遠藤語録文字 乾燥青汁ピロサンマーク
老化をふせぐ

 「42才の主婦です。40才より生理がうあがってしまいました。A先生は、40才では早すぎる。ホルモン療法をしないと、どんどん老化し、50才ぐらいには腰はまがり、骨はぼろぼろになり、10年は早死にしますよ。とおどかされ、次の日はホルモン注射と飲み薬をいただきました。一週間すれば反応があるといわれましたが、何らかわりません。
 いぜん、B医師から、ホルモン療法をすると子宮筋腫や子宮癌になりやすいから、してはいけませんよ。といわれたことがあるので、とても心配になり、C医師の診察をうけました。C医師は、ホルモン療法をすると確かに癌になりやすいといわれています。また、老化もします。けれども、そんなに心配なら、無理に治療する必要もないと思います。日々若々しい気持ちですごせばいいですよ、といわれたので、少しはほっとしましたが、気持ちがすっきりせず、暗い日々をすごしておりました。
 ある日、いぜん飲んでいた青汁はどうかしらと思い本を読みました。10年前、産後血圧が上がり困っていた時、主婦の友で青汁が効くと知り、「青汁と健康」の先生のご本を買い、ケールの種子もおくってもらい、乾燥青汁ものんでおりましたが、材料をつくるのが大変で、2年前すっかりやめておりました。
 あるページに、ある年配のご婦人が、さかんに飲んでおられると、とっくに上がっていた生理がまたあらわれびっくりされたとのこと。これしかない!と思うと沈んでいた気持ちが晴れました。1月半ばから、とりあえずイモ(朝・昼)マメを食べ、青汁(乾燥青汁+牛乳)を一日3回飲んでおりますが、胃下垂がひどいので一度にたくさん飲めません。春からは主人にケールをつくってもらい、がんばって飲んでみようと思います。」
(61・1)

 B・C先生のいわれるとおり、ホルモン療法はウカツにやるべきではありません。生理がはやく上がったことはたしかに老化現象の一つですが、あなたのからだになにか無理があったためでしょう。むつかしいことは知りませんが、それも「血のにごり」のせいでしょうから、ともかく血をきれいにすること。そのためには、食べものを正しくすることがだいいちであり、うんとナッパを食べ、青汁を飲むことしかありません。
 ひどい胃下垂があるとのことですから、あなたは多分、細だちでスタミナのない、神経質の方なんでしょう。そこで、元気になろう、もっと太りたいと、肉や魚や卵のおいしいおかずでご飯を食べ、甘いものもよく食べる。市販の出来あい食品をよく利用し、おいしくない上に手数のかかる野菜類は敬遠するといった、カロリー・蛋白質は多いが、ミネラル・ビタミンの不足した食習慣だったのでしょう。
 そのため血がすっかりにごってしまい、血圧が上がったり、ホルモン系の異常もあらわれて生理のおとろえをはやめるといったことになったのだろうと思われます。もしそうだとすれば、その裏返しをやればよい筈。とりすぎているカロリー・蛋白質をへらし、とり足らなかったミネラル・ビタミン源を十分に、いや、むしろ多すぎるくらいとるようにすれば、血はきれいになる筈です。
 その上、便利な出来あいものはさけ、なるべく自然の安全なものにするよう心がければ、いっそう血はきれいになります。
 この食事の中心になるものはナッパ・青汁ですから、ご主人がつくってくださるのでしたら、手数はかかっても、絶対安全で良質のもの。化学肥料も農薬もつかわない、昔ながらの健康農法、いわゆる有機栽培で、ケールをはじめ、季節季節の野菜ことに青ナッパ類をしっかりつくってもらい、もりもり食べ、青汁にもする。そして、少なくとも3〜4合(ケール7〜800グラムから1キロ)くらいは飲んでほしいものです。
 胃下垂があっても数回に分ければ何のことはありません。なお、胃下垂にいちばんよくないのは糖分。
 菓子・ジュースはやめ、味つけの砂糖もなるべく少なくすること。また、便通をよくすることも大切です。便秘すると血がにごります。繊維を十分とるため、ナッパを主とする野・山菜、海藻なども、よくかんで食べてください。これを熱心につづけていれば(調子がよくなっても決してやめてはいけません)、生理もあるいはまたあらわれるかも知れません。たとえそれは望めなくても、一般体調はかならず好くなりますから、適度の運動をし、C先生のいわれるように、いつも若々しい明るい気持ちですごしていれば、A先生のいわれたような老化現象は、おそらく人並、あるいはそれ以上におくれて来るにそういありません。
(61・2)

<健康と青汁第371号より>




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