遠藤語録文字 乾燥青汁ピロサンマーク
 細菌性心内膜炎

 先天性の心疾で手術した青年。細菌性心内膜炎をやったことがある。
 こんども熱が出、心臓部に痛みがあり、手足がむくんできた、という。どうやら心内膜炎の再発らしい。いろいろ抗生剤をためしているがスッキリせぬ、とのこと。細菌性心内膜炎は、心臓に故障のあるばあい、そこにバイ菌がついておこるもので、よい薬のなかった昔は不治の病気とされていた。さいきんは有力な抗生剤ができているので、よほど治りよくなっている。しかし、元来、再発しやすいもの。これを防ぐためには抗生剤を常用すればよいわけだが、ながい間には抵抗性ができて、きかなくなることもあれば、抵抗性のあるバイ菌(耐性菌)が感染することもあり、また、いかに有力な薬とてからだの条件によっては効力を発揮することができないこともある。
 いずれにしても、結局は体力・抵抗力(健康力・生命力)がキメテということになる。そこで食べものが問題になるが、この青年、ひとりぐらしで自炊している。そういうばあいありがちなように、肉や魚、しかも便利な出来あい食品ばかり食べ、手数のかかる野菜類は、せいぜいキャベツ少々というところ。青ナッパなど全然食べていない。これでは血のにごり(酸性に傾くことや不完全代謝によるものなど)はさけられず、したがって体力・抵抗力の低下もまぬかれない。だから、これをなおさないかぎり、どんないい薬をつかってみても、とうてい十分の効果はのぞめず、再発も防がれまい。なんとかせめて青汁だけでもしっかりのんでほしいものだ。

<(1982・6 遠藤)健康と青汁第310号より>




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