遠藤語録文字 乾燥青汁ピロサンマーク
こどもとイモ・マメ・ナッパ食

 いつも青汁新聞をありがとうございます。私は5人家族の主婦です。
 主人、長男(中2)、長女(小5)、次女(小4)の食事にはかなり気をつかっているつもりですが、いつの間にか家族のよろこびそうな、口あたりのよい肉や魚、甘いものに流れてしまいがちです。そんな時青汁新聞が届きますと、ああそうだったと心をひき締めて、食事つくりに励みます。が、いつもいつもイモ・豆・なっぱの食事では、主人は黙って食べても、子供たちは納得しません。それに、成長期の子供たちだからと、つい、肉など沢山あたえてしまいます。私どものような、成長期の子供をもつ家庭の献立(料理法も)など、参考までに、1週間分ほど掲載していただけたら、この上ない幸いに思います。

という手紙がきた。

 ごもっとものことです。いま一般の食べものが贅沢になっているうえに、発育ざかりの子供たちには、もっとカロリーを、もっと蛋白質をと、相も変らず肉や魚や卵・乳製品がすすめられ、マスコミはそうしたおいしい出来あいの食品ばかり、声を大きくして宣伝しつづけています。子供たちが(いや親たちもが)それを鵜呑みにして、そうすれば、かならず丈夫になり、頭もよくなるだろうと思いこみ、というより、そう思いこまされているのも無理からぬことです。
 しかし、本当にそうでしょうか。なるほど子供たちには十分の栄養は必要です。けれども、それは、決してカロリー、蛋白質だけが多ければよいのではありません。白米飯と肉や魚や卵、それをおいしく料理した食事は、カロリーも蛋白質も十分。どころか、多すぎるくらいですが、それが全くエンプティ(からっぽ)カロリー食であることは、毎度述べている通りです。そして、不足しているミネラルやビタミンは、発育ざかりの子供ほど必要であり、その不足したままの食事では、本当に丈夫になり、頭がよくなるわけがありません。しばらくは何ともないかも知れませんが、ながい一生の間には、必ず何かおこります。これを防ぐにはミネラル・ビタミンが十分なければなりませんし、食べものは安全でなければなりません。そこで安全なイモ・マメ・ナッパ食にし、ミネラル・ビタミンを豊富にもったナッパをうんと食べるほかないのです。また、それをつづけても、決して栄養が不足したり栄養失調になる心配は絶対にありません。

 しかし、おっしゃる通り理窟ではわかっていても、おいしいものがいっぱいあり、それになれた舌が承知してくれません。子供はとくにそうです。しかも子供たちは、三度の食事だけではすまず、間食にもうまいものが、ということになりますから、それだけナッパの必要性は、さらに大きいわけです。ところがその肝腎のナッパがひどく嫌がられているのですから、なんとかうまく食べさす献立でもとおかんがえなのでしょうが、それには、鼻をつまんででも飲め、僅かの分量でこと足る青汁の利用がいちばん簡単だと思います。

 で、わが家のやり方を申し上げてみましょう。私は、毎日1キロのナッパを目標にしていますが、その3/4は青汁にして(3合)朝起きぬけに一気に飲み、朝食のイモナ汁(本紙295号56年7月)で、さらに150gを食べます。つまり、朝のうちに900g食べてしまい、あとは昼・夕食にてきぎ入れるという寸法です。これでよいことは、
  1. ナッパの大量がらくに食べられることと、
  2. ナッパに十分の余裕があるから、昼・夕の主食はイモでも、パンでも、たまには米飯にしてもよいし、おかずも、野菜がちではあるが魚や、時には鶏肉も食べられ、肉食に甘いものの少々もやれる、ということです(本紙302号ナッパの貯金参照)
 で、食事がずっと自由になり、それだけ楽しくもあります。お子たちのばあい、朝、青汁(前夜つくり冷蔵しておいて)1合以上(多いほどよい)と、イモナ汁一杯をノルマときめておかれれば、たとえ昼に学校の給食(不完全きわまるものですが)を食べても、まだ、夕食にかなり子たちの好くものを食べさせる余裕がある筈です。こういう風にやれば、別段、むつかしい献立をかんがえなくてもよいと思いますが、いかがなものでしょう。(56・12)

(1983・4:遠藤仁郎)<健康と青汁320号より>




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