遠藤語録文字 乾燥青汁ピロサンマーク
 精神神経症

 28才の公務員 56年11月に狭心症様の発作。58年6月には自覚症はなかったが十二指腸カイヨウのあとがある、といわれた。58年末からミゾオチに痛みがあり、食欲がなくなり、泥状下痢が3〜4回あり、出勤時がくると便意を催おす(日曜日にはない)ようになった。その頃から、元気がなく、落ちつかず、集中力・活動意欲がなくなった。元来神経質。几帳面な内向的性格で仕事熱心。かなり激務についていた。
 内科では胃腸炎・肝炎と自律神経失調症。神経科では抑うつ状態、といわれている。やや肥満。血圧は124/80。尿に異常なし。肝臓は少しはれている。が検査データには大した所見はない。
    食事
     朝はほとんど食べず、昼は外食。夕食だけ家庭でとっている。肉食にかたむき、野菜が少ない。晩酌2〜3合。勤めに出だして酒量が上り、飲まずにはいられない。タバコ20本。甘いものは食べない。

 カロリー、蛋白質にかたむき、ミネラル・ビタミンの少ない、ひどく偏った食事だ。それにアルコール。出来あい食品も多いようだ。これでは、血のにごりをまねき、体調が香しくないのも、肝炎、自律神経の不安定、また精神的におかしいのも、けだし当然というものではなかろうか。
 何はともあれ、まず酒をやめるかへらし、ナッパ・青汁を中心とする安全完全食によって血のにごりをとりのぞくか、少しでもへらすことだ。しかし、それには少なくとも1日1キロ以上、1.5〜2キロのナッパ(青汁にして4〜5〜6合)が必要だし、同時に、一般食事もできるだけ安全・完全化するようつとめなければならない。中でも問題は酒。晩酌2〜3合ということだが、勤めに出だしてから酒量が上り、飲まずにいられぬということ(ストレス解消のためではあろうが)。食事がすすまぬというのにふとり気味であること。などからすると、実際はかなりの量になっているのではないか、と察せられる。
 さいわい肝臓も、今のところまだ、単なるアルコール肝といった程度のようだが、このまま飲みつづけていると、やがて慢性肝炎、そして肝硬変になること必定だし、悪くすれば癌が出て来ないがものでもない。また血管や心臓(56年の狭心症はおそらく神経性のものだろうが)、脳・神経系その他にも、どんな害を及ぼすかも知れない。まだ大ケガをしていない今こそ、酒との悪縁を断ち切る絶好のチャンスだ。もし直ぐに完全に絶縁(するのが最も望ましいが)できなければ、さしあたり、少しづつ量をへらし、その分だけ(あるいはそれ以上)青汁をのむ。たとえば、酒を1合のむなら、青汁を少なくとも1合。1.5〜2合ならなおよい。そして、しだいに酒をへらし青汁をふやす。このようにして、かなりの中毒状態から解放された人もある。そうしているうちに、肝臓だけでなく、自律神経にたいしても、おそらくまた精神的の面にもよいにちがいない。それにはなみなみならぬ努力と根気が必要であり、決してナマやさしいことではあるまいが、まだ若い、今からからだをダメにしてしまっては、あまりにも勿体ない。一大決心をもって大いにがんばってみようではないか。(59・1)
<(1985・5 遠藤)健康と青汁第345号より>




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