ミネラル・ビタミン類の最も有力な給源であるナッパを、それも少々ではダメで、少なくとも毎日400〜500gをとらなければならない。で、青汁がもっとも適切な方法なのだが、大根葉はマズかった。大根葉は成分的にはたしかによいものなんだが、生の葉はオロシ大根同様、とてもカラくて飲めっこない。ケールはその点ずっとぐあいがよいが、いますぐまいても葉がとれだすまでには、早くて3〜4ヶ月はかかる。それまでに適当なものがなければ、乾燥ものでもよいから、ともかくしっかりのみ、一方、ほかの食べもの、なかでも糖分と白米飯に気をつける。動物実験でも、砂糖がすぎるだけでも近視になるといわれているから、菓子やジュースはやめるかできるだけひかえ、味つけの砂糖もなるべく少なくする。白米飯も同様、どうしても米がほしければ玄米にする。また、出来あいの便利な食べものはさけ、なるべく安全な自然食品をえらぶ。こうしていれば、視力もしだいに回復してくるだろう。少なくとも進行はとまるか少なくなるだろう。また、蓄膿にもよいし、乗もの酔いやカゼにもつよくなるだろう。妹さんのシモヤケもおこらなくなるだろう。(58・10)

<(1985・5 遠藤)健康と青汁第345号より>




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