遠藤語録文字 乾燥青汁ピロサンマーク
 血小板減少症

 長距離トラックの運転手をやっていたという26才の青年が、ケールの種子がほしいとやって来た。聞くと、血小板減少症で入院していた。原因はわからぬということだったが、青汁をのんでよかったので家でもつづけたい。幸い田舎のこと畑はいくらでもあるので、とのこと。

 「それはよい思いつきだ。そういうわけのわからない病気の原因は、日常生活のあやまり、ことに食べもののあやまりにある、と私はかんがえている。仕事がら外食が多いだろう。忙しいから丼物やメン類ことにラーメンなどが多かろうし、体力の消耗を防ぐためには肉食がちになり、噛むのが面倒な野菜類は敬遠する。酒は飲めないから(非番の時には大いにやることだろうが)、ジュース・コーラといったものになり、夜通しの運転にはコーヒーも欠かせまい(それも砂糖をたっぷり入れて)。という塩梅で、便利でうまい、肉食・糖食にかたむいた出来あい料理になってしまっているだろう。」
 「その通りです。」
 「つまり、もっとも現代的な、カロリー・蛋白質は多いが、それらがうまく代謝されるために必要なミネラル・ビタミンは不足し、しかも加工・保存食品が多いといった、極端な偏食。そのため、血はすっかりにごり(酸性にかたむき、有害なものの出来やすい)、添加物の害も加って、からだ中のあらゆる細胞・組織・臓器をいため、ながい間には、抵抗力の弱いところがやられるわけで、いつ、どこに、どんな病気がおこるかも知れないことになっており、君のばあい、それが血小板をつくる細胞だった。青汁がよかったのは、青汁でそういう食事にもっとも不足しているミネラル・ビタミンを補うことが出来、血のにごりがへり、とれたからだろう。」
 「僕もそう思います。先輩の運転手たちも30代40代でたおれるものが少なくありません。田舎そだちですから、かねて、これではいかんと思っていましたが、青汁をのんで、よけいと強く感じています。健康にはかえられませんから、今までの会社はやめ、百姓をやりながら、近まわりの仕事をやろうと決心しました。」
 「それに気がついたことはなによりだ。この体験は君のながい人生にどれだけプラスになるか知れない。“禍を転じて福となす”とはこのことだ。ケールその他青ナッパをうんと作り大いに飲むことだ。それからもう一つ、つけ加えておきたいことは、やがて結婚するだろうが、ぜひこの点(ナッパ・青汁の大切なこと)をよく理解している女性をえらびなさい。一生の幸せだよ。」(61・10)
 付記 この君は本紙364号(昨年12月)の”血小板が少ない“の本人でした。

<1987・11 健康と青汁 第375号より>




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