遠藤語録文字 乾燥青汁ピロサンマーク
骨髄炎で困っている

 「主人の病気(肝炎)はイモ・マメ・ナッパ食ですっかりよくなり、よろこんでいます。近くの知り合いの中学2年の女の子が、骨髄炎で手術しましたが、また悪くなり、いろいろな抗生剤をつかっているそうですが、よくならず、困っています。青汁をすすめたいと思いますが……」との電話。

 「骨髄炎というのは、骨のズイにバイキンがはいって膿む病気ですが、手術しても、薬でも治らぬというのは、その娘さんのからだが、バイキンに弱くなっているためですから、根本的にからだ(体質)をなおさなきゃあダメです。そのために青汁は絶対必要ですが、少なくとも1日もとのナッパで1キロ、青汁にして4合以上。そして、他の食べものにも十分気をつけること。いちばん悪いのは甘いもの。娘さんのことですからお菓子やジュースがすぎているんじゃありません?」
 「そうなんです。」
 「それを、まず、やめること。次が白いご飯。これもすぎるとバイキンに弱くなります。それから、肉や魚や卵。ことにハムやソーセージ。あるいは、インスタントものなど出来あいの食品類。これらにかたよると、血がにごり、バイキンに対する抵抗力がよわくなります。」
 「やっぱし、主人と同じようにイモ・マメ・ナッパ食がいいんですナア。」
 「そうです。でないと、少々青汁をのんでも、おっつきません。イモ・マメ・ナッパ食にして、青汁をしっかりのむと、血がきれいになり、からだ中のはたらきがよくなり、抵抗力がもり上ってきますから、薬もききだすし、薬なしにでも治るようになります。戦争中、応召していた時のことですが、終戦前のことで、よい薬もないので、病兵には雑草でつくった青汁をのませていました。その中に、脛骨の結核性骨髄炎で瘻ができ、そこから、絶えず膿がジクジクしみ出ている兵隊がいましたが、この青汁でまもなくよくなり、勤務できるようになりました。結核性のものは、骨髄炎の中でもいちばん治りにくいものなんですが、それでもよくなったわけです。この娘さんのは、どうやら、そういう厄介なものではなく、ふつうの化膿菌によるもので、ただ口養生が悪いために治りにくくなっているのだろうと思われますから、ご主人の経験をよく話されて、徹底した青汁食をするよう、すすめてあげてください。その娘さん、のんだことはあるんでしょうか?」
 「ないようです。」
 「甘いものになれた口にはのみづらい。ことに今は(8月)1年中でいちばんまずい時です。しかし、そんなことはいっていられません。初めは少しから。またのみよくして、だんだんならしてゆくこと。そのうち秋になれば、しだいにのみよくなります。それに、今ではリカバーミルといった、味や臭いのあまり悪くない青汁のできる道具もありますから、ともかく熱心に十分の分量をのむことと、他の食べものにも気をつけることです。そして、も一つ大切なことは、たとえ、それでよくなっても、やめないこと。多少ゆるめてもよいが、もとの食べ方にもどってはならないこと。でないと、折角の努力が無駄になり、またもと通りバイキンに弱いからだになり、再発するかも知れないからです。」(61・8)

<1987・6 健康と青汁 第370号より>




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