遠藤語録文字 乾燥青汁ピロサンマーク
 背中が冷える

 70才、農家の婆ちゃん。2〜3ヶ月まえから背中が冷える。懐炉を入れると気持がよい。
 整形へ行ってみたが、何ともないといわれた。よくふとっており、肌の色が少しにごっている。
 肩から背中にかけてコッており、圧えると気持ちがよい。
 血圧は170/80。尿にウロビリノーゲン反応が出ているが、これは、3〜4日に1回という便秘のせいだろう。
 食事は、毎食白米飯1杯。白身の魚少々。野菜はよく食べるといっているが、飯の量より少ないていどで、菓子は好きだが、ひかえるようにしている。

 ○ 

 背中が冷えるのは、食べものがかたよっているからだ。便秘するのも、血圧が高いのもそのためだ。
 つまり、飯や魚や糖分にくらべて野菜ことにナッパ類が少なすぎるので、血がにごり、ねばってきて、血のめぐりが悪くなっているためだ。
 ぬくめたり叩くと、血のめぐりがよくなって冷え方が軽うなる。しかし、これは一時的の間にあわせ。本当になおすためには、どうしても食べものをかえて、血のにごり、ねばりをとらねばならない。
 それには、ともかくナッパをしっかり食べることだ。
 また、通じをよくするためにはカス(繊維)の多いものがよいから、白米飯よりは玄米か麦飯、豆、芋飯にし、おかずには、ナッパを主とするいろいろな野菜、山菜、海草をそえる。
 血のめぐりをよくするためには、温めたり叩くほかせいぜい肩や背中を動かす体操をすること。
 そのようにしていると、血がしだいにきれいになり、ねばりがとれ、血のめぐりがよくなってくるにつれて、コリがとれ、冷えることもなくなる。
(54・11)
<1981・1 健康と青汁 第293号より>




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