遠藤語録文字 乾燥青汁ピロサンマーク
 甲状腺癌と青汁

5月3日の電話

 「62才の家内ですが、甲状腺癌で今までに7回手術をうけています。さいきん、また、その近くが腫れができました。病院では、たちのよいものだったが、古くなってたちが悪くなったんだろう、といっています。青汁をのんでいる(毎日4合)せいではないでしょうか。先生の“青汁は効く”の本に、甲状腺腫にはよくない、とあるのが気になっています。」
 「ケールのためではありません。ケールに甲状腺のはたらきをおさえる作用のある成分があるので、甲状腺の機能の衰えている甲状腺種のばあい、その腫れをつよめることがある、とはいわれています。しかし私の経験では、甲状腺機能の低下にたいしても、少しも差支ないばかりか、めざましい効果さえみられています(もっとも甲状腺種のない例でしたが)。
 なお、この甲状腺の腫れは単なる腫れで、癌とは全然関係のないものです。癌のたちについては、甲状腺のでも癌はやはり癌。悪性のものにちがいはありませんが、これまでの経過から、比較的たちのよいもののように思われていたのが、何かのため悪くなったというので、おそらく体力・抵抗力の衰えのためでしょう。要は、病気とからだとの力関係によるものです。
 青汁は、栄養を正しくし、血をきれいにして、栄養のまちがいによる血のにごりのために衰えている体力・抵抗力をもりあげようというものですから、このために癌の悪性度がたかめられるとは考えられません。もっとも、青汁の効果をあげるためには、少なくとも4〜5〜6合(もとのケール1.0〜1.5キロ)以上が必要ですから、飲めさえすればもっと多くされてはいかがですか。もっとも水分の量が多すぎて飲みづらければ粉末の併用もよいでしょう。」

数日後
 くわしい検査で悪性度のたかい細胞が出ているので、コバルトや抗癌剤の治療が必要といわれているが、副作用がおそろしいので、ことわって青汁一本にしたいと思っている、とのことだったので、
 「いずれも副作用の強いものなので、そのため体力・抵抗力がおかされ、却ってよくないこともあります。しかし、青汁をしっかり飲んでいれば、それらの副作用がおさえられますから、ともかく、様子をみながらやってごらんになってはどうですか」と答えておいた。

6月4日
 「青汁は毎日4〜6合のみコバルトをうけていますが、何の副作用もなく、好調をつづけています。」
 「それはおめでとうございます。副作用さえなければ、徹底的にたたいておくべきです。そして、その後、青汁中心の正しい食養生をつづけてゆくことが、今とるべき最善の方法といえましょう。」

6月19日
 「コバルトは20回の1クールを終りました。抗癌剤は1クール10回ですが、いま2回やりました。ところが、白血球がひどくへったためとりやめ、ようやく回復して来たので続行したいとのことですが、私(ご主人)はもうやめたいと思います。どうでしょうか?」
 「そうだと、私も、もう止すべきだと思います。退院して、しっかり青汁をのまれてはどうですか。」
 「本人もそれを望んでいます。度々の手術、大小いろいろでしたが、以前にくらべこんどがずっと体調がよろしい。全く青汁のおかげと思う、といっています。」(60・8)

 ………その後の様子が知りたいものです。

<1989・2 健康と青汁 第390号より>




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