遠藤語録文字 乾燥青汁ピロサンマーク
醤油・ソース

醤油
 醤油は、もと、足利時代に出来た経山寺味噌の底にたまった汁、つまり、ヒシオ味噌のタレから。
 栄養分はなかなか多く、ことに、B2にとむことが注目されます。但し、塩分がつよい(約20%)ので、大量はとれず、味噌と同様、調味料としての意義が主で、栄養補給には、多くを望むわけにはゆきません。
   熱量4.1カロリー 
  蛋白質6.9グラム  
   脂肪0.6グラム  
   糖質2.0グラム  
カルシウム50ミリグラム
    燐170ミリグラム
    鉄4.8ミリグラム
ビタミンA0国際単位 
   B10.2ミリグラム
   B20.6ミリグラム
    C0ミリグラム
 日本料理の味だといわれるくらいですが、遺憾なことに、これも、今では、純粋のものが少い、いや殆んどありません。
 いわゆるアミノ酸醤油はもとよりのこと、ふつうのものでも、純粋の醸造醤油は市販されていない、というのが本当の姿です。
 先年、山口県の宇部で、毒醤油事件がおこったことがありますが、それは、加工の途中でつかわれる薬品のまちがいからでした。森永のドライミルク事件と同じく、粗製の工業用の薬品がつかわれたため、その中に有毒な砒素分があったからでした。こういう間違いはめったに無いにしても、多くのものが、色づけされていたり、人工甘味がはいっていたり、防黴剤が加えられています。
 以前の醤油は夏には、かならずカビが浮んだものですが、今は、年中少しも変りません。出来ることなら、これも自家製にしたいものです。しかも、もともとヒシオ味噌から出たものですから、これを絞って使えばよいわけですし、使い方も、味噌同様、全体の味つけに使うのでなく、刺身のばあいのように、少しだけ、つけて食べるようにすることです。
 そうすれば、だいいち安全であり、添加物の危険のない上に、とり入れる食塩量も少くてすむので、もっとも合理的な醤油のたべ方だといえましょう。

ソース
 ソース、正しくはウスター・ソース
 Worchestershire ソース。
 ライスものやフライ、カツ、テキなどにかけるやつ。食の欧米化とともに、今では、おそらく、どこの家でもよく使われていることでしょうが、市販品であるだけに、添加物のことが気にかかります。
 その上、あまり大量に食べると、それだけでも、厄介なことが起りかねないもののようです。オーストラリア、ブリスベーンのマーフィ博士によると、このソースが非常に好きで、どんなものでも、ソース漬けにして食べていた人があったが、ついに腎臓をいため、結石が出来た。そして、ソースをやめさせたら健康を回復したそうです。
 このソースには、醋酸、ニンニク、胡椒、ショウガ、オールスパイス、ニクヅク、肉桂などがはいっていますが、いずれも腎臓のためによくないものばかり。それに、有害な色や防腐剤なども添加されているでしょう。自家製造はむつかしいにしても、なるべく、信用のあるメーカーの純正品をえらぶこと、そして、使用量は出来るだけ少くすることが安全というものでしょう。

<健康と青汁 第157号より>




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